積極的な医療を望む人に


 これまでの日本の癌治療はひたすら病名を隠し、やすらかに死んでもらうことがひとつの目標でした。近年「告知」という考えは浸透してきましたがその先の道はまだ開かれてはないと思います。

 癌になったら何もしないで静かに死んでいきたい人、普通の治療で十分と考える人、いや納得する治療のためにはどんな努力もするという人もいると思います。しかし実際その様な場面に遭遇したときどのような努力を患者自身がしていかなければいけないのかはまだまだ明らかにはなっていないのではないでしょうか?

 第一に医者任せにするのをやめること。他の誰でもない自分の病気であることを理解し少しずつ自分の病気のことを知っていかなくてはなりません。そしてセカンドオピニオンを求め、インフォームドコンセントを行い納得のいく治療をうけることです。私たちもそれを実行するまでに時間がかかりました。

 今回は私の母のことですが二年前に肝臓に腫瘍が発見された時に、手術で切除することが必ずしも最善の策とはいえないということで
(このとき腫瘍は悪性か良性かわからず)結局母は手術しないことを選択しました。母の腫瘍が癌となるのは珍しいケースだといわれたので、たとえ他の病院で検査していたとしても結果は変わらなかったかもしれませんが、もしかしたらと思う気持ちがぬぐえません。

 だからこれからは声を大にして言いたいのです。

「みなさん、今の治療方法に納得していますか?」

 今までは病気になったらお医者さんにさえ任していれば安心だと思っていました。そういった私たち患者の考え方から変えていかなくてはならないのです。

 ではいい医者はどうやって見つければいいのでしょう?設備の整った大病院?いえ大病院にいい医者がいるとはかぎりません。医者も人間であり、設備を扱うのはその医者なのですから。最近では全国のいい病院を紹介している本も出版されていますし、インターネットがかなり普及していて、いろいろなサイトがあり調べる情報が豊富にあると思います。

 誰も助けてはくれません。他の誰でもない自分の命!異なる病院、異なる医者で治療方法はかなりの違いがあるとききます。自分の命を預ける場所はやはり自分で選びたいですよね。


戻る   次へ   ホームへ