内野手を考える


ショートストップ守備番付。(6月20日)

いつまで経っても固定できないショートストップですが、今回はショートも含め、内野手という観点で考えてみたいと思います。
独断と偏見で項目は5つ。併殺能力は身のこなし、肩、ランナーの走路の予測能力、目の配り方など多岐に渡る守備能力を反映していると思います。メンタルは追い込まれた状況でどれだけ平常心で守備が出来るか?という指標です。5点満点で評価しています。
本当はポジショニング、ダッシュ、ショートバウンドへの対応、中継プレイ、サインプレイなどなど色々な指標がありますが、とりあえずはこれで。

フィルディング

守備範囲

スローイング

併殺能力

メンタル

合計
藤本

3

4

2

2

1

12
沖原

4

3

4

3

3

17
田中

3

4

2

3

2

14
関本

3

2

4

3

3

15
斉藤

4

4

3

4

3

18
今岡

4

1

5

3

4

17
上坂

3

4

3

2

4

16

かなり辛目につけてみましたが、皆様いかがお考えでしょうか。
ちなみにヤクルト宮本だと55454の合計23点でしょうか。やはり、他球団のショートと守備だけを比較してもかなり差があります。守備は努力という説もありますが、私はある程度の下地があったのものだと見ます。まぁ下地の無い人は内野に見切りをつけて外野にいきますが、やはりプロ入りの時点で抜群の守備能力を有している二岡みたいなんを獲らないと阪神の内野は進歩せんのかなぁとも思います。またショートに何を求めるか?というチーム編成上の都合もあります。バランス型ショートというのは得てして中途半端なもので、この合計数が20点にも満たない人でしょう。

さて、ひとりひとりについて見ていきましょう。
まずは藤本。新人の頃から大事な場面でエラーするという悪癖は今年も健在。「やるんじゃないか?」といういや〜な雰囲気を感じさせてくれる内野手です。守備範囲も広いし、決してフィルディングも下手な方じゃないかと思うのですが、ビビリ屋っていうかすぐテンパルんですな。ギリギリの併殺のシーンでランナーが突っ込んでくると、もうダメ。元木にそれで潰されました。メンタルコーチを導入するという星野発言がありましたが、一番目の患者がこの藤本ですな。

沖原は現在ファーム。丁寧なプレイヤーなんだろうかと思ったら、意外と粗雑。肩は強いのですが、捕球のリズムが悪いときも立て直さずそのまま投げて悪送球という場面が何度もありました。とはいえ、三遊間の打球を殺せるのは、阪神では沖原くらいのもんでしょう。打撃も含めて奮起を期待したいです。

田中秀太は肩の弱さが目立ちますが、守備範囲は阪神の中で一番ではないでしょうか。時々、ポカミスをやらかすのが玉に瑕で、それがゆえに「アホみたいや」と首脳陣の怒りを買うこともしばしば。とはいえ、牽制プレイ、バックアップの動きを手を抜かずにやるのもいいし、身体に強さが出来てきて、踏ん張りが効くようになれば、もっと球際に強くなるのになぁといかにも勿体ない選手です。

関本はまずいいのが。阪神の内野では今岡の次ではないでしょうか。横の動きは足を度々故障した影響か、緩慢さを感じさせます。中継プレイでの身体の切れがあまりに悪く、しかも半身という基本をしていない。将来的にはサードという話もありますが、前のダッシュ、瞬発力という面では、物足りないですね。

斉藤はオリックスからの移籍組。初見して思ったのは、内野手としての動作の速さがずば抜けているところ。取ってから投げるまでが抜群に速い。くわえて身のこなしが美しい。阪神で一番併殺を取れるショートでしょう。阪神の内野はピンポイントで打球を居っていく傾向がありますが、斉藤はなのでプレイの安定性を感じさせます。欠点は地肩の無さでしょうか。三遊間の深いところを取って間一髪でアウトにする!というショートの一番の見せ場を作るには不足してます。

今岡はまだ若いのに年々守備範囲が狭くなってきてます。前は二遊間には届かないなぁと思ってたんですが、最近は一二塁間を抜けていく打球も目立ちます。その辺りは讀賣・仁志と比べてみると歴然としてます。ただ肩は相変わらず素晴らしい。弱肩揃いの外野陣をサポートする強肩ぶりはまさに現代のセカンド。取ってから速いのもPL、東都で鍛えられただけはあります。

上坂は外野との併用にしてはソツ無くやってると思います。残念ながら今年は今岡の調子がいいので、その内野守備を見る機会がありませんが、守備範囲はアレって思うほど広い。特に一二塁間はなかなか抜けない。ダッシュ力が違うのでしょうな。肩は強肩なんですが、内野手としてのスローイングとしてはまだまだです。スナップスロー、トス、取ってからスローイングに移るまでの速さ・身のこなしには問題があります。それこそが、身体能力的には問題が無いのに、ショートは無理だ!と星野監督に言われる所以でしょう。スローイングに余裕のあるセカンドでは使えるが、余裕のないショートでは使えないということです。

以上、独断と偏見で語ってみましたが、阪神の二遊間は他球団と比べてそんなに良くないです。むしろセリーグでは失策王東出がいる広島よりわずかに上の5位といったところ。仁志二岡の讀賣、宮本城石のヤクルト、井端荒木の中日には大きく及びません。
そういう意味では補強が必要な部門だとは思います。守備ではアマチュアNo.1ショートと評判だった的場も膝の怪我でこれから内野を守れるのか?という状態なのも痛い。



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