フエゴ島

フエゴというのはスペイン語で「火」のこと。

インディオのボンファイアーを見て、マゼランが名付けたとか・・・

 私たちはプンタアレーナスから100kmほど北西のマゼラン海峡が一番狭くなっている場所までレンタカーで行って、そのままフェリーで対岸に渡りました。わずか20分ほどの航海ですが、強い風にあおられて大変でした。風速20−30mの風が毎日のように吹いている場所なので、プンタアレーナス・ポルベニール便は欠航も多いようです。マゼランの船の船員が地球の果ての嵐に入ったから引き返そうと彼に訴えたと、何かで読んだことがあります。当時の人がここを航海したら、そんなふうに思ったとしても不思議はありません。


 ここは、セロソンブレロという小さな町の広場です。この町はENAPという石油採掘会社の町で、とてもきれいに整ったところでした。フエゴ島では少量ながら石油が採れるので、何カ所かの油井があり、煙突から火を噴いていました。現代の様子をマゼランが見たら、やはり「火の島」と名付けるでしょうか。


 ここはポルベニールというフエゴ島の中心都市です。左の写真が町から湾を見下ろす道路で、右の写真は町を対岸から眺めたところです。特に何があるというわけではないけれど、落ち着いた静かな港町でした。残念なことに、インディオの生活についてのコレクションが充実しているという博物館は休館日で入ることはできませんでした。ここで一泊してプンタアレーナスに戻りました。


 途中で羊飼いの一行に会い、全部の羊が道路を横断し終わるまで、5分ほど足止めをされました。フエゴ島の中はほとんどが未舗装路で、このような景色が100km以上も続きます。南緯53度、冬は雪に閉ざされる厳しい大地です。

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