平成15年6月12日 保育のあり方協議会議事録(第11回)

 

 

参加者 文京区役所福祉部佐藤部長 保育課 佐藤課長  澤山係長  酒向主査

村上(藍染)・山田・小倉・今井(さしがや)、長谷川・寺町・海津(久堅)、高橋・嶋本(本駒込)、杉本(向丘)、水谷(しおみ)、白石(水道)、佐々木・北島・濱崎(千石西)

 

1.今年度の保育行政に関する情報提供  

・区役所組織 児童課を児童課・保育課の二課体制とした。保育関係のみ保育課に分離した。

「保」子育て支援は児童課になるのか?

「区」協議会で児童課に関することが議題になるようなら児童課も参加する。または意見を聞き保育課で答えていく。

「保」二課の連携は?

「区」二つに分けきめ細かく、小回りのきくように子育て支援していくという状態。

保育園に預けていない子の子育て支援は児童課でファミリーサポート・家庭福祉員は保育課でやっていく。

 

・延長臨時枠の利用状況(4月〜)

ほぼ埋まっている。  

「保」利用状況の把握は?

「区」毎月月末までに利用状況を報告。各月の予定表を3ヶ月分でだして貰う。空きがでたときに通常枠に誰を入れるか決定する為にだしていただいている。(基本的には利用率の高い人が入る)

定数の18人を越える状況も向丘・千石である。

「保」臨時枠の人数を4人とした根拠は?

「区」今までの利用状況から18人全員が延長に残ることが少ない。4人入っても18人超える事はないと考えた。

6ヶ月やってみて保育士の労働状況等、園側にも意見を聞くという状況で始めたのでそのようにすすめていきたい。

 

・幼保一元化の試行事業の現状

「区」千代田区・品川区の現状を視察してきた。

一元化というより一体化という状態

同じ場所で幼稚園と保育園を行い、ある一定の時間幼稚園に行く。

02歳までは保育園のみ

3歳〜保育園のみ・幼稚園のみ・保育園+幼稚園と親 が様々な方法で選択していく。

地方分権の「三位一体改革」との絡みがあり、国の方向性も定まらないので、文京区としては流動的に考えていきたい。

 

61日開園の認証保育園について

「区」チャイレック新大塚駅前保育園 特徴:休日保育、最大14時間の保育時間

十数名が体験保育を申し込んでいる。定員は30

 

・その他

「区」年末保育を3園で実施。12月29日、30日  延長はなしで18:15まで

「区」今月末に久堅保育園プレハブの仮設園に移動。その後改築工事に入る。来年2月下旬には新園舎に移動予定。

 

2.公設民営園について  

・かごまち保育園の状況

「区」自己都合により退職した保育士2名を除いては、同じメンバーが4月から継続している。

 

・公園に子供を置いてきてしまった事件について

「保」その後の対応は?

「区」厳重注意・会社を上げてのヒアリング・点検マニュアルの作成

公立園にもマニュアル作りをすすめている。

「保」マニュアルの公開は?

「区」研修等に使ってはと話している。

マニュアルはその都度手を加えていく方法をとっている。

散歩に行くときにはこのようなことを行い注意しているというところをきちんとだして欲しいと要望する。

「保」今回の事件がなぜおこったのか分析をきちんとだして欲しい。

「区」原因はミスである。確認を怠った。慣れがでてきた時に起こった。

「保」状況だけでなくどのように対応したのかをだして欲しい。

「区」今後役割分担を徹底していきたい。

「保」4人の保育士がいたが、全員が確認しなかったのか?

ミスの原因は?

保育士の連携は?

公設民営を始めるときに、区が責任を持つという話だったが、どこまで区が対応したのか知りたい。

「区」区から具体的な聞き取り・指導はしていない。

園長から報告は受け、厳重注意を行い、改善策の提出を求めた。

「保」区からきちんと話ができないのなら区の保育園とは言えないのでは?

「区」我々は保育のプロではない。保育上のできごとは、現場で考えてもらうことを基本としている。仮に公立の保育園で同じ事故がおこったとしても同じ対応をとることになる。

「保」プロである、資格があるというだけでお任せするのはどうか?

ベネッセはブランクのある保育士も多く。公立は経験のある保育士が多い。経験のある区でどのようにすべきか指導しても良いのでは?

「区」区は会社と契約しているのである程度は会社に考えてもらう。

「保」「会社に考えてもらう」では丸投げではないのか?

「区」今回、責任体制の問題でベネッセでは認めてきちんと取り組んでいる。

「保」公設民営と公設公営では、今回のような事件があった場合、区の対応に差があるのか?

「区」今回、かごまちに対しては、公設公営と同等の対応をしている。かごまちについては、会社に委託した以上、基本的には受託者である会社の方針を尊重したい。但し、重大な問題があれば、委託者である区として直接意見を言う。区として意見を言う場合は、委託契約である以上、受託者である会社に対して言うのが筋であって、担当した保育士から直接聞くような事は、よほどの事がない限りすべきではないと考えており、今回もしていない。

「保」公設民営と公設公営とで同じ対応をとっているというが、それはおかしく、公設公営であれば日常の情報交換等で区の目が行き届きやすいので、問題が起こった場合も園からの報告を主体とした対応でよいと思うが、かごまちのような公設民営園の場合は、そのような日常の情報交換等の蓄積がないので、問題が起こった場合には、公設公営以上に厳しくより積極的に区が関与すべきでは?

「区」今回の事件については、かごまちより十分な報告を受けており、区も必要な対応をとったので、問題はないと考えている。

「保」従来、区は区立園の園長会にベネッセを参加させないとの方針をとってきたが、事故情報の共有など、園長会や研修に参加させるべきではないのか?

「区」研修はベネッセとしてやっている。

区・ベネッセを含めた研修はやっていく価値はあると思う。

「保」今回の議論はベネッセに伝わるのか

「区」伝えていく。

 

・根津保育園の状況

「区」4月に開園。根津小学校横 現在ほぼ満員である。日本デイケアセンターは、病院内のベビーシッター派遣を行っていた会社で、公設民営園の運営は初めてである。

 

3.障害児保育に関して  

「区」障害児保育は特別要綱に従って実施している。要綱の中で保育時間を8時間と定めているので要綱改正をして11時間保育を出来るようにする作業の途中である。要綱改正を行いその後延長へと考えている。

「保」改正はいつ?

「区」文書の問題・職員の勤務体制の問題があるので年度始めからスタートしないと難しい。時期は確定できない。

「保」2005年からなどということでは、現に困っている者にとっては、お話にならない。

2004年度に間に合うように最大の努力をお願いしたい。

「保」障害児枠の撤廃についての検討状況は?今は2名という枠がある。子供が自然に行動するときのペースが違っているので枠をなくして、障害児が自然によりそって一緒に同じペースで遊べるような状態が望ましいと思う。

「区」枠は人員配置・予算の問題と関係する。今は枠をはずすと返答できない。今後検討していく。

「保」具体的に要綱改正はいつできるのか?現状では、要綱によらない現場の柔軟な対応と職員の好意に頼って、親が頭を下げながら、日々やりくりをしている。要綱のほうが追いついていないために、職員の負担を増大させてしまっていて、親としても恐縮しながらの対応である。延長のほうに余裕があっても、別に事務室の隅で見てもらっていたりする場合もある。延長も含めて、できるだけ速く検討して欲しい。

「区」延長保育は正規職員1名、非常勤3名という体制で行っている。8時間枠の改正も職員体制の変更が必要なので年度始めからでないと難しい。来年4月かさらに1年後。人的なものなので時間がかかる。予算も必要。

16年度予算については努力する。限られた財源の中で考えなければならない。

「保」障害児はいままでのように社会から切り離していってしまうと、いずれ障害者となる。障害者も納税者となれるようにするには、障害児は障害のない子供達を模範に社会ルールを身につけること、また、周囲の障害者を理解出来る様になっていることが必要。広い見通しをもって考えて欲しい。

 

4.さしがやアスベスト問題の最終報告について  

「保」中間報告は、1年前にあったがその後の状況は?

「区」2002年12月に委員会で最終報告案を検討、その後何人かの委員が2003年の3月と5月に章立てについて検討を行った。

20日ごろには修正したものを検討委員会へ郵送し、案をかためるための委員会を開く(日時決定は未)

その後、保護者等へ郵送し説明会を行って、1ヵ月程度のパブリックコメントを経て、区に最終報告が提出される予定。

専門委員会なので個人の都合がありなかなか進められない。2月の説明会の予定としていたがのびてしまった。

「保」伸びたことをきちんと連絡して欲しかった。こちらから区に連絡しない限りどうなっているのか分らないようでは困る。

「区」2月に説明会の開催が延びることの通知文章を配布したが、その後は報告すべき内容がないことから連絡しなかった。

「保」被害者の認定は?

「区」委員会はリスク評価もしていく。どのように対応していくかは考える。そのときの在園児108人は対象としているので被害者認定としている。(保育士も含めて)

「保」健康手帳のようなものの配布については?

「区」父母は希望している。委員会ではいろんな意見がある。委員会の決定を待って行う。現状では準備等していない。

「保」卒園児・引越した園児の健康チェックは?

「区」名簿の住所は園で管理している。健康診断の仕方は委員会で検討しているので、答申を待っている状況である。将来リスクの問題なので、現時点での健康チェックは行っていない。

「保」今後の対応は?

「区」工事(改修)について方法を見直した。

アスベストのある施設は区全体として調べた。

「保」区の管理以外のビル等は?他の課と対応して文京区の環境問題として考えて欲しいが?

中心としてやっているのは保育課なのか?答申の責任は保育課なのか?文京区の環境として強くアピールするのか?

「区」関連する課の職員が委員会の席にいるので、どのようなことが問題かは分かっている。

「保」最終報告の時にはなるべく多くの人が参加できるように考えていただきたいが?

0歳で被爆した園児 8 人を除いて、残りの園児はみんな卒園している。連絡・日時の調整を保育課のほうで全員にお願いしたい。

「区」内山先生の日程を把握した上で選択肢を示して調整する。

 

. 来年度予算措置に向けて(父母連から)

・保育士の配置

「保」17名削減後の週30時間の非常勤の配置を今後も継続して欲しい。

「区」この週30時間の非常勤については、暫定という言葉がとれて、定常的に配置されている。

非常勤を要望している。つまり、この非常勤を廃止するときには、あらたに、人員削減としてこの場に提起するものである。

諸事情で細かく、複雑になっているシフトを見直して、常勤の8時間と非常勤の6時間勤務とで、シフトを構成するような検討も必要と考えている。

保育士資格が公的資格となる中で、有資格者の保育士を採用していくときに、6時間勤務程度の勤務条件でないと、なかなか応募してもらえない、と考えている。朝3時間だけ、などと細切れにすると、非常勤の延べ人数が増える事になり、色々な面で問題があると考えている。

 

・給食の民間委託について

「区」今のところ民間委託は考えてない。

(民間委託についての懸念事項を、父母連側から再度アピール。)

 

・網戸の設置

「保」アレルギーの子が増えている。虫が入るので窓が開けられない。エアコンを付けるとコストもかかる。

「区」施設管理課にもっていく。

2年前に一斉に行ったがもれていて、昨年もいくつかの園で行った。

 

・携帯電話の支給

「区」園からも要望が出ているが、かなり行き渡っている状況である。散歩などで園外に出るときには、個人のものを持って出てもらっている。スジ論として適当ではないのだが、現実的な費用対効果を考えると順位付けが下がってしまう。

 

・インターネット接続に関して

「区」LANをつなぐことを前提としているため、金銭がかかる為予算で切られてしまったが、引き続き要望していく。

「保」インターネット接続されることによって、情報が瞬時に得られるなどメリットはたくさんあるが、そのために園長などが保育にかける貴重な時間を大きく割かれるようなことにならないよう配慮してほしい。

 

・区立の貸し会議室への保育室整備

「保」子供の保育のためには借りられないケースが多い。別の目的をあげてかりることもあるが、トラブルになりやすい。

その為、会議をするときに別室を保育のために借りられるようにして欲しい。

「区」男女平等青少年課に伝える。

 

.第三者評価について  

・昨年実施した評価の結果、及びその公表について

「区」14年度に行ったものについての公表は検討中である。7月までには一定の形で公表できるようにしたい。検討結果が出たことの報告は何らかの形でしていく。

評価にかなり差が出ている。評価者にも問題があったのではと考えている。

 

・今後の第三者評価の取り組みについて

「区」15年度は10ヶ所分の予算を出している。本格実施としていきたい。

昨年は試行の為区からお願いして受けてもらったが、各事業者に手を上げてもらい補助金をだして行っていく。どこにどのように補助金を出すかは検討中。結果の公表は前提で行う。

公設保育園は今年度は考えていない。