移植のための入院
移植をきめたからにはもう、気分もすっきり!やる気まんまんでした。 九州からおばあちゃんがきて娘の世話をしてくれている。 面会に来てくれるのが一番嬉しい!窓から、娘と旦那が歩いてくるのが見えて、かわいい! 移植の前に一度抗癌剤をやって、 それから移植にする、と先生が予定を発表! 早速抗癌剤。腕から点滴で入れます。やはり熱がでました。食欲も無くなります。 ドナーの妹が来て、検査などして、 5日間の抗癌剤がおわります。 その5日後、食欲も次第にもどってきます。 先生と家族で移植の説明を聞く。 このときショックなことが! いままで無視してた胸のシコリを調べたら白血病細胞の固まりだった、というのです! 恐ろしい!!!! そこで、放射線をかけてやっつけることになりました。あーあ、、なんか怖いよ・・。 移植の前は全身にも放射線をかけるので、もう生理はこないんだって。。。しかたないか・・。

移植準備
放射線科は地下の奥まったところにあって、原子炉のようなマークがいたるところに貼ってあって、 「この付近に長く立ち止まらないで下さい」って書いてある!こわーーーーー!!! でも放射線の先生や、看護婦さんは、ものすごく親切に説明してくれる! 血液科の先生はレントゲンとか見せてくれないけど、 放射線の先生はくわしく見せてくれて、とってもフレンドリー!安心!熱帯魚をいっぱい飼ってるし、 ちょっとここだけ次元の違う雰囲気・・。 そして、移植のための健康検査もはじまった。 ガリウムシンチ検査、CTスキャン、心臓のエコー検査、呼吸機能、歯科、腎臓の機能、 耳鼻科に婦人科に精神科。。。 検査のために食事を制限されたり、下剤をのんだり、 色水の注射をして5分おきにおしっこをとったり、 20分もじーっとしてたり、もう大変な忙しさ! 不安になってるヒマなんてありゃしないよー!! とバタバタしてるまに胸のしこりの放射線が始まった! ウイーーーンって音はするけど、痛くもかゆくもない、ホ。よかったー クリーンルームで使うバイオや、パジャマや、cdラジカセ等も買ってきてもらった。 私の必需品としては色鉛筆やスケッチブックも。 ここぞとばかりにいろいろ買ってもらって嬉しい! ここの病院はモバイル禁止で残念。クリーンからメールやネットが出来たらすっごくいいだろうなあ。 テレビの調子も悪いので、音楽中心生活になりそう。 でも面会がガラス越しにできるのでそれはとっても良かった。 退院してから別の病院のクリーンを見たら、面会がテレビ電話だった。それはいやだな。 そして恐怖のカテーテル挿入!!!私は鎖骨を触られるのが大嫌いなので 筋肉弛緩剤のようなものを注射してもらってから手術をした。 一度でちゃんと入って良かった〜〜!!! となりで赤ちゃんの鳴声がずーっと聞こえてたので何かと思ったら 赤ちゃんにカテーテル入れようとしてるんですって!! かわいそう〜〜〜〜・・娘のことを思い出してしまう。 そして、私の親にとっては同じ思いなんだなあって思った。 クリーンルーム2泊3日の体験入室! トイレがすぐそこにあって変な感じ。 電話がついてるので娘に電話!ものすごく語彙が増えてるのでびっくり!こっちがたじたじだよ! 友人がフランスから電話してきて、今赤ちゃんが生まれたって!!! ワオー!びっくりー!命っておもしろいね!絶対生きて出て、この赤ちゃんに会いたい。 体験入室が終わり、放射線を全身にあびるのが始まる。 朝夕15分を2回、2日間。 放射線って、いけにえの台みたいなのに乗せられて、真横のきつい姿勢で浴びるんだけど、 あびてるうちに気分わるくなってぐらぐらしてるような感じだって言ったら、 漁師の網みたいなのでぐるぐる巻きにされたよ・・本当に捕らえたてのいけにえだよ〜。 気分も悪いし、吐いたりしてぐったり。

移植のすべて。
クリーンルームに入る。もうこれっきり1ヶ月はシャワー浴びれないから念入りに洗う。 そしたら猛烈につかれてしまう。 夜下痢でおしりも痛い・・苦しいよう・・・ 睡眠薬をのんで無理やり寝る。 次の日から3日間抗癌剤。次々襲いかかる恐怖! クレヨンで絵を描いてたのは苦しみにはまらないため。 心電図をつけて、なんか体からコードだらけ。 お尻も痛いし、吐いたりして最悪だ〜〜
移植の当日。。。 朝、リアルな夢を見る。 起きてからもしばらく夢だって気がつくのに時間がかかった。 もしかしたら本当かもね・・。 娘がすぐ隣で寝てる夢。ベッドもあたたかくて、さっきまでここにいた,ッて感じ。移植自体はべつになんてこともなかったけど、 ドナーの妹がどんなに大変だったか思うと泣けてくる。 ありがとうありがとう!
次の日、妹が面会に来てくれたけど、フラフラしてるし、会話も出来ない感じ。
2日目・おかゆをちょっと食べる。絵を必死に描く。苦しみから逃れるため。。。 3日目・シーツ交換で看護婦さんが入ってきてくれる!久々に生で人に会う!うれしい〜〜!!
4日目・口の中が腫れてくる。。。飲みこむのが大変。
5日目・薬ものめないほど口が腫れてる。吐き気もスゴイし、本当に辛い。 上野先生が「辛いなら無理しないで」と言ってくれて、 痛くて辛くて泣きたいけど我慢してたのが一気にほぐれて大泣きしてしまう!! 副婦長さんがずーっと付きっきりで話を聞いてくれて(1時間以上)、 痛み止めはモルヒネを入れてもらう。もうご飯も無理して食べないでいいよって言ってくれて嬉しい。 いつか食べれる日まで無理しないであせらずに行こう・・。
6日目・食事をやめて、吐き気止めを入れて、血小板を輸血。髪の毛が抜け始めた。
7日目・つらいのでモルヒネを入れてもらうとすっごく楽になる。夜も睡眠薬を入れてもらって、 ぐっすり眠る。このちょうしで行けそう!
8日目・モルヒネのおかげで楽だけど体動かず、アヘン窟の老人気分。 コルトレーンを聞く。そういえばクリーンで電気つけてないなあ。
9日目・血小板輸血。モルヒネは0.8で楽。多いと気分悪いし、少ないと効かないし、微妙な調節で やっとみつけた私の適正値。これをみつけるってクリーン生活の重要なテーマ!
10日目・口がもっと腫れてきて、しゃべれない。舌は舌毛がとれてつるつるの蛙みたいになってる。
11日目・妹が元気そうになってるので安心。
12日目・筆談でお喋り!研修医のsmu先生は美人でフランス語がペラペラ!素敵。
13日目・しゃべれず、ウーとかアーとかしか言えない。
14日目・突然白血球が800に上がる!生着してきたってこと!?う、うれしいいいーーー!!!! 一週間ぶりにポカリスエットをちょびっと飲み、一週間ぶりにうんこも出た〜〜!!!人らしくなってきた!?
15日目・モルヒネを止めて、クリーンエアーも止めて、u先生が直接入ってきてマルクをした! 電子レンジで殺菌しなくていいので杏仁豆腐を食べた。 猛烈に汗かいたり、寒気がしたり、体がヘンですぅ。しゃべれるようになってる!
16日目・生着したのにつらいのでイライラ。早く外に出たい!ぐちってしまったら、 だんなに「感謝だよ!移植もできて、生着もして、感謝しなきゃ!」って言われる。そうだよね!
17日目・つばがぜんぜんでないことに気がつく。茶碗蒸をたべてみる。
18日目・肌の色が黒くなってるのに気付く。
19日目・クロワッサンを食べる。舌の毛もちょっと生えてきた!(口の中の舌、です。つるつるのカエルみたいになってたの)顔を久々洗う。白血球は13000。
20日目・本をちょっと読む。シュタイナーの本、これスゴイ。
21日目・マルクの結果が良好だって!わーい!
22日目・うんコが軟便といっていいくらいかたまってきた。天気が良くてきもちいい!  このクリーンの眺めは最高。東京タワーや都庁が見える。 皮膚が弱っているのがよくわかる。フェミニーナ軟膏をつける。 最近電気もつけて明るくしてる。ドトールのホットドックとフォションのパンを食べる。
23日目・クリーンルーム脱出!!!!!!あるいて出て行く!2人部屋で一番奥の部屋!!! わーーーーーーーーーーーーーーーーーい!!!ばんざい!



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移植のとき


クリーンルームからの眺め
病院の夕焼け
放射線科では魚を飼っていた。
放射線科のD先生
生着してはじめて食べた杏仁豆腐
クリーンルームの朝
クリーンルームの机
この電話で娘に電話。旦那にも電話。
放射線を浴びるときはイケニエのようだった。
クリーンルームに入る看護婦さんのキノコのようなお姿。