ラテンポップス 最終更新日:1998.7.10
私がフラメンコなどは疎いため,主にポップス系のミュージシャンを少しずつ紹介していきます.

スペイン国内

♪メカノ (MECANO)
日本でも一部スペインフリークの方々の間で圧倒的人気ですね.スペインでも1300万枚のレコード売上げを記録し,80年代に一世を風靡したバンドです.ボーカルのアナの発音がとてもキレイで耳に優しくスペイン語っぽくありません.(笑) BMGビクターから出ている,邦題「スペインの玩具箱」(原題 "descanso dominical") というアルバムは私のFavoriteの1枚です.アナの声が繊細に,耳に心地よく響きます.軽やかで湿ってないけれどメロディアスな音楽です.スペイン音楽というとフラメンコを想像してしまう人は目から鱗ですね.
ところで彼らは92年に解散し,それぞれ充電したりソロ活動をしたりしていたのですが,つい最近復活しました!スペインでは今年3月下旬に "Ana, Jose, Nacho" というタイトル(メンバー3人の名前を並べています)の2枚組みアルバムで復活しました.でも2枚組み30曲のうち,新曲7曲,ニューバージョン1曲,残り22曲は旧譜のヒット曲の再録で,どうやらベスト盤ということのようです.雑誌記事によると,新曲はもっとできているけれど,アルバムのバランスを考えて出し控えたとか.ベストじゃなくて完全ニューアルバムで復活してほしかったなぁ!

♪プレスントス・インプリカドス (PRESUNTOS IMPLICADOS)
オシャレでライトな,フレンチポップスのような雰囲気です.スペインのグループなんですが,それっぽくないです.(笑) これも女性ボーカルです.日本で出てるかわからないんですが,94年に出た "el pan y la sal" というアルバムが好きです.中の歌詞カードのデザインも雰囲気にあっててオシャレ.押し付けがましい所が全く無く,疲れているときにもすーっと清涼飲料のように心に入ってきます.

♪ミケル・エルソグ (MIKEL HERZOG) ★7.10訂正★
スペインのバスク地方出身の人で(名前がバスク語でしょ),ユーロビジョンという,全ヨーロッパ諸国から各国1人ずつ出場する歌謡大賞みたいな番組で,今年のスペイン代表でした.でもあまりカッコヨクはなくて,昔,家庭教師に来てた近所の大学生のお兄ちゃんがそのままオトナになった,みたいな感じです.(ジャケットの写真見るとわかりますよ)
E.M.HORUS.S.A. という,なんだかドメスティックっぽそうな販社からから販売されている,"Que voy a hacer sin ti" というアルバムがいいんです.独特の,こぶしのきいた歌い上げ系バラードが中心です.バラードそのものの美しさというよりは,この人の演歌にも似た(?)こぶしのまわし方が妙にツボにはまってクセになりそうです(別に演歌を好んで聴いたことは無いのですが).
これがデビューアルバムかと思ったら,過去には "La Magia del Amor" というアルバムもそこそこヒットしているみたいで,デビューは92年のようでした.今回のアルバムトータルの仕上がりが,ちょっと無理しているように感じたのは,ちょっと冒険したからかな.(笑) "La Magia del Amor" も探して聴いてみたいな,と思っています.
ちなみにレコード製作会社も TELE 5 という,スペインの民営TV放送局の系列会社のようで,小さい会社だからか,EMIやSONYなんかから出ているCDよりはちょっと高いです.コルテで3000ptsきったから買ったんですが.(笑) よそはどこも3000pts以上しますね.ディストリビューションの会社が小さそうなんで,日本では販売されないかなぁ...

♪マノロ・ガルシア (MANOLO GARCIA) ★New★
EL ULTIMO DE LA FILA の片割れ,Manolo Garcia が,BMGから"arena en los bolsillos(ポケットの中の砂という意味) というアルバムでソロ復活しました.極彩色のジャケットが素敵です.復活したとたんに,それまでずっと1位だったメカノを抜いてトップに躍り出るところは,さすが大物の貫禄です.若い子だけでなく年輩の人もよく買っていってるようです.カタラン人だからかな?
タイトルのイミするところは,この充電期間中ずっと,彼はちょっとぼんやり状態だったそうで,音楽も気になりつつも遠ざかり,1年ちょっと絵を描くのに専念したりして,そのあといろいろ拾い集めに行き,ポケットの中の砂(抽象的な意味での)を少しずつ蓄積し,このアルバムで一気にそれを解き放った,そんなことだそうです.(なんかわかりにくい訳になっちゃってごめんなさい)
音楽的にはULTIMOと似た雰囲気のようで,インタビューでの本人のコメントによると,「僕たちはすべてをULTIMOにそそいできたのだから,僕の大部分がULTIMOに入っていたんだ.新アルバムでも同じことさ,僕のスタイルなんだ.だからULTIMOと似たようなニュアンスもあれば新しい要素もあるよ」とのことです.実際聴いてみると,ULTIMOのニュアンスも感じられるものの,かなり骨太のしっかりしたロックという曲が多く,手の抜き所のないアルバムに仕上がっています.かなり「買い」です.
ちなみにULTIMO復活については「僕たちが一緒にやってきたことは大きかった.ULTIMOを多いに楽しんだから終わらせたんだ.だから今復活する気は全く無いね.」という感じのコメントでした.

♪アレハンドロ・サンス (ALEJANDRO SANZ)
つい最近日本でも WEA JAPAN から発売された,邦題「華麗なる世界」(原題 "Ma's") というアルバムが売れ続けています.スペインで21週連続1位だったとか.美しいメロディラインで聴かせるタイプの曲調です.声質はソフトで,個人的には,同じ聴かせる系なら,ルイス・ミゲルの伸びのある声の方が好きです.でもソフトな声に甘いマスクで女性ファンはかなり多いようです.

イスパノアメリカ

♪ルイス・ミゲル (LUIS MIGUEL) ●コンサートレポートはこちら
プエルトリコ生まれメキシコ人(でも父親はスペイン人歌手,母親はイタリア人女優).アルバムは1700万枚以上売上げ,グラミー賞も3回以上は受賞していたと思います.バラード系で聴かせます.非常に伸びのある透明感のある声で歌い上げます.うっとりしてしまいます.夜,灯かりを落として,ソファでくつろいで,バーボンサワーかなんか片手に聴きたいですねー.こーゆーシチュエーションにはコイビトがいた方がいいなと認めます.(笑) NHK教育テレビのスペイン語講座でも一時,どちらかの曜日で彼の曲をテーマに使っていたので聴いたことある人もいるかもしれません.
彼のアルバムはなんでも好きなんですが,いちばん気に入っているのは WEA JAPAN から発売されている「セグンド・ロマンセ」("Segundo Romance")「センチメンタル」("Sentimental"),それに,日本盤が出ているかわかりませんが "Nada es igual"というアルバムです.
「センチメンタル」は,スペインでは見ません.もしかしたら日本や英語圏のみかもしれませんが,彼の日本未発売の"SOY COMO QUIERO SER"(1987),"BUSCA UNA MUJER"(1988)と"20AN~OS"(1990)からのベストアルバムになっています(ほとんど後の2枚からですが).最近こっちで後2枚を買って気づきました.(笑) 年代からもわかるよう,まだ10代の頃のルイミで,声も少し違うし,けっこうポップな曲が多いです."Un Hombre Busca a una Mujer""Pupilas De Gato""Esa Nin~a"(以上全てアルバム"BUSCA UNA MUJER"からの再録)なんて,山下達郎か大瀧詠一かな,なんて思わせるウェストコーストなサウンドで,これはこれで爽やかでいいです.後のルイミの成長を思わせるものもあるし.個人的には,このベストアルバムより,元のアルバムそれぞれの方が構成など好きなのですが,なんといっても日本未発売盤のベストですし18曲も入ってますから.ちなみに日本語の解説によると,このアルバムに入ってる2曲は日本のプロレスでよく使われているとか.ルイミとプロレス〜!?!?な私ですが,そうなんだそうです.(笑)
「セグンド・ロマンセ」"Nada es igual"はどちらも成長したルイミで,たっぷり聴かせてくれます."Nada es igual"は,歌詞カードも素敵です.うーん,やられた(レコード会社に)って感じ.(笑) 各ページにルイミの写真が入っているんですが,それがとても上手いんですよ.ミュージシャンでこんなに「カッコイイ!」とか「カワイイ!」と思ったのは高校生以来かなぁ,懐かしい感覚です.10代の頃の彼の写真は,さすがに「かわいい男の子」としか思えなかったのですが,最近は,う〜ん,かっこよくなったなぁと.歌詞カードを見る度に目に入って来るルイミの写真を見て,1ページつき3回くらい「カッコイイ〜!」と叫んでしまう私です.(笑) 曲はもちろん全曲おすすめ.
luismiguel.orgなんてものがあるようです.英語ページもあります.弾き語り用にか曲のコード表まであったり(?),なかなかファンにはうれしいサイトです.La Casa de Luis MiguelというサイトもMLがあったりグリーティングカードが送れたりと,盛りだくさんで嬉しい.(喜)
追加:Luis Miguel STRIKE!という,日本語のルイミ専門サイトの方からメールいただきました.中身の充実度はもちろんですが,カバーがとにかくすっごーいです.愛情ひしひし伝わってきます.コピーライトはやばそうだけど.(笑)

♪セレナ (SELENA)
95年3月,元ファンの銃弾に倒れた,永遠の庶民派トップ・シンガーです.もともと米国の工業地域育ちで,幼い頃から家族バンドの歌姫をしてきました.マーケットは最初からラテンアメリカ全域を目指していたようで,最初から EMI Latin と契約していますが,はじめの頃はスペイン語があまりわからず,インタビューで苦労したようです.追憶アルバム"dreaming of you"は英語の曲,スペイン語の曲,ちゃんぽんの曲と入っていますが,古い曲から生前未発表曲まで,いろいろなタイプの曲が入っています.タイトル曲の"dreaming of you"は英語ですが,歌詞がとても好きで,聴いていると,セレナのはかない最期を思って涙してしまうことが多いです.スペイン語曲の"amor prohibido"は明るく軽快で,聴いている方もうれしくなります.
ちなみにこのアルバムは,私は米国からの輸入盤を日本で買いましたが,その後,日本盤も発売されたように記憶しています.
言ってもしょうがないのですが,やっぱり,まだまだ歌声が聴きたかったです...

♪リッキー・マルティン (RICKY MARTIN)
プエルトリコ出身.これぞラテン〜!という感じのアップテンポな曲調です."LA COPA DE LA VIDA" (英語 "THE CUP OF LIFE") という曲が98年フランスワールドカップのオフィシャルソングらしいです.聴いたことありますか?ラテンでしょう.他,"MARIA" という曲がSUZUKIのラテン系スクーター VERDE のCMに使われているそうです.
アイドル系の顔立ちなんですが,笑顔が似合いません.(笑) 憂いを含んだ,苦悩に満ちた顔の方が様になるようです.曲はむちゃアップテンポなんですけどね〜.でもファンの方々には,あのひきつったような笑顔もキュートにうつるのでしょうね.
RICKY MARTIN INTERNATIONAL FAN CLUB なんてものもあるようです.実際の所在地はプエルトリコのようです.またファンクラブとは別に,www.rickymartin.com,ワールドカップの曲入り新アルバム "VUELVE" の宣伝用に www.rickymartinvuelve.com なんてもんまで用意されています.すごいですね.




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