目次

     ☆  スイスからEUへの休暇旅行にE111 用紙(Formular E111)   

    ☆☆ フランチャイズと自己負担 

   ☆☆☆ 基本保険の掛け金は会社によって違います             

       

スイスからEUへの休暇旅行にE111 用紙( Formular E111

EUの全領域内での救急初期治療はスイスで加入している健康保険の枠内で負担されます。 EU内で医者にかからなければならなくなったり、入院した場合にあなたの健康保険のE111用紙 ( Formular E111)を提出すれば治療費を直接現金で支払わずに済みます。これまでは治療明細証明書を発行してもらってその場で現金で支払い、この証明書をスイスの健康保険へ提出して清算してもらうという方法でした。 スイスとEUとの間の社会保障を協調する二国間協定が2002年6月1日より有効になり、健康保険、社会保険に関してスイスからEU圏内へ往来が簡単になりました。この用紙はその国の国民と同様の治療を受ける権利があることを証明するものです。スイス在住の人がEU圏へ旅行する場合は健康保険会社から発行されたE111 用紙 ( Formular E111)を持っていくことをお勧めします。これがない場合は今までどおり現金で支払い、あとで清算する事になります。

例外があって、医師が治療終了後などその国の法律で決められている自己負担分を直接請求した場合の自己負担分はこの枠には入りません。また雇用者があなたに義務の事故保険をかけていて会社からの派遣でEU圏内にいる場合はE111 用紙 ( Formular E111)は有効ではありません。事故が起きた場合はあなたの雇用者に連絡してください。事故保険の担当となります。

これはあくまでも情報です。内容に関して管理人は一切の責任は負いません。正確なこと、質問がある場合はそれぞれの健康保険に問い合わせてください。

 

 

フランチャイズと自己負担

健康保険法(KVG)では、基本保険での医療費の一部を被保険者が負担するように決められています。これにはフランチャイズと自己負担の二種類があります。

フランチャイズ:

その年度の医療費が一定額に達するまでは全額被保険者が支払います。国の法律でこれの最低額が2004年現在で300フランと決められています。つまりその年度の医療費の合計が300フランに達するまでは全額被保険者が支払わなければなりません。

医者にかかって180フランの請求書が来た場合、その年度の最初の医療費の場合は全額被保険者の負担となります。普通医者の請求書についてきた振込用紙で支払い、オリジナルの請求書を保険会社に提出しますが、この場合は保険会社からの清算書にフランチャイズだからということで払い戻しはないと言うことが書かれています。

法律で最低額が決められていますが、保険会社との間でこの金額を300フラン以上に決めることが可能ですが、これも最高額は1000フランまでと法律できめられています。フランチャイズの金額を上げることで、保険の掛け金の割引をしてもらえます。一年間の医療費と掛け金とを見合わせて、どのような組み合わせが有利かは細かく見てみないと判りません。

自己負担:

自己負担は医療費がその年度のフランチャイズの金額を超えた場合に適用されます。自己負担の範囲に入る医療費はその10%を被保険者が支払う事になります。

すでにその年度のフランチャイズ額を超える医療費を支払った後で、次の医者の請求書が180フランだった場合は、保険会社から自己負担分18フランを差し引いた162フランが清算後払い戻しされるはずです。これも保険会社からの清算書に自己負担分、払い戻し分として別々に書かれています。

この自己負担分の最高額も法律で決められていて、こうしてその年度に支払った自己負担分の合計が700フラン(2004年現在)を超えた場合は全額保険が支払ってくれます。

例:   2月に医師にかかった時の請求書360フランを支払った場合

請求金額                   360フラン

フランチャイズ                300フラン (これは全額被保険者が負担)

自己負担が計算される金額         60フラン

自己負担額                    6フラン *@     

健康保険から払い戻される金額      54フラン

*@  (この年度の自己負担総額が700フランを超えていない場合に被保険者が負担する金額、子供は350フラン)

これはあくまでも情報です。内容に関して管理人は一切の責任は負いません。正確なこと、質問がある場合はそれぞれの健康保険に問い合わせてください。

 

 

基本保険の掛け金は会社によって違います

基本保険に何が含まれているかは法律で決まっています。したがってどの保険に入っても基本保険がカバーすることは同じなのですが、掛け金は同じではありません。これはそれぞれの保険会社が加入者数、加入者の年齢層、サービスなどを考慮して計算したものだからです。

   また掛け金は州によっても、住んでいる地域によっても差があります。2004年から住んでいる地域のカテゴリーが変更され、都市周辺部の多くが都市部に編入されたため多くの場合周辺地域の住人の掛け金が高くなりました。

掛け金は26歳以上の成人、19歳から25歳までの青年、子供に別けられています。子供の掛け金は余り差がありませんが、青年の掛け金は非常に安いところから成人とほとんど同じというところまで随分違いがあります。子供の何人目からは掛け金の免除をしているところもあります。

ベルン州の保険会社の2004年の掛け金の一覧表を次のところで見ることができます。

http://www.espace.ch/album/pdfs/tabelle1.pdf

これはあくまでも情報です。内容に関して管理人は一切の責任は負いません。正確なこと、質問がある場合はそれぞれの健康保険に問い合わせてください。