イタリア映画についてのページです。
私の好きなイタリア関連の映画をご紹介していきます。

The Godfather Part 1, 2 & 3

邦題『ゴッドファザー』3部作。私は特に、Part 2 が強烈に印象に残っている。
マフィア映画というより、人間の弱さと罪と償いについての映画として、深く心に残る。
特に印象に残るのは、幼いヴィート・コルレオーネが母を殺されマフィアから逃れN.Y.へ渡った時、自由の女神を見上げている時の目。バックに流れていたのがニーノ・ロータのあのせつないトランペットのメロディー "Immigrant"。
また、ロバート・デ・ニーロの演じたヴィートがまた最高にかっこよかった。
Part 3では、33日間のローマ法王、ジョヴァンニ・パオロ1世にマイケルが自らの罪を懺悔し、救われたかに見えた。しかしそのジョヴァンニ・パオロ1世は暗殺された。(実際の話、その疑惑はある。)マイケルは娘を殺され全ての希望を失い枯れ果てて死んでいく。
この映画は、多くのイタリア映画に共通する人間のサガが描かれている。

Nuovo Cinema Paradiso

邦題『ニュー・シネマ・パラダイス』。ジュゼッペ・トルナトーレ監督作品。
映画を愛したシチリアの少年と老人の物語。エンニオ・モリコーネの音楽がまた最高に素晴しい。
イタリアのテレビで、完全版を放映していた。映画版のその後の話が続いていた。サルヴァトーレがその後再び故郷を訪れ、かつての恋人を探し当てる。彼女は既に結婚していた。その夫の顔には見覚えのあるアザが... 彼はかつての親友、ボッチャだった。サルヴァトーレは彼女と再会したが、もう全ては取り返しのつかない過去の事だった。典型的なイタリア映画的終わり方で、イタリア人好みなのかも知れないが、日本人にはこの完全版はちょっとすすめられない。

らくちんイタリア語会話 vol.53  ニュー・シネマ・パラダイスから学ぶイタリア語」へ

Il Postino

邦題『イル・ポスティーノ』。
イタリアの田舎街に行くと、あんな郵便配達人がどこにでもいそうである。意外かもしれないが、イタリアにはああいう純粋な心を持った人がどの国よりもたくさんいるのである。イタリアの共産主義観も少し垣間見ることも出来る。

らくちんイタリア語会話 vol.75  イル・ポスティーノから学ぶイタリア語」へ

La Vita E' Bella

英題『Life is Beautiful』、邦題『ライフ・イズ・ビューティフル』。ロベルト・ベニンニ主演/脚本/監督作品。
大不況の中、ベニート・ムッソリーニの提唱するファシズムが、イタリア全国で拍手喝采をもって受け入れられていた時代。アドルフ・ヒットラーと手を結んでしまったイタリアでも、非道なユダヤ人狩りが始まった。どんな運命の中にあっても、人生を美しく生き抜いた、アレッツォの一人の男と妻と息子の物語。
「イタリア人は何故明るいか」という疑問の答えは、この映画の中にある。
ベニンニの、対照的なイタリア・ファシズム観(どこか滑稽なところもある)とドイツ・ナチズム観(あくまで冷酷)も垣間見える。
ニコラ・ピオヴァーニの音楽も素晴しく美しい。

らくちんイタリア語会話 vol.23  ライフ・イズ・ビューティフルから学ぶイタリア語」へ

The Legend of 1900

邦題『海の上のピアニスト』。イタリア題『la Leggenda del Pianista sull'Oceano』。
ジュゼッペ・トルナトーレ監督作品。
豪華客船の中に置き去りにされた子供の一生の物語。
トルナトーレ監督の、弱く未熟な生き物・人間への深い愛情が染み込んだ、素晴らしい映画。
バリッコの原作「Novecento」も原語で読もうと思う。イタリア語吹き替えによる完全版も是非見てみたい。
そしてなんといっても、エンニオ・モリコーネの音楽がこの上なく美しい。
特に、あの少女を初めて見た時に弾いたピアノのメロディが、素晴らしく美しかった。
最後のロジャー・ウォーターズの歌も、あったかくってやさしくって、たまらなかった。
この映画を見てからずっと考えている。
もし自分だったら、彼に何をしてあげられただろうか。
ロジャー・ウォーターズも、そんなことを考えながらこの詩を書いたのかもしれない。
And in Mott Street in July
When I hear those sea birds cry
I hold the child
The child in the man
The child that we leave behind

Il Sole Anche di Notte

邦題『太陽は夜も輝く』。タヴィアーニ兄弟監督作品。聖フランチェスコの生涯を思い起こさせる物語。神に仕える者の生身の人間としての苦悩が描かれている。ナスターシャ・キンスキーも出演していた。ニコラ・ピオヴァーニの音楽がまたいい。アッシジの山頂では、ずっとこの音楽が頭の中で鳴り続けていた。

La Voce della Luna

英題『The Voice of the Moon』、邦題『ボイス・オブ・ムーン』。巨匠フェデリコ・フェッリーニ監督最期の(だったと思うけど、違うかな)作品。月の声を聞いた青年の物語。
難解でよく分からないフェッリーニ作品の中で、なんかふっきれた感があり、私は一番親しみがある。イタリアの2大喜劇俳優、ロベルト・ベニンニと(もう一人名前忘れた)が主演していた。この映画の音楽もニコラ・ピオヴァーニ。

Moonstruck

シェール主演、邦題『月の輝く夜に』。
アメリカに住むイタリア系家族と、彼らを取り巻くイタリア人社会が、まさにイタリアらしくてとても微笑ましい。人間の生きる意味とは、愛とは、家族とは何かを、単純に本能のままに迷い自問し続ける人たち。人間の、自らの弱さを理解した上で、精一杯人生を楽しもうとしている人たち。
この映画でシェールは確か主演女優賞をとったが、特筆すべきは、あのおじいちゃん。まさにイタリア人らしい細かな演技ひとつひとつが、人生とは、人間とは何かを雄弁に語っていた。次にあのお母さん。彼女の全編を通した演技が、人生で一番大切なものが何かを語っていた。

おまけ:
らくちんイタリア語会話 vol.33 イタリア語による映画タイトル その1 Vol.34 その2」へ
らくちんイタリア語会話 vol.85 イタリア語による映画タイトル その3 Vol.86 その4」へ

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