1. 発音

Grazieはグラッチェじゃなくて、グらーツィエ
Valentino
はバレンチノじゃなくて、ヴァレンティーノ

イタリア語の発音は日本語にとても近く、日本人にとっては比較的ラクです。基本はローマ字。ローマ字との違いは以下の通りです。

カキクケコはKa Ki Ku Ke Koではなく、Ca Chi Cu Che Coとなります。

サシスセソのはSiではなく、Sciとなります。Siスィと発音し、区別してほしいところです。

ちなみにSca Sci Scu Sce Scoという場合は、スカ シ スク シェ スコとなります。

タチツテトのはChiではなく、Ciとなります。またCeチェと発音します。

Ta Ti Tu Te Toはタ ティ トゥ テ トとなります。

は、方言による違いや例外もありますが概して母音またはn,l,r+z+母音またはzzの場合にツと発音します。例えば、Venezia=ヴェネツィアForza=フォるツァCanzone=カンツォーネPizza=ピッツァPiazza=ピアッツァPaparazzi=パパらッツィ、等です。

またこのように、子音が2つ重なると、「」と跳ねます。例えば、Spaghetti=スパゲッティOlivetti=オリヴェッティMozzarella=モッツァれッラPuccini=プッチーニFiorucci=フィオるッチ、等です。

Zが語頭に来た場合はローマ字と同じく濁ります。ただし、Za Zi Zu Ze Zoはザズィズゼゾとなり、Gi Geジ ジェとなります。

また母音+s+母音の「s」は、北部と南部とで違うのですが、「z」と同じように濁る場合もあります。

またガゴは、Ga Ghi Gu Ghe Goとなります。

ダヂヅデドのヂヅはジズと同じく、Da Gi Zu De Doとなります。

ハヒフヘホの内、 Fu以外はイタリア語では使われません。Fa Fi Fu Fe Foは、ファ フィ フ フェ フォとなります。

Hは発音せず、Ha Hi Hu He Hoは、ア イ ウ エ オとなります。

またVa Vi Vu Ve Voは、ヴァ ヴィ ヴ ヴェ ヴォとなります。

ヤユヨの音はイタリア語ではJで表され、イタリア語としては使いませんが、ラテン語・外来語には使われます。例えば、Juventus=ユーヴェントゥス等です。Judoを「ユード」と読むイタリア人は多いです。

LとRの発音が違うのは欧州共通で、イタリア語のLa Li Lu Le Loラリルレロ)は、英語の"L"の発音と同じです。

Ra Ri Ru Re Roは軽い巻き舌でらりるれろ(ここでは区別するため、ひらがなを使います)と発音します。

そして、これが一番難しいところですが、-rra -rri -rru -rre -rroは、浅草の頑固じじい風の強烈な巻き舌で、 と発音します。例えば、Ferrari=フェーりFerrero=フェーろFerre=フェ となります。普通に日本人がフェラーリと言うと、イタリア人にはFelaliと聞こえます。GIANFRANCO FERREのブティックで日本人が「フェレ」なんて言うと、イタリア人は心の中で「Feleちゃうがな、フェっやっちゅうねん!!!」と思ってることでしょう。

特殊な発音としては、Gliと読み、日本語の「リ」とは微妙に違います。普通の「li」を、舌の表面を口の中の上の天井にくっつける感じで発音するとよいでしょう。ただ、できない人は普通に「リ」と発音しても大して問題ありません。例えば、Famiglia=ファミッリャFoglio=フォッリョTaglia=タッリャ、等です。

また、Gna Gnoニャ ニョと発音します。例えば、Bologna=ボロニャSardegna=サるデニャLasagna=ラザニャGnocchi=ニョッキ、等です。

以上、長々と書いて来ましたが、イタリアの中でも地方によってかなり発音に違いがあります。ぶっちゃけていえば、発音にそれ程細かい気を使わなくてもイタリアでは大丈夫です。ただし、冒頭の例の様に、グラッチェっていうのは直して欲しいところです。韓国人の方々は「ツェ」って母国語の発音の関係か何故か言いずらいらしいんだけど、日本人には難しくないはずです。


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