情報交通ホットライン/副都心線沿線情報館/副都心線歴史と現況

副都心線沿線情報館
副都心線歴史と現況

開設日 2000.02.08
更新日 2009.05.14
副都心線の計画の歴史についてまとめたページです。
副都心線の計画の歴史を表にまとめています。「副都心線関連年表
東京地下鉄の公式サイトではありません。東京地下鉄の公式サイトはクリック

 副都心線区間に鉄道路線が計画されたのは、昭和21年にまでさかのぼります。同年12月に戦災復興院が発表した告示第252号「東京復興都市計画高速鉄道網」の中で、池袋・向原(現在の小竹向原)間に鉄道が計画されたのが始まりです。この計画は、昭和32年6月に改訂された建設省告示第835号「東京都市計画高速鉄道網」でも受け継がれ、その後、長期にわたり、池袋・向原間は4号線(現在の丸ノ内線)の延伸路線として位置付けられました。しかし、この区間は、緊急度があまり高くなかったため、帝都高速度交通営団(営団、現在の東京地下鉄)は、昭和37年まで同区間の免許の取得に至りませんでした。
 約5年経た昭和37年8月、建設省告示第2187号で決定された「東京都市計画高速鉄道網」で、8号線が新たに定められました。これは、池袋・向原間を8号線路線の一部として変更、成増(現在の地下鉄成増)・向原間を新たに加えて都市高速鉄道8号線として決定したものでした。以後、同区間は、運輸省の都市交通審議会でも第8号線の分岐線として位置付けられることになります。
 この答申に基づき、営団は、既に免許を取得していた池袋・向原間を8号線に変更するための「池袋〜向原間起業目論見変更許可」と、残区間の建設のために成増・向原間及び西池袋・明石町(現在の新富町)間の「地方鉄道敷設免許」を昭和43年6月に申請、同年10月に免許及び認可がなされました。

 副都心線(13号線)がその名称とともに姿を現したのは昭和47年3月の都市交通審議会の出した「答申第15号」です。それまでの答申に入っていた8号線分岐線(成増・向原間)を双方に延長し、13号線として志木・向原・池袋・新宿間を整備路線、同時に新宿から先は渋谷と品川を経由して羽田までの延伸を検討する路線として位置付けられました。13号線と言う名称は、東京圏における鉄道交通網整備の基本計画である運輸政策審議会の答申に13番目に上がったからで、計画自体は「地下の山手線」と言われ騒がれている大江戸線(12号線:東京都交通局)よりも遅くなっています。
 この答申を受け、営団は、昭和50年9月、和光市・成増間及び池袋・渋谷間(答申は新宿までですが、営団は折返設備などの関係上渋谷まで伸ばすのが適当と判断)の地方鉄道敷設免許を申請しました。営団は、都市交通審議会の答申に基づき、昭和43年までに8号線として成増・新富町間の地方鉄道敷設免許を取得(うち池袋・銀座一丁目間は昭和49年10月開通)していたので、同時に向原・池袋間を複々線化する工事に変更することを申請、翌年8月、和光市・成増間の免許取得とともに許可されました。しかし、同時に免許申請を行なった、池袋・渋谷間については免許を取得できませんでした。このため、具体的な計画を立てることすらできず、同区間の計画は、長い間放置されることになったのです。

 すでに着工していた成増・池袋間(向原・池袋間については途中で計画変更し、複々線化)に加え、昭和53年には和光市・成増間も着工され、池袋以北については整備が着々と進みました。昭和62年には和光市・営団成増(現在の地下鉄成増)間が開通し、同時に東武東上線との直通運転を開始しました。さらに、有楽町線開通に合わせて昭和58年6月には工事が終了していた小竹向原・池袋間(複々線部)が、西武有楽町線との本格的な直通開始に合わせて平成6年12月に開通しました。

 比較的簡単に許可が下りた志木・池袋間とは対照的に、池袋・渋谷間についてはなかなか地方鉄道敷設免許が下りませんでしたが、小竹向原・池袋間(複々線部)の開通ごろから周辺各区から早期開通を望む声がしだいに大きくなりました。このような流れもあり、平成10年12月に、長引く不況を止める都市活性化のプロジェクトの一環として、国の第3次補正予算で建設用の予算が下りることが決定。営団も運輸大臣に対して追加免許申請を行い、翌年1月運輸大臣が池袋・渋谷間の免許を営団に交付するに至りました。営団では、同年8月には同区間の都市計画素案を発表、平成12年4月には素案をもとに都市計画案も作成を終えました。
 このような動きの中、平成12年1月27日に運輸省運輸政策審議会第18回答申が発表され、13号線(副都心線)と東急東横線の相互乗り入れが検討項目に入りました。平成13年5月15日に東急東横線との相互直通を考慮に入れていない都市計画案を基に都市計画決定されましたが、その後、東急と相互直通について検討を重ねた結果、平成13年に合意。この相互直通に対応させるために、10月には計画変更を発表、副都心線の構造に一部変更が生じています。

 池袋・渋谷間の総建設費は2400億円の見込みでしたが、東急東横線直通正式決定に伴う計画変更により、300億円プラスの2700億円に変更。現在、平成20年6月の開業を目指し、地下埋設物や道路上の支障物などの撤去といった準備工事から工事に着手、土木工事が進められています。
 相互直通を予定している東急東横線は、代官山・渋谷間(約1.5キロ)が地下化されます。この地下化の総事業費は760億円の見込みで、工期は平成14年4月から平成27年3月までの予定。副都心線と東急東横線の相互直通自体は、平成24年度までに開始する予定です。東急では、相互直通に合わせて特急・通勤特急・急行の10両編成化を実施するために、主要駅のホームを延伸する計画で、これらをあわせた総事業費として1581億円を計上。これに関連し、平成16年12月に新たに特定都市鉄道整備事業計画の認定申請を行い、平成17年2月に認定されています。

 池袋-渋谷間は平成20年6月14日に全線開業。同時に和光市-渋谷間が副都心線としてスタートしています。

→計画の歴史を表にまとめた「副都心線関連年表」のページも合わせてご覧ください。
→路線の概要については「概要」のページも合わせてご覧ください。
→各駅の施設については「各駅情報」のページも合わせてご覧ください。
→建設区間については「計画」のページも合わせてご覧ください。


区間別の答申・開通年月(13号線(副都心線)関連)
区間 志木
〜和光市
和光市〜
地下鉄成増
地下鉄成増
〜小竹向原
小竹向原
〜池袋(新線)
池袋(新線)
〜渋谷
整備方法 複々線化 新線建設
答申変遷 ※5:直通検討
※6:計画決定
※7:工事継続
※8:開業済
※6:計画決定
※7:工事継続
※8:開業済
※3:4号線決定
※4:計画継続
※5:8号線変更
※6:13号線変更
※7:開業済
※8:開業済
※1:4号線決定
※2:計画継続
※3:計画継続
※4:計画継続
※5:8号線変更
※6:13号線変更
※7:工事済
※8:開業済
※6:計画決定
※7:計画継続
※8:計画継続
建設及び
完成時期
S62.08開業 S51.08免許
S62.08開業
S43.10免許
S58.06開業
S37.12免許
S58.06完成
H06.12開業
H11.01免許
H20.06開業
路線名称 東武鉄道
東上線
東京地下鉄
有楽町線
副都心線
(共用区間)
東京地下鉄
有楽町線
副都心線
(共用区間)
東京地下鉄
副都心線
東京地下鉄
副都心線

区間別の答申・開通年月(8号線関連その1(西武鉄道区間))
区間 保谷
〜石神井公園
石神井公園
〜練馬高野台
練馬高野台
 〜中村橋
中村橋
 〜練馬
練馬
〜新桜台
新桜台
〜小竹向原
整備方法 複々線化 新線建設
答申変遷 ※6:計画決定
※7:計画継続
※8:計画削除
※6:計画決定
※7:計画継続
※8:工事継続
※6:計画決定
※7:計画継続
※8:工事継続
※6:計画決定
※7:計画継続
※8:工事継続
※5:計画決定
※6:計画継続
※7:計画継続
※8:開業済
※5:計画決定
※6:計画継続
※7:開業済
※8:開業済
建設及び
完成時期
計画削除 現在工事中 H13.12完成 H15.03完成 S45.05免許
H06.12開業
H08.03開業
S45.05免許
S58.10開業
鉄道会社
路線名称
西武鉄道
池袋線
西武鉄道
有楽町線

区間別の答申・開通年月(8号線関連その2(東京地下鉄区間)/豊洲からの分岐線除く)
区間 小竹向原
〜池袋
池袋
〜銀座一丁目
銀座一丁目
〜新富町
新富町
〜新木場
整備方法 新線建設
答申変遷 ※1:4号線決定
※2:計画継続
※3:計画継続
※4:計画継続
※5:8号線変更
※6:計画継続
※7:開業済
※8:開業済
※5:計画決定
※6:計画継続
※7:開業済
※8:開業済
※5:計画決定
※6:計画継続
※7:開業済
※8:開業済
※6:計画決定
※7:工事継続
※8:開業済
建設及び
完成時期
S37.12免許
S58.06開業
S43.10免許
S49.10開業
S55.03開業 S63.06開業
鉄道会社
路線名称
東京地下鉄
有楽町線

・「計画決定」は都市計画決定ではなく、答申などで示されたものを指し、「計画継続」はそれが引続き示されたことを指します。
・8号線分岐線(豊洲〜亀有間)は、昭和57年に営団(東京地下鉄)が免許を申請したまま交付されていません。
・8号線石神井公園〜保谷間については、答申で削除されました。

◆"答申変遷"凡例
※1 昭和21年1月:戦災復興院 「東京復興都市計画高速鉄道網」
※2 昭和32年6月:建設省 「東京都市計画高速鉄道網」
※3 昭和37年4月:運輸省 「都市交通審議会答申」
※4 昭和39年8月:建設省 「東京都市計画高速鉄道網」
※5 昭和43年4月:運輸省 「都市交通審議会答申」
※6 昭和47年3月:運輸省 「都市交通審議会答申」(整備完了目標年昭和60年)
※7 昭和60年7月:運輸省 「都市交通審議会答申」(整備完了目標年平成12年)
※8 平成12年1月:運輸省 「都市交通審議会答申」(整備完了目標年平成27年)


■「情報交通ホットライン」は、Yahoo!ジオシティーズの無料ホームページサービスの協力で作成しています。
■「情報交通ホットライン」は、
私設サイトです。東京地下鉄等とはまったく関係がありません。
■注意事項などは全て「閲覧者の皆様へ(必読)」に書かれていますので、必ずお読み下さい。

副都心線沿線情報館トップページ