『優しい風』


優しいお兄ちゃん さいと〜さんとの出会い

術後 元気になったももかは 車椅子に乗って 「探検!」といって自由に各病室を
回って たくさんの友達ができたのだけど 

そのなかで とびきり優しくて子供の立場で遊んでくれる優しいお兄ちゃんがいた。

彼は優しい笑顔で いろんな話をしてくれた。

「好きなのを選んでいいよ」
「君の好きなところへいこう」
 
こども達に接する彼の姿を見て 私のこころは和らいだ。

9歳のときに風邪から髄膜炎になり その後後遺症を持ったさいと〜さんは
過去4回死にかけたとか、、、

それをユーモアたっぷりに話すからおもしろおかしかった。
死にかけたときは黄色いちょうちょ そして三途の川も見たとか。

川は細かったんだって。

本人は悪運が強いと言うが 私は強運であると思う。

カラダ中にいろいろと栄光の傷あり。

楽しく笑わせてくれて悩みをきいてくれてと
そんなさいとうさんもひきこもった時期があると笑って語ってくれた。

「みんな一緒だよ。通って道だよ。」

どこまでも優しいさいとうさんは

相手のこころにそっと 優しい風を感じさせられるような方だった。

「前向きが一番だね〜〜」

そう笑顔で優しいさいとうさんはどれだけのことを 受け止めてこえられてきたのかな、、、

私は楽しいさいと〜さんの話を聞きながら何度もそう思った。

にじみ出る優しさは簡単に身につくものではない。

人の出会いはとても不思議だと思う。

私はこの入院生活 ももかとともにいろんな方に出会って 

こころで感じることが多くあった。

〜優しい風をありがとう〜

笑顔と溢れるような温かさは

人柄がにじみでる本当の優しさでした。