GOGO!ソウル
留学日記

2000年3月


日付 内容 ごはん
2000年3月21日(火曜日) 
ソウル73日目
はれ
いよいよ、学生生活最後の日。
会社を辞めて203日目。
とうとうこの日がやってきた。
長い長いプーも、終わりである。
思えばよき休暇であった。
ふつうの33歳のサラリーマンが、半年も遊べないよね。
これからも心素直に生きていこう。

思いを込めて、最後の坂を上がる。
教室で、出し物の準備。
クラスメイトの男の子たちは、びしっとスーツで決めている。
おじさんはだらしなく普段着しかもジーパンである。

修了式では皆勤賞をもらった。
学校の授業も1日も休まなかったことだけが、唯一のホコリである。

終わった後に、小さなパーティ。
また住所を書いてもらったり、写真係になったり。

最後にクラスメイトみんなで学校の前で写真を撮る。
思いを込めて、最後の坂を下りた。
寄宿舎の外に出たとき、学生生活がとうとう終わったことを実感した。

眼鏡を代えて、会社に行く。
かくして今日の午後から会社員となりました。

夜にはお別れの飲み会。
しかし8時というのに誰もいない。
コリアンタイムらしい。まるで大学の時と同じである。
でも知らない人もいるのだし、そういう風習はやめてほしいなあ。
今日でお別れとなる人と、握手して、挨拶をする。
クラスメイトのH氏。最後に僕としたかったことって?
クラスメイトのハラボジKM氏。いつも新聞の切り抜きをもってくれた。
6級のHK氏。彼の韓国語の力が必ず生かされることを信じて。
1級のMK氏。知り合ったのはここ1ヶ月だけど、おもしろい人だった。
クラスメイトのMK氏。あまりしゃべらなかったけれど、けっして無口ではなく、おもしろい人だった。彼も韓国語ができるのに、日本に帰るという。
5級のC氏。映画の話をもっとしたかった。最後まで映画の話をしてしまった。
クラスメイトのA氏。パソコンは大丈夫かな?
たくさんの人との別れがあって、A氏はしばし涙ぐんでいた。
なんの縁があってか、こうして知り合う。
もしかしてそのままずっと会社にいたら、とても知り合うことはなかった人たち。
でもまたこうして別れなければならない。
送別会は、1人になったあとがつらい。
去っていく人もつらいけど、残された人もつらい。
いつも風景にいない人たちがいるから。
でも会わなかったほうがよかったとは思わないよ。
この学生生活は、あとでとってもなつかしくなる。それがわかっている。いまから。
昼はパーティのつまみ。

夜は飲み会の前にパパイス。
ひさしぶりにハンバーガー。
前はまずかったのに、今度はとってもおいしい。変わったのかな。
2000年3月20日(月曜日) 
ソウル72日目
はれ
今日は思い出深い日である。
誕生日であり、学生最後の日でもあるから。
今日は大切に過ごしましょう。
ところ去年は何をしていたんだろう?
ためしに去年の日記を見てみた。
、、、そうそう川越を歩いたのだった。
ワイナリーでお祝いしてもらったっけ。
しかし去年川越にいるときは、まさか今年ソウルにいるとは夢にも思わなかったなあ。
来年あたりロンドンにでもいても、おかしくはないのかも。

今日は試験。
文法の試験、むずかしかった。
題をつけろなど、国語的問題も多い。
おまけに先生が試験中に携帯の設定をしている。
試験中にぴっぴっと音をたてるな!しかも先生が。
うーん音に対する感覚はまさしく韓国人である。

ヒヤリングの試験もむずかしかった。
もうこれはいままでの蓄積にたよるしかない。

それでもとにかく終わった。
あとは明日の出し物の話し合いである。

今日は歯医者に行く。
歯科衛生士(たぶん)のおねえさんは、いつものひとなつこそうな人ではなく、クールそうな人だった。
でも治療の後、日本語の質問を受けた。
「安ければ」と「安かったら」の違い。
むむ。にわか日本語教師となる。

A氏の家に、PCを見に行く。
しばらく前から色がおかしいと、相談をうけていたのだ。
たしかにみてみると、256色しか出てない。文字も大きくなっている。
設定を変えても、うまくいかない。
こりゃドライブを消してみよう。
すると新しいドライブが見つからない、と言うメッセージ。
こりゃ間違えて消したか?とあせる。
でもリブートしたあとから、色がでるようになってしまったのである。文字も小さくなったし。
どうしてなおったのか。さっぱりわからん。
いちよドライバーを入れ直したようなものだが、、、

夕方、日本から帰ってきた留学生MN氏と会う。
ひさしぶりの韓国、ということでやはり韓国料理、ポッサムを食べに行く。
そのあとはインサドンの伝統喫茶。
それからMN氏のボーイフレンドの車で、ナムサンへ行く。
ぐるぐる回ったけれど、ようやく入口がわかるとあっさりと着いた。
外は寒かったけれど、夜景はとってもきれいだった。
これもまたとってもうれしい誕生日プレゼントでした。
ラジオからも誕生日の歌が流れてきて。
昼はクラスメイトのMK氏、Y氏らととんかつ。外に「トネソトソカツ」と書いてある。確かにソとンは難しい。
今日はアンシムトンカツにした。どこのお肉かよくわからないが、韓国にしてはおいしかった。

夜はポッサムキムチ。レタス(サンチュ)に肉とキムチを挟んで食べる。たまにはたこも。キムチがまたおいしい。特製だそうだ。

伝統喫茶でお茶を飲む。今日はスジョンガにした。したに柿の一部が沈んでいた。これもおいしい。
2000年3月19日(日曜日) 
ソウル71日目
はれ
試験前日。
でも部屋ではやっぱり勉強する気にならない。
お昼の後、いつものコリョ大の自然系生活館に行ってみた。
すると3Fの喫茶室があいているではないか。
日曜日でもあいているのである。
食堂もやっている。
意外と人がたくさんいた。
ここで勉強をする。
いままで知らなかったことがちょっと残念。
昼はアナムドンロータリー近くのプンシクでプルコギトッパブ。

夜はまたチャプチェパブ。
2000年3月18日(土曜日) 
ソウル70日目
はれ
あさっては試験である。
わかっているが、もう勉強する気にならない。
今週末は、学生生活最後の週末である。
というわけで、KS氏と韓国映画を見に行く。
「真実ゲーム」。
時間まで、横のチョンミョをぶらぶらした。
映画館で、チェジュ島特等ホテル無料2泊宿泊券をもらった。
映画との関係はよくわからないが、、、

今日の昼間のソウルは、ほんとうに暖かかった。
春がどんどん来ている。
先月までは死ぬほど寒かったのに、来月には桜が咲く。
この劇的な気温の上昇がとてもいい。
しかももう日が長いしね。
7時近くまで、明るいのである。
東京だったら初夏の頃。これもうれしいね。

しみじい氏に国際電話で我が部屋の必要な書類の捜索を依頼。
思いのほか大捜査となった。
思っていたところになくて。
長時間の捜索の結果、見つかったようである。
あらぬものも見つかって悲しい思いもさせたようであるが、、、
昼はおいしいと評判のマンドゥ屋でマンドゥグク。
マンドゥは食べたことがあるけれど、マンドゥグクもやっぱりおいしかった。

夜は豚肉の生カルビ。
どうしてこれをトンカツにしないんだ?というようなお肉である。
これをたまねぎが入ったしょうゆにつけて食べる。
意外といけるのですね。
いよいよ最後の授業。
ドーデ。黒板に「フランス万歳」。それはアルザスである。
住所を教えてもらったり、書いたりする。
こりゃ名簿でも作った方がいいのでは?と思うくらい。
毎時間、時計をみてしまった。
ここでこうして朝から昼過ぎまで顔を合わせて授業を受けるのも、もう最後なんだな。
そう思ってクラスメイトの顔を眺める。

今日は新聞発表があった。
でもあんまりしゃべれなかった。
昨日のインタビューが思いの外うまくいったことに、慢心して準備がおざなりになったらしい。
いかんよね。
慢心をしていけないと言う神様のおぼしめしである。

こうして6ヶ月、のべ20週間の授業がすべて終わった。
あとは来週の期末テストと修了式だけである。

午後、これから勤める会社に行く。
実はソウルで働くことになったのである。
今日は会社の人と顔合わせ。
これから一緒に働く人たちと会う。今日会ったは4人ぐらい。
これから働く職場に行く。
下にはビデオレンタルショップ、向かいにはPCバン(インターネットカフェ)と下に食堂、斜め向かいのビルにはノレバン(カラオケショップ)、とってもめぐまれた環境である。
会社はできたての会社である。
まだ事務所も新しい。
部屋の中はまだ閑散としていた。
机が所在なげに並んでいた。
自己紹介と、会社の説明。
韓国語が100%わかるわけではない。60%ぐらいかな。何の話かはわかるのだが。

今日はPCが届く。
設定を業者に任せ、飲みに行く。
帰ってくると、PCの設定もネットワークの設定もプリンタの設定も終わっていた。
さすが韓国、なんだかとっても速い。
それから男4人でノレバンへ。
今日は僕は声がでなかった。ちょっとくやしい。

もうかったら1年後にみんなでバリ島に行きたいね。
食べて飲みながら、そんな話をする。
しかしほんとうに韓国の男性は酒がいけるし、歌もうまい。
昼は学校のカレー。
予想通り、韓国カレーである。色からして。
まあ食べれないほどではないんだけれど。

夜は焼き肉。
牛肉だが豚肉の味がすると、みんなが不思議がった。
そうへんな味ではなかったけれどね。
それとトゥンシン。牛の背中らしい。
これもおいしかった。
2000年3月16日(木曜日) 
ソウル68日目
はれ
今日はイ先生の誕生日。
ケーキが用意される。
先生の、と思っていたら、なんと僕のも兼ねてやってくれた。
もうすぐだったのである。
プレゼントまでいただいてしまった。なぜかパラッパがついたリュック。
いつも小汚いリュックで来ていたからかな。
さらにはカードまでいただいてしまった。
このようなカードをいただくのは、むかし某会社に常駐していてそこを離れるとき以来である。
これはもう一生の宝物もんである。
しかしそんな準備をしてくれているなんて、ほんとうにまったく知らなかった。
驚きまくりである。というか、恐縮しまくりである。
また思い出深い誕生日になってしまった。

今日はインタビューとロールプレイのテスト。
過去の失敗が頭をかすめる。
でも今日は今日。最後だしね。覚悟を決める。
ロールプレイの相手は年輩のKMさん。やさしい人なので、少し安心をする。
教室でテーマを渡される。
「地下鉄でスリにあった人」と「警察官」。
僕がスリにあった人。
KMさんのリードもあって、思ったよりは話せた。
インタビューのテーマは「映画」。
これはもう僕の趣向を考えてくれた先生のおかげである。
イ先生も映画が好きそうだし。
おかげで1人で熱くなってどんな韓国語を話したのか覚えていない、、、、

今日も歯医者に行く。
上の歯なのだが先生がおもいきし下の歯を押さえるので、逆に下の歯が痛い。
しかしいったい今何をしているんだろう?
歯石も取っている感触はあるのだが。

それからキムさんとエクスチェンジ。
今日は伝統喫茶に行く。チッチャを飲んだ。
今日はM氏から借りたモアを見せる。
キムさんは松嶋奈々子と、車の宣伝の所だけ目を細めた。

映画でも見ていこうかと思ったけれど、あまり気乗りしない。
本でも買っていこうかと思ったけれど、いまいち手がでない。
ヘルスに寄っていこうかと思ったけれど、いまいち体が動かない。
というわけで、家に帰る。
帰る途中に中国人のKY氏と遭遇。
バス停まで行って見送る。

今日は最後の作文。最後の宿題。最後の新聞発表。
いずれもちゃんとやりたいのだが、どれもいいかげんとなる。
やっぱり家ではあんまり気乗りしないんだなあ。
昼はケーキを食べたので、あまり腹がすかなかった。
歯医者の後にサンドイッチとパンを食べた。

夜はチャプチェパブ。やはりこれはおいしい。
2000年3月15日(水曜日) 
ソウル67日目
はれ
いよいよ学校も残り3日。
教科書もほとんど終わりである。

ソウルはだいぶあたたかくなった。
もう帽子もいらない。
昼間はマフラーもいらない。
これで東京の1月の気温と同じぐらいなんだけどね。

ミョンドンへ、お金を下ろしに行く。
しかしバスの中で眠りこける。
気が付いたときは、降りる所のドアがしまりかけていた。
しかたなく次のバス停まで行く。
そういうときに限って、道が混んでいるのである。

ついでにミョンドンで映画を見ていきましょう。
それまで近くのドトールでちょいと教科書を開く。
明日はインタビューとロールプレイングの試験。
いまさら勉強したってどうなるものではないけれど、、、、

映画「ナイン・ヤード」はこれまたすいていた。
たぶん20人にみたない。けっこう入る映画館なのに。
ブルース・ウィルスだからもう少しいると思ったのだけれど。
日本でも昼間はこんなもんだったんだろうか?
映画自体では、ちょっと字幕がわかりづらかったけれど。

帰りのバスにH氏から電話。
PCバンと、横の喫茶店(ボヘミアン)に寄って帰る。
昼はA氏、H氏らとカルグクス。
昨日も行った店だけど、昨日はトッパブだから、まいいか。

夜は喫茶店ボヘミアンのトースト。
ジャムやカレー味も付いている。
2000年3月14日(火曜日) 
ソウル66日目
はれ
授業ものこり4日。
でも今日はすこし寝た。はっは。
明日の授業が終われば、ほんとうにもう終わりを実感するだろう。
H氏のインタビューを聞く。
授業ではおとなしいH氏だが、インタビューの韓国語はとても流ちょうだった。

お昼のあと、高麗大の自然科学系の食堂へ行く。
1階のパン屋でパンを買い、2階で勉強をする。最近これが僕のスタイル。
パン屋では高麗大の牛乳をもらった。
昨日ももらったのだけれど、またくれた。
これがおいしいのである。やっぱり。
食堂というのは落ち着くね。図書館より。
おもわずうとうとしてしまう。

ところで今日はホワイトデー。
僕も2人にお返しをしなければ。そのへんは義理堅いのである。
2人とも同じモノにした。
僕らしいもの。僕しか渡そうとしないもの。
それはやっぱり高麗大でつくられたクッキーだった。
表にはあのタイガースのような大学のマーク。
でもちゃんとリボンを買ってきて、つけた。
僕でもそのぐらいのことはするのである(実はM氏にそれぐらいはした方がいいといわれたのである)。
しかし喜んでもらえたのだろうか、、、、

夕方、パクさんとのエクスチェンジ。
しかしバスで出かけたのがいけなかった。
大渋滞だったのである。
いつもの東大門まではともかく、その先のチョンノもたいへん。
理由はデモであった。
結局、アナムドンから1時間もかかってしまった。
約束の時間も大遅刻。おおあやまりである。

今日はパクさんにテキストをみてもらい、かわりにパクさんが訳した文章をチェックした。
かなり意訳してなおしたけど、大丈夫だったのだろうか。
あまりおなかのすいていないパクさんをピザ屋まで引っ張っていく。
でもどうも最近、ますます韓国語が下手になっているような気がする。

今日のチョンノはすごい人混みだった。
たぶんホワイトデーのせいである。
バレンタインデーと同じく、かごがあちこちの道先に並んでいる。
たぶんあまりものの再利用かな。
バレンタインデーよりかわいらしいものが多い。やっぱり女の子向けだからだろうな。
信じられないほど大きなかごをかかえた男女をたくさん見た。
ありゃうれしいんだろうか。もらって。
最近、新学期でどこの店も大混雑。
すいている店を探すのにナンギする。
昼はカルグクスがおいしいお店に行く。
ここは通りからはずれているので、まだ新入生に見つかっていないらしい。すいていた。
今日はいつものカルグクスでなく、ソコギトッパプ(牛肉かけごはん)にした。
でもまあまあおいしかった。
人の良さそうなおじさんが給仕としてかいがいしく働いている。
おいしい店はだいたいおじさんの性格が良さそうである。

夜はコンビネーションピザ。
たぶんチェーン店でないが、意外においしかった。
サラダはチェックしなかったけど。
「たとえばの楽しみ」
2000年3月13日(月曜日) 
ソウル65日目
はれ
いよいよ最後の一週間が始まった。
今週こそは大切に生きよう。

3回目の歯医者へ行く。
口を開けっぱなしにさせられれる。疲れた。
「疲れた」といって、途中でなんどか口をゆるめた。
そのたびに歯医者のおねえさんと、サポートのおねえさんが笑った。
また難儀な患者になってしまった。

夕方、M氏と映画に行く。
ねらいは「サムライ・フィクション」。
M氏がファンの吹越満がでているから、是非M氏と行きたかったのだ。
映画館はそこそこ入っていた。

アナムドンでM氏と別れて、ヘルスに行く。
今日は足が疲れて、ランニングを遅めにした。

帰りにファンシーショップによる。
するといつも女の子しかいない店に、男があふれかえっていた。
みんな明日のホワイトデーの準備らしい。
こちらの男はみんなマメだね。
今日は新しく開店した食堂に行く。
といっても、以前の「シンポウリマンドゥ」があったところ。
またあっさり店が変わってしまったのだ。
僕が食べたのは「チャップライス」。
ソース味の、よくわからない食べ物だった。
しかし出てくるのが遅かった。
店主らしいおじさんは遅かったことを確認したが、別にあやまりはしなかった。
キャベツも傷んでいたしね。
もう来るまい。

夜はチョンノでパスタ。
ひさしぶりにカルボナーラを食べる。
2000年3月12日(日曜日) 
ソウル64日目
はれ
こんこんこん。
ドアをノックする音がした。
下宿のおばさんかな?おじさんかな?
出てみると知らないおばさんと若い男が立っていた。
「宗教の、、、」
宗教の勧誘だった。
韓国も来るのである。
新学期だからかな。

午後は映画を見に出かける。
いちよ勉強道具を担いで。
まずはソウル劇場。
ブルース・ウィルスの「ナイン・ヤード」をチェック。意外と売り切れでない。でも長蛇の列。すぐ売り切れになった。
「インサイダー」。予想通り、空いている。真面目な内容ぽいし。3時間もありそうだし。
今日はこれにしようかな。
でも今日までやっている映画祭も気にかかる。
今日は3時からホン・サンスの「豚が井戸に落ちた日」が上映されるのだ。
また迷い癖が出た。
映画館で迷う。
駅で迷う。
でも結局、映画祭の方にいってみることにする。

席は余裕で空いていた。
座って待っていると、左横に皮づくめの人がすわった。
なんと石井そうご監督だったのである。
偉大な映画監督との平凡な映画ファンとが出会った、歴史的な瞬間であった。
挨拶しようとして、人見知りがでた。
結局、声をかけられなかった。
声をかけられないまま、監督は映画の後、さっさと立ち去った。
こうして歴史的な瞬間は、終わった。
次に会うときは、ちゃんと話せるようにしよう。
映画の専門家としてなら、おもしろいね。
「あのときは、ソウルで、、、」なんて言えたりして。
監督は一番映画の見やすい席に座った。
僕の選んだ席に近かったのも、うれしかった。

映画のあと、チョンガクまで歩く。
ハーディーズで勉強しようと思ったけど、どうも雰囲気ではない。
ついでにシネコアとコアアートホールを回ってみる。
遠くで煙が上がっているのが見えた。
何台も何台も消防車がチョンゲチョン通りをかんかんととばしていった。

結局、チョンノ1ガのドトールで、テキストを開く。
ここは意外にすいていて、机も大きくて、落ち着くのだ。
勉強していると、おもわず口ずさむメロディが聞こえてきた。
いるかの「なごり雪」だった。もちろんメロディだけだけど。
まさかソウルで「なごり雪」を聞くなんて。
「今春が来て君はきれいになった」このドトールで口ずさめるのは僕だけなんだろう。
泣けてきた。
またしばらくして、聞き覚えのある曲が聞こえてきた。
「あのすばらしい愛をもう一度」。おお。
「あの、すばらしい愛をもう一度」また口ずさんでしまった。
そしてまたしばらくして、聞き覚えのある曲が聞こえてきた。
「秋桜」だった。

夜遅くのバスは空いている。
この時間ぐらいに帰るのがいいね。
アナムドンは再び交通止め。また下水道の工事らしい。
ほんと交通止めの方が助かる。

コンビニ前で、タクシーの中で運ちゃんと客のおばちゃんが口げんかしていた。
止めに入るもう1人のおばちゃんと子供。
子供はそのうち泣きながら帰っていった。
もう警察が来ていて、やがておばちゃんをタクシーから出した。
なんで喧嘩していたんだろう?

先月からNYに3ヶ月の短期留学にでかけたメールフレンドから、英語でメールが来た。
ちょうど同じ時期ぐらいに会社をやめ、同じような感じでいまNYでがんばっている。
もちろん僕よりずっと若いけどね。
最初だから、たぶんいろいろあるんだろうな。
でも同志として、がんばってほしい。
朝はパンを2つ。
昼はパンを1つ。
夕方にマッシュルームバーガーセット。
夜にポテトサラダ。
なんだかとっても体に悪い気がしてきた。
2000年3月11日(土曜日) 
ソウル63日目
はれ
午前中は昨日の酒が残る。
たかがビールだったが、空腹で飲んだのがいけなかったらしい。

午後からKS氏と映画を見に行く。
本当は3週間コースの人も一緒に映画を見に行くはずが、都合でいけなくなったのだ。
韓国映画「総合病院themovie千日の間」にする。
でもインターネットで調べると、もう東大門市場の映画館MMCでしかやっていないのである。
公開したのがたった1週間前なのに。人気がなかったのかな。
というわけで東大門市場に出かける。

なんと映画館は、僕とKS氏の二人だけだった。
さすがに映画館に二人だけというのは初めてである。
これでは大きな大きなビデオパン(レンタルルーム)ではないか。
いやそれはそれでもおもしろかったけど。
思いきし無駄口がたたけるしね。
食べ物の音も気にしなくていいし。

アナムドンに帰る。
大学の食堂でコーヒー。
土曜日にも食堂が空いているなんて知らなかった。ひまな折りに立ち寄ろう。
プンシクとビデオ屋とスーパーに立ち寄って、帰る。
昼は「スッチェビ」。韓国風すいとん。といってもちっとも辛くない。
二人分だったが、食べきれないほど。
キムチもなかなかおいしかった。

途中、東大門の屋台で昔風のホットクと焼き鳥を食べる。
昔風のホットクは油っぽくなく、甘みもすくない。おいしい。
焼き鳥は唐揚げだった。すこし冷たかった。

プンシクではチーズキンパブにトッポッキ。
トッポッキはひさしぶりだった。やぱり甘辛い。

再び下宿近くの屋台で焼き鳥。今度のは暖かかった。
2000年3月10日(金曜日) 
ソウル62日目
はれ
学校のあと、今日はクラスメイトのY氏と映画祭に行く。
アジア3人の映画監督を主題とした映画祭である。
日本から石井そうご、台湾からチャン・ミンリャン、韓国からホン・サング。
10日は石井そうごの日であった。
会場はアートソンジェセンター。
場所がわからないので、インターネットで調べて行く。
アングク駅で降りて、トクソン女高の前を通り、北にしばらく上がったところにあった。
会場には3時の回の直前に到着。
でもチケットは買うことができた。
3時からの「シャッフル」「半分人間」。
つづいて5時からの「エンジェル・ダスト」を見る。
7時過ぎからフォーラム。
石井そうご監督がゲストである。
計算しても40過ぎなのに、とても若く見えた。
最初は酒を飲まないと、、、なんて言っていたが、語るうちに1人で熱くなり、語る言葉も長くなった。
感性の人だな、という感じ。
だから通訳の人はたいへんだったようだ。
いまいち監督の言いたいことが、伝わっていないのである。
僕がきいていても間違いがわかるぐらい。
僕の日本語ができる韓国人の友人らの方が、ずっとうまく訳しそうである。
そのうちに通訳の人ではお手上げになり、日本映画の評論家の人が代わりに訳すようになった。
やっぱり通訳というのは、相手の言うことを理解しないと訳せないのだ。
通訳の仕事とは難しい。

後半に質問コーナーがあった。
それにしても1つの質問が長いこと長いこと、これは韓国人の性格なんだろうか?それとも映画好きの人の特徴だろうか?
フォーラムは3時間近くになった。ひええ。

夜遅く、アナムドンに戻ってくる。
空腹なので晩ご飯でも食べていこう。
すると向こうから見覚えのある酔っぱらった集団がやってきた。
そのまま一緒に飲みに行く。
3週間コースで来ている人たちと初めてお話をする。
閉店の2時まで飲む。

どうもいまの眼鏡にしてから、飲む機会が増えた気がする。
昼はピザハットのセット。プルコギピザである。
でもピザって意外におなかにたまるのね。

夜は飲み屋でのつまみ。
唐揚げと酢豚。
2000年3月9日(木曜日) 
ソウル61日目
はれ
今週ももう4日が過ぎた。
本当に早いね。
でも今日は財布と定期入れを家に忘れた。
原因は分かっている。
それにしても学校について1時間も気が付かなかったなんて。

今日は歯医者に行く。
A氏に笑顔で見送られながら。
でも今日は2回目、はじめてよりはまだ楽である。
たぶん注射もないだろうし。
甘かった。
レントゲンを撮られた。
ずっと口をあけっぱなしにしなくてはいけない。
人生で一番、というほど、口を開けっぱなしにした。
口になにかを入れられて、嗚咽反応がでた。
長い時間いじられて、死にそうだった。
やっぱり歯医者はいじめるためにあるのである。
楽しかったらまた虫歯になってしまうものね。

今日はキムさんとエクスチェンジ。
今日は男どうし、結婚の話となった。
「僕は恋愛の技術がわかりません」
僕もわからない。わかっていたらいまだ独身のはずがない。
でも恋愛の技術、というよりテクニック、と言った方がいいかな。

夕方、パクさんの大学卒業祝い。
大学路に、韓定食を食べに行く。
いままで韓定食をあまり食べた記憶がない。

なんだかいろいろと真面目な話もしてしまう。
いまパクさんは映画「ラブレター」の書取をしている。
見せてもらったけど、やっぱり関西弁の聞き取りがむずかしいみたい。
そりゃそうだよね。
でもなかなかおもしろかった。
僕も韓国映画の書取をしてみよう。
昼はA氏、H氏らとプンシク。
僕はとんかつにする。
まわりの客がみんなとんかつを食べていたから。

夜はパクさんと「韓定食」。
大学路の「ソルメマウル」に行く。
トングレ茶がおいしかった。
机の上に、所狭しとお皿が並べられる。
こちとら貧乏性、次々にお皿を空にしていく。
ナクチの和え物がおいしかった。
パジョンも、焼き魚も、プルコギも。
鱈が入った和え物はからかったけれど。
2000年3月8日(水曜日) 
ソウル60日目
はれ一時雪
今日は昨日のインタビューの発表があった。
僕は自分の声が嫌いである。
流れる声を聞いて、耳をふさいだ。
最悪なのは、合間の声である。
ああ、そう、とかえへらえへら笑っているところ。
もう本当に穴があった入りたい心境であった。
こんなに信頼できない声をしているなんて。

午後はKS氏の家に行き、PCの設定作業。
でもパスワードがわからず、作業中断となる。
使わないと忘れるんだよね。

それからKS氏と肉を食べに出かける。
とにかく肉を食べたかったのだ。
腹ごなしにケーキも食べてしまったが。

食べた分、体を動かそう。
今日は真面目に、ヘルス(ジム)に行く。

帰りにファーストフード「ポパイス」に寄って、しばらく教科書を開く。
とにかく勉強がたまっているのである。
さぼって映画ばかり見ていたから。
朝の下宿のウィンナー卵巻焼はおいしい。
毎日でないかな。

昼はサムギョクサルにティジ(豚)カルビ。
ティジカルビはずいぶんひさしぶり。
うれしかった。
2000年3月7日(火曜日) 
ソウル59日目
はれ
午後から学校の課題のインタビュー。
ペアを組んだO氏と一緒にまわる。
いざインタビューを始めようとして、あんちょこがない。
あれ?なくしたかな?
しかたがない、ぶっつけ本番でいこう、
としたらM氏から携帯が入る。
なんとお昼の席に忘れてきたのだ。
もう赤面のいたりである。
僕のテーマは「ビデオ屋」。
ビデオ屋を2件、まわる。
インタビューをする。
でもはずかしいね。マイクもあるし。

ついでにもう1件、入ったことがないビデオ屋に行ってみた。
中に入ってみて驚いた。
入口は小さいのに、奥行きがある。しかも2階もある。
そこにみたことがない韓国映画やアニメがならんでいたのである。
2階の床はまがっていてちょっとコワカッタけれど。
「未来少年コナン」が全巻あったのがうれしい。
これはみたいなあ。韓国語でもみるとまたおもしろいかも。

今日も1人で映画を見に行く。
「ジャンヌ・ダルク」か「韓国短編映画」か?
しばし迷って、東大門市場の「短編映画」を見に行く。
でも行ってみたら、時間がメモと違った。
あれ?
何度も確認するが、やっぱり違う。
2時間は、待ちたくないなあ。
土日月と映画を見続けているし、今日は映休日としよう。
見続けると飽きるし、感動も薄れるしね。
勉強もたまっているし。
でもせっかく町にでたから、本屋に寄りましょう。
寒かった。
冷たい風が吹き荒れている。
せっかくあったかくなったのに。

ヘルス(ジム)は今日はさぼった。
行きたくなかったのである。

ひさしぶりに喫茶店「ボヘミアン」に寄る。
まず買ってきた本を読む。
でも止まらなくなりそう。
途中でおいて、テキストを開いた。
しばらく勉強をしないツケが、たくさんたまっていた。

下宿に帰ってくると、掲示板になにか張ってある。
流ちょうな韓国語なのでよくわからないけれど、朝ご飯を黙って食べるのはいや、もっと仲良くやりましょう。講義の情報も交換したいし。だからいっぺん講義開始(開講)記念に日曜日のお昼にでも集まって食べましょう。そんなところらしい。
30過ぎの外国人でもうすぐ学生をやめる人が、顔をだしていいのかな?

机の上でヨーグルトをあけようとして、手が滑った。
ヨーグルトがPCの上に飛び散る。
ひえー。
昔カルシウムパーラーをノートPCに飲ませて大変なことにした記憶がよみがえる。
いそいでヨーグルトを拭う。
そこで第二の失敗。
キーボードの下を掃除しようとして、無理にキーをはがし、ひっかける部品をこわしてしまったのだ。
しかも3つも。
ひっしに復旧を試みるが、結局無理だった。
というわけでいま、AとBとPのキーが変である。
セロテープで留めているのだ。
これを機に韓国語キーボードでも買うか、、、
幸い、ヨーグルトは機械の中まで入らなかったようだ。
ほんと不幸中の幸いである。
機会を見て電気屋に持っていこう。
朝の下宿には、チャプチェが出た。
昨日我慢したかいがあったというものである。
食べたいという願いが通じたのかな?

昼はM氏、MM氏、O氏と学校の食堂でトルソクビビンパブ。

夜はまた高麗大のパン。3つも食べてしもた。
とまらんのである。
「たとえばの楽しみ」
2000年3月6日(月曜日) 
ソウル58日目
はれ
ひさびさに寒い。
2、3日、暖かかったから。
コッセムチュイ(花が恨む寒さ)と言うらしい。
花冷え、ですね。
でも心の中に、春の気持ちが芽生えたから、よけい寒く感じるみたい。

さて、いよいよ最後の2週間が始まる。
でも、気合いが入らない。
昨日は寝た方なのに、眠い。
飽きたかな。

飛行機のチケットを取りに行く。
待つ間、カレンダーを見ながら、いろいろな方法を考える。
福岡に寄って、船でまたソウルに行くのもいいな、とか。
でも東京から福岡までが高いか。
チケットはあっさりとれた。
これで一応、日本に帰る日が決まった。
でもすぐまたソウルに行くのである。

今日の映画のターゲットは「リプリー」。
20分後のハリウッド劇場もあるけど、あまり好きな映画館じゃない。
1時間後のソウル劇場にしよう。
どこかで茶でもして。
でもソウル劇場も20分後だった。
僕が間違えていたか、時間の日程が変わったのだ。
おかげで茶の時間がどこかへ飛んでいく。

今日は一つ心配があった。
やたらトイレが近かったのだ。
なのでわざと通路側に席を替わった。
あとで人が来てまた動いたけど。

四日ぶりにヘルス(ジム)。
おかげで筋肉痛はしなくなった。

アナムドンの通りが通行止め。
あれまた工事かなにかかな。
日曜日も下水道の工事で通行止めだったのである。
なぜか道上に舞台が作られている。
夜に通りかかると、舞台の上では少年たちが踊っていた。
どうも高麗大の新歓らしい。
ココに舞台がつくられたのは、秋の高延戦の壮行会以来。
そのときほどではないが、人が集まりわいわいやっている。
この寒空に。
でもいいのは通行止めで車が来ないということである。
この通りはずっと通行止めの方がいい。
ただでさえ歩行者が多いのだから。

帰りにPCバンに寄って、調べもの。
外務省のホームページをはじめてのぞく。
国際機関の仕事の募集を見かける。
もし英語ができればね、、、
昼はA氏らと「ソルロンタン」。
今日のような薄寒い日にはちょうどいい。

夜はチャプチェパブに誘惑される。
でも今日はなんとなくやめる。
2000年3月5日(日曜日) 
ソウル57日目
はれ
旅心がうずく。
そういえば2月にどこへも行かなかった。
みたい映画がたくさんあるけれど、今日こそは外に出かけよう。
思い出したのは郊外線である。
時間を見るとちょうどいいのがある。
昼過ぎに下宿を出る。
まずはシンチョンへ。
国鉄シンチョン駅は、色鮮やかなかわいい駅だった。

線路をまたいでホームに向かう。
むこうに列車が見える。
しぜんとわくわく。
旅の列車に乗ると、いつも自分が12歳ぐらいの少年に戻った気になる。

シンチョン駅を2時前に出発。
1時間半の郊外線の旅である。
郊外線に乗るのは12年ぶり。しかも当時とは、方向が逆である。
12年前にはなかった巨大な団地群がいろいろ見える。
かなり路肩が悪い。ひどい揺れ方をする。
でも座席はだいぶよくなっていた。
はっきりいって日本のローカル線よりずっといいかも。
席は意外なほど混んでいた。車両3つほぼ埋まるほど。
ほとんど山登りにでかけた一群らしい。
でもこの線、もっと通勤に活用すれば、いいのに。

ウィジョンブからまっすぐ地下鉄で帰る。
途中から熟睡。
起きたら既にシチョンだった。
なんと寝過ごし。
またチョンガクまで戻る。
夕方まで、2時間あまり時間が余っている。
ちょうど映画を見て過ごすのにいいな。
ありそうなコアアートホールに行ってみる。
ねらいは韓国映画「散策」。
思いのほか席が空いていた。
これは幸い、さっそく見ることにする。

夕方、この前のKJクラブで知り会った人たちと会う。
まずは昔風のお店で夕ご飯。
それから大学生がよく行くという、飲み屋に行く。
むかしは値段も安かったそうだ。
場所はチョンノの北の裏側。
なんどもチョンノに来ているのに、知らなかった。
まだまだソウルは奥深い。

帰りにアイスクリームを買って、帰る。
飲んだ後はアイスクリームを食べずにはいられない。
くせみたいなものかな。
昼はシンチョン駅近くでチーズキンパブ。

夕ご飯はティンジャン定食とでもいうもの。ティンジャンをごはんによそって食べる。日本で言えばねこまんま。少し辛かったけど、おいしい。
付け合わせのチャンジョリムがまたおいしかった。

飲み屋では焼酎2本にアルタンとパジョンをつまみながら。
トットリ(どんぐり)のトクも食べたかったけれど、腹一杯で断念。
「よりそって老後」
2000年3月4日(土曜日) 
ソウル56日目
はれ
今日も起きたら、11時でした。
今日から始まった映画をチェック。
今日からまた始まった映画が多い。
みたい映画がてんこ盛りである。
このうち、見たい順にランクをつける。

今日のターゲットは「グリーンマイル」。
今日初公開。たぶん今週の目玉。
ソウル劇場は満員、とみた。
じゃあ近くのタンソンサ、あるいはミョンボをねらうか?
しかしここは賭けでミョンドンの中央シネマに行ってみよう。
まだ行ったことがないし。
34番のバスに乗っていく。
途中で道が大渋滞。
バスの運チャンは割り込んできた車に文句は言うわ、客は運チャンに運転が荒いと文句を言うわ、運チャンがまた怒って言い返すわ、とっても殺伐とした雰囲気のバスだった。
途中で降りようかと思ったけれど、まあ時間もあるし我慢。
ヨミは当たった。
2時間弱前というのもあったけれど、無事、席をゲット。

映画が始まるまで、ミドパの地下に行く。
ここのレコード屋が安いとマンマさんが推薦してくれたのだ。
たしかにヨンプンやキョボより安い。
しかも品がそろっている。
ベイビーボックスやエコーなどのマイナー系(主観)も。
たしかしみじい氏が探しているはず。と思わず携帯から国際電話を入れる。
土曜日の午後に迷惑なやつである。
ミョンドン教会の近くのドトールでコーヒー1杯分待つ。

映画の最中、びくっとするシーンで椅子が動く。
みんな素直にびくっとする。これはいいね。
それにしても3時間近いのはちょっと長すぎたみたい。
みんな途中からお尻をもぞもぞやっている。
隣のカップルは二人そろって途中から靴を履きだした。
やっぱりカップルってどこか行動が似ている。

中央シネマは偉い。
エンドクレジットが始まっても電気がつかなかったから。
それでも観客はみんな帰るのである。
残っていたのは433席のうち、一桁にも満たなかっただろう。
おばさんがゴミの掃除を始めるし。
でもトイレはきれいだった。
回転式便座シートに、韓国で初めてお目にかかる。手動だったけれど。
なかなか快適な映画館でした。座席もきれいだし。
シャトルバスも運行しているそうだ。何度か見かけたけれど、誰か乗っているのを見たことがない。

また34番のバスに乗って、帰る。
帰りは道がすいていて、安全でした。

コンビニでパン、パン屋でパン、コンビニでキンパブ(海苔巻)とポテトサラダ、さらにコンビニでアイスクリームを買って、帰る。

TVで、「フォレスト・ガンプ」を見る。
もちろん韓国語の吹き替え。
でもやっぱりいいね。
またトム・ハンクス、だったけれど。
これも原作がおもしろいんだなあ。
「フォレスト・ガンプ2」だと自分が映画化された話まで出てくる。
昼は近くの食堂で「ビビンパブ」。
時折食べたくなるのである。
やっぱり生卵がのっているのが良い。
プルコギトッパブは来るたびに質が落ちているのに、ビビンパブは大丈夫である。
原価が安いんだろうか。ご飯が多いし。

夜は家でコンビニのキンパブにポテトサラダ。それにアイスクリーム。
でもなーんか物足りない。
で、クッキーをヒトハコあけてしまう。
これが問題なんである。
なにか物足りないおなか。
「たのしい話いい話1」
「韓国・北朝鮮・在日コリアンがわかる本」
2000年3月3日(金曜日) 
ソウル55日目
はれ
今日は日本ではひな祭り。
M氏が学校にひなあられをもってきた。
こちらにはそういうお祭りはないらしい。

学校は来週で大学内の国際館に引っ越すはずだった
ところが突然中止。
理由はよくわからない。
準備不足が原因らしいが、、、
というわけであと2週間、山登りを続けることになった。
新しい建物を楽しみにしていたのに。
まあ仕方ないか。

今日は学校で映画上映会。
「北京飯店」を見る。
前回の「シュリ」より、人が多かった。
コメディだからかな。

映画のあと、A氏、K氏らとぶらぶら。
A氏の写真現像につきあう。
それからファーストフード「ポパイス」でホットチョコ。
おなかも減ったので夕ご飯。
1級のH氏がまだタッカルビを食べたことがないという。
これは是非連れて行かなければ。

タッカルビで満腹のあと、偶然、クラスメイトのMK氏と会う。
総計6人、飲み屋に飲みに行く。
といってもさっきのタッカルビで腹は一杯。つまみは少な目。
おかげで相対的に飲む方が多くなる。
しかもビールと焼酎を両方飲む。
ひさびさに頭がほわんとした。
昼は学校の食堂。
鶏とジャガイモの煮物(名前を忘れた)。
ジャガイモがおいしかった。

夜はタッカルビ。ひさびさ。
アナムドンのお店はサツマイモがおいしかった。
なぜかサラダにも生のサツマイモが入っていた。

飲み屋「ケンチャナヨ」に行く。
つまみは小さい。でも安い。
コーンバター、イカリング、フライドポテト、鶏皮、キムチジョン。
ビールと焼酎を交互に飲む。
2000年3月2日(木曜日) 
ソウル54日目
はれ
今日は春の日のように暖かい。
今日は高麗大も入学式。
うってつけの日和である。
こうやって少しずつ、春になっていくのかな。
寒かった分、春が待ち遠しい。

今日はKさんとエクスチェンジ。
彼は授業で「GTO」を見て以来、松嶋菜々子のファンだそうだ。
彼女の顔は、韓国人の男性に受けるそうである。
ふーんなるほど。
「蓼食う虫も好きずき」とか、悪い言葉も教えてしまう。
ちなみに韓国では「私の目に眼鏡」という。
どこの国にもあるんだね。
ちなみに僕の韓国語はキョンサン道の方言に似ているそうだ。
「まあ」とかあいまに入れるところとか。
まあ。そうなのかな?うれしいような。

今日も映画を見て帰ろうかと思ったけれど、今日はやめにしておく。
作文の宿題もあるしね。
久々の映休日。
帰りにヘルス(ジム)に行って、一汗流す。
体重は減っていないが、腕とか肩に筋肉がついた気がする。
単に脂肪の上にのっかっているだけかもしれないけれど。
でもヘルスって、ナルシストが多いよね。
よく鏡に自分の姿を映してチェックしている。
こちとらそんな趣味はないもんで、ちょっとへんである。

帰り道、妙齢の女性に声をかけられる。
ごもごも最初言っていたら、のどがいたいんですかと言われた。
しかしもうこの手はこりごりである。
忙しいからといって、逃げる。
失敗はいかさなくては。

夜は作文を書く。
今日のテーマは好きなスポーツ。もちろん「相撲」。
そういえば大学の時に相撲のレポートを書いたっけ。

坂本龍一の「BTTB」を聞きながら。
ニュース23のテーマを聞くと、無性に日本に帰りたくなる。
昼はM氏とプンシク「イカネ」でキンパブ(海苔巻き)をつまむ。
チーズキンパブとツナキンパブ。
M氏のチーズキンパブの方がおいしかった。やっぱり。
まだ食べたことがないキンパブもたくさんある。いずれ挑戦しよう。

夜はまたまたまたまたヨンプン文庫のハーディーズでマッシュルームバーガー。
もう定番である。
もう少し安くしてほしいところだけれど。
2000年3月1日(水曜日) 三一節
ソウル53日目
はれ
今日は人に会うはずであった。
でも先方の都合がつかず、キャンセル。
朝ご飯を食べて、また寝る。

今日は三一節。
あの1919年の3月1日の独立運動を記念した日である。
数日前から、チョンノ(鐘路)の道々に国旗があふれかえっていた。
TVもさぞ反日のドラマであふれかえっているだろう。
と思ってTVをつけた。
バラエティ「ほんとゲーム」。
今日は「どっちが日本人?」だった。
1人の男性と1人の女性が出てきて、ゲスト陣がどちらが日本人が当てるというものである。
ひょうしぬけした。
、、、これも反日運動の一環か?
日本と韓国どこが違うか?
美人、食習慣、それらの質問に対してその男女が答える。
でも身長150cmぐらいが日本では美人、なんですかね?背が低い方が人気がある?まあ一般的にはそうかな?
顔の違いについて、ゲストの歯医者がなんだか語っている。そんなに違うかな。
言葉の癖からすると女性の方が日本人ぽかった。あいまの言葉(えー、とか)でわかるものである。
でもこの女性、でてきたとたんに自分の名前を「パク、、、」と言いかけてしまった。あとのフォローがたいへんだった。それもおもしろかったけれど。
それに対して男性の韓国語はよどみない。よどみなさすぎるくらい。韓国人の女性と結婚してこちらで生活しているそうだ。
さて正解は、、やはり男性でした。女性の方は在日韓国人3世。まあそんなところかなと思ったけれど。
番組の中では露天風呂やら田舎の家族訪問なんていうシーンもあった。

お昼を食べに出かける。
なぜだか人が多い。
今日から新年度だからかな。
荷物を抱えた人が多い。
近くのスーパーでは、さっそく生活用品が並んでいる。
なぜか洗濯板があった。
いまどき使う人がいるのかな。

お昼のあと、チョンノに向かう。
しかし今日は混んでいるバスばっかりくる。
20分も待ってようやく乗ったバスは、チョンノの通りまで来るとまったく動かなくなった。
デモでもあったらしい。
(ニュースで見ると、車をとめていろいろやったらしい)。
さすがに途中で降りて、地下鉄で行く。
最初に向かった映画館はハリウッド。
「ジャッジメント・デイ」を見ようと。
しかし行ってみると全く知らない映画がかかっている。
どうも刑事ものらしい。おもしろそうでないので、やめる。
つづいて第2候補のシネコアへ。
ねらいは「ジャンヌ・ダルク」である。
でもやっぱり30分前ではアウトだった。売り切れ。

ここまで来るのに、足が疲れた。
喫茶店「ドトール」に行って、休む。
ドトールも満員だった。
宮部みゆきの「東京下町殺人景色」を読了。
黒田福美の「ソウル・マイハート2」をほぼ読了。
2冊読んだら、頭が疲れた。

ヨンプン文庫に行く。
新しい日本語の本を買おうかな。
でもどれも手があまりでない。
今日はここで帰ろう。
でもバス停でバスを待っていたら、キョボ文庫まで足を伸ばしたくなった。
ぷらぷら歩いていく。
でも日本語を見るのも疲れた。
今日は買わないことにする。

かわりに坂本龍一の「BTTB」を購入。
日本語がないと、日本人のCDでもOKなのである。
しかも12000ウォン。日本で買うより安い。

家に帰ってビデオを見る。
香港映画「宗家の三姉妹」。
日本で超ロングランだった映画である。
とくにおばさんたちに受けが良かったらしい。
でも確かにおもしろかった。
歴史的な姉妹だしね。
しかしちゃんとでてきた文字は順序通りに訳してほしかったな。
ときどき順序が入れ替わっているのである。
漢字だから、わかってしまう。
それからエンドクレジットの上に「ありがとうございます」という文字をかぶせるのはやめてほしいな。
エンドクレジットだって見る人はいるのである。ほんまに。
昼は例のクラスメイト推薦のマンドゥ(ぎょうざ)屋。これで2回目。
ラーメンもおいしいと聞いて、ラーメンを頼む。
しかしラーメン1500ウォンなんである。マンドゥも1500ウォン。当然、両方を頼む。
卵がといてあるラーメンはまあまあ。
マンドゥがやっぱりとってもおいしい。ほんのり甘くて。
夫婦が並んでずっと一生懸命マンドゥを作り続けている。これがおいしさの秘訣かな。
店も性格を反映してか、とても小綺麗。机ががたがたいわないのである。これは韓国ではめずらしい。
たぶんおじさんかおばさんの性格なんだろうな。

夕方、よもぎホットク1000ウォン(3つ、しかもふつうのホットク1つおまけ)と焼き鳥1本を買って、帰る。


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