| ルイス・ミゲル@バルセロナ・レポート |
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5月12日 待ちに待ったルイミのコンサート初体験の日がやって来ました.嬉しいような,明日にはもう終わっちゃってるんだなぁ,と寂しいような,少し複雑な心境でした. 夜8時半頃家を出て,メトロのエスパーニャの駅で降りると,何組かの女の子達もそこで降り,「この子達もルイミのコンサートかな?」と思わせられました.そして実際,駅を出るとみんなモンジュイックの方に向かっていったのでした.以前のOASISのコンサートも同じ会場だったのですが,久しぶりだし今回は1人だしで,場所迷わないかな,なんて心配は全くいりませんでしたね.とにかく会場まですでに流れができていたので. それにしても,女の子連れ,あるいは1人で来ている女性ばかりでした.カップルもほんの少しはいたものの,日ごろどこに行くにもカップルで行動しているスペインの女の子達からすると意外に思えました.ルイミの曲は男性が聞いても素敵な曲が多いし,歌唱力も抜群なので,男性ファンもいるはずなのですが(実際私の友人のメキシコ人男性はルイミが好きと言っていました),やはり「カッコイイ」「アイドル」といったイメージも強いため,男性は来にくいのかもしれません.それに,歌詞の内容はせつないラブソングばかりで,あんなにかっこいいルイミにそんな歌を歌われて彼女が夢中になるのを見るのは抵抗あるのかも.(苦笑) 会場はモンジュイックにあるサン・ジョルディ・スポーツ館というところです.日本人建築家による設計だそうで,丸みを帯びた平たい建物は,見ると心が和みます.ちなみにバルセロナで大物ミュージシャンがコンサートをするときはだいたいここになります.もうすぐのローリング・ストーンズやエリック・クラプトンのコンサートもここで行われます.ちなみによその町ではどんな所が使われるかというと,マドリッドなどはやはり大きなホールがあるのでいいのですが,今回のルイミを例に取ると,マラガやムルシアでは闘牛場でやっています.日本でも,たとえば横浜スタジアムなどでコンサートをやるのと同じ感覚かもしれませんが.でも闘牛場.う〜ん,スペインっぽいですね.(笑) さて,会場付近にはすでに人がたくさんいたのですが,やはりダフ屋のおじさんもいれば,不法なTシャツ,ポスターを販売している兄ちゃん,おばさんもいます.でも日本ほどでは無かったですね.店を構えるでもなく,手でポスターを持って,両手で広げて見せている程度.Tシャツも同じく.たまに立ち止まって見ている,買っている人もいました.
中に入ると,会場はアリーナ,1階,2階,3階席とあり,すでにほとんど埋まっていました.私は出遅れて2階席しか買えなかったのですが,かなりステージに近く,思ったよりいい席でした.実際,ルイミの顔もはっきり見えましたし(目がいいんです).それにしてもほとんど女性で埋め尽くされているのはすごいなぁと思いました.
ステージのセットはシンプル,広さもそんなに広く取っていない気がしました.といっても私は毎回,誰のコンサートでもそう感じてしまうのは,中学生のとき武道館で見たクイーンのステージがあまりに強烈に印象に残っているからかもしれません.(笑)
1曲目は,"Nada es igual" というアルバムから,"Si Te Vas" というダンサブルな曲.私はルイミのコンサートはビデオでも見た事がなく,今回が全くの始めてだったのですが,何故か1曲目はこれだろうと思っていたのですよ.伊達にライブやコンサート通いの回数重ねてきてないよね,と,当たってちょっと嬉しかったりして.(笑) そして挨拶."Buenas noches, Barcelona!" そっかー,歌以外の声って初めて聞いたんで,今まで考えたことなかったんだけど,西語圏だから当然しゃべりも西語なんだよねー.当たり前なんだけど意外な発見.だって日本だと,外タレが来ると英語でしょう.あとは片言の日本語で「トウキョウノミナサン,コンニチワ!」くらい.それを思うと,遠い国同士なのに,メキシコのルイミもバルセロナの女の子たちも同じ母国語を共有してコミュニケーションしているんだぁというのが,突然とても不思議に,また羨ましく思えたのでした.
そして,古いナンバーでは "Un Hombre Busca a una Mujer"(アルバム "BUSCA UNA MUJER"(日本未発売)入り,日本では「センチメンタル」に収録)や "Cuestion de Piel"(アルバム"20 AN~OS"入り,日本では収録アルバム無し)などのメドレーをしてくれて,ポップでキャッチーな展開に.
私も含め,観客はほとんど歌詞を知っているので,みんな一緒になって歌っていました.そして,最新アルバムの "Romances"(名曲カバー集)からの "Besame Mucho" あたりになると,やっとみんなぞろぞろと立ちあがり,一緒に踊り始めたのでした.乗りが悪かったのかなぁ.彼女たちが何故ずっと座っていたのか不思議です.
ステージはシンプルな割には,花火がどーっとふいたり,天井から風船がいっぱいふってきたりと,それなりに楽しく演出していました.私としては,別にルイミが歌っててくれればそれだけで充分という気もしたのですが. ちなみに格好はダークスーツ系で登場.最初は黒いシャツに白いネクタイでしたが,途中でネクタイははずし,しばらくして中を白いシャツに着替えて再登場.2度目のお色直し(?)は,上着は無しで黒いシャツだけで登場.そしてアンコール時はオレンジかサーモンピンクっぽいシャツでした.
発見といえば,「アンコール」.スペインでは "Otra!"(もう1回)というのですね.日本で「アンコール!アンコール!」と叫ぶのと同じように,みんな "Otra! Otra!" と叫んでいました. 12時前に終わり,2時間弱というのは少しモノ足りない気もしたのですが(やっぱり2時間半ほしかったです),でもとても満足して会場を後にしました.外には再び,違法Tシャツやポスターを広げて持っているお兄ちゃんたちがいました.館内では正規のTシャツなどを売っていたのですが,不思議とパンフレットは見なかった気がします.それともすでに売り切れていたのかなぁ.でも,周りにも,パンフレットらしきものを開いているような人は一人もいなかったので,おそらくなかったのでしょう.不思議です.日本の外タレコンサートでは,日本公演用のパンフレット以外にも海外ツアーのパンフレットさえ置いてあったりするのに.もしかしたら,バルセロナに着く前の他の地域で売れすぎて在庫がなくなってしまったとか.しくしく. 不思議といえば,今回は,前回のOASISのコンサートで,スペインのコンサート会場は禁煙ではないということを痛いほど学んだので(注1),マスクではさすがに浮くだろうと,タオル地のハンカチと普通のハンカチ2枚ダブルにして用意し,覚悟を決めて会場にのぞんだのですが,なんか拍子抜けするほど喫煙者が少なかったです.今回のコンサート中の喫煙者はおそらく5%にも満たなかったです.スペインでいちばん喫煙人口の多そうな若い女性ばかりなのに何故?もしかしたら,ルイミの喉に悪いからなんて気を遣っているの?とも思ったのですが(喫煙天国のスペインでそこまで気が回るとは思えなかったのですが),理由は明白でした.みんなタバコどころじゃないんです.みんな熱中して,コンサート中ずっと「キャーッ!」と歓声を上げたり,一緒に歌ったりしてましたから.歌いながらタバコをすうなんて余裕なかったんですね.(笑) おかげで心から楽しむことができました.
それにしても.本当に好きなミュージシャンのコンサートというのは久しぶりだったので,とても楽しかったです.日本でもこのところ,好きなミュージシャンがコンサートすることってなかったので(解散してしまったり亡くなってしまったり).お芝居はけっこう楽しんでいたのですが.これだけでも,バルセロナに来たかいがあったなぁという感じです. |
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