ヤマボウシの剪定
今月のお手入れ             2003年11月24日                前のページに戻る

剪定の季節がやってきました

 新緑の季節に花を付けたヤマボウシも、1年の活動を休める時が近付き、紅葉した葉が残り少なくなってきました。そろそろ剪定の季節です。
 ヤマボウシ(ハナミズキも同じ)の剪定は、11月下旬から12月いっぱいが好機で、この時期に剪定するのが分かり易く、失敗せずに行えます。
 また、ヤマボウシ(ハナミズキも同じ)は剪定せずにいると、葉芽ばかり伸びて花付きが悪くなります。しかし、むやみな剪定は失敗を招きます。
この記事の適用樹種:ヤマボウシ、ハナミズキ


芽を確認します

 11月下旬になると、花芽は膨らんできます。葉芽はまだ硬く、小さく締まっています。
 剪定は芽を見て行います。芽の違いを見分ける目を持つことです。

花芽

葉芽



中央の長く伸びた枝を切る

花芽を残し、葉芽の枝を切り取る

 ヤマボウシ(ハナミズキ)は、車枝状に枝分かれしますが、中央の枝が伸び、側枝はそれほど伸びません。放任状態では、中央の枝のみ長く伸びます。
 中央の枝は、その先でさらに車枝を出しますが、節間の長い枝には花芽が付きません。花芽は短枝に付きます。
 枝先から花芽のあるところまでたどり、その先の長く伸びた枝は付け根から切り取ります。切り取る枝の長さは一様ではありません。残す枝の長さを揃えることもしません。あくまで花芽の存在を基準とします。
 枝の大半に花芽がないとしても、付け根に近いところにあれば、躊躇せずそこまで切り戻します。側枝も花芽のあるところまで切り詰めます。

葉芽しかない枝は大きく切り戻す

側枝も花芽のところまで切り詰める


芯を止める

 ヤマボウシは高木になりますので、普通の家庭の庭では、芯を止める必要が出てきます。芯を止めるには、車枝が出た付け根で切り取ります。

車枝の上で芯を止める

からみ枝の処理

 ヤマボウシは、枝同士が交差する、からみ枝がよく発生します。からみ枝は見映えが悪いだけでなく、日照・通風の妨げとなるので、どちらか一方の枝を付け根から切り取ります。

からみ枝の一方を切り取る


来年を待つ

 剪定をして、枝先には花芽が残りました。これからヤマボウシは冬の休眠に入ります。剪定の結果が現れるのは、来春になります。
この剪定で使用した道具:木鋏、剪定鋏、園芸三脚
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