巻頭言

実るほど頭を垂れる稲穂かな

 というわけで、ロシア史のページです。

 世の中面白いことはたくさんあるのに、わざわざロシアの歴史にまで興味を持つ必要はまったくありません。時間も無限にはないのだし。

 しかしながら、人体のほとんどが水分から成り立っているように、人生もその大半が無駄なこと・無益なことで占められています(本当か?)。してみれば、ここらで少しばかり寄り道してロシア史に興味を持ったところで何ほどの害がありましょうか。それにもしかしたら、これで新しい人生が開けないとも限りません。

 実際のところ、高校の世界史が得意だったとか、歴史に興味があるという人でも、ロシア史に詳しい人などは少数派だろうと思います。ましてや古い時代のロシアなどは。教科書にもほとんど出てこないし、従ってなじみもないし、実際のロシアもアレで何だかあまり良い印象がないし…と、マイナスの要因を数え上げればきりがありません。

 しかしこれが全然面白くないかといえば、そんなことはないです。というか、少なくとも我々は面白いと思っています。食わず嫌いは万病のもと、というわけで、ここらで少しロシア史に触れてみるのもいいのではないでしょうか?

 歴史(特に西洋史)に興味を覚える人にとっては、これはもうおすすめです。あらゆる歴史がそうであるように、ロシアの歴史も多くのドラマをかかえています。あまり人に知られていないそれらを知って一人優越感に浸るもよし、友達に教えてやるもよし。いろいろ楽しめると思います。

 また、ロシアそのものに興味を持っている人。どうしてもロシアというと近・現代の激動の時代(とりわけ革命・ソ連史)が注目されがちですが、古代や中世の歴史も、今のロシアにとっては重要な遺産を残しているのです。なので、現在のロシアを理解する上で、その歴史を知っておくことはプラスになると思います。いや、まじめな話。

 いろいろと能書きをたれてきましたが。ま、だまされたと思っておつき合い下さい。「本当にだまされた」という方もあるでしょうが、それもまたよし。


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