国民党兵士の落人村を訪ねて

タイ・ミャンマー国境地帯編
 


 1949年、中国に中華人民共和国、つまり共産党政権が誕生しました。内戦に敗れた国民政府は広州、重慶、成都などを転々として台湾に移りましたが、西南部に取り残された国民党の軍隊は国境を超えてタイ、ビルマ(ミャンマー)、ラオス、ベトナムなどに逃げ込みました。そのうち段希文将軍が率いた国民党の兵士たちは、ビルマを経てタイ北部の山岳地帯に「独立王国」を築きます。アヘン栽培で資金を稼ぎながら、来るべく「反攻大陸」の日に備えて軍事訓練を続けた彼らの存在は、「麻薬王クンサー」とともにアジアの麻薬ビジネスに大きな影響を与えたと言われます。

 そんな国民党兵士の落人村の本拠地「ドイ・メサロン」を訪れたのは、1990年から91年にかけての年末年始でした。

その1:リス族の村の朝

その2:ヤオ族とアカ族の村  

その3:変身した落人村

その4:落人村にそびえるモスク
 

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