ペルージャ

自分の住んでる街の写真って、撮ってないものである。
ペルージャを去る1週間前、私もそのことに気がついた。
大好きだった街、ペルージャを写真に残しておこうと思った。

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Il panorama dalla mia camera
ペルージャの私の部屋からの風景。
「ニュー・シネマ・パラダイス」のオープニング・シーンに似てませんか?
山の斜面では、牛や馬が草を食べ、教会の鐘がやさしく鳴り響く。
大学の食堂で腹一杯食べた後は、エンニオ・モリコーネの「ニュー・シネマ・パラダイス」をBGMに、ベランダからの涼しい風にあたりながら、うたた寝。
ふと、気付くと午後5時。
「eh, va be'... (まあええやん)」
二度寝。
L'artifuoco

このベランダからは、夏の花火も見えた。
1階がピッツェリアなので、出来たてアツアツのマルゲリータを買ってきて、ビール飲みながら見てた。

Il fiore
こんなさわやかなベランダだと、人間以外の生物を育てるのがいやな私でも、花がいとおしくなる。
彼女にも名前が付いていたはずだったんだけど、忘れてしまった。
I fiori
ベランダの下には、野原が広がる。
春には赤い花が美しく咲き乱れる。
たまに、自動車が間違って突っ込んで落ちてたりする。
La strada dei Lambrelli

私のアパートは、ペルージャの中心街から少し離れていて、この坂の上に城壁に囲まれた中心街が見える。
この坂を下ってくる車が、スピードを抑えきれずによく事故を起こしてた。
また、冬に大雨や雪なんぞ降ろうものなら、ただでさえ石畳のツルツル道路がさらに滑ってしまって急な坂の部分は車が登れなくなる。
よくイタリアおばちゃんの操るチンクエチェントが登れずに往生していた。
そんな日は、私は大学には行かな〜いのだ。
だいたいそんな日は、教授が真っ先に休んでる。


ペルージャの街の中心、11月4日広場とヴァンヌッチ通り。
ここに来れば、誰にでも会える。
だって、ペルージャではここしか来るとこがない。
Plazzo dei Priori

11月4日広場にあるプリオーリ宮殿。
この中で、たまに音楽会とかやってた。

Le scale da chiacchierare
広場前の教会の階段にみーんな座ってる。
話したり、本読んだり、通る人をただ眺めたり、アイス食ったり、ギター弾いたり、絵描いたり。
辺りが暗くなるまで、ずーっと座ってる。
Fontana Maggiore
フォンターナ・マッジョーレ(大噴水)。
水はいつも止まってた。
Chiesa di San Domenico
ヴァンヌッチ通りを進んで行くと、眺めの良い広場に突き当たる。
ここの風がまた気持ちいい。
ここからまたヴァンヌッチ通りを引き返して、11月4日広場に行く。
それでまた、この広場まで歩いてくるを繰り返す。
これが正しいペルジーニ(ペルージャ人)の午後のひとときの過ごし方。
Andiamo alla mensa!!!

大学の食堂へと続く道。
左に長く続いているのは、ローマ時代の水道橋である。

Ponte dell'acqua
水道橋を横から見たところ。
この左っ側におそうざい屋さんがあったと思う。
Chiesa di Sant'Angelo
街のはしっこにある、サンタンジェロ教会。
ここの緑の原っぱが、気持ちいい。
ほっと出来る穴場であった。
Le scale per il Palazzo Gallenga

11月4日広場からぐるぐる階段を降りてくると、ペルージャ外国人大学の入ってるガッレンガ宮殿が見えてくる。

Piazza Gallenga
ガッレンガ宮殿前のロータリー。
なつかしい、よく通った。
Palazzo Gallenga

ペルージャ外国人大学のあるガッレンガ宮殿。
ここの中の教室で学び、考え、知り合い、眠った。
1階のバールでは、カップッチョとファゴットをよく食べた。

Arco Etrusco

ガッレンガ宮殿横のエトゥルスコ門。
ローマ時代以前のエトゥルスコ文明時代のもの。
よく通った。
暑い日でも、ここの下を通るとひんやりとした。

Chiesa di San Domenico e San Pietro
またヴァンヌッチ通りを歩いてきた。
ペルージャは観光地としては、特に見るべきものがあるとは思わない。
娯楽施設なんか、映画館と街はずれのディスコテーカとゲームセンターとバールに置いてあるサッカーゲームくらいなもんである。
夏場にイタリア語を勉強しに(というかヴァカンスに)大挙して来るヤング・アメリカンたちは、暇をもてあましていた。
でも、そんな街でも、長く住んでいるうちに、いとおしくなってくる。
Il tramonto di Perugia
ペルージャを去る時、
助手席で話かけてくる後輩の話に生返事をしながら、
私は心の中で泣き叫んでいた。
「チャーオ、ペルージャ、チャ〜〜〜オォォォォォゥゥゥ!!!」


UMBRIA

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