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第1回「文京区の保育のあり方についての協議会」議事録
■協議会にいたる経緯■
昨年11月以来の保育士削減問題に関する協議のなかで、区は「保育士が減っても
保育の質は下げない」と述べるとともに、実際にどのように保育の質を維持するの
か、保育のあり方、保育士定員の検討、職員の資質向上と責任範囲の見直し、待機児
解消問題などをテーマに、父母連(文京区認可保育園父母の会連絡会)と区との間で
定期協議の場を設けることが約束されました。これを踏まえて、去る4月25日、そ
の『保育のあり方についての協議会』の第1回協議会が開催されました。
■第1回協議会の報告■
1)日時:2001年4月25日17:10〜18:25
場所:文京区役所12階会議室
出席者(文京区)根岸福祉部長、宮下企画課長、佐藤児童課長、
沢山保育係長、石沢保育指導担当主査(前藍染保育園園長)
(父母連)椎原(しおみ)、山田、岩淵(指谷)、高田、杉本(向丘)、寺町(久堅:文責)
2)協議内容
■双方自己紹介
■協議の場を開催した意義の確認
連)ここ数年、児童課とは年に何回か面談の機会はあったが、保育園の保護者団体と
区・保育園とは正式な協議の場が無く、PTAのT抜きのような状態が続いていた。
これを機に、保護者と区と保育園とが同じ土俵で継続的に協議していく場としていきたい。
区)今回、こういう場を設けたことで、T抜きどころか、保育指導担当主査として園
長経験者も入っているので、関係者が揃ったと思っている。
■二階建て加算削減の実施状況
区)保育士の『二階建て加算』枠17名のうち新年度に11名の定数を削減した。こ
れに対する代替措置として、週30時間の非常勤職員を11名採用し、配置した。今
年度、現場をまわりながら検証する。検証のための調査検討項目は未定であり、今後
検討する。
連)調査検討項目の策定については、父母連からの意見も踏まえて検証して欲しい。
区)諾。
■保育指導担当主査の配置
区)昨年度の保護者からの保育の質に関する要望を踏まえて、新年度、児童課保育係
内に『保育指導担当主査』を配置した。@職員の研修と、A二階建て加算廃止後の現
場の把握を担当する。現場が判る人間ということで、藍染保育園の前園長を配置した。
石沢)現場の声を届けるのが私の役目。一人一人の子どもを大切にする保育を行うた
めに努力していきたい。
■保育士の研修体制
区)保育の質というとき、保育士一人一人の情熱が大事だ。そのために研修を徹底
し、1名減った分を手当してもらいたいと考えている。
まず、保育園職員の意識改革を図るため、各園園長に研修を実施した。
続いて、5月21日〜23日に非常勤職員(週30時間、24時間、16時間、
8時間)に研修をする。中味は、@公務員としての考え方、A保育の実践、B保健衛
生の基本的な考え方である。有資格者と素人が居るので、分けながら様子を見ながら
考えていきたい。
その後、中堅職員の研修、主任の研修を予定。
更に、朝夕の特例時間帯の非常勤職員(1日2〜3時間の人)に対して、各園の
園長が研修を実施する予定でいる。
■保育の質について
連)どのような保育が望ましいのかをキチンと考える場が必要である。行革の論理だ
けでなく、あるべき保育の姿というものを専門家の智恵も借りながら、考える必要がある。
区)厚生労働省が策定している『保育所保育指針』に基づき、保育園毎に年間の保育
目標、月間の保育目標、週毎の保育目標を立てて、保育士間で一人一人の子どもの状
態に応じた保育の進め方を話し合い、進めている。
連)保育目標に関しては問題点は二つある。一つは、各園、各クラス、年間、月間、
週間の保育目標について、保護者に対して何ら説明がないこと(説明を求めても拒ま
れたことすらある)、もう一つは、正規職員の保育士は保育目標に基づいて保育をし
ているとしても、非常勤職員、特に朝夕の特例時間帯で正規職員が手薄な時間には徹
底されていないこと。これらを改善していただく必要がある。
区)保育目標の説明については至らない部分があったかもしれない。検討したい。
■区・保育園と保護者との情報共有について
連)園によっては、保護者同士の情報交換にウォールポケットを使わせてもらえな
かったり、園と保護者との間の風通しが悪いところもある。今後、この協議の内容を
保護者に周知するためにも、掲示板の設置やポケットの使用などについて、児童課か
らも各園を指導していただきたい。
区)各園で解決できることは園毎に充実していって頂くとともに、各園で収まらない
事項については児童課の保育指導担当でカバーする体制を取っていきたい。
■協議の場の持ち方について
連)3月21日付要望書に記載した事項について協議を継続したいが、当面緊急の課
題としては今年度二階建て加算廃止の代替措置として付いている非常勤職員を平成1
4年度に継続するか否かについて、予算編成との関係では9月くらいを目途に、削減
の影響を検証する必要がある。
こちらで今回例示的に調査検討項目をあげてみたが(@保育のあり方の基準とな
る指標、考え方、A区の上位計画、関連計画・施策との位置づけ、B特例時間、延長
時間帯の保育体制、C安全対策、Dクラス別保育対応など)、次回内容を議論して詰めたい。
区)次回、調査検討項目について児童課の案を考えてくるので、詰めましょう。=継続協議
連)保育のあり方については、区と保護者だけでなく、保育に関する専門家や、他の
区民の意見も聞く必要があるのではないか。
区)場合によっては、私立保育園の園長とか、認可外保育施設の設置者、保育ママな
どにも参加してもらうなど、工夫はできるのではないか。シンクタンクや学識経験者
を呼ぶとなるとお金がかかるので、手弁当で智恵を貸してくれる人を捜せないだろう
か。=継続協議
連)今回、私たち保護者の団体と、区の事務方で協議の場を設けることになったが、
現場の保育士さんたちの声がキチンと反映されるかどうか、若干不安がある。区側
で、保育指導担当主査を置いたにとどまらず、現場の声を拾い上げる努力もしてもら
いたい。
区)現場の声を反映するつもりで園長経験者を児童課に配置した。
石沢)園長も保育者の1人。現場の声を代弁したい。
3)宿題
・保育の質の検証について調査検討項目を出し合う。
・平成12年度と13年度の各園保育士配置体制の違いを整理しておく。
・保育目標の保護者への説明と、非常勤職員への徹底の方策を検討する。
・協議の場の持ち方について
・児童課から各園長に、掲示板の設置・ウォールポケットの使用について保護者から
の要望があった場合には便宜を図るように周知する。
4)次回協議:2001年5月23日17:00〜18:30、文京区役所内(追って指定) |