子どもはどこでも育つ NZ生活編


さあ、出発!
 夫に話をしてからちょうど1年後、私たちは伊丹空港に向かった。当時は関西空港はまだできておらず、ニュージーランドへの直行便も大阪からはなかったので、出発時刻が午後でゆっくりでき、価格も安かったシンガポール航空を利用することにした。
 私は万里をおんぶ紐で背負い、大きなボストンバッグをキャスターで引っ張る。夫は登山用のリュックを背負い、手には背負子(しょいこ)にもなるベビーカー「おんぶっこらっこ」を持って片手で亜希を引っ張る。

 小雨交じりの日で蒸し暑いうえ、万里はその3日前から熱を出し、まだ微熱がある。かかりつけの小児科に事情を話して解熱剤、吐き気止めなどを出してもらい、そのほかにも買い求めた市販薬とともに手荷物の中に入れる。
 飛行機が離陸すると万里は最初少しむずかったが、そのうちスチュワーデスが用意してくれたベッッドの中で眠ってしまった。(これはベビーコットと言って1歳まで位だと予約すると用意してくれます。)亜希ももらったおもちゃで遊んだり食事を食べたりするうちに眠くなり、床の上で眠ってしまった。(これは実は違法です。シートベルト着用のサインが出ると必ず椅子の上でベルトを締めなくてはなりません。でもこのときはなぜか何も言われませんでした。)

 シンガポール空港での乗り継ぎは3時間待ち。万里の機嫌が良くないので熱があるのかと思ったらひどい下痢をしていて、夫のズボンまで汚していた。空港内のトイレで万里の服を洗いながら前途多難だとつくづく思い知らされた。亜希のほうは広くてきれいな空港に大喜びで一人で走り回っていた。オークランド行きの飛行機は日本時間で夜9時ごろ発だったので、2人とも機内食が運ばれてくるころには眠っていた。
 
オークランド到着
 オークランドについたのは日本時間だと朝6時過ぎ。南半球にあるここはまだ冬で、真夏から来た身には寒さがこたえた。
 翌日ホテルからタクシーでホームステイ先に到着した。オークランドの中心から、車でハーバーブリッジを渡り約30分。シティからは海をはさんで向かいにある半島のちょうど真中あたり。学校はブリッジを渡ったタカプナという町にあり、半島の先はデボンポートと言う町でシティまでフェリーも出ている。

ホストファミリー
 ホストマザーは60台半ばの一人暮らしの女性だった。彼女には私より1歳上の娘と3ヶ月の孫娘がいるが、車で2時間半近くかかるところに住んでいるためにあまり会えないらしい。そのせいか万里を本当の孫のようにかわいがってくれた。独身の息子もいるが独立して遠くにいるためほとんど帰ってこない。実際私たちがいる4ヶ月間1度も会わなかった。でも彼女にはとても仲の良い男友達がいて、毎日一緒に夕食をとる。彼女は夫と10年前に死に別れたそうだが、2人はまるで長年連れ添った夫婦のようだった。

 彼女が作ってくれる食事は典型的なニュージーランド料理で、ラムを中心とした肉料理に数種類のゆで野菜が添えてあることが多かった。ゆで野菜はフォークで簡単につぶすことができるので、万里の離乳食を特別に用意する必要はなかった。
 粉ミルクはスーパーでも薬局でも簡単に手に入り、値段も安く日本の半額くらい。おなじみのワイス社のものもある。ベビーフードも買ってみたが、今ひとつだった。フリーズドライのものは見当たらなく、これに関しては日本の方がずっと進んでいるようだ。
 紙おむつについても完全に日本に軍配があがる。ここのは値段が高い上に紙質もよくない。でも選択の手間を考えると使わないわけにもいかず、紙おむつ代はかなりのものだった。(安いものでLサイズ36枚入りが1500円位でした)

   「おんぶっこらっこ」は本当に役に立ちました。万里を座らせると
 後ろのバーに亜希も立つことができて、二人連れでも楽に移動する
 ことができたのです。しかし、この使い方は実は違法であり、もし
 事故が起こっても、メーカーは保証してくれないので、お勧めする
 わけにはいきません。
  
 亜希が歩いているときは服や荷物をこの写真のようにおいていました。
 
 本体が軽いので、「しょいこ」として使ってもそれほどしんどくありません。

 この写真はホストマザーたちが動物園に連れて行ってくれたときの
 もの。


 左からホストマザーのメアリーさん、亜希、
 メアリーのボーイフレンドのアランさん、
 私と万里
 
 メアリーさんはこのとき60歳半ばと言って
 いたけど、本当に若々しい。
 この家は亡くなったメアリーのだんな様が
 建てたお家。
 築40年になると言っていたけれど、とても
 手入れがされていて、古さは感じない。
 
 ここはちょうど玄関を出たところ。

キンダーケアー(保育所)
子どもたちが通ったキンダーケアーという名前の保育所は設備も整い、訓練を受けたスタッフばかりで、亜希が通っていた公立保育所と似た点も多かった。
  Open Hours  7:30am〜5:30pm(Monday to Thursday)  〜5pm(Friday)
  Fee(料金)  亜希 73NZ$ 万里 85NZ$ (半日 週払い)


  亜希は言葉がわからない割には、あっという間にまわりの
  子どもたちとも仲良くなりました
  
  万里も「こんなHAPPYな赤ちゃんは見たことない」と
  いわれるほどいつもおりこうさんでした

  入り口を入ったところで
  担任の先生たちと


近くの小学校の校庭 このブランコは万里でも一人で乗れて便利でした

      

オーク
ランド
動物園の
ウミガメに
座った
万里
競馬場で
行われた
ホースショー