南フランスに行ってきました!

++++ 2003.7.24-2003.8.1 Haru & Owazo en Provence ++++

今年のヨーロッパは暑い!1年間がんばって働いたことへのごほうびのバカンス、さぁどこに行こう??ってんで、おわ蔵&ハルの二者協議の結果、南フランスのプロバンス・コートダジュール旅行に決定しました!!
実は、南仏はハルが'98-'00まで2年間過ごした思い出の地。(さらには、ここで二人の恋が発展した思い入れの地。うふ
日本でも旅行先としてけっこう有名だけど、フランス人にとっても最高に人気があるバカンス地。ベストシーズンは春4月〜夏9月。あの真っ青な空と溢れる光は南仏にしかないっ!Let's go !!

1. まずは準備。
ブリュッセルにいるメリットは、ヨーロッパ大陸どこにでも交通の便がいいこと。南仏にいくルートは何通りもあるけれど、車で行くのは時間がかかりすぎ(12時間くらい?)、直行便&直行電車は値段が高くて却下。費用対効果の点で一番良さそうに思えた、「ブリュッセルからパリまで電車(Thalys)、パリからマルセイユまで飛行機(AF)」でいくことにする。予約は全てインターネットで。それにしても、エアフラなめてる〜〜!!1日おきに50ユーロぐらいずつ値段が上がってって、結局私たちが予約した時には初めの額の倍!うーん、独占市場なのが悔しい!

現地でのレンタカーも、インターネットで色々見比べた結果、Europcarでプジョーの206クラスを1週間214ユーロぽっきりでスペシャルオファーしてるのを発見。これはお得だ〜

残るはホテル。学生の頃は予約なんてしないで気の向くまま旅行をしてたけど、数年前の夏休みにおわ蔵とフランス南西ビアリッツ〜サン・ジョン・ドゥ・リュッツを旅したときに、100以上ある付近のホテルを探し回り、ぜーんぶ満員(!)といわれた苦い経験があるので、このハイシーズンに観光地にいくのにホテルを予約しないなどという無謀なことはしないでおく。

今回の旅行は、おわ蔵がまだ海で泳げない(多分大丈夫なのかもしれないけど、まだカテーテルが入ってる状態だしね)こともあって、リゾート地一ヵ所滞在型じゃなく、車の足があることを活かしてあちこちの田舎を回るアクティブ型にした。南仏は、映画のセットのようにかわいい村々があちこちに点在していて、小さな家族経営の民宿に泊まるのもいいし、星つきレストランのあるシャトーホテルにとまるのも素敵。

今回の予算をざっと計算してみたら、二人で約3,700ユーロ(約50万円)!!まあ、人生メリハリが大事よね〜〜〜。なんとかなるさ。。。

2. マルセイユ着
7月24日出発の朝、ブリュッセルは曇りだけど、ノースリーブを着て麦藁帽子をかぶって、家を出た。わ〜〜〜、「これからバカンスだ〜〜〜」という解放感はなんともいえないよね。

マルセイユに着いたら、案の定太陽はカンカン照り。「南仏」といっても、マルセイユは「プロバンス」じゃない。ここはまさに「地中海」。アフリカやマグレブからの玄関口だけあって、白っぽい建物のなかごみごみして汚い街をアフリカ・アラブ系の人々が行き交う様を見ていると、「ここはどこ?」状態ですな。

でもでも意外と海はきれいで、特にVieux Port(古い港)からCorniche Kenedy(ケネディ海岸道路)をちょっと上っていくと、驚くほど水が透明な岩場やビーチがあって、みんな思い思いに寝そべったり泳いだりしてる。

海の幸大好き!のおわ蔵にとっては、パラダイス。特に、北の地ブリュッセルで彼が恋焦がれていたのが、「小イカのニンニク・オリーブオイル炒め」。なぜか、マルセイユの名物料理「ブイヤベース」はちゃんと食べたことがない私たち。

ちなみに、マルセイユでごはんを食べるんなら、Vieux Portの横手にレストランがかたまってる地区があって、お薦め。例えば、
■Chez Paul
23, rue Saint-Saens (Place Thiars) tel:04 91 33 07 43

泊まったホテルは、これまたVieux Port目の前の、
■New Hotel Vieux-Port
3 bis, Rue Reine Elisabeth tel:04 91 99 23 23 www.new-hotel.com

ダブル1泊92ユーロでした。部屋が広くて清潔でエアコンもありでとってもよかったよ〜。

3.リュベロン地方へ
さてさて、いよいよ南仏プロバンスの懐、リュベロン地方へ。英国人ピーター・メイルが書いた『南仏プロバンスの12ヶ月』の舞台です。山あり谷ありのヘアピンカーブの道を、後続の地元車に煽られながら(こんなカーブ、70km/h以上で行けるかーー!)進むと、中世に迷い込んだかのような村々が次々と現れてくる。もーう、ここは観光客らしくカメラでバシバシ撮るしかない!!だって、とても素敵なのよ。

ゴルド Gorde
一押しです!何度行っても「すごいな〜」とため息が出てしまう。岩山に張り付くようなその全景は圧巻!!本格的な南仏の村と申せましょう。

ボニュー Bonnieux
高台からの夕日はとても美しい。とてもバランスよくきれいな村。私たちが今回泊まったオーベルジュはこのそば↓

■Auberge de l'Aiguebrin
tel: 04 90 04 47 00

1泊164ユーロ。庭のテラスで食べる朝ごはんは最高!ここのレストランは、アビニョン出身の女性シェフが取り仕切ってて、美味しいのなんのって。。。

ルシヨンRoussillon
全てが、赤とピンクとオークルと黄に染まった村。近所の山から取れる土がみんなこういう色で、だから家々の壁もこういう色らしい。とてもユニークでかわいい!

ラコスト Lacoste
かつてサド公爵の館があったことで有名。村のてっ辺に城の廃墟が残ってて、何でも今ではピエール・カルダンの所有。たまにジェット・セットを集めてのパーティーが開かれるらしい(あやし〜〜い)。小さな村で、建物も石畳もみーんな石造り。スニーカーで行くべし。

ルールマラン Lourmarin
エクスから車で行くと、入り口にあたるのがここ。春は桜に似た花が咲き乱れる。ここにあるレストラン・ホテル、■Auberge de Feniereは、泊まるにも食事だけするにもプロバンス100%!!

オペッド・ル・ビュウ Opede le Vieux
今回初めて行ったのがここ。ふもとの「オペッド」村に車を止めて、坂道をてくてく登っていくと、なかば朽ち果てたかのようなこの古い村に行き当たる。レストランやカフェはほとんどないけど、村の中を散策するだけでも楽しい。

それから、今回の珍体験は、ラベンダーで有名なセナンクの修道院を訪れた時のこと。私もこれまで中を見たことがなかったし、それにすっごーーく暑い日だったので、修道院の石造りの建物の中はひんやり涼しいだろうとおもって、約1時間の見学ツアーにおわ蔵と一緒に参加。ところが、まず入り口でノースリーブだった私がアウト。緊急の策として受付の人が貸してくれたボロイバスタオルを肩に巻きつけることに。・・・暑い。。。そしてこの見学、学校の歴史の授業そのもの。熱心な一群がいて色々宗教的な質問を投げかけてたけど、私とおわ蔵は暑さもあって今にも眠り込む寸前。結局その後はホテルに直行して、お昼寝をしたのでした。いやぁ、色んな世界で色んな人生を選択している人がいるものです。

4. カシス
またまた海辺へ。カシスはマルセイユから絶景の県道を通ってくるとすぐそばの港町。ビーチもいくつもあって、その海のきれいさといったら、にごった大西洋や北海とは比べ物にならないの!さすが地中海。鏡のような美しさ。

ここで、おわ蔵と大喧嘩。結局彼は一人で港から船でカランク(入り江)めぐり、私は海水浴。喧嘩の原因はだいたいの場合コミュニケーションの不具合よね。

ワインもシーフードも美味しい。港の周囲にはブラッスリーやレストランがいっぱいあるけど、ハルのお薦めは↓

■Jardin d'Emile
tel: 04 42 01 80 55

今回はここで部屋も取り、ビーチのまん前のテラス付で1泊130ユーロ。さらにゴージャスを求める方には、高台の4つ星ホテル■Rocher Blancheなんてどうでしょうか。ホテルからダイレクトでプライベートビーチへ。その他のレストランだと、庭が広い、
■Le Clos des Aromes
10,Rue Abbe Paul Mouton tel: 04 42 01 71 84

そういえば、カシスに船を停泊させる場所を持つには80年(!)待ちだって!!

5. コートダジュール
旅も後半になってきました。ニースに向かう高速道路で出口を間違って、モナコまで行ってしまった私たち。折り返して、ニースの隣町Villefrance-sur-Merに宿を取る。

ニースはその「天使のカーブを描いたビーチ」で有名だけど、そういういかにもリゾート&高級ブランドのイメージとは別に、旧市街なんかは狭い道がくねくねと続いていて楽しい。あぁ、そして、今回おわ蔵と私が出合った最高の感動、それが、レストラン Le Rive Droite!!「ニースで本物のニース料理を味わいたかったらここ」というガイドの言葉で行ってみたんだけど、何てことない交通量の多い道ばたにあるレストランで、「これはミスったかも。。」とチラッと思ったんだけど。。。

もう、食事のはじめからおわりまで感動しっぱなし。料理&ワインはもちろんのこと、サービスがとっても親切で感じがいい。おなかいっぱい食べて、さっぱりしたものにしようと頼んだデザートの「フルーツサラダ」。まず、空っぽのデザート皿が二人の前に運ばれてくる。「?」と思ってると、優に15人分はありそうな大きなボールに新鮮なフルーツが山ほど入ったのをお姉さんが持ってきた!!そして、「好きなだけ召し上がれ。」といってドドーーンとそのボールを私たちのテーブルに置いてったの。おわ蔵、目がまん丸。家庭的で良心的で美味しくて安い。最後はおじいちゃんシェフに握手を求めて帰ってきました。もう、絶対ニースに行く機会があればまた行くよ!!

■Le Rive Droite
22, Avenue Saint-Jean-Baptiste(バス駅のそば)
tel : 04 93 62 16 72

6. コートダジュールの続き
エズ・ヴィラージュEze Village

ニースからモナコ方面に車で20分くらいのところに、エズ村がある。「鷲の巣村(nid d'aigle)」の典型として有名。今回、行くかどうか迷ったんだけど、時間があったので足を伸ばしたところ、一発で二人とも一目ぼれ。村のふもとに車を置いて、坂道の石畳をえっちらおっちら上っていく。南仏の常でアート・ギャラリーが多い。「ほんとに人が住んで生活してんのかなー?」と不思議に思ってしまうくらい、完璧に保存されている。なにより素晴らしいのが、高台からの紺碧の地中海の眺め!

こんな小さな村なのに、素敵なシャトーホテルが2件あった。ちらと見えたプライベートテラスは、まさにパラダイス。いつかちょっと贅沢をして、また二人で来たい〜〜〜。
■Chateau de la Chevre d'Or
Tel:04 92 10 66 66 Fax:04 93 41 06 72
www.chevredor.com www.relaischateaux.com (共に日本語あり)
■Chateau Eza
Tel:04 93 41 12 24 Fax:04 93 41 16 64
www.chateaueza.com

7. ラストはエクスで。
おわ蔵の36歳の誕生日は、この特別な町Aix-en-Provenceで祝うことにした。ここを離れてもう3年、「変わらないなぁ〜」というのが第一印象で、不思議なことに今でもずっと住んでいるような気がする。

当時の大家さん夫妻をアポなしで訪ねてみた。ムッシューもマダムも全然変わらない!(私の予想では二人とも80代前半なんだけど。)この酷暑にも負けず元気な様子でとっても嬉しかった!

エクスで生活していた頃は、今みたいな大きなアパートメントじゃなく、いわゆるワンルーム(建物は築300年!)だったんだけど、近所50m四方に美味しいパンやさんが3軒あり、歩いて30秒の広場では週に3回朝市が立ち、学校も郵便局も本屋も全部そばにあって、朝まだホカホカしているバゲットと新鮮な野菜やチーズや花を買って、「今日もいい天気だなァ」とか思いながら青い空の下、自分の部屋に戻ってくるときのあの幸福感というのは、いまでも思い出せるくらい。(長文で失礼。一息でどうぞ)

今回行ったレストランは、もちろんプロバンス料理。お薦めは↓
■Chez Feraut(家族経営、美味しくて雰囲気もいかにも南仏。)
■Le Poivre d'Ane(美味しい。いつも混んでる)
■Le Baccanale(純粋に料理の美味しさでいったらピカ一だと思う。Poivre d'Aneの対面)
■Anphitrion(パティオが素敵)
■Relais Sainte Victoire (tel:04 42 66 94 98)(高級レストラン。サン・ビクトワール山のまさに麓にある)

エクスでは、駐車してたレンタカーを当て逃げされ、警察まで行って被害届を出してくるというハプニングもあったけど、やっぱり定年後は(若しくはジャンボ宝くじに当たって仕事をやめた暁には)ここにセカンドハウスを持ちた〜〜い!!(ゴルドでもエズでもいいよ〜!)

8. ただいま〜

長いようで短かった8泊9日。暑かったけど(連日36度くらい)、こまめにお昼寝をしつつ、おわ蔵の体調も問題なく、無事ブリュッセルに戻ってきました〜〜〜。金曜に戻ってきたので、週末はゆっくり休みボケを回復。

次回は2003年お正月休みだっ!!

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