宇宙回転温泉
〜北村荘グランドホテル〜
前編

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関西圏で最も有名な物件「宇宙回転温泉」。
海を見下ろす温泉街のさらに高台に位置するこの物件はその巨大さから町にただならぬ存在感を与えている。
今回チーム酷道紀伊半島緊急走行会のメイン物件として探りを入れることになった。
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判り難いが「宇宙回転温泉」と書いてある。
宇宙と無縁極まりないこの地に何故!?廃墟業界共通の謎である。

小雨が降る中、物件の裏手に廻る。地元ではこの物件に対する警戒は厳重。近隣の現役ホテルや旅館が侵入者を発見次第警察に通報するということから正面突破は無理と判断した。裏手廻ると言っても特異な地形な為一般道を20分ぐらい歩いて細い路地から廻り込むことになる。
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正面
正面である。中型バスがギリギリすれ違うことができる道沿いに面している。それでも町のメインストリート。閑散期とはいえ歩行者や車は少なくない。この厳戒態勢の中、正面突破は高いリスクを背負う。

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再び裏手
気になる侵入口はご覧の通り。
「立入禁止」・・・裏を返せば「ここから入れますよ」の意。
しかし危険は否めない。
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突入に成功する。しかし、撮影時のストロボも周囲には目立つ。夜間なら尚更である。侵入しても気は抜けない。さらに総裁自身前回、地元「蒲郡○き○き観光ホテル」で物件関係者に遭遇した経験も新しく人一倍ヒビリ気味で陣頭指揮を執る。

突入するとすぐに小サロンがある。正面から裏手まで周り込むのに約20分を費やしたのだが、内部では僅か1〜2分で正面に出る。地形を理解していないと驚く。この場所は正面写真の木がある右の曲線っぽい部分である。
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宇宙回転温泉を目指す。所在地が判明していない以上は案内を頼りに進まなければならない。

うの座とは部屋の名称である。

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暗い、そして消化器がぶら下がる廊下を進む。

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うの座
部屋の名前は全て宇宙に関係している。この他「ボストーク」「オリオン」「北極星」「すい星」など、部屋は全て和室にもかかわらず、ただ経営者のセンスの無さが伺える。
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うの座10・室内
綺麗に荒されている。
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さらに一行は「宇宙回転大温泉」を目指し進む。
ホテル系物件は構造が不可解なものが多く、目指すところがどの辺りにあるのか検討がつかない。案内だけが頼りである。
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探索時間が経つに連れ、宇宙に来たような感覚に陥る一行。未知な空間繋がりということで「宇宙」なのか?随分と荒れた安っぽい宇宙である。
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なんと頼みの看板が破損していた。さらにエレベーターを使うことが要求されている。これはどうしたものか・・・。



この後、我々一行は「宇宙大回転温泉」を発見することになる。解決編は後編で。

後編