フィゲラス

フィゲラスはバルセロナからRENFE(国鉄)で北に約2時間,フランス国境も近いジロナ県の,ダリ美術館があることで有名な,小さな町です.

  1.はじめに

  2.ダリ美術館

  3.レストラン

  4.お菓子

  5.その他



1.はじめに 上に戻る

フィゲラスはダリ美術館があることで有名な町です.というより,観光客はダリ美術館を訪れるためだけに,わざわざバルセロナから2時間もかかるフィゲラスに来るようなものです.
他には確かにこれといった見所は無いのですが,どうせ行くのなら,美術館周りに密集するダリグッズのショップ巡りや,バルセロナとはだいぶ違う雰囲気の,こじんまりした町中の細い路地を適当に散策したりするのも楽しいと思います.

短期旅行の際のバルセロナからのおすすめルートとしては,朝 カダケス までバスで直行し,昼間はカダケスでダリの家などを散策し,夕方バスでフィゲラスに行きここで一泊,そして翌日ダリ美術館などを見て RENFE(国鉄)でバルセロナに帰るというパターンでしょうか.バスもありますが,RENFEの方が便数も多く,遅くまで(といってもバルセロナ行きは現在9時が最終)あるので便利です.
時間がもっとあれば,カダケスにも数泊して海をぼーっと見ているというのもおすすめなのですが.



2.ダリ美術館 上に戻る

どんなガイドブックでも紹介されているので,写真・説明はそちらを見て下さい.ここでは,ダリ美術館を中心にまわっている(笑)フィゲラスの町の様子について.

バス,RENFE ともの駅から少し離れているようなので,地図も無く美術館まで着くかなぁ,なんて少し心配だったのですが,そんな必要ありませんでした.駅を降りてから点々と,ダリ美術館まで矢印の標識が立っているので,それに従っていけば,町の中心,そしてダリ美術館まで自然にたどり着きます.

町の規模は小さいですが,ダリ美術館の周りはダリグッズを売る小さなお土産屋さんでいっぱい.ポストカード,ポスター,カレンダー,画集,Tシャツ,キーホルダー,時計,香水 etc... 町の一大産業といったところです.なにしろ,観光案内所でもらった町の地図も,FIGUERESのUの文字がダリ状に歪んでいますから.(笑)
まあ,お土産屋さんとはいえ,扱っているのがダリのカードだったりするわけですから,中を眺めているだけで,ちょっとしたギャラリーを見ているような気になります.美術館を出たあといろいろなお店を覗けば,たっぷり1〜2時間は余韻に浸りながら過ごせるでしょう.

フランスが近いためフランス人観光客がよく来るためか,お土産屋さんなどでは仏語もまあまあ通じるようです.私がはじめて行った日はフランスも祭日だったため,通りを歩いていても仏語ばかり聞こえてきて,けっこうイヤでした.泊まったオスタルの階段ですれ違って挨拶してもフランス人は返事してくれないし.(苦笑)

ダリ美術館の外観は,赤い壁に水玉模様のポップな建物なのですが,この水玉模様,近くでよく見ると,パンのレプリカなのですね.よく,これを全面に張り付けたもんだと感心してしまいました.このパンをモチーフにしたキーホルダーなどのお土産もけっこうありました.

中は思ったより奥が深く,そんなに広くは無いな,と思ったわりには,これで終わりかと思うとまだ別コーナーがあったりして,なかなか終わりませんでした.劇場を勝手に自分の美術館に改築してしまったとのことですが,これだけ好きに自分ですべてデザインしたのは,本当に楽しんでやってたんだろうなぁ,気持ちよかっただろうなぁ,と思わされずにはいられませんでした.いいなぁ!

夏場は夜間特別公開もやってるみたいで,それも照明効果などが加わってまた違う趣きがあるんだろうな,と思います.



3.レストラン 上に戻る

ダリ美術館の周りは観光客向けという感じで,どこもいまいちな雰囲気,心引かれなかったので,少し降りて細い路地を入っていったところ,初回訪れたときに,とてもいいレストランを発見し,それ以来,いつもここ,ここで食事するためにフィゲラスまで来てもいいかな,という感じになりました.

お店の名前は La Paellaといって,フィゲラスでパエリヤってのもなぁ,それに英語や仏語のメニューもあるのが,なんか観光客向けで怪しげ,と思ったのですが,手書きらしい看板メニューの絵がいい味出していたのと,メニューの中身が,パエリヤ,ガスパチョのような他地方のものもあるものの,カタラン風ほうれん草や,うさぎとカタツムリなど,カタラン料理もおさえていたので,とりあえず騙されてもいいやと入ったのですが,これが大正解.

メニューはすべて定食で,2皿選んで 1000pts(夜でも)といったところで,かなり安いのですが,味はどれもとても美味しく,こういう店はバルセロナには無いなぁ,とうらやましくなりました.
さすが,お店の名前にしているだけあって,パエリヤは美味しいです.バルセロナのどのお店で食べたものよりもジューシーで,しょっぱくもなく,しかもボリュームたっぷり.2人前はありそう.夏に行ったときはガスパチョも美味しかったです.カタラン風ほうれん草は,いわゆるカタラン風(レーズンと松の実と一緒に炒めるもの)ではなかったですが,まあそれはそれとして,さらにムール貝が美味しいうえ,一皿目なのにどーっさり出て来て,「これで一人前の一皿目?」と思わずカラダが引いてしまうものでした.美味しかったんですけどね.

次回行くことがあれば,日本語のメニューでも作ってあげようか,とも思ってしまったくらいで,この味,ボリュームでこの値段はなんだか申し訳ない気持ちです.それに,ここのおじさんが,一人でお料理して注文聞いて運んで,と全部こなしているのですが,たっぷりと太った外見とは裏腹に,実にきびきび動いていて,見ていて気持ちいいんですよ.

場所は,ダリ美術館からだと,まず Placa Ajuntament の方に降りて,そこから Carrer Peralada を少し進み,左手に延びる Corriol Bruixes または Carrer Tins というかなり細い小道(2本並行してます)を奥に入っていくと,突き当たり広場の手前にあります.両方の小道に面して入り口が開いてるので,どちらから行っても大丈夫です.小道の入り口に「上海飯店」とかいう中華料理屋の案内が出ているので,それを目印に入っていってもいいでしょう.

とにかくおすすめなので,ぜひフィゲラスを訪れたら,ここで食事してみて下さい.
(だから昼間はカダケスで,夕方フィゲラスに移動,一泊コースをおすすめしていたりもします)



4.お菓子 上に戻る

flaona 左はフィゲラスの伝統菓子,Flaona(複数形だとFlaones)という,中にカスタードクリーム(クレマカタラナだと主張する人もいますが)を包んだパイ菓子です.
真ん中のもっこり具合がすごいですが,そこいっぱいにクリームが詰まっているというわけではなく,けっこう空洞部もありますのでご安心を(それでもかなりのクリーム量ですが).
味は,カスタードと,練りパイ系の生地の味,それにちょっと外側に砂糖がまぶしてある.そのまま,想像できると思います.来るたびに買って帰りたいとは思いませんが,まあその土地の銘菓ということで.(笑)

ただ,伝統菓子のわりには,どこのケーキ屋さんにでもあるというわけでは無いようです.私が買ったのは,ランブラから Portella 通りを上って Placa Ajuntament という広場の入り口付近にあるお菓子屋さん(名前失念)と,ランブラ沿い北側,かなり東(駅側)の方にある La Botiga Del Pa(住:Rambla 3)というパン屋さんのものですが,断然,後者のパン屋さんの方がおすすめです.ここのパンはとても美味しく,Flaonaも,生地が非常に味わい深いです.

銘菓と別に,フィゲラスで見つけた美味しいケーキ屋さんは Palau(住:Vilafant 19)という店です.ここはムース系が美味しそうだったのですが(ここら辺に関しては目に狂いは無い方なので),残念ながらすでにお腹に入らない状態だったので,日持ちのするカルキニョーリスと,松の実入りミニメレンゲを持ち帰ってきました.
家に帰ってから食べてみた,カルキニョーリスが,美味しい〜!! しっかりとした歯ごたえに加え,生地の粗さ,アニスのきかせ具合とも,絶妙です.バルセロナの Guell(住:Pl.de les Olles 7, Pl.de Plau の近く)のカルキニョーリスも美味しいと評判なのですが,そこより断然上をいきます!
100gというと,小さいかわいい紙袋に詰めてくれるので,それを持ってバスや電車に乗ると,ちょうどいいおやつになりますね.
次回はぜひ,ムースを試しに行こうと思います.



5.その他 上に戻る

この町には,他に,おもちゃ博物館というのがあるので,ダリ美術館に行ったときとは日をあらためて,わざわざもう一度フィゲラスまで行ってみたのですが,なんと改装中で閉まっていました.この冬くらいに再オープンという話ですが,どうなんだか.(苦笑)
内容は,いろいろな時代のおもちゃの展示などのようで,日本でもたまににある「ぶりきのおもちゃ博物館」的なものかと思っています.
以前の情報を掲載しますので,今後フィゲラスを訪れる方で,もう再オープンしていて,時間があれば,立ち寄ってみて下さい.

 おもちゃ博物館(Museu de Joguets)
 住所 Rambla,10 開館 月〜土 10:00-12:30, 16:00-19:30 日・祝 11:00-13:30



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