かみさまからのおくりもの


                                                    ひぐち みちこ作        こぐま社


赤ちゃんが うまれるとき かみさまは 

ひとりひとりのあかちゃんに おくりものを くださいます。
 
かみさまからの おくりものは てんしが はこんでくるのです。
 
 
 
ほぎゃあ ほぎゃあ ほぎゃあ ほぎゃあ ほぎゃあ
 
ごにんの あかちゃんが うまれました。
 
 
「ほっぺの あかい あかちゃんには このおくりものが いい。とどけて おくれ」
 
「はい かしこまりました」
 
てんしが はこんできた おくりものは よく わらう でした。
 
あかちゃんは よく わらう あかるい こどもに なりました。
 
 
 
「おおきい あかちゃんには このおくりものがいい。とどけて おくれ」
 
「はい かしこまりました」
 
「てんしが はこんできた おくりものは ちからもち でした」
 
あかちゃんは ちからもちの げんきな こどもに なりました。
 
 
 
「ないている あかちゃんには このおくりものが いい。とどけて おくれ」
 
「はい かしこまりました」
 
てんしが はこんできた おくりものは うたが すき でした。
 
あかちゃんは うたの すきな こえの きれいな こどもに なりました。
 
 
 
「よく うごく あかちゃんには この おくりものが いい。とどけて おくれ」
 
「はい かしこまりました」
 
てんしが はこんできた おくりものは よく たべる でした。
 
あかちゃんは よくたべる じょうぶな こどもに なりました。
 
 
 
「すや すや ねている あかちゃんには このおくりものが いい。とどけて おくれ」
 
「はい かしこまりました」
 
てんしが はこんできた おくりものは やさしい でした。
 
あかちゃんは こころの やさしい こどもに なりました。
 
 
 
「かみさま すてきな おくりものを ありがとう」
 
 
     

      
こころを支えてくれた一冊の絵本


この絵本は幼稚園を休園する時に、ももかの大好きなM先生が私にプレゼントして下さったものです。

ママがつらくなったとき、、よんでくださいねって。

「初めて読んだとき涙が止まらなかった絵本なの」って言って手渡して下さいました。

M先生にはふたりの障害をお持ちのお子さんがいらっしゃいます。

いつも笑顔で明るくて太陽のようにきらきらしている先生。 私はその姿に何度、励まされたことでしょう。

この絵本を大切に、大切にしたいと思います。

目に涙をためて、「ももか」と別れを惜しんでくださった先生方の優しさ、一生忘れません。

とってもかわいいほのぼのとした手作り絵本です。

ぜひ、手にとって読んでみてください、、。

あとがきで 子どもを親や社会の気に入るように変えようとするのは大人の横暴で、

子どもの本来持っている個性を壊してはならないと、著者はこの絵本で伝えています。

よくなくことや、ゆっくりなことも大切なことだって。

子どもの個性を大切にしてあげたいですね。

障害も個性 この個性が当たり前のように受け入れられる日がきますように、、、。

ひとりひとりが持ってる やさしさ

その優しい気持ちで みんなが支え合うことがいちばん大切なこと、、、

人は字のとおり支え合って生きています。

こころのバリアフリーは みんなにできることだと思うのです。

ちょっとだけあなたの勇気を下さい。待っている人がたくさんいます。

街の中でももかを優しくヘルプしてくれる皆さんの優しさは
わたしの心の中で ひとつひとつ確実に積み重なっています。

与えてもらった優しさの贈り物へのお返しは笑顔でのありがとうしかできないけれど

そして与えて頂いたぶん 私も形は代わるかもしれないけれど
違うカタチになるかもしれないけれど どこかの誰かにあなたからもらった優しさと
温かさを心をこめて私も渡したいと思います。

読んでくださってありがとうございました。