
Pouch RZ85/3 プーホーRZ85/3
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Puoch RZ85/3 Saiko Mar. 2004 |
最近気になるドイツ製のファルトボートのなかでも、セーリングに関しては特化していると思われるプーホーの代表的艇種RZ85/3です。精巧な作りです。多のメーカーのファルトがおおむねエアチューブの力を借りて船体布のテンションを維持しているのですが、この船はコーミング部分で内側に絞め込んでテンションをかける構造になっています。かなり綺麗にテンションがかかるのも気に入ってます。フレームは伝統的アッシュのムクで、シートバックやシートなど一部に合板も使っていますが、ほとんどがムク材で出来ているコストのかかったフレームです。
日本に紹介されたとき、組み立てにくいとの評が多かったのですが、コツと道具さえ有ればスムースに組み立てられます。道具とは、ゴムハンマーとプライヤーです。フェザークラフトとか、ファルボットとか組み立てが面倒なカヤックばかり触っているからこう思うのかもしれませんが・・・
セールリグがあり、結構楽しめます。ヨットなどに比べて狭い巾90センチ以下の船体ですが小さなセールと5m以上の艇長、着座位置の低さもあり、スタビリティーはそれなりにあります。上り性能はそれほど良くはありませんが、45度ぐらいまでは登れます。ラダーのサイズが小さく、利きが甘いのが難点で、ドイツのこの船を扱ったホームページでも大きなラダーに改造した記載がありますのでそのうちやってみようかと思ったりしています。このドイツのHPを見ていると、結構この船を改造して楽しまれている事例が出ています。クレッパーなどではそういう事例を見かけないので、そのあたりの改造を行う人種の何かをくすぐる物を持った船だと思います。
現在でも後継のRZ85/4が製造されているので、入手可能です。セールリグもより進化したものがオプションで用意されているようです。
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| 軽風でもよく走ります。航跡が写ってます。(修正はしてません) |
日本でのセーリングカヌーというと、横山さん設計のアクアミューズのセーリングカナディアンが有名ですが、ドイツではファルトボートによるセーリングが盛んなようです。ヨットでも沈(転覆)するので、より不安定なカヌーにセールなんか張ったらすぐに転覆するように思ってしまいますが結構安定しています。日本製のファルトにはまずセールリグは用意されていないですが、ドイツ、アメリカなどの2人艇にはほとんどセールリグがオプションで用意されています。
日本では最近はファルトより、インフレータブルが人気ですが、風が出やすい湖ではやはりファルトの方が楽に速く走れるのと思います。また、カナディアンに比べても着座位置の低さもあり安定していると思います。
プーフォーの様な欧米のややヘビーなファルトをリバーツーリング(日本の渓流のような)に使用することがそもそも間違いなのかもしれません。湖や、内湾などをピクニックするようにツーリングするのが最も良い(楽しい)使用方法だと思います。