
入浴日:1998年 7月10日
バスは有福温泉バス停で折り返すのですが、そのロータリが温泉街の入口になっています。バスが来た方向とは逆に真っ直ぐに3分ほど歩くと、「米饅頭」という看板を2階に出した食堂券土産物屋があり、そこで入浴券を購入することになっています。入浴券は3か所の共同浴場に共通で使え、観光地の入場券のようなカラー写真入りの細長い券になっています。
「米饅頭」(店の名前を失念しましたので(^^;)の斜め向かいにあるのがこぎれいな「さつき湯」、その間の細い坂道と階段を上がっていくと「御前湯」、最初の道をそのまま進むと「いかにも共同浴場」な雰囲気の「やよい湯」となっています。所々にわかりやすい案内板が立っているので、お好みの浴場を選べば良いでしょう。
さて、私が選んだのは「御前湯」です。入口から急階段を下って浴室に向かう「やよい湯」にも魅力を感じたのですが、古い洋館風の風情のある「御前湯」には勝てませんでした(^^;。「御前湯」は、外観はやや古びているものの中は清潔に改装されており、ゆったりとした浴室が快適です。熱めの無色透明の湯が浴槽にあふれており、湯の出口から樋を使って浴槽の外にある大きな木のたらいに湯を引いているのをおもしろく感じました。
この有福温泉には、広島駅からの高速バスも乗り入れており、どんな温泉かと思っていたのですが、こじんまりとして雰囲気のいい温泉でした。どんな雰囲気かというと、旅館に泊まって一風呂浴びてから飲み食いした後、「ちょっと行くか」と浴衣と下駄で外に出て、細い坂道の脇にあるスナックに入るとカラオケ本に新しい歌がほとんど無い…という感じです。どこが「雰囲気のいい温泉」なのかご理解いただけないかもしれませんが(^^;、ともかく一度ゆっくりと泊まってみたい温泉でした。毎週土曜日には石見神楽の上演もあるそうです。
●参考資料
○『マップル県別情報版32 島根』(1998)昭文社