でたぜん。

2. メーリングリストでのおおまかな経緯。


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西暦2000年3月、全難聴は独自のメーリングリスト(以下「ML」)を立ち上げるに当たって「個人情報は外にもれることは決してありません」として、参加希望者の「氏名、連絡先、メールアドレス、“健聴・難聴の別”」などの個人情報を求めました。

僕も、自分の個人情報をML管理人たる高橋郁后に送り、このMLに参加しました。



半年後の8月12日、「管理人」名義の高橋郁后は、突如「ML参加者名簿」をMLにて公開しました。具体的には、参加者全員の「居住地域、本名、健聴・難聴の別」を一覧にしたものです。

これは参加時の約束にも反しますし、ネット上の行為としても非常識ですし、社会常識に照らしても問題があるわけで、僕は「自分の個人情報をネットに流していいとは言ってない」として、釈明を求めました。

この時点では、8月17日付ML307番発言にて管理人高橋郁后から「事前に“メンバーリストを公表する”お断りもなしにいきなり、メンバー公表してすみませんでした」との謝罪がありました。

この謝罪をして「そうか、なにかのミスで個人情報が流されたんだな、全難聴としても「お断りもなしにいきなりメンバー公表」をする気はなかったのだな」、と考えた僕は、とりあえず「主旨は理解できますので、今後は“ご案内”などにその旨を記述しておくといいのかな、なんて思いました。ご勘案いただければ幸甚です」としておきました。

まさか人権擁護団体たる全難聴ともあろうものが、極めていい加減な態度で謝罪したふりをして、ほとぼりのさめた頃に謝罪の経緯を無視し、社会のルールをさえも無視して暴走しようことなど、予想できるわけがありません。



翌年正月の1月2日に再び、同上の内容を更新した「参加者リスト」が管理人高橋郁后からMLに流されました。

僕はこの時点で、

  • 勧誘時に「決して漏らしません」とした個人情報をMLに流してはいけない。
  • ネット上に、無断で人さまの個人情報を流してはいけない。
くらいのことは常識だと考えて、1月4日にそれを非難しました。そも、先日の謝罪はなんだったんだ、とも言えます。具体的には、「PC要筆の活動であればこそ、守秘義務への配慮は必要だと思うものです。ちょっとひどすぎませんか?」といった感じです。

この投稿への返答がちょっと凄いんですけど、要するに「参加者の身元が判っているほうが、聴障者は相談も依頼(要約筆記の、ですね)もしやすい」というもので、個々人名義で繰り返しこういったことを書いているのが運営委員の高橋郁后、田中邦夫、阿部紀子、松本隆一といった面々。「決して漏らしません」という約束を破ったことによって要約筆記者の信頼を失うとか、それ以前に自分たちがウソついてるという自覚が全く無いんですよ。

つまり、「個人情報は外にもれることは決してありません」とした全難聴自身が、個人情報をネットに流しておいて、その問題点を指摘されてさえ理解できないんですよ、全難聴の上層部は。
自分たちに利益があるならば、約束なんかどんどん破っちゃって構わないと考えてるんですよ、全難聴の上層部は。
そのことこそが良識ある関係者の協力を拒むことになることが理解できないんですよ、全難聴の上層部は。



この後、1月26日つまり3週間後まで、運営委員会からの返答はありませんでした。

その間に、「どうやら問題点が認識されていないらしい」と考えた僕は、いろいろ問題点を指摘しました(他の一般会員からも、また運営委員からも投稿はありましたが)。

  • 募集要綱と実態との齟齬について、運営委員会が公然と「ウソ」をついている実態を指摘しました。
  • 個人情報を本人に無断でネットに流したについて、「人権感覚がない」と断じました。
  • よし計画的に個人情報を集めようとしたならば「詐欺」だとし、それは「犯罪」だと断じました。
ごく当然のことを言っているだけのことです。少なくとも「ウソ」だし、自身の情報を自身がコントロールできることは人権の基本だし、それを自分たちの利益のためにやったのなら詐欺でしょう。



1月26日、「運営委員一同」の名義で、2通のメールがMLに掲載されました。

一通は、「全難聴pcyouyakuMLは、名前、在住都道府県名、障害の有無を明らかにしたリストを作成し、このML内で半年に1回に公開します」とする運営方針の表明。
本文中に「今般、pcyouyakuMLの運営ルールの未整備で混乱をきたした点お詫び致します」とあります。未整備じゃなくてウソついてるんですけど、そこへの言及はありませんでした。

もう一通は、「特定の個人及び組織の名前を引用して誹謗中傷する発言がありました。私たち、運営委員は協議の結果、発言者である「前田高秋(りびけん)氏」に退会を要望します。また、その発言についてサーバー上から削除します」というもの。
僕自身は、「特定の個人及び組織の名前を引用し」ましたが、誹謗中傷は一切していません。具体的にどのあたりが「誹謗中傷」であったのかも明示されないままに、「MLから出ていけ」と言われてしまいましたよ、困ったなあ。



その後、「僕は誹謗中傷などしていないので自主退会はしません」とは書いておいたのだけれども、2月10日深夜くらい(当該MLの着信から類推)に僕は強制退会処分されたみたいです。

つまり好意的に考えても、

  1. 僕が文句つけた、
  2. 全難聴はなんの説明もせずに、僕を退会処分にした。

という機序に疑いはないんですよ。どうしようもない。



機序と問題点とをもう一度ダイジェストしておきますね。

  1. 全難聴は、「公開しない」として収集した個人情報を、「聴覚障害者に役立つから」として公開しました。
    この行為に当たっての問題点を指摘するならば、
    1. 明白な約束違反であること。
    2. ネット上の常識に反するものであること。
    3. 実効としても、組織としての信頼感を損ねるものであること。
    は言えると考えます。

  2. 全難聴MLの運営委員には、当事者能力がありませんでした。
    そんなに難しいことは言いませんが、
    1. 募集に際して為した約束を反古にした。
    2. 反古にしたことについて、自覚がない。
    3. その結果についても理解していない。
    4. 齟齬を指摘した人間を問答無用で排除した。
    といったあたりを以て、そも公的団体の管理運営に適さざる人材がその任に当たっていることは明白だと考えます。

  3. ことはネット上に限ったことではありません。
    このデタラメな運営を行っている人たちは全難聴の偉い人たちであり、ネット上以外の場でも同様のデタラメが行われているであろうこと、そして無辜の聴覚障害者たちが僕と同様の人権侵害の被害を受けているであろうことは想像に難くありません。
まとめて言うと、「この国の聴覚障害者は不幸だ」ということになりましょうか。そこに関わる僕たちについても同様のことが言えます(このページをわざわざ読んでいるあなたにとっても、ですね)。

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