MADE IN MAINLAND CHINA
中国製造・第1集

湖南省から来たピリカラ娘

            広州・三元里にて

 中国料理で辛いヤツといえば、麻婆豆腐とかでおなじみの四川料理が有名だが、湖南省の料理もそれと負けず劣らず辛い。しかし湖南料理は家庭料理的な地味なものばかりで、高級レストランのメニューになるようなものが少ないから、香港に「湖南料理屋」は存在せず(一軒だけあるけどニセモノ)、湖南料理はほとんど知られていないのだ。それにしても、なぜ四川と湖南の料理が辛いかといえば、貧しい地域だから。つまり食材に乏しいので、少ないおかずでたくさんご飯をかき込めるように、料理の味付けが辛くなったらしい。そういや湖南省といえば毛沢東の出身地。かつては革命運動の拠点でもあったのだが、これもやはり、それだけ貧しい地域だということだろう。

 広東省へ出稼ぎに来ている人も、四川人と湖南人が多い。特に工場で働く打工妹(女工)やピンク床屋の洗頭妹(フーゾク嬢)は、四川娘でなけりゃ湖南娘というほどに多い。四川省の女の子は、色白でポッチャリしたタイプの子が多いが、湖南省の女の子はどちらかといえば浅黒く、土の香りが漂うような田舎っぽい子がほとんど。しかし「少数派」として、まれに四川娘より色白でキュートな子がいたりする。
 写真の女性は湖南娘だが、そんな「少数派」に属するタイプだろう。広東料理は「不辣不好吃(辛くなくて美味しくない)」とかで箸を付けず、唐辛子だけをおかずにご飯をかきこんでいた。

 ちなみにこの女性、名字は蒋さんといい、蒋介石の親類なんだそうな。あれ、蒋介石って浙江省の出身じゃなかったっけ?と思うのだが、ともかくお爺さんはその縁で国民党に入り、文化大革命の頃には一族もろともヒドイ目にあったとか。う〜ん、言われてみれば、確かに目から鼻にかけてのあたりが、似てなくもないような…。

    三民主義 統一中国 以徳報怨 反攻大陸

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