これを書いていたら、嫁が部屋に入ってきた。
  「むこういっとれ」
そういって入ってくるのを拒んだ。まだ、俺が気持ちを書きとめているのは知らないはずだ。これは、、治ったら読むんだ。治らなかったら、、どうしようか。生きてる人間にまかせる。どこまで書けるかもわからんし。落ちついている時や痛みや吐き気がないときしか、文章なんて書けるもんじゃない。

昨日、あんな事言ったあとでも嫁は前と変わりない。内心、怒ってるだろな。ただ、、俺が話したことで

  治ったらキチンと切れるんでしょ?
  ちゃんと 彼女達に償って、、アタシも償うけど、、
  なら、ちゃんと連絡もとったら?
  隠れて携帯することもないし
  彼女たちに逃げられた?って
  思われないように
  心配してるんだったら
  大丈夫な時は、大丈夫って
  声を聞かせてあげたらいいやん。。

そう言われた。
強いというか、、
寛容というか、、

昨日、嫁とオヤジが東京にある日本医科大学病院へ行った。本当は、昨日帰ってくるはずだったのに今日になった。「俺にまかせとけ」そう言ってオヤジが病院について調べて出掛けて行ったんだが、昨日の水曜日・・・丸山ワクチンはお休み。いっつもそうだ。昔からそうだ。オヤジは、、

嫁は東京へ出掛ける前に、治験承諾書をもらいに八事日赤へ行ったみたいだ。当然、担当医にも会ったようだが、どうだったのかは「別に?普通よぉ」と何もなかったように話してた。本当かな?わからん。

夜になって嫁とオヤジが帰って来た。

丸山ワクチンのAとBを持って。
兄貴も来た。俺はみんなに言った。
  「俺よぉ、死ぬわけにはいかん。これにかけるわ。」
兄はオヤジとはあまりうまくいっていない。
だから、
  「オヤジのすすめたもんだろ?大丈夫か?」
そう言っていたが、
  「そうじがやると決めたなら」
そういった。オヤジに無理矢理やらされているのではないか?そう危惧していたようだ。

俺が決めた。
これしかないだろ?
これにかける。すがるのかも。

今日は、、
絶対絶命なところに新しい光が見えたようで、気持ちも少し楽になった。冗談で笑ったりもした。

ただ、感情の落ち込みが、ドーーンと下へ下がる事がある。決まって夜だ。夜中になると、何故かとてつもなく不安だ。寝るのが恐い。このまま目を覚まさないんじゃないかって思える。。

嫁は俺が寝るまで起きている。俺が「寝たか?」と聞けば「起きてるよー」と言う。寝ころびながら、

  本当に大丈夫かな、、
  ワクチン、、効くかな、、

そんな事を繰り返し嫁に言う。嫁はそのたびに

 「大丈夫。効くよ。ソーちゃんが死ぬわけないじゃん」

そうサラッと言ってのける。こんなサラッと言ってもらうと、楽になるときもあれば、むちゃくちゃムカつく時もある。

早く丸山ワクチンをはじめたい。もう手元に薬はあるんだから。でも、一日おきに、AとBを交互に注射する。今日からはじめたかったが、、月曜日からに。ただ、、、八事日赤へ一日おき、病院へ行くのはキツイ。 大病院だから、、待ち時間だけで体力が萎える。家の近所でワクチンを打ってもらえる個人病院をなんとか探さないと。そう言ったら、、 嫁が「もう探した」と言ってきた。家から車で10分。待ち時間もそれほどない。瑞穂区にある成田医院だという。東京へ行く時に、八事日赤と成田医院で治験承諾書はもらってきていたようだ。なんか、頑張れるかもしれないな。不安はぬぐいきれないけど、やるしかない。

来週は検査入院がある・・・・
どうしよう。頭に、、骨に、、リンパに転移していたら、、それを考えると眠れない。恐いが薬が効くことだけを考えよう。