3.コチニーヨ(仔豚の丸焼き) ▲上に戻る
上述のごとく,コチニーヨを食べるためにセゴビア観光を持ち出した私ですから,もちろんはりきって,セゴビアでいちばん由緒あり美味しいコチニーヨを食べられると言われているお店,メソン・デ・カンディド(Tel:921.42.81.03)に予約を入れました.
この店は1860年開業で,15世紀の家をそのままレストランに改装したとあって,料理だけでなく,店内の壁いっぱいに描かれている絵や置物など,雰囲気もとてもいい感じです.また,ローマ水道橋のすぐ横に位置しているので,窓から水道橋を見ることもできます.今回は残念ながら水道橋が工事中で一部覆いがかけられておりましたが(多分この国のことですから当分続くでしょう).
それでも,とにかくいつも満員になるので,特に週末は予約無しでは食事は不可能と思われます.絶対この店で,と思ったら予約を入れましょう.
コチニーヨ,といえば,大人4人で来ているのだし,当然1匹丸ごと出てくると思ったのですが,出てきたのは4分の1匹,足1本でした.他にもニンニクスープやミネストローネ(スープではなくグリーンピースやジャガイモなどの野菜のニンニク煮込みで,とても美味しかったです)など頼んでいたので,量的に無理と店の人が判断してくれたのか,あるいは1匹はちゃんと言わなければ出てこないのかわかりませんが,結果的にはそれでよかったです.4分の1匹でもけっこう多かったくらいですから.
でも,さすがにお乳しか飲んでいない生後数週間の仔豚だけあって,お肉は本当にやわらかくほぐれる感じで,豚肉に対する今までのイメージが覆されました.味も癖が無くあっさりしていてとても美味しかったです.
でも,ここの仔豚はやわらかいので,ナイフではなくお皿を使って身を切り分けるというパフォーマンスが有名だそうで,それをぜひ見たかったので,どこかのテーブルで1匹注文していないかな,と見ていたら,近くの2人連れのカップル(そんな太ってない)が1匹注文していました.(驚き)
そこでじっと見ていると,店のカマレロは,お皿ではなく,スプーンを使ってずぶずぶと仔豚を2つにわけ,2人の皿にそれぞれ取り分けたのでした.
お皿じゃなかったのは残念でしたが,スプーンでも,じゅうぶんやわらかいことはパフォーマンスできますけどね.でも,あの量を2人で食べるとは...
デザートメニューに postre sorpreso(びっくりデザートという意味)とかいう名前のモノがあり,これ何?とお店の人に聞くと「postre sorpreso だよ」としか教えてもらえず,1つ頼んでみたところ,うん,ちょっとだけびっくりでした.(笑) 店の意思を尊重して明かしませんので,もし興味があれば,ご自分で頼んでみて下さい.
またこの店は接待にも使われているようで,隣のテーブルのビジネスマン風2人連れは,どうも片方が地元(せいぜいマドリッド)のスペイン人で,お客さんの外人に英語でここの料理や文化などをいろいろ紹介しているなぁ,と思っていたのですが(彼の英語が明らかにスペイン人のものだったので)ふと,話がビジネスの話題に及ぶと,なんと,私が前勤めていた会社の,今回のマドリッドでのビジネスショーに来たお客さんとでした(元同僚もそのために出張で来ていました).
スペインも日本のようにけっこう食事などの接待もするようですが,マドリッドからだと,外国からの大事なお客さんはやはり観光も兼ねてここら辺まで連れて来るんだな,とふーん,と思ったのでした.