GOGO!ソウル
留学日記

1999年9月


日付日数 内容 ごはん TV
1999.9.30(木)旧8,21)
18日目
久しぶりに同じ場所に4日通った。
なんだか疲れる。
疲れて韓国語もなかなかでてこない。
ここ2日授業であんまりしゃべっていない気がする。
いかんよね。

大学は今日もにぎやか。
明日からの高延戦の応援準備らしい。
図書館にいても、歌がきこえてくる。
太鼓の音がきこえてくる。
外にでると、クイズ大会をやっていた。
ちょっと、学園祭の雰囲気。
僕の大学の学園祭より、よっぽどにぎやかである。

買ったばかりのシャツのボタンが取れた。
近くのクリーニング屋に修繕という文字が見える。
夕方、おそるおそる行ってみる。
あまりのボタンがついているのを指摘すると明日来い、と言ってくれた。
こんどは穴があきそうなズボンを持っていこう。
しかしこれは難しいかなあ、、、余分の生地がないから、、、また新しいのを買うか、、、日本で買ったばかりのズボンだったんだが、、、

どうも太った気がする。
横顔を鏡で見て愕然とする。
やっぱり毎日食べ過ぎたかなあ。
今日は夕飯を控えよう。
実にひさしぶりである。
お昼は牛肉うどんにした。
授業でうどんの話がでてきたので。
うどんにはさつまあげ、ちくわなどいろいろ入っている。
うどん自身はまあまあの味。
今日はドラマ「クイーン」の最終回。
1999.9.29(水)旧8,20)
17日目
大学前の繁華街に行くと、いつもと様子が違う。
通りの入り口が封鎖され、警官がいるのである。
マウルバス(地域バス)の路線もそのために変わっている。
すわ学生運動か?
しかし道には舞台が作られている。
どうも高延戦(高麗大−延世大)の壮行会らしい。
夕方の通りに帰ってくると、すでにくす玉が割られ、紙屑が舞っていた。
舞台では踊りやバンドのライブが行われたりした。
大学の寮祭の実行委員だった僕は、祭と聞くと血が騒ぐ。
といっても物見遊山で見るだけなんであるが。
デジカメを持ってこなかったことを後悔。
舞台の前にいる人たちは、もうのりのりだった。
若いよね。あついよね。

カンビョンに、映画を見に行く。
ここの新しいシネコンプレックスの映画館で、映画を見たかったのだ。
時間があるのでスターバックスに入る。
ところがやたらイスが豪華なスターバックスなんである。
実はふつうの喫茶店だった。だまされた。
でもゆったりしたイスで休めたけれど。
久しぶりに日本の文庫本を読む。
けっして日本語に飢えてがまんできなくなったわけではない。
ただ気分転換に。
外国で読む村上春樹のエッセイも、なかなかおもしろい。

映画館は、トロントで入った映画館ほどではないけれど、ちゃんと前の人の頭がかぶらないように、傾斜が付いていた。
今日見たのは「ホーンティング」。なぜか日韓ほぼ同時公開である。
窓口で切符を買うときにちょっと発音が難しかった。
新しい映画館は、なかなか音もいい。
でもこわい場面でクーラーを強くするのは、演出ですかあ。ひゅーと風が吹いて、こわかったのですけれど、、、

風呂をでてから授業の復習。
勉強していると、大学時代のことをいろいろと思い出す。
マウルバスを乗り間違え、間違って地下鉄ソンシン大入口に来てしまう。
まあいいや、このまま4号線に乗ってミョンドンに行く。
ミョンドンではもちろんコングクス。
つめたい白いトウモロコシ粉のスープに、緑がかった麺がひたっている。それにきゅうりとごま。自分がつくるときにはこれらが足りなかった。
いつもように麺をはさみで切ってもらう。これは韓国式ですね。
付け合わせでペチュキムチ(はくさいのキムチ)と小ごはんがついた。
コンスープもこくがあっておいしい。
ところがやっぱり体が冷えて寒くなった。
やっぱりコングクスは暑い季節のものらしい。

夜はツナキンパブ。
海苔巻きの具にかんぴょう、かに、玉子、ツナ、しその葉などなど。
その巻き具合は芸術品である。
しその味が口に広がって、おいしかった。

また昨日のプンシクでマンドゥを買う。
今日は10個にした。ふつうのマンドゥを5個、キムチマンドゥを5個。
1個おまけでサービスしてくれた。
でもおばさんはその瞬間もにこりともしない。
しかし11個は食べ過ぎた。
どうも最近太ってきた気がする。やっぱりダイエットか?
朝のTVのコーナー、「日本紀行、2002年ワールドカップ開催地を行く」。
今日の特集も横浜。今日はシベリアパンである。
ここのお店は親子2代の老舗。
「自分が子供の時にパンを買った店は、なくなってしまいましたよ」と司会。
韓国もそういう思いにひたる時代になったのだなと思う。

ひさしぶりに朝の子供番組「ポッポッポ」を見た。
僕が始めた韓国に来たときにも、やっていた番組である。
しかも主題歌まで変わらない。
こちらは「老舗」番組である。
変わらないのも、いいよね。
1999.9.28(火)旧8,19)
16日目
秋晴れである。
朝はかなり涼しい。
でも昼は少し暑いくらい。

午後は図書館でお勉強。
大学の受験前以来、はじめてまじめに勉強してる気がする。
日が暮れた帰り道、ようやく学生生活をしている感じがした。
いままではぷーたろー気分がどうも抜けなかったけれど。
ちょっととうはたっているけれどね。

毎日のようにコンビニに行く。
セブン・イレブンがやっぱりひいきである。
最初は無愛想だったレジの女の子が、ようやく笑顔をみせるようになってくれた。
ただポテトサラダにはスプーンよりフォークの方がいいなあ。
すぐ近くのコンビニ「LG25」でもすっかり顔なじみである。
店内をうろうろうろうろうろうろしていたら、何をお探しですかと声をかけられた。
いや特に探しているというわけではないんだけど、ちょっとつまみたくて。
なんてとってもまだ韓国語ではすらっとでてこないなあ。

TV、新聞のスポーツニュースでは昨日のサッカーの敗戦分析ばかりである。
若い選手に「日本に勝たなくては」という意識がうすくなってきたとも指摘されていた。
それはそれでいいことかもしれない。
でもまあまだ日本は必死こいて勝っているぐらいのレベルである。たぶん。
気を許すとまだどどどとやられてしまうだろうな。
お昼はロータリー近くの洋食屋でカレーライス。
なにせ「カレーライス」ののぼりがたっている。
ちゃんと例のカップに入って、カレーはやってきた。おたまはなかったけれど。
ちょっとピーマンが存在を主張している。ピーマンカレーっていかんじ。
味はいままでのなかで一番まろやか。
ただ問題は色である。
どうもおいしそうな色じゃないんである。

夜はプンシクでキンパブを買ってくる。
それとマンドゥ(餃子)を5つ。5つだけ?とおばさんにきかれる。
たしかに足りないけれど、今日は初めて食べるから。
でもまあまあおいしかったので、次はもう少し買ってこよう。

朝のテレビでは横浜のおでんやを紹介していた。
「日本人が韓国人のつくるキムチをまねできないように、おでんは日本人にしかつくれない」と店の客は豪語していた。
でもソウルにはプンシクにおでんがいっぱいあるよね。その名もオデン。
たぶん味は違うだろうけれど。
1999.9.27(月)旧8,18)
15日目
今日は服を買うと決める。
28番のバスで、東大門市場まで出かける。
買ったもの。
シャツが2つ。
ズボンが2つ。
靴下を3つ。
下着を1つ。
ベルトを1つ。
トランクスを4つ。
タオルを4つ。
万ウォン札が、飛ぶようになくなっていった。
といっても千円なんだけれどね。
今日が一番お金を使ったかも。

足が短いので裾をなおしてもらわなければ。
ズボンを買った店で裾直しをしてくれる店を教えてもらう。
それは同じビルの1階にあった。
買ったズボンを持っていくと、隣のトイレではいてこいという。
なぜかトイレで着替える。
作業時間は40分。
行くとおばさんに「日本人のはそこにあるよ」といわれた。
費用はズボン2つで4000ウォン。安いかな?

あいまに映画を見る。
韓国映画「ラブ」。
またまたチョンノ3街のピカデリーである。でも今日はピカデリ1の方。
今日は右側になった。
別に今日は字幕がないから右側でなくてもいいのだけれど。
カップルに挟まれる。
こういうときに座席指定はつらい。
空いている席もあるのに。
もっと考えて切符を売ってくれないもんだろうか。
で、映画の韓国語は、、、ストーリーに気を取られてよくきいてなかった。
韓国語に集中するとおもしろくなくなるし。うーん。
もう一度見に行こうかな。

服がいっぱいになったバッグを背負うと、ようやく生活がはじまったかんじがした。

今日はサッカーの韓日戦。
どこの店にいっても夕方のテレビはサッカー、サッカー、サッカーである。
屋台にまでTVがある。
店ではみんなみているし、屋台は人がすずなり。
そんななか、店に入ってみた。
まあ阪神ファンであふれるお店に1人でいる巨人ファンみたいなものだろう。
カップルの女の子が日本人選手の頭をみて「サボテンみたい」と笑ってた。
下宿にいるとなんどかどよめきがきこえた。
サッカー中継をみているとよくわかる。
それにしても、あついなあ。
お昼は韓国ご飯チェーン店の「シンポウリマンドゥ」のソコギポソッパブ(牛肉きのこごはん)。
味はたいしたことなかった。
このチェーン店、同じ名前でありながら、どうも各店味が違うらしいのである。
たぶんほかのチェーン店もそうなんじゃないだろうか。
ごはんはかなり多かった。

夜はやっぱり麺を食べたい。
プンシクでチョルミョンを食べる。
汁なしの麺。一瞬、あぶらそばかと思う。
しかし上にまたあかいものが。またかき混ぜると真っ赤になった。
これがまた辛いのなんの。
どんぶりみたいな大きな器に入ったスープで辛さをおさえる。
それとムルマンドゥ(水餃子)。これはけっこうおいしい。

朝のTVで横浜の中華街を特集していた。
目当ては中華まん。
たぶん2002年のワールドカップには韓国人が中華街に押し寄せるに違いない、、、
1999.9.26(日)旧8,17)
14日目
今日はおばさんのノックはなかった。
朝食を食べに行くと、おばさんは隣の部屋で寝てた。
具もこころなしか少なかった。
日曜日の朝は期待できないのかも。

また午前中は寝てしまう。
なんだかもったいないなあ。

戦争博物館を見に行こうと思っていた。
ところがとっても広いらしい。今日はあきらめる。
かわりに中央博物館に出かける。

中央博物館に行くのは3度目。
いずれも建物が変わっている。
最初は景福宮の奥にあった。
次に行ったときは元の総督府。
そして今度は元の総督府の横の小さな建物である。
なんでもヨンサンの方に、新しい建物を造るらしい。
完成予想図が、おいてあった。
今度くるときはここかな。でも完成予定は2003年である。

今日は「百済展」をメインに見に行く。
子供連れの若い人が多い。
おかげでとてもにぎやかである。
輪をかけて、説明員が大きな声で説明してくれる。
まるで市場にいるようなかんじである。
お母さんが、展示の説明で子供にハングルを教えていた。
それなら僕も読める。
お、はじめて韓国人に韓国語で勝った、と思った。

装飾はやはり馬のものが多い。騎馬民族らしい。
それから七支刀、曲玉などまったく同じものがある。
百済人の想像の顔が復元されていた。
仏像や絵でみる限り、百済人の顔は丸い。
そうそれは飛鳥美人のようである。
やっぱり日本との関係はただならぬものではない。
当時の近畿で人口の10%が渡来人だったという話だから。

気が付くと日本の中央博物館のものが何点かあった。
やはり支配者は宝物をもっていってしまうのである。

ついでに常設展示の青磁、白磁を見に行く。
青磁はほんとうに美しい。
模様などない方が、遙かに美しい。
白磁もそうである。

舎郎房が再現されていた。
ふとんがひいてあるのが、なんとなく自分の部屋に似ていた。
これで机さえあれば完璧である。

久しぶりに本屋があいていた。
なんとなくはしごしてしまう。
新しく携帯用の韓日辞書を買う。古い辞書に棒きれ、という単語がでていなかったのだ。なんとなくショックで。
今日もドトールで辞書を引き引き映画雑誌を読む。
となりのカップルの会話はさっぱりわややった。なまっているんかいな、と思うほどだった。
韓国語の勉強レッスンの声も聞こえてきた。なかなか発音に厳しい授業であった。
やっぱり不思議とドトールはおじさんが多い。おじさんに好まれる大韓ドトール。なぜなんでしょう。
汽車旅の本を買って帰る。やはり韓国では僕にとって画期的な本である。

子供大公園に古い路面電車があるそうだ。見に行かなくては。
景福宮には日本統治時代の景福宮近辺のジオラマがあった。もちろん路面電車も走っていた。
今日のMBCニュースではストラスブールの路面電車を取り上げていた。
ソウルに復活してくれないかなあ。道も広いし、、、
そういえば鉄道博物館にも行かなくては。
お昼にこの前見つけたチョンノのカレー屋に行ってみた。
ところが入ってみるとちょっと雰囲気が違う。
みんなコーヒーを飲んでいるのである。喫茶店?
ということで入り口で退散する。残念。

結局、バーガーキングでセット。
英語で答えられてしまった。あかんね。
2階でイスに座ると、机ごとひっくりかえりそうになる。アイゴー。
でもみんな意外と関心がないのね。
よくあることなんだろうか。
たりなくて屋台のパンを1つ食べる。
冷えていておいしくはなかった。
揚げたてはとってもおいしそうだったのに。

どうも食欲がない。体調が落ちているようだ。
夜はパンを2つ。それにかんのお粥を食べる。
身土不二と書いてあるから、たぶん体に良さそうである。
1999.9.25(土)旧8,16)
13日目
いつものように、下宿のおばさんに起こされる。
今日はポーランドの女の子Kガ氏と2人でお食事。
しかし韓国人の韓国語よりさらに、ポーランドなまりの韓国語はききづらい。
それでもこうして韓国語でポーランド人と話ができるのは、不思議なものである。

朝食のあとは洗濯。
それから部屋で勉強。
で、また寝る。
久しぶりの快晴なのに。もったいない。
ほんとうに、よる寝る。
気が付いたら、昼飯も食べずに寝ていた。
友人からの電話で、ようやく起きる。

今日はミョンドンにお昼を食べに行く。
ミョンドンは人でいっぱいだった。
もう歩きにくくて歩きにくくて、大変だった。
どうもまだ頭の75%がまだ寝ている気がする。

今日はドトールを2つ発見。
けっこうあるものである。
ウルチロイプク駅近くのドトールで、雑誌片手に映画雑誌を読む。

あっというまに夕方。
服を買おうとトンデムン市場に行く。
しかし店はほとんど休みだった。
1つあいているデパートは超満員。
今日は買うのをあきらめる。
平日に来よう。

本屋に行く。
でも今日もキョボ文庫もヨンプン文庫は休み。
ライバル同士は休むときもいっしょらしい。
満員のチョンノから、バスに飛び乗って帰る。
バスから月が見えた。
今日は十六夜(いざよい)。
日本語は月と雨の言葉が多いところが、好きである。

夜はまたTVを見る。
女子高生が先生を好きになるドラマ。
ニュース。
それからまた男女の出会いの番組。
字幕がでるので、わからない単語がでてくると辞書をひきひき。
司会がお笑いの二人。
こちらのお笑いには、ぜったい関西お笑いのエッセンスがある。
こまかい動作で笑わせるのである。
やっぱり地理的に近いからかなあ。
なんだか、とってもはまってしまいそう。
ミョンドンに、コングクスを食べに行く。
しかしめあてのお店「明洞餃子」は超満員。
かわりにマクグクスを食べに行く。
江原道特産の麺である、らしい。
麺は見ため春雨に近い。でも春雨ではない。麺である。
りんごの切り身が乗っている。
そのうえにまっかなものが。
水マクグクス、を頼んだのだけどなあ。
かきまぜるとスープが真っ赤になった。
麺はつるつると食べやすい。
冷たい赤いスープは、飲むうちにからくなった。
でもさほど耐えきれないほどじゃない。
このお店は鶏カルビもメイン。同じく江原道名物だから。
店にあった名刺には、
「春川骨ぬ鶏ガルビ」とあった。
ぬ?

以前発見した明洞のカレー屋には、客が入っていた。
客が入っているカレー屋。
ちょっと興味がある。

明洞でラーメン屋を見つけた。しかもカタカナでも書いてある。
でも日本食屋らしい。
しかも今日は秋夕で休み。

明洞でドトールを2つ発見。
けっこうあるものである。
ウルチロイプク近くのドトールに入る。
マクグクスでは少し物足りなくて、レタスサンドを頼む。

夜はあんまり食べる気がしない。
セブンイレブンでポテトサラダを買ってくる。

それから下宿近くのパン屋でパンを買う。
コンビニのパンに比べ、専門店のパンはおいしい。
屋台でもよくパンを売っているけれど。
意外と韓国の人はパン好きなのだ。
1999.9.24(金)旧8,15)
12日目
今日は秋夕。日本でいえばお盆。ようは日本はたぶん太陽暦でやるようになっただけですね。真夏にやるのと、秋にやるのと、ちょっと気分が違うなあ。その代わり、日本は仲秋の名月ですね。

朝方、不思議な夢を見た。
複数の女性とデートの約束をしている夢。
しかも本命との約束を忘れてしまうという、、、
この歳で見る夢ではないか。
でもときどき、大切な約束を忘れてしまう夢を見る。
夢判断的にはどうなんだろう?

朝、いつもように下宿のおばさんに起こされる。
今日の食卓にはポーランドの女の子Kガ氏がいた。途中から来た韓国人の医学生とつたない韓国語でお話をする。会社をやめて来た、というと「失敗したのですね」といわれる。失敗かあ。

朝ご飯のあと、秋夕特別番組を見る。
外国人対抗歌自慢+力自慢大会。
アジア人と西洋人のシルム(韓国相撲)対決では盛り上がっていた。
司会が外国人タレントらしい。こっちもいるらしい。
それから外国人対象のクイズ番組。
大統領の名前ぐらいは外国人だって知っているぞ。
漢字の「金大中」という答えに驚いていた。そのぐらい外国人でもかけるわい。
最初はそんな簡単な問題だったが、だんだん難しくなった。
優勝したのはソウル大のバングラデシュ人だった。次点はソウル大のベトナム人。さすがソウル大。

まだ眠気が残っている。
まあいいや。今日はとことん寝てやれ。
TVを消してまた一眠り。
ほんとうに最近よく寝てる。

一眠りをして、街に行く。
秋夕の町の様子を見たくて。
秋夕といっても、店は全部しまっているわけではない。
まずコンビニは開いている。
それからファーストフードも。
プンシク(軽食や)はしまっているところが多い。
ふつうのお店は繁華街ほど開いていた。

でも本屋は全部お休み。
街をぐらっとまわってみる。
映画館の近くにもドトールを発見。でも今日はしまっていた。
その上にカレーショップを発見。要チェックである。
映画館の近くにコーヒースタンドショップを発見。こちらで雑誌を読みながら時間を過ごす。
映画館にも近いし、割と奥だから、いいかも。

映画「ビッグ・ダディ」を見る。
今日の字幕もつらかった。
たまに英語をきいて理解する。
韓国の観客はとっても反応がいい。
日本人より気安く笑うような気がする。

いまだノーチェックだったソウル劇場をチェック。
これでチョンノの映画館をほとんどチェック。

夜もテレビを見る。
「キムヒソンスペシャル」。
美人タレントがマジックをし、歌をうたい、コメディをし、好きな男性タイプを答える。まあこんなものでしょう。
男女のお見合い番組もおもしろい。
小心者の男性改造講座なんて、どこの国も同じやね。
なぜか字幕がでるので辞書を引き引き見る。
これも韓国語の勉強である(こじつけ)。
今日の下宿の朝は、カルビがでる。
秋夕で食べるというソンピョンもでた。
これが意外とおいしい。
ついいくつもつまんでしまった。

お昼は麺が食べたい。
チョンノでヘムルカルグクスを食べる。
いうなれば海産そば。
あさり、えび、のり、きゅうり、などいろとりどりなものが入っている。
小皿がでた。
隣の席のおばさんが、小皿に取り分けて食べていた。
そうか昨日のマンドゥグクで小皿がでたのも、そういう訳だったのか。
どうりで食べにくかったはずである。
麺は太め。
けっこう量が多くて、おなかがいっぱいになる。
やっぱりふつうの料理屋では、1人で食べるにはちょっと不便。
複数ならば複数注文していろいろ食べられるのだが。
プンシクが便利なのもわかる。

夜はポパイズでチキンを買ってくる。
おいしいと友人に聞いたのだ。
すこし辛目だったが、確かにおいしかった。
でも韓国のファーストフードって、ちょっとまわりの値段に比べて高い気がする。
1999.9.23(木)旧8,14)
11日目
保証人になってくれたイムさんに会いに行く。
シンソルドン駅から地下鉄で50分。ソウル郊外のプチョン市で会う。
イムさんは身重の奥さんと2人で出迎えてくれた。
タクシーに乗って、3人でプルコギを食べに行く。
イムさんは短大の日本語の先生。
だから会話は9割日本語である。ほんとうに日本語がうまい。
いろいろ外国語の学習法について教えてもらった。
韓国人と話す機会をつくること。
それはほんとうに大事だと思う。
せっかく韓国にいるのだから。

タクシーでニュータウンを通った。
韓国ではニュータウンのことを「新都市」という。発音も「シントシ」。
ニュータウン育ちの僕には、なんだかなつかしかった。

帰りにカンビョンに行く。
TVのケーブルを買おうと思って。
ヨンサンからワンシムニまで、国鉄で行く。
この便利な川辺の鉄道を、どうしてもっといかさないのか、不思議である。

ところがカンビョンのテクノマートはしまっていた。
上の階の映画館はエベレータが超混雑。しばらく待って、あきらめる。
やっぱり秋夕にソウルにいると、行くところなんてないのかも。

シンチョンに立ち寄る。
1年半ぶりだった。
でも11年前に1ヶ月下宿を借りて住んでいたので、とってもなつかしい。
10年ですっかり町並みが変わってしまった。
デパートも映画館もできたし。新しいビルもパンやもたくさんある。コンビニもある。マクドナルドまである。
あの汚いタバン(コーヒーショップ)や、テェジカルビをアルミホイルで焼かせるお店なんて、もう残っていないだろうなあ。
ひさしぶりに昔いた下宿に行ってみた。
記憶していたよりずっと坂がきつかった。
記憶なんてそんなものらしい。
下宿屋はまだ健在だった。
この下宿にいた日本人のホズミ氏は、元気にやっているだろうか?
下宿屋からの下り坂から、大きなデパートが見えた。
当時はこんなものなかったなあ。

下宿から駅の間に、旅館がいっぱいある。
まあラブホテル街なんですね。
当時は気が付かなかったけれど。ちょっとは成長したのだろうか。
夜のネオンがいよいよあやしくなっている。
ハート形の露骨なものまである。
入り口で子供が遊んでいた。

シンチョンはヨンセ大学の前だけど、、、はっきりいってにぎやかさでは高麗大は負けている。
デパートもあるし、大きな本屋もあるし、映画館もあるし。
まあこっちのいなかっぽいところもいいのだけれどね。

シンチョンを歩いていると、2人に道をきかれた。
おいおいこっちは1年半ぶりである。
そんなに自分の街みたいな顔をして歩いていたかな。

下宿に帰ってきたら、ほんとうに明かりがついていない。
みんな田舎に帰ってしまったらしい。
人がいない下宿屋も、さみしいものである。

なぜかTVの映りが直っていた。
どうしてだろう?
まあいいか。
ドラマ「クィン」を見る。
原作は「女たちのジハード」。日本でもドラマになりましたよね?
なんか見覚えがある設定だった。
お昼はイムさんと奥さんと3人でプルコギ。
タクシーに乗って行く。
本当は駅の近くにもっとおいしいお店があるのだが、秋夕でお休みなんだそう。
今回初めてのプルコギ。やっぱりおいしい。
ネンミョンが有名な店、というのでネンミョンもいただく。
奥さんは身重ながら辛い食べ物をたくさん食べている。
ははーこうして辛いもの好きの韓国人がつくられるのだな、と納得。

シンチョンにラーメン屋があるとイムさんの奥さんにきいたので、さっそく立ち寄る。
でもラーメン屋は見つからず。
かわりにカムジャカルグクスの店をチェック。
そういえばあんまり麺を食べてないな。
これから麺をチェックしていこう。
なんかあたりのおいしいものがあるかもしれない。

夜はチーズキンパブにマンドゥグク。
でもマンドウグクはいまいち。
しかも両方では量が多すぎる。
でもキンパブだけではもの足りしないなあ。
チーズキンパブはあんまり特に変わった味はしなかった。
マヨネーズがはいっているらしいけど。
1999.9.22(水)旧8,13)
10日目
明日からこちらは秋夕。
つまり韓国のお盆である。
みんな田舎に帰る。
なので明日から学校も休みである。
すでに学生も少ない。

明日から休み、というのはやっぱりうれしい。
授業のあと、街にでようかと思う。
でも夕方、部屋で待つ約束がある。
結局、バス停前のお店でトンカツ。
奥のイスでは子供が寝ていた。
他の客のおじさんとおばさんとの話では、店の家族のふるさとはチュンチョン道らしい。
そんな挨拶をいくつもきいた。
街もすっかり秋夕という雰囲気である。

結局、また図書館に行く。
でも今日はあんまりにも眠かった。
しばらく寝る。
よくみるとずっと寝ている人も、けっこういる。

学生証をもらった。
写真の自分は、背広を着ていた。
なんだか遠い世界の違う人みたいだった。

今日はTVが届く。
留学生の友人Mン氏の実家が中古TVを貸してくれるというのである。
もうひたすらありがたい。
部屋を掃除したり、ぼおっとしたりして待つ。
VCDで「8月のクリスマス」を見る。
やっぱり男どうしで飲んであばれるところで、泣いてしまった。
車の音の使い方がよいよね。

明日から秋夕、ということは道が混んでいるということである。
夜遅く、Mン氏より大学の正門から電話があった。
迎えに歩いていく。
セッティングまでしてもらってしまった。
おまけにビデオまでついてきた。
ビデオレンタルショップで、借りることができるかな。
そしたら一気に世界が広がる。
なんか3ヶ月ではもったいないな。

コンビニにいたら、車のおじさんがミアリの場所をきいていた。
ミアリといえば、、、エッチな場所として有名である。
なにをしにいくのかは明らかですね。
僕はまだ一度ものぞいたことがないけれど(真実)。
お昼は街にでて食べようかと思った。
でも結局、ロータリーのバス停の前のお店でトンカツ。
付け合わせの豆腐のキムチがおいしかった。
どんどん食べてたら、おばさんが足してくれた。

夜遅く、日本から来た友人と友人の妹と、タッカルビを食べに行く。
タッカルビとは鳥肉カルビのこと。
今回初めてのタッカルビ。
やっぱりおいしいよね。
適度に辛いのだが、なんだかもうなれてしまった。
なぜかキャベツまでおいしかった。
1999.9.21(火)旧8,12)
9日目
今日も雨が降っている。
おまけに寒い。
オンドルのスイッチを入れる。
いまどきのオンドルは、電気であたためるらしいのである。
でもあんまり暖かくならなかった。
今後、大丈夫か?

寒いのでついにうわっぱりをはおる。
先週は半袖シャツを買っていたのに。
さすがにいつもより北にいることを実感する。
でもこの寒さはちょっと異常らしい。
台風が運んできたのだろうか。

今日は2日目の授業。
学校へ向かう登山では息が上がる。
息が上がらないようにきたえないと。

昨日よりは韓国語のヒヤリングになれた気がする。
気がするだけかもしれないけれど。
宿題もでた。宿題。
語学学校以来の単語である。

授業の後、今日は映画を見に行く。
今日は韓国映画「カラ」。
チョンノのアートホールに勇んででかける。
券売所の横の、長い階段を上る。なかなかいい雰囲気である。
しかし、映画館の方はがらがらだった。
平日の昼間だしね。
200人ほどの映画館に、観客は10人にも満たなかった。
なんだかつくりがお芝居チックな映画館。
高低差もあまりないし。
名前もアートホールというだけある。
韓国映画なので、ひさしぶりに字幕に苦労することはなかった。
ヒヤリングだけに集中すればよかった。
でも映画が、、、、たいくつでねむりそうになった。
おまけにせりふが少ない。
1人で見に来ている男が二人とも途中ででていった。
わかるわかる。
韓国語の勉強でなきゃ、、、、あとキムヒョンジュがでていなければ、、、

映画館の近くに、アーリータイムというコーヒーショップがあった。
ここでカフェオレをいっぱい。
ついでに授業の復習をしようとした。
しかしどうもうるさくて、そんな気分になれない。
結局、学校の図書館に行くことにする。
映画と勉強、どっちが先の方がよかったのだろう?

今日はおばあさんを時間をきかれた。
しかも数字を間違えて答えてしまった。アイゴー!
おばあさんはちゃんとなおしてくれた。
とっても品のよさそうなおばあさんだった。

それにしても、韓国ではよく道を聞かれる。時間を聞かれる。ほぼ毎日である。
僕にとってはいきなりのヒヤリングとしゃべりの抜き打ちテストである。うー。
電車で本を読んでいたら「アジョッシ!この電車はチョンノ3ガに行くか?」とヤンママにどなられた。
アジョッシ(おじさん)、と大声でいわれたショックとヤンママが怖くてなにも答えられなかった。(かわりに掃除のおばさんがこたえてくれた)。
日本でも道は聞かれるけれど、、、

夕ご飯の後、またけんかの騒ぎを見る。
警官もすでに到着。
でもつかまった若者はてこでもパトカーに入ろうとしない。
たぶん連れの女の子も警官にくってかかっている。たぶん喧嘩相手のおじさんにも。
これも韓国語の勉強、と立ち止まる。
しかし「くそっ」ぐらいの単語しかわからない。
通り過ぎる人がみんな苦笑してたちさっていったから、たいしたけんかではないのだろう。

あちこちに「高延戦」の張り紙。
高麗大V延世大の伝統の一戦である。
高麗大では「延」の字が小さく書いてある。
たぶん延世大では「延高戦」といって、、、
どっかで同じようなことをきいたことがあるな。
愛国心やら、愛校心やら、愛社心やらとんと薄い僕にはようわからんけれど。
今日はパトカーをよく見かける。
そろそろ物騒なのか?
今日の下宿の朝食には、女の子がいた。
二人でだまって朝食を食べる。
この歳で、20代の女の子と、同じちゃぶ台で朝ご飯を食べる。
なんだか間違っているよなあ。

お昼はチョンノ。
またまたプンシク(軽食や)である。
すばやく食べられ、おなかに持つ。
今日はキンパブとムルマンドゥ(水餃子)。
キンパブはほんとうに毎日食べてる。

パッビンスパッビンスパッビンス!
まだまだパッビンス心が止まらない。
しかしコーヒーショップのメニューにあって、もう終わっていた。
バーガーキングは割引券もくれたのに、もう終わっていた。
アイゴー。
看板だけはあちこちで見かける。
下宿近くのファーストフード「ポパイ」でも、プンシクでも。
でもほんとうは終わっているのかもしれない。
でも食べたいなあ、、、

下宿の夕ご飯を食べようと、下宿に戻る。
しかし6時過ぎの下宿の食卓は満員だった。
しかたなく、食べずに図書館に行く。

夕飯はマクグクスにでもしようかな。
と思いながらまたプンシクに入ってしまった。
プルゴギトッパブ。
日本でいえば、まあ焼肉定食っていうところかな。
あしたはもう少しまともなものを食べよう。
1999.9.20(月)旧8,11)
8日目
いよいよ今日から授業である。
ひさしぶりに、朝、目的を持って起きる。
まっさきに朝食に行く。
さすがに1人しかいなかった。
月曜日の朝なんて誰も起きてこないらしい。

8時40分。
雨の中を登って校舎に行く。
掲示板の前に、人だかりができていた。
意外とたくさんの名前が並んでいる。総勢50人ぐらいだろうか。
オリエーテーションの時にはいない人ばかりだ。
つまり、前のタームから続けて勉強している人が多いのである。
知らなかった。
3ヶ月なんて帰るなんて甘かっただろうか?
とっさに貯金の計算をする。

僕は3級となった。
3級編入はめずらしいそうだ。
クラスは全部で10人。意外と多い。
今日来ていたのは8人。
僕以外はみんな知り合いである。
なんだか転校生になった気分である。
むっちゃ緊張する。
そういえばこういう団体に顔を出すのも久しぶりだった。

最初の2時間は文法。
キム先生はフジテレビの小島奈津子に似ていた。ひそかにコジマ先生と呼ぼう。
あたりまえだけれど、先生は韓国語オンリーである。
文法も単語も、韓国語オンリーで説明していく。
そして彼女の韓国語がまたむちゃはやい。
ヒアリングの逃げてな僕には、もう半分理解できればいいそうである。
でも僕以外はみんな反応がはやい。ふんふんときいている。よけいにあせる。
クラスには1人のおじさんがいた。定年後にソウルに来て勉強しているそうだ。そのKシ氏がなにかと話しかけてくれた。
きいたら僕の父と同じ歳である。

次の2時間は会話。
シン先生はなんだかさばさばしたおばさんである。といってもたぶん年は同じぐらいかな。
キム先生より韓国語がわかりやすい。さすがに2時間みっちりきいたあとだから耳が慣れてきたのかもしれないけれど。
しばらくはヒヤリングのたびにおなかがいたくなりそうである。

とにかく頭が韓国語漬けになった4時間が終わった。
頭も心もふらふらである。
新参者として、やっぱり授業では遠慮してしまう。
でもこれじゃあのびないよね。もっと話していかないと、、、

午後は図書館に行く。
もちろん韓国語の勉強のためである。
えらいよね。
自分が大学生のときより勉強に燃えている。
やっぱり、映画の字幕が読めなかったのが起爆剤になったようだ。
そんなものでモチベーションとしていまうんである。

閲覧室は4階と5階。
たくさんの閲覧室があるらしい。
空気はどよんとしていた。
みんな静かに勉強していた。
こんでいたけれど、さいわい空席をみつけてすわる。

つまらないテキストを読み、単語を辞書で調べまくる。
つまらないテキストも、おもしろい本を読むのに役に立つと言い聞かせながら。
それにしても持ってきた小学館の「朝鮮語辞典」は文法もたくさん載っていて、本当に役に立つ。みんながこのの辞書を薦める意味がようやくわかった。
いかに勉強をさぼってきたかだよね。
辞書も真っ白だし。
というか、語学の勉強をなめていた気がする。
机のない下宿では勉強する気になれない。
おかげで下宿の夕食時間を逃してしまう。

部屋に帰ってVCDで「チョヨンハンカジョク(静かなる家族)」を見る。
やっぱりおもしろい。
このセンスなら日本公開してもOKなんでは?
主役?のコホギョンのCDを買ってこようかな。
朝は下宿。またまたレタスがでた。

昼。
ついに見つけてしまいました。大学の近くに。
カレー専門店。
いったら誰もいなかった。
やっぱり人気がないんだろうか。
洋食にありがちな、こなっぽいコーンスープがでる。これはきまりごとらしい。
ビーフカレーを頼む。
カツカレーにしたかったが、メニューの写真を見る限り、どうみてもカツが買っているのである。

はたしてひさしぶりの大韓カレーは、、、
じゃがいもが小さくなっていました。
にんじんも小さくなってました。
このあたりはよくなっている気がする。
しかし、ビーフは固かった。
カレーのルーも、、、、、なにがいけないというわけではないけれど、、、なにかが間違っている気がする。
つけあわせのマカロニサラダは、、、同じさらにキャベツとともにあるのだけれど、、、最低だった。
問題は店ががらがらということではないだろうか。
大学生にすらカレーは愛されていないのである。
なんでだろう?そんなに高いわけでもないのに。
でもこんどはカツカレーを食べにこよう。
なにせビーフカレーよりカツカレーの方がやすいのである。なんで?

夜はまたまたキンパブ。
今日は牛肉キンパブにする。
こんどはチーズキンパブにしてみよう。
持ち帰りもできるようだ。後から来た客がしてもらっていた。
しかし、キンパブだけでは足りなかった。
シーチキンの缶詰をかってくる。
あまり洋食に工夫をしないような彼らであるが、ツナだけはいろいろある。
とんがらしつな。
やさいつな。
きょうはちゃじゃんつなにした。
あのチャジャンミョンのちゃじゃんである。
酒のつまみにちょうどよい。
1999.9.19(日)
(旧8.10)
7日目
午前中は洗濯。
共同の全自動洗濯機に自分の服を入れ、スイッチを押すだけである。
あとは自分で干すだけ。
部屋で辞書をひきひき本を読む。
でもまたそのうちに寝てしまった。
どうも眠りをさそう部屋である。
朝から雨が降っている。ときに激しく。
雨音がまた眠りをさそうのである。

午後からごはんを食べがてら外出。
ちょうど雨もあがっていた。
バスでチョンノに向かう。
今日は38番のバスでもチョンノに行くことを発見。
だんだんバスを乗りこなしている気がする。

キョボ文庫で文房具を購入。
発見したドトールで、辞書を引き引き映画雑誌の記事を読む。
「真夏の夜の夢」。
読んでいるうちにとっても見たくなった。
映画館「シネコア」まで走る。
しかし5時の回は売り切れだった。
「アートホール」に回る。
「カラ」を席は大丈夫だった。
でもどうもはずかしい。なんかこてこての恋愛映画っていう感じがする。
やっぱりやめてまた映画館「シネコア」に戻る。
アダム・サンドラーの「ビックダディ」にしようかな。
でもこっちも売り切れになっていた。
どうも昨日から映画館をぐるぐる回っている気がする。

雨が強くなってきた。
両腕はぐっしょり濡れている。
ヨンプン文庫に逃げる。
映画館と本屋の往復。これじゃあ東京にいるのとかわらん。
「ソウルを100倍楽しむ」最新改訂版を購入。なんてったって映画館の地図がのっているのである。
韓国で初めて鉄道旅行の本を見つける。といっても駅が中心であるが。それでもガキ的なことである。
驚いたのは妹尾河童の本である。例の「河童がのぞいた、、、」シリーズの韓国本であるが、あのシリーズにおなじみの手書きの日本語のところが、すべて手書きのハングルになっているのである。まさか?妹尾河童は韓国語ができるのか?たぶん彼の字体をまねたのだと思うが、、、いやわからない。
VCDのコーナーではやっぱり「8月のクリスマス」を買ってしまった。アイドル「FINKL」のVCDはちょっとパス。

やっぱりどうしても映画がみたいのである。
せっかくソウルにいるのだから。
結局、また「真夏の夜の夢」を見に行く。
今度はちゃんと切符が買えた。
上映20分前に行く。
でもよく考えたら座席指定なので、あんまり意味がないのである。
前の回が終わったのは5分前。
途中でエンドクレジットをうち切り、そのままCM、そしてまだ明るいうちに本番の上映が始まった。おいおいせっかちやなあ。
席は幸いなことに端っこ。そしてこの映画館はゾーン別にABCと分けてあった。座席表も入り口にあった。こうだとわかりやすい。
ところが、座席は左の端である。
字幕がでるのは右の端である。
これがけっこうつらい。
日本でもそれがあって右に座っているのである。
座席指定で右の端、ってできないもんだろうか。
字幕は、わかるところはわかったが、なにせ追いつかない。
しかも縦書きである。時々3行もある。全部読めるかあ。
横の高校生らしい女の子はよく笑い転げていた。
僕もときどき笑った。字幕と英語で。えらいよね。
でもみんな笑っていたところでわからなかった。くやしい。
映画が終わったら拍手が起きた。
これは日本ではなかなか見かけない。
「エド・ウッド」ぐらいかな。

帰りも「38番」のバスにする。そうしたらロータリーまで10分で着いてしまった。はやすぎるよなあ。
今日は朝一番に下宿の朝食に行く。
今日は誰もいなかった。
やっぱり日曜日の朝なんてだれも起きてこないらしい。
今日はレタスがでた。
野菜不足の僕にはうれしい限りである。
あとは豆腐と、海苔、餃子。
これらがキムチと同じように皿に盛られてちゃぶ台に並んでいるのである。
下宿生は勝手におひつからご飯をよそい、スープをすくい、ちゃぶ台に座って思い思いの食材を取って食べる。
食材の取り分の制限はないらしい、、、、でも遠慮してる。

昼は街にでる。
まず路上のフランクフルトで腹ごしらえ。

キョボ文庫に行く途中で、ちょっと道をはいったところに「ドトール」を発見。
たぶんあのドトールである。模様が同じだから。
アイスカフェオレとミラノサンドを頼む。
これで5100ウォン。
昨日の豚カツが4000ウォンである。どうも高い気がする。
あんまり日本と値段もかわらないのでは?
場所柄か、おじさんでいっぱいだった。
しかもみーんな大声でしゃべっていた。
音楽は映画音楽メドレーだった。
ミラノサンドはピクルスがきいてておいしかった。ワイルドな味がした。

夕方、映画の前に、小腹がすく。
映画館の近くのプンシクで、キンパブを食べる。
これがまたおいしくて、またたくまに平らげてしまう。
メニューを見ると「コングクス」とある。しまった頼めばよかった。

道を歩いていたら、「バーガーキング」の割引券をもらった。
パッビンス割引とある。
とってもひかれる。でも混んでいたのでやめた。

下宿の近くまで帰ってきたら、またおなかがすいた。
でもまたまたキンパブではね。
またまた「シンポウリマンドゥ」に行く。
このお店、ほんとうにあちこちにあるのである。
メニューにある「カレイライス」を頼んでみた。
ところが、おねえさんが苦笑している。ほんとうにカレイ?って聞くのである。
これはやばい。まずいかも。
まさか僕はカレーを食べ歩きに来たのです、とはいえなかった。
結局無難なビビンパブにする。といっても今回初めてだけれど。
大韓カレーへの道は遠い。
1999.9.18(土)
(旧8.9)
6日目
パソコンのスピーカーは無事動いた。
ラジオも無事動いた。
これでようやく静けさから解放された。
でも、ラジオはちょっとおかしい。
ACアダプターを使うと、ぶーんという低音がずっとなっているのである。
これでは頭が痛い。
もう一度テクノマートの電気屋へ行く。
しかし、やっぱり、電気屋ではぶーんという音は鳴らず。
問題はコンセントかも。
うーん。しょうがない。
電池で聞こう。
ついでに上の階の映画館をのぞく。
ここの映画館はいわゆるシネコンプレックスである。11もの映画館がある。
でも今日公開の映画が多い。しかも外は雨である。超満員で引き返す。

ヨンプン文庫と並び巨大なソウルの本屋、キョボ文庫に行く。
ここは僕のソウルとの出会いの原点のようなところである。
十数年前、初めて韓国にきたとき、自由行動で真っ先に来たのがここだったのだ。
雰囲気は大阪の紀伊国屋書店というところだろうか。
とにかくだだっぴろいのである。
でも今日は土曜日である。しかも外は雨である。超満員。歩くのもナンギする。
確実に日本本が増えている。日本の大衆文化の紹介本が多い。写真もふんだんにある。フライデーとかヤングジャンプ、ぴあの表紙を見るとちょっと照れてしまうけど。
隣の女子中学生が本を立ち読みしながら「ナカタダー」と騒いでいた。やっぱり人気があるらしい。まあわかる気もする。
今日は「8月のクリスマス」の原作本を買ってくる。これなら勉強する気にぐっとなる気がする。

今日は辞書を持ち歩いた。電車の中で広告を見ながら、わからない単語をどんどんひいていった。えらいよね。向学心ばりばりやん。
でもよく考えたらいままでどんなに勉強をさぼっていたかということである。なめてたよね。甘えてた。こんなに知らない単語があるのに。

今日はチョンノの映画館を全部回ってみる。
アートホール、シネコア、ピカデリ。やっぱりどこも人であふれていた。
洋画なら見られないこともなかったけれど、また字幕かという思いがある。昨日壊滅したからショックが大きい。
それより腹が減った。
ランチのごはんが少なかったのだ。

チョンノの雨の日は歩きにくい。
みんな傘をさす。せまいところに傘があふれる。
さらにはみんなぶつかることを気にしないから、大変である。
おまけに道が悪い。あちこちで水たまりができている。
きれいなビルもいいけれど、地下鉄もいいけれど、雨の日の歩道も考えた方がいいと思う。先進国の歩道をめざすなら。政府の人は雨の日に歩かないのだろうか?(たぶん)。

タワーレコードで「ヤンパ」のCDを買う。
はっきりってジャケ買いです。だってかわいかったし。
歌もまあまあよかったし。
もう1人気になるジャケットがある。
どっか日本の「りょう」に似てる。
声はわからないけれど。
昼は近くの洋食屋で「トンカッス」。いわゆる豚カツ。
しかしこれがいままではほんとうにカッスみたいな豚カツであった。
果たして最近のトンカッスはどうだろうか。
やっぱり。「紙カツ」であった。とってもカツが薄いんである。
これはそういうものという常識があるらしい。
でもソースはおしかった。添加物0とメニューで宣伝しているだけのことはあった。
肉も固くなく、やわらかかった。
つまり紙カツとしては、合格だった。いっぱいやりたいね。
おまけにコーヒーがついた。
しかしスープは粉っぽかった。まだスープまで手が回らないのだろう。
あと、ごはんがとっても少なかった。
おかげでとっても腹が減った。

夕方、チョンノ3ガでまず焼き鳥を1本。
それからコングクスの看板を見て飛び込む。
でもやっぱり、コングクスはなかった。もう季節が終わりかけているのだ。
かわりにマンドゥグクを頼む。
これは餃子玉子スープ。巨大な丸い餃子がぼんぼんぼんと入っている。
これはこれでまあまあおいしかった。
でもやっぱり、ごはんものを食べたいなあ。
結局、コンビニでキンパブを買ってきて食べた。
さすがに店で食べるほど腹が減っていなかったし。
持ち帰りもできるみたいだけど、勇気がなかったし。
でもキンパブ中毒症にかかりそう。
すっごくたべたくなるのである。
キンパブ屋はたくさんあるけれどね。
キンパブ屋ではラーメンやトッポッキも食べられる。小腹を満たし、時間をしばし過ごすのには持ってもこいのところである。
女子高生や女子大生にはもう完全に御用達である。
日本では、こういうお店はないよね。マクドとかファーストフード系になってしまうのだろう。

アイスクリームもカップのを発見。あるところにはあるみたいである。
1999.9.17(金)
(旧8.8)
5日目
どんどんどん。
今朝も下宿のおばさんがドアをたたく音がする。
でも、起きられない。
最初に起きたのは10時だった。
まだ眠気がとれない。
こうなったらとことん寝てやろう。
次に起きたのは12時すぎだった。
こうして、人間のクズの生活になっていく気がする。
もう毎朝起きて会社に行くなんてできないかも。

午後から、映画を見に出かける。
チョンノ3ガの映画館街に行く。

見るのは「星月童話」。あの常盤貴子のやつですね。
映画館は「ピカデリ2」。どっかできいた名前ですね。

はじめてソウルの映画館に行く。
うわさに聞いていたとおり、座席指定。
でもそんなに混んでいない。
座席の背面にでっかい数字が書いてある。
もらったチケットを見て、座席を探す。
324番、という風に、別に縦横が意識されていう番号ではない。
受験会場で自分の席を探す要領である。
ようやく見つけた自分の席は、あつあつカップルの横だった。
すでに盛り上がっているカップルに声をかけて前を通るのもしのびない。どうせ空席がいっぱいなんだし。
通路をはさんであいている席に座る。
はたしてその番号の席には誰も来なかった。
座席指定制は、混んでいるときはいいけれど、すいているときは、あんまり意味がないね。

以前あったという始まる前の国歌もなくなっていた。
しかも予告編は3分だった。
日本では約15分も予告編があると知れば、韓国人はいかるに違いない。
しかもエンドクレジット開始後に、場内の明かりがついた。
エンドクレジットが終わる頃には、ほとんど会場にはいなかった。
やっぱりせっかちな人たちである。

映画は香港映画。
日本語、香港語、英語が入り乱れる。
場面も日本から香港。
妙に山手線がなつかしかった。
それにしても韓国の映画館で日本語をきくとは、、、やっぱり感慨無量である。
香港語を聞きながら、字幕を見る。
しかしやっぱりまだ僕の語学力では、字幕を全部読めなかった。うー。くやしい。

映画の後は、ラジオとスピーカーを買いに行く。
どうしても部屋の無音状態に耐えられなかったのだ。
CDラジカセでもと思ったが、高値で手がでない。
こんなことなら日本で買っていけばよかった。
せめてラジオでも買うことにする。
今日はカンビョンのテクノマートへ。
幸い、14000ウォンでラジオが手に入った。ほかの店では38000ウォンだった。どうしても価格差がわからん。
あと、コンピュータのスピーカーを買う。
コンピュータからならCDが聞けるし。
こんなことなら日本から持っていけばよかった。
でもスピーカーは10000ウォンだった。安い。

小風邪を引いたらしい。
ちょいと頭が痛い。
下宿に帰る。
ミニストップでピザ味の揚げパンを買う。
日本にもある揚げパンのシリーズが、韓国のにもあるのだ。
店のおじさんは日本語を勉強しているそうだ。
とってもわかりにくい日本語だったが、一生懸命しゃべってくれた。
お昼を食べる時間がない。チョンノの屋台ですます。
1つはホットケーキの生地にウィンナーをまいたもの。さいしょびっくりしますが、意外といけます。
もうひとつはポテト付きホットドック。
これは前きたときもあったのだけれど、ホットドックにポテトをまきつけて揚げたもの。どうしてこれが受けるのかわからないが、、、ポテトは食べながら落ちてくるし。
おじさんはなぜか揚げたてをティッシュでしぼった。油っぽいとおいしくないのかな。

夕方、小腹が減る。
テクノマートの食堂街でキンパブを食べる。
とにかく韓国はどの建物にも食堂街がある。これは非常に便利である。
店員の女の子がみんな髪を染めている。しかも笑わない。ヤンキーかと思った。こわかった。
でも数年前のお店ではみんな笑わなかった。このお店は韓国人仕様なのかな。
でも「IMF格安キンパブ」(いったいどうしてこんな名前なんだ?きらいじゃないけど)はおいしかった。
またたくまに平らげてしまう。

部屋で一休みして、夕飯を食べに行く。
今日はチャジャンミョンにした。日本でいえジャージャーメンである。
チャジャンパブ、というご飯ものにも惹かれたが、ちょいとごはんまで食べる気になれない。

セブンイレブンでウーロ茶のカンを発見。ちょっと安心する。やや高めのなのが解せないが。みためはサントリーのそっくりである。
1999.9.16(木)
(旧8.7)
4日目
今日はオリエンテーション。
10時に大学に行く。
寄宿舎の坂をゆっくりと登る。
それでも10分かからなかった。
行きも帰りもかささぎが目の前を横切った。
全部で10羽ぐらいいるようだ。

会場に集まったのは総勢20名弱。
アジア系がほとんど。
顔立ちからすると在日の人が多いようだ。わからないけれど。
髪を染めている若者もいる。急に世代差をかんじておじさんになってしまう。
説明と、クラス分けのための筆記、面接。
筆記は自己紹介を書く。
なるだけ実力を、、、ということで間違えてもいいからうろ覚えのいいまわしを書いてみる。
でもほとんどまちがっていたような気がする、、、
面接もぼろぼろだった。うーうー。
まさか初心者のクラスにはならないと思うけど。

つかれた。
下宿で一休み。
それから電気スタンドを買いに行く。
そのまえに腹が減る。
ミョンドンでお昼にする。
人だかりをみる。
真ん中で男2人と女1人がはげしい言い争いをしている。
男の1人は仲裁に入っているようだ。
でもその男にも女の人はつっかかる。
これも韓国語の勉強、と立ち止まって聞き耳を立てる。
でもさっぱりわややった。

ヨンサンで、スタンドを買う。一番安いので14000ウォン。
しかし体は疲れ果てた。
3日間の疲れがでたのかな。
足もちょっとはるし。
映画館でもいって休もう。
チョンノ3ガの映画館街に向かう。
ちょうど「星月童話」をやっている。
あの常盤貴子が出演した香港映画。
でもちょうど5分前に上映がはじまったばっかりだった。残念。
シネコアもまたのぞいてみる。
ハードコアそうな韓国映画と、ユアン・マクレガーの新作(おそらく)をやっていた。
みようかなと思ったが、あんまり足が進まない。今日はやめておく。
そのかわり、T−ZONEで韓国映画のVCD「チョヨンハンカジョク(静かな家族)」を買う。これは韓国映画祭でみておもしろかったのだ。

あまりにも眠いので、バスで下宿に帰る。
ところが肝心のバス乗り場がよくわからない。
1バス停歩いたところで、ようやく30番のバスが目の前で止まった。
道は超混んでいたが、とばすおかげで渋滞にはならず。
あっというまに下宿近くのロータリーに到着。
あまりの早さに寝過ごすところだった。
ところが降りると機動隊が列を作って待っていてくれた。
大学で何かあったかな?
そういえば今日中国大使館の前で抗議団体をみた。
北から逃げる人を大切にしろ、と書いてあった。

下宿で2時間ほど熟睡。
なんだか最近よく昼間に寝るよね。
小腹が減ったので、ごはんを食べにでる。

明日こそは映画を見に行こう。
まだソウルで映画をみたことはないのだ。
お昼はミョンドンにする。
カレーショップ、ベトナム料理屋に惹かれる。
ベトナム料理屋なんてあるのにはおどろいた。
でもその横の牛肉かけご飯に目がいく。
ついでにマンドゥも頼む。
マンドゥはまあるい餃子。これは日本のものよりおいしい。
メニューや店名によると、もともとマンドゥ屋さんがチェーン店化したらしい。
つけあわせのキムチもおいしい。いつからこんなに食べるようになったのだろう?
牛肉かけご飯は、石焼きの器に入ってでてきた。こりゃまぜるしかない。ビビンバである。
もやし、切り干し大根、しいたけ、青い葉っぱ(なんだろ?)、これはやっぱりビビンバである。
これがかなりの量である。すっかり腹いっぱいになった。

どうしてもパッビンス(あずきかき氷)を食べたい。
町のあちこちでパッビンスの張り紙を見かける。
でも季節は秋である。もうすぐかき氷の季節は終わってしまう。
パッビンス、パッビンス、パッビンス。
これが男1人ではなかなか食べにくいものである。
でもがまんはできない。
プランタンの地下の食堂街にパッビンスの文字をみつけて飛び込む。
氷の上のアイスクリームがのり、きなこがかかり、色とりどりのゼリーがちらばり、その上に歯ごたえのあるあずき。
これである。
かき氷界のビビンバである。僕が名付けたのであるが。

夜、小腹が減ったので、ごはんを食べにでる。
今日はラーメンにしてみる。餅ラーメン。前から気になっていたのだ。
それはインスタントのラーメンに餅(とっく)をつっこんだだけであった。
でももったいないから全部餅を食べてしまった。
この店にはあとチーズラーメン、ちゃんぽんラーメンというものがある。
それどころかキンパブにもチーズキンパブというものがある。
あんまり人が入っていなかったのはそのせいか、、、

夜食にポドカジャアナム(出店)ベビーカステラを買う。
形がブドウ(ポド)ににているから?
出来立てはまあまあ。
冷えるとおいしくない。
でもいったん口にするととまらん。
1999.9.15(水)
(旧8.6)
3日目
朝、下宿で朝食。
女の子が先にいた。
いっしょに黙ってもぐもぐ食べる。
今日はうずら玉子煮だった。
おばさんが海苔を出してくれた。
これがおいしくておいしくて、ついご飯をおかわりしそうだった。
そのうちに女の子2人がやってきた。
やけに女の子が多い下宿であるらしい。
食事時がこっぱずかしい。
はちあわせしないように考えないと。

校舎の場所を探しに行く。
郵送してもらった案内には、博物館にあるとある。
ところが行ってみると、ない。
電話してみる。
するとわかりやすい韓国語で説明してくれた。
アイスリンクの前にあるという。
アイスリンク?
そんなものがどこに?
またまたオーさんに電話する。
忙しい中、またまたオーさんが出てきてくれた。
アイスリンク、ときいてオーさんの顔がくもった。
なんでも遠いところにあるらしい。
とりあえず歩いていくことにする。
構内をでて、山道を登る。
ああそういえばさっきの案内の電話でサンキル(山道)って言っていた。
左側を歩くと、すごい勢いで車が下りてくる。
こちらは右側通行なのだ。あぶないあぶない。

15分ほど登山をする。
これを毎日上らなくてはいけないの?ちょっとうんざりしてくる。
やがて絵に描いたように韓国古典的な、場違いの建物があった。
まさかここが。
と思ったらここであった。
韓国語教育センターが民族文化研究院に属しているかららしい。
まだできたてらしく、あちこちで引越しをしていた。

帰り道を探す。もっと近い道があるのでは?
寄宿舎の中へ通じている道があった。
その道を下ってみる。
白と黒のきれいな鳥が見えた。
カササギである。韓国語でカッチ。
オーさんと鳥の名前を復習する。

寄宿舎を出ると、みなれた建物がみえた。
なんと自分の下宿であった。
意外と近かったのだ。

お昼はオーさんと大学の食堂へ行く。

午後は本屋へ行く。
大学前からバスに乗る。
ところが、どのバスに乗っていいかわからない。
何本も何本も通り過ぎるバスを観察する。
そのうち、バスの経由地にこれからいく「チョンノ」と書いてあるものに乗ればいいことに気が付く。
たくさんのバスをやり過ごし、ようやく意を決して何度目かの30番のバスに乗り込む。
これがまたすっごくとばす。カミカゼバスはあいかわらず。
バスはゆれにゆれる。
足をふんばらないと倒れそうである。
またまた足が強くなりそうである。

無事チョンノ2ガで下車。
巨大な本屋であるヨンプン文庫に行く。
まずは地図、地図、地図である。
たぶんおくまったところにあろうとおもいきや、入り口のメインのコーナーの近くにあった。
以前にはなかったことである。
しかもガイド本がやたら増えている。
道路地図、ソウル近郊ドライブ案内。
詳細なソウル道路地図もいくつもある。
このあたりの状況は、様変わりしていた。
今日はあたりさわりなく、ソウル全図を購入。

日本人の書籍も多い。
「五体不満足」は装丁もおなじ。
17歳の女子高生が書いたという話題の書も、京大生の芥川賞作家の書いた最新作も、すでに翻訳が並んでいた。
それから村上春樹の最新作「スプートニクの恋人」も。まだ読んでいないのに。
今日は「ノルウェイの森」を購入。以前にもあったのだが、最新の翻訳が出ているのだ。しかもタイトルが変わっている。「喪失の時代」。
原書のほうもちゃんと日本語本コーナーにあった。値段が書いていなかったけれど。

本屋のあとは、またまた買出しツアーである。
歩いて東大門市場に向かう。
映画館をチェックしながら。
やけに13:00、15:00、17:00、19:00とちょっきりなのが多い。まさか。
シネコアにはT−ZONEを発見。
店員が日本とおんなじ模様の制服を着ていた。

今日の東大門市場は、ちゃんと地理を把握している。
場所をふまえながら歩く。
市場の店でタオル、マット、座布団を購入。
衣服専門の巨大デパート「トゥッサンタワー」で半袖シャツを購入。まだ半袖がいりそうだし。12000ウォン。
となりのデパート「ミリオレ」でアンダーシャツと長袖シャツを購入。長袖シャツは14000ウォン。
1日にこんなに服を買ったことがあっただろうか。

ぱんぱんに膨らんだかばんをかかえ、チェギドンに戻る。
ミドパデパートでサンダル、石鹸受けを購入。
ここから下宿までが長い。30分ぐらい歩く。
やっぱり地下鉄で移動は遠すぎるよなあ。
はやくバス移動をマスターしよう。

夜になって涼しい風が吹いてきた。
あつかったソウルも、そろそろ秋が始まるのかも。
お昼はオーさんと大学の食堂へ行く。
めずらしく、洋食にしてみる。
魚のフライ。
これがまたすっごく硬い。
でも2000ウォンしないから、文句はいえない。

ロータリーの屋台で、焼き鳥をみつけた。
1本1000ウォン。
鳥がばかでかい。これにタッカルビの赤いたれがかかる。
これが格段においしいのである。

夜は下宿で食べる。お魚。

チョンノの屋台でロールピザというものを見つけた。
うーん。
こんど挑戦してみよう。
1999.9.14(火)
(旧8.5)
2日目
どんどんどん。
朝からドアをたたく音がする。
朝食の知らせらしい。
しかし眠かった。ひどく眠かった。
また寝てしまう。
夢を見た。
なんだか部屋が広くなり、収納スペースもできていた。
やっぱりそんな部屋がほしかったのかな。

10時過ぎ、3度目のノックの音がする。
今度は電話屋の工事のおじさんだった。
午後2時ときいていたのに。
やられた。韓国時間である。
この時間があてにならないとどこかで読んだのだけれど。
まさか早くやってくるとは思いもしなかった。
まだ電話機がない。
買いにいかなくては。
その他いろいろと。

11時過ぎに家を出る。
地下鉄の駅を目指して歩く。
途中に工事中の道路がある。地下鉄工事。
これさえできていれば地下鉄駅まであっというまなのに。
セブンイレブン、AM-PM、ローソンなどのコンビニを発見。
コンビニ好きにはうれしい限り。ひとつひとつずつ制覇していこう。
チェギドン駅まであるくはずが、まちがえてシンソルドン駅まで歩いてしまう。
やっぱり地図がないのが不安である。

ヨンサンに行く。
ここは韓国のアキハバラと称されるところである。
小さな電気屋がいっぱい集まってビルになっている。
以前来たときより、さらにビルが増えているようだ。
電話機を探す。
電話機のあるお店を、4、5件はしご。
結局、一番安いとあんちゃんのいう15,000ウォンのものを購入。
留守電があるのもよかったが、とたんに値段が100,000ウォンを越すのである。アイゴー。

次にノートPC用の電話線を探す。
韓国の電話コネクタは、日本とは違う。4つ穴になっているのである。
声をかけてくれたコンピュータショップのあんちゃんにきいてみる。
するとすぐ奥の棚からでてきた。1000ウォン。あっけなく手に入る。

インターネットカフェに行こう。
以前に行った三星生命プラザの店に向かう。
シチョン駅から歩く。
ところがまた道をまちがえてしまった。アイゴー。
やっぱり地図がほしい。
それでも以前より地図が街角のあちこちにある。
これがとっても助かる。
ようやく着いたインターネットカフェだったが、おねえさんに席がないといわれる。残念。
以前と模様替えしていて、インターネットの席がだいぶ減っていた。不人気なんだろうか。

おなかがすいたのでここでごはんを食べる。

家賃のために、お金をおろさなければ。
ミョンドンのシティバンクをめざす。
途中の南大門市場に巻き込まれる。
人ごみを脱出し、カンでミョンドンへ向かう。これはあたった。
さすがにこのあたりは何度もきているから。

ミョンドンの入り口でピンク映画館を発見。やっぱり興味があるものから目に入るのかな。でもここにこんなものがあるとはいままで気が付かなかった。
シティバンクで無事家賃分をおろす。案内も日本語で出た。ちゃんと残金が日本円で表示された。NY以来の驚きである。

東大門市場に向かう。
ここで服関係、生活用品を探す。
しかしここの地理で大いに迷う。
めざすものもさっぱりないのだ。
いくつもの階段を上り下りする。
疲れ果てて、イベントの会場の前のいすで休んだ。
なんだか知らないけれど、イベントは盛り上がっていた。
ようやくのところで、くつした、サンダルをゲット。

チェギドン駅に行く。
おねえさん2人にミドパ百貨店の場所をきかれた。
僕もわからなくて、さがしていた。
しかし地上に出ると、あっさりそびえていた。
ここで洗面器、コップをゲット。
生活用品を買っていると、これから生活が始まるっていうかんじで、うきうきしてくる。

チェギドンから下宿まで歩く。
これが遠い遠い遠い。アイゴーである。
早くバスの乗り方を覚えなくては、、、
今日は料金とナンバーだけチェックした。

下宿に帰ると、壁紙と床タイルの取り替え工事中だった。
工事の間、夕ご飯を食べ、TVを見た。
1時間半後に完成した部屋は、とってもきれいになった。
そのかわり、のりのにおいでむせかえる。
アトピーが出なきゃいいんだけれど。
お昼は三星生命プラザの地下。
スナックのようなところで日本式チョルミョンを頼む。
チョルミョンってなんだっけ?しかも日本式?
それは汁のない麺に具がのり、横に暖かいスープがあった。
どうやって食べるのか?つけめんか?それともスープを麺にかけるのか?
おねえさんに聞こうかと思って迷う。
結局、別々に食べた。
麺はすぐ真っ赤になり、とっても辛かった。日本式じゃないぞ。
スープで辛さを抑える。
1999.9.13(月)
(旧8.4)
1日目
前日からほとんど徹夜。
小一時間ほど布団も引かずにうとうととする。
5時から準備開始。
7時に予定通りに家を出る。
ひさしぶりの出勤時間だった。
月曜日である。
つかれきったサラリーマンたちの顔を眺める。
つい最近まであっち側にいたのに。
こちらは徹夜だけれど、どこか元気である。
席を確保するためにきゅうきゅうとしていたのが、おかしく思えてくる。
NEXでは口をあけて熟睡。

空港でトランクを受け取り、カウンターで預けた。
重さは25kgだった。
もって運ばなくてよかった、、、
出国の入り口が、北も南も長蛇の列である。
第2ターミナルは先に荷物検査をするためらしい。
でもなんとかならないだろうか。この長蛇の列。
出国手続きが終わるまでに30分ぐらいかかった。
中で薬を買おうと思ったが、ほとんどおいていない。
現地調達とする。

飛行機はDC-10。表から見ると、一部表面が欠けている。
おいおい大丈夫かなあ。
席もこころなしか幅がせまい。
イヤホンは最初から席にあった。回収もしなかった。省力化かな。
機内食はおすしにピカタみたいなものにちょっとのサラダ。さらにケーキ。たいしたものではない。でも腹いっぱいにはなる。
食事以外はほとんど熟睡。
めずらしくほとんどゆれることもなく、熟睡したままキンポ空港に無事到着。

空港から下宿を案内してくれる人に電話。
留学先のコリョ大で待っているとのこと。
ところがコリョ大の明確な位置がわからない。
25kgのトランクもある。
結局、模範タクシーで向かう。
料金は思ったより高め。疑っていたら運転手のおじさんが「模範タクシーだからパガジ(ぼったくり)じゃないよお」と笑った。
しかしパガジは自分からパガジと言うまい。とあとで気が付いた。

タクシーは僕がいままで見たことがないところを高速道路ですいすいすいっといく。
いつのまにかソウルの北部にこんな高速道路(内部循環路)とあった。
こんど地図で確認しなければ。
真新しいアパートがいくつもいくつもいくつも山の斜面に建っていた。
コリョ大の正門の前からタクシーの運転手に携帯で電話してもらう。とても模範的な運転手であった。

オーさんに、下宿まで案内してもらう。
いきなり25kgのトランクを持ってもらった。申し訳ない。
大学構内の山道を超え、途中オーさんに電話で位置を確認してもらい、下宿に向かう。
お寺の横を右に入り、小さなスーパーの角を右に曲がる。
すると窓の枠が赤いこぎれいな建物があった。

下宿は4畳半、ときいていたがそれよりは広かった。
風呂トイレつき、ということであった。それも確かであった。
日当たりが悪い。これが心配であった。
たしかに日当たりが悪い。
それは側面全部が風呂トイレの部屋であり、そこしか窓がないからである。
つまり、、、風をいれるにはトイレのドアをあけっぱなしにするしかない。アイゴー。
光をいれるために風呂トイレのドアはガラス張りである。ちょっとこっぱずかしいというか、エッチである。
しかし風呂トイレつきの魅力に勝てない。トイレがちょーながい自分にはこれしかないかもしれない。
同じ建物でもっといい条件の部屋があいたら変わってもよい、との話もあり、ここにする。
といっても3ヶ月だしね。
電話は大家さんがなぜか1回線持っており、それをひいてくれることになった。ラッキーである。

とはいえ、部屋の中にはなにもない。
今夜からここにとまる。
そうするとまず第一にいるものは、、、ふとんである。
オーさんとさっそく2人で買いに行く。
しかしなかなかふとん屋がみつからない。
まあそうそうふとんなんてよく買うものではないからね。
やっとのことでみつかった布団やで、しきぶとんとかけぶとんを買う。あわせて40000ウォン。4000円は日本と比べて高いのだろうか?
オーさんがまた重い布団のほうを持ってくれた。ありがたい。
自分の布団よりいい、というのであとで譲ることを約束する。なんてったって3ヶ月だしね。

オーさんと、大学に行く。
大学までは5分ぐらいで到着。
しかしこの大学、韓国の大学にありがちな、山の斜面にある。
なのでやったら坂がある。
とおもったら山道まである。
建物を紹介してもらいながら、授業のある建物を探す。
でもついに見つからなかった。
オーさんの研究室にある資料を見ても、場所がわからなかった。
また明日にでも探しに行こう。
オーさんには日本のアニメのあるキャラクターグッズをお土産で渡した。
友人がわざわざ新宿まで行って、買ってきてくれたものである。
オーさんは日本のアニメ、アニメソングの大ファンであるらしい。
携帯の呼び出し音も、「天空の城ラピュタ」であった。
日本語もそちらで覚えたそう。
でも実は地方の大学で先生をやっている、博士課程のえらい人なのである。
そんな人を荷物もち兼案内人にしてしまったのは、ただの日本からきたプータローであった。

ねむい。昨日の徹夜がきいている。
夕食早々、布団を引いて寝てしまう。
下宿で夕食をとる。実は朝夕ご飯つきである。
今日は豚肉があった。
10年ほど前に1ヶ月いた下宿屋では、毎朝夕たまごやきだけであった。肉は1ヶ月に一度だけだった。
韓国の下宿食生活事情が改善されたのだろうか?それとも下宿屋にとっていろいろあるだけだろうか。


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