アメリカ子育て 言わせてコラム

1.デイイケア or not to デイケア?

3.バイリンガルの通園開始

5.人前で身内を誉めること  

7.Patoriotism

9.日本語と英語の区別

11.子供の話すこと

13.月謝のはなし

15.スリングの勧め New

2.いつから始めるか

4.先生とのコミュニケーション  

6.働く親  

8.カタカナの日本語

10.デイケアの体罰

12.不慮の事故

14.デイケア通い=問題児? 




1.デイケア, or not to デイケア July, 2002

 

赤ちゃんは、生まれたとき、自分と他人の区別がないそうです。赤ちゃんがくすぐったがらないのはこのせいです(自分をくすぐってもくすぐったくないのと同じ)。 そのうち、お母さんと自分の世界と他人の世界、という二つの分かれてきて、最終的に自分はお母さんと違う、とわかるのは1歳過ぎてからになります。
私は、お母さんと自分が別れて認識できる前から離れ離れになっちゃうのはかわいそう、という感情的な理由で、経済的にはかなりきつかったにもかかわらず、1歳過ぎるまで職場復帰を延期しました。 特に離乳食が完了するまでは赤ちゃんとふたりきりで過ごす時間が、とても大切。 (双子三つ子や年子のことはわからないけれど)お母さんを赤ちゃんがフルタイムで独占できる時間は長い一生の中でこの1年だけ、と思っていっしょにいました。 (どうしてもだめな場合は、せめて1対1で面倒を見てもらえるベビーシッターの方がいいのではないかと思います)

1歳半くらいになると、つまり完全に赤ちゃんではなく、幼児、になり、他人のことが気になってきます。 この頃から、何らかのかたちで他の同年代の子供たちとのコミュニケーションがとれる場所が必要になってくると思います。プレイグループや体操教室、などで他の子供と会うことは、子供だけでなく、お母さんにもよい刺激になるはずです。 さらに、3歳をすぎると、団体行動や規律、ということを覚えさせるためにも1週間に数回、プリスクール(保育園)に通わすのは良い考えだと思います。

以上は、あくまで理想のかたち。私のようにやむを得ない理由で、3歳になるずっと前からデイケア(託児所)に通わせなければならない場合がある。 そのときに自分の経験から言うと、質の高いところを選べば、子供のためにならないはずはない、ということです。(私のデイケア選び、を参考にしてください)

私が見過ごしている「害」というのはあるのかもしれないけれど、デイケアに通わせて、いい事ずくめのような気がします。いくつか例をあげると:

1.こどもと過ごす時間が減った分、いっしょにいるときは、クオリティタイムを過ごせる。ストレスがたまらず、無意味にどなったりしなくなる。

2.私が教えない、いろんな事を学んで来る。(しつけ、ことば、あそび)

3.規則正しい生活。

心配していた、病気をもらってくることや、悪いことを覚えてくる、なども、デイケアに行っていない子と比べてあまりちがいはないようです。

アメリカでは、プリスクールに行っている子供の方が、しつけがよい、という統計がでています。ま、これはどこまで実際に信用できるかわりませんけれど。

Bottom Line: まぁまぁのデイケアなら、行かせない方がよいが、よいデイケアは、まぁまぁの家庭に勝る

 

 

2.いつから始めるか July, 2002

 

1で、3歳からのプリスクールが適切、と書きました。そうするにせよ、それより前に始めるにせよ、私が力瘤をいれて言いたいのが、「9月からは始めない」ということです。 
アメリカは9月が新年度のスタートで、プリスクールも、人気のあるところは3月くらいから、9月からの新規受付開始、などとやっていますが、私はあえて9月をはずすことをお勧めします。 英語ペラッペラの元気小僧なら別ですが、日本語の環境から英語の環境へ、そして親のほうでも言葉のハンディがある場合、特に先生などから目をかけてもらいたいですよね。 9月はみんな新入生。先生も一人一人になかなか目が行かず、特別扱いしてもらえません。

さらに、9月の後は、冬がきてしまいます。アメリカのほかの地区には当てはまりませんが、ここ北部東海岸は12月〜3月はさっむくって、風の子達も外で遊ばせてもらえません。 どんな子供にとっても、お外で遊ぶのはずいぶん気晴らしになるはずです。 さらに風邪を引きやすいシーズンを避けるためにも、冬はやめたほうがよい。

Bottom Line: (もし選べるなら)  デイケア・プリスクールは始めるなら4月〜7月の間

 

 

3.バイリンガルの通園開始 July, 2002

 

オヤバカ承知で言いますが、我がムスメ2歳弱(現在)にしてよくしゃべる。英語、日本語、どちらもなかなかのもの。中には、サンキューなど、とりあえずどちらでもういう言葉もある。 ムスメはラッキーにして父親が英語オンリーなのでデイケアでそれほど不自由はしていないはずだが、それでも今までにいくつか事件はありました。 ましてや日本語のみの家庭では、もっと大変なことがあるでしょう。

話し始めで日本語オンリーの場合: つまり、子供が言葉でコミュニケーションをとれるが、順序だてて説明するほどになっていない場合。 
子供にある程度の言葉を教える必要があるとともに、先生にも、日本語を教えておく必要がある。 口頭で言っても絶対覚えてもらわないので、紙に書いて張っておくぐらいのことが必要。 子供に教える言葉としては、おなかすいた、のどが渇いた、痛い(ブーブー)など、子供が今現在、日本語で言う言葉を訳した言葉。例えば、おしっこ、うんち、など、言わない子供なら、おしえなくても大丈夫。 子供なりに何とかします。 先生に言う言葉も同様、子供がよく言う言葉をそのままローマ字などにして書いてわたせばいい。特に、親の呼び方(お母さん、ママなど)、お気に入りのぬいぐるみの名前、ペットの名前など、アメリカ人もよくやっていることなので遠慮はいりません。

日本語で会話する子供(3歳くらい)の場合: 両親ともに日本人の場合は、英語になれさせ、外人・英語への恐怖を無くすことが第一歩。 
日本語が上手な子供が、デイケアに行って、自分の言っていることが他の子供や先生にわかってもらえないのでストレスがたまって凶暴になったり、寡黙になったりすることはよくあることです。 デイケアに行く前から、外で会う見知らぬ人に、「Hi, I'm XXX」と自己紹介させて練習する。(東海岸の人は無愛想だからちょっと難しいけれど…)。 セサミストリートを毎日見る、とか(セサミのキャラクター、特にエルモは可愛いので子供はみんな大好き。 (ちなみに私個人の好みの問題ですが、NHKの「英語で遊ぼう」は、日本語英語ちゃんぽんになっているためにかえって英語の上達にならないような気がします。)。
 こどもの本能および吸収力はすごいもので、英語はこわい、難しい、わからないという先入観を除いてあげれば、ママの英語力をすぐ超えてしまいます。

大きくなるほど、初めのうちは慣れるのが大変だと思うけれど、皆一度は通る道。 お母さんのもとを離れるのはつらいけれど、何歳だろうと、日本だろうとアメリカだろうと同じ事です。

Bottom Line: できるだけの準備をして送り出したら、あとは子供のがんばり次第。かげながら応援しよう

 

 

4.先生とのコミュニケーション July, 2002

 

まだコミュニケーションのとれない子供の様子を知る唯一の手立ては先生。 社交スキルの下手な私もムスメのためとわりきって、がんばって話します。 さらに、ムスメのデイケアは、校長先生がスペイン系のせいか、ヒスパニックの先生が多く、中にはあまり英語が話せない先生もいます。

"How was she doing today?"
"She was good."

これだけじゃ、何にもわからない。そこをちょっとつっこんで、具体的な話が聞けるようにしましょう。 ただ「いい子にしてましたよ」というのはもしかしたらちゃんと見てなくて、(記憶になくて)言うことがないからそう言っているだけかもしれません。
私は英語が苦手なので、迎えに行く前から、何をきこうか…(食事は食べたか、昼寝は、他の子供と遊んだか、など)と質問を心の中で用意して行くようにしています。

ムスメのデイケアに限って言えば、デイリーレポートはあっても、何か事件や必要なことがない限り、子供の様子は書いてくれません。
(ちなみに、私が少し頭に来ているのは、食事のメニューを細かく書いてくることです。多分アレルギーとかのために書くんだろうけど、そんなの、前から決まっているんだから、プリントにして配布しておいて、 もっと、たくさん食べたか、何を食べなかったか、などと言うことを書いてくれればいいのに!といつも思っています。口に出したことないけどね。)

というわけで、毎日、しつこいくらい、どうだった?と先生に聞くのは大事だと思います。それも、毎日なるべく違う先生に。先生によっては、 シフトのせいもあると思うけれど、違う先生を呼んで、話をしてもらう人もいます。とにかく、この親は「口うるさい」とおもわれたらしめたもの。 反対に、何も聞かない親だと、子供も適当に見られてしまうのではないでしょうか。

かえって、うるさい親だと、こどもが疎まれたり、あたられたりするのではないか、という意見もありましたが、それはそういう先生を雇っているデイケアに問題があるので、早速ディレクターにクレイムをつけ、なんとかしてもらう。とにかくデイケアの質に「先生」が占める量は大きいと思うので、ちょっと考え直す必要があるかも。

それよりも、クリスマスや誕生日などに、心づけをわたす、あるいは「新しいヘアスタイルね」とか「そのシャツ可愛いわね」などとコメントをして先生を個人として扱う、などといい印象をつけることもとても大切です。

Bottom Line: 思ってる以上に先生は親を観察しています。すべては親と先生のいい関係から

 

 

5.人前で身内を誉めること August, 2002

 

子どもを連れていて「あらーかーわいー!!」なんて通りすがりの人に言われて、返答に困ったことはありませんか?「She's so cute」ぐらいならまだしも、オーマィガーを連発して「She's gorgeous!」なんて言う大げさなアメリカ人ってよくいますよね。謙遜が美徳と教え込まれている日本人には「Thank you」と言うのすら気がひけるもの。でも同じシチュエーションでアメリカ人は…「She's my precious.」とか自慢に入ってるんですよねー。見てる方が恥ずかしくなっちゃうよ!

だから私は誉められても、恥ずかしいのを隠すために、「でも二重あごでねー」とか、「甘えッ子で大変なのよー」とか、ネガティブなコメントを返すようにしていて、気が付いたら「変った親」のレッテルを貼られてました。それどころか、アメリカ人の夫にも、お前はヘンだ、そういうことを言うのは子供のためによくない、と決め付けられてしまった!

ちなみに、日本人は決して旦那さんや奥さんのことを誉めなくて、かえって人前で奥さんのことを「ウチのヤツはバカで」と虚仮下すのがカッコイイみたいに思われてるけど、これもアメリカでやると超ひんしゅくです。

というわけで、この際、「美徳」はあきらめましょう。デイケア・プリスクールの先生や他の父母と話すときは謙遜しないように努めるのが大事。アメリカ人にしてみれば、毎朝3:00におきるのも、フライドポテト以外何も食べないのも、子供の話はなにもかも自慢。日本人の我々にしてみればバッカじゃないのー、と思うけど、そうしないと、この親は子供のことを愛していないのか、と思われてしまうのです。

日本の教育は、「できてあたりまえ」、アメリカの教育は「がんばる努力の姿勢を評価」、誉めて育てる慣習です。これを頭に入れていないと、「できる子」「できない子」の基準が狂ってしまいます。つまり、親が子供を謙遜してけなすと、その子はよっっっっぽどできの悪い子供と思われてしまう。逆に、アメリカ人の誉め言葉を本気にすると、期待はずれ、だったりするかもしれません。郷に入れば郷に従え。どうせ本心は自分の子供が世界一と思ってるんだから、この際素直にそう言っちゃえー!

Bottom Line: アメリカにいる間は”オヤバカ丸出し”で行こう。子供の悪口は禁句

 

 

6.働く親 September,2002

ムスメの2歳の誕生日だった。不本意ながら、ムスメは合計4回も誕生会をすることになり、おまけに新学期も重なって、 私は不眠症になってしまうほどだった。会社の昼休みはあっちこっち、やれパーティー屋だ、おもちゃ屋だ、本屋だ、ケーキの予約だ、 とたかが2歳の誕生日会なのに、私は上へ下への大騒ぎ。 これってぜったい「親の見栄」だ、と全部終わった今、反省しています。2歳の子供にとっては、お誕生日おお返しがおもちゃやで売ってる出来合いのやつでも、スーパーのカップケーキも、大して変りはないのよね。
それなのに、やれここのカップケーキの方がおいしそうだ、ローソクは2、と書いてあるやつが欲しい、などとてんやわんやして、自分で忙しくしてしまいました。
ムスメは大好きなディズニーのLilo&Stitchがパーティのテーマで、喜んでくれたけど、 それがなくたって十分楽しんだはず。数年したら、やれバービーじゃなきゃやだ、ケーキは手作りがいい、などとうるさく言い出すのに決まっているんだから、 手を抜ける今、手を抜いておけばよかったー。

よく、仕事をしていることを、言い訳にしたくない、とフルタイムママとはりあうワーキングママを見かけます。 私はどんなにがんばっても、フルタイムママには絶対かなわないよな、と今回の誕生パーティーで実感しました。 よその誕生パーティーと比べたのではなく、本当に、時間がたりない!ということがわかったからです。 そうやってストレスをためるよりは開き直っちゃう方がいい、とつくづく思いました。 フルタイムママと張り合う人たちは、白い目で見られるから、 仲間はずれにされるから、と言っている。幸い、私はそういうことを感じたことはなかったけれど、 無意識に「やっぱりね」と思われたくない、とがんばっちゃってた部分があったみたい。

髪を振り乱してやっても、たかがしれているんだから、さっさと開き直って、手抜きできるところは手抜きをするようにしなきゃ、 と最近は週に最低1回は外食かケータリングにしています。

Bottom Line: ”家事は手抜きでも、いつもご機嫌のママ”を目指そう

 

 

7.Petriotism September 11th ,2002

 

今日は同時多発テロの一周年。学校で言われていたのか、アフタースクールの子供たちはそれぞれに国旗のついたシャツを着ていました。 数年前の、オクラホマ爆破事件の時にくらべ、みな悲しみにくれないで、前向きの姿勢が感じられたのは国中がひとつになって、「America fights against Terror」のせいでしょうか。

あるラジオ局では、24時間、コマーシャルぬきで、子供のリスナーからの声を1日中伝える、というのをやっていました。 小学校から大学生の子供が、詩を読んだり、歌を歌ったり、色々なことを言っていた。
印象深かったのは。高校生たちがみな、学校からのちゃんとした説明がなくて怖かったと言っていたこと(ツインタワーに勤める親の子達だけ説明を受け、口止めされていた、 とか、親が迎えに来た生徒だけ帰されていた、など。)。それから、小学生くらいの子供で、 お母さんが急に泣き出してびっくりしたけど、ちゃんと説明されたり、テレビを見て、何が起こったかわかった、と言っていたこと。

学校から説明がなかった?そして子供たちはみな親から説明されて納得している??それを聞いてとてもショックでした。
1年前の今日、私も含めた日本人の母親の何人が、怖いテロが起こったのよ、と子供に説明できるだけの危機感と知識をもっていただろうか。 テロは怖い、無差別に人を殺す、と説明できても、どうしてビンラディンがアメリカを憎んでいるかを説明してあげられただろうか。 さらに言えば、アメリカがそれに対し団結して、やっつけなければいけないのよ、ということを伝える。 あるいは、それがアメリカが今決めたことなのよ、と。

この問題は日本人の母親だけのものではないと思います(と思いたい)。特に報復の問題はキリスト教の教えを覆すこととして1年前散々問題になった。 でも同じ移民でも、他の国から来た人たちはアメリカを愛し、アメリカのためにアメリカの敵をやっつける気概がある。 私のようにただなんとなくアメリカ人と結婚した人やたまたま会社の人事でアメリカに住んでいる人たち、今まではわれ関せず、ですんでいたかもしれないけれど、、学校へ通う子供達はそうはいけません。

アメリカに来て8年も経つのに、いまだに国家が歌えない私。 子供が学齢になるにつれ、ノンポリ、無宗教で知られる日本人で通してもいられないんだなぁと反省した日でした。

Bottom Line: だからって急に、我がアメリカよ、というわけにもいかないけれど、少しは国際事情を勉強しないとね…

 

 

8.カタカナの日本語 September,2002

 

家庭では夫は英語のみ、私は日本語のみでムスメに話しかけることになっているけれど、デイケアでどんどん言葉を覚えてきて、英語にのっとられ気味。 それも当然ながら、りんごはアップルじゃなくてアポー、水はウォーターでなく、ワーラー。

私はムスメが自分で区別がつくまでは、と思い、特にこれが日本語、これが英語とは教えていないけれど、最近問題になっているのが、カタカナの日本語だ。

例えば、パンツ。ムスメはパンチューと言う。とてもかわいいんだけど、ペァーンッとヤンキー英語風に言わないとアメリカ人には通じない。
1歳半の時2週間日本で過ごしたら、それまで魚を「フィッ」といっていたのに、「シュー」になったムスメ。日本人の家族がフィッシューと 発音するからそれがうつったんだけれど、英語なのに外人には通じない(ちなみに「フィッ」だとちゃんと通じる)。
まぁFishは英語で、魚が日本語だから これは問題ないんだけど、パンツやジャケットのように同じ言葉なのに発音が違うからって2通り覚えなきゃいけないってちょっとかわいそうな気がしてきたのだ。 (ジャケットは英語はジャケッ、日本語はジャケット

以前、4歳のハーフの子とポケモンの話をしていて、彼の母親に、日本語通じるから日本語で話し掛けてね、と言われたのに 「ポーキーモーンがね」とかつられていました。ポケモンはともかくも、同じ言葉なら、 外でわかってもらえる発音の方が便利なんじゃないかしら、と思っている今日このごろ。

そうは言っても、日本人にはなかなか正しくYogurtとは発音できないから、やっぱりヨーグルトって言った方がいいのかなぁ。 よく考えてみたら、夫に日本語を話させないのは、これが理由なんだよね。彼はあーりガート−だもの。

Bottom Line?: よくわかりません。将来的には、ちゃんぽんでない、きれいな日本語を話して欲しいけれど…

 

 

9.日本語と英語の区別 November,2002

 

ムスメが26ヶ月になってまもなく。教室でスナックの時間にたまたま居合わせたとき、友達に「おいしい?」と聞いているのを見かけました。

今まであまり気にしなかったけれど、そう言えば、日本語オンリーに努めている私にも英語で話すし、やっぱり日本語と英語の環境の区別がまだついていないんだなぁと実感。

2歳では未だ無理かな、とのんびり構えていたけれど、やっぱり不安でインターネットでバイリンガルについて読みまくってみました。
たくさんのサイトに、「親が日本語オンリーを貫き通す」ことが大事と書いてある…英語がガンガンに出始めてから、最近やっと日本語で応えるのになれてきたけれど、人前では英語で話しているなぁ…。 例えば「Say Hi」とか、「Don't touch」(お店で、ちゃんとスーパーバイズしているんですよ-というデモンストレーション)。 それから「No!」は、「いけません」って言うより、怖く、短く、効果的なような気がしてつい使ってしまいます。

でもこれって、子供のため、じゃなくて、結局まわりの外人にこびてるんだなぁ。とにかく、「ママは日本語」ってわかってもらうには、これを直さなきゃ、と反省したのでした。 幸い、デイケアにはスペイン語が母国語のクラスメートもいるし、うちの隣のギリシャ人なんかすごい。2歳の女の子がいるのだけれど、「アレクサス!○×△◇○×、I just told Alexas to give M a hug」と、ずっと英語&ギリシャ語同時通訳。うーん私もしっかりせねば、という気にさせられます。

とりあえず、デイケアと家族内(グランマとグランパの前)ではママは絶対英語を話さないようしよう、と決心。

最近は繰り返すのも上手になったので、朝、ムスメがネコを呼びながら「カタッポー(ネコの名前)、Where are you? Food! Come and eat」と言っているのを「カタッポー、どこー?おいでー、ご飯だよー」と言い換えると一緒に言ってくれる。うれしいです。(オヤバカですみません、でもこの喜びを忘れないようにしてがんばらなきゃ。 2歳のころは日本語も少しは話せたのにねーってならないように)

Bottom Line: 「英語OK」の例外を乱用しない。ルールを作って、遂行する!

 

 

10.デイケアの体罰 January,2003

 

デイケアのディレクター(園長)が、生徒に体罰を加えていたために解雇された、というショッキングな事件がニュースになっていました。
ちょうど、Newarkで、服役中のいとこの3人の子供の面倒を見ていた女性が、ひとりは餓死、残りの2人も餓死寸前、やけどにボーイフレンドはレイプ、で逮捕されたばかりでした。その余韻からか、このニュースもかなり大きく取り扱われていて、テレビ、新聞には2日ずつ、ラジオ局でも数日にわたって報道していました。

最初に聞いた時は、デイケアの雇われ園長が、クラスメートの髪をひっぱっていたの子供の髪をひっぱり、「こういう風にされたいの?!」みたいなことを言ったのに対し、虐待として親が警察に通報した、という話だったので、アメリカは大げさだなぁ、今は知らないけれど、私の子供のころの日本なんか小学校の先生は往復ビンタし放題、みんな「しごきの棒」なんか持ってたよなーというのが私の感想でした。

さらに、その園長先生の行動に反対して、2人の先生達が直接文句を言ったのにもかかわらず、意見を受け入れられなかったため、その2人の先生は辞職。警察沙汰になって初めて園長はクビになった、という話だったので、私はかえって「うーん、いい先生たちもいるんだなぁ、オーナーも管理不届きだったけどちゃんと対処したんだ、エライ!」なんてトンチンカンなとこで感心したりしていました。

ところが詳しい話を聞いてみると、その園長は、6歳未満の園児達に対し、倒れるほどたたいたり、つねったり、いつもしていて、さらにそれを先生達に口止めしてたらしい。問題の子供はたった2歳半(我がムスメと同じ)。彼女は他の子供にちょっかいを出した罰に、ポニーテールをつかんで教室から引きずり出され、園長室へ連れて行かれたという。もしムスメが同じ目にあったとしたら、私も直ちに警察に訴えたと思います。3歳にもならない子供に?その女の子は教室を引きずられている間、悲鳴をあげていたという。その園長の髪をつかんで教室を引きずりまわしたい!!!

園長先生はクビになったとはいえ、実はそのローカルデイケアチェーンの共同オーナーでもあるらしい。つまりは隠蔽工作。他にも、そのデイケアは、時間前に迎えに行ったり、アポイントなしに見学をさせてもらえないという。親たちは子供を退園させている、という話だけれど、そもそもどうしてそんなところを選んだのだろう。よっぽどうまく隠してあったのか。園長は、「What ever happens in this day care stays in this day care, does not leave this day care」と言って先生達に体罰を口止めしていた、と書いてあったけれど、考えただけでぞっとしてしまいます。ある母親は、先月、子供が脱臼になって帰ってきて、先生に聞いてみると、何も気がつかなかった、転んだのでしょう、と言われたけれど、ちょっと転んだくらいでは脱臼になるわけもないし、今考えれば…と新聞で言っていました。

この園長は、事実を否定しなかった、とありますが、実際に逮捕に至る確率はあまりないようです。
このデイケアは営業停止にもならないだろうし、まして、ちょっとずつ名前が違う他の3つのデイケアもそのままだと思います。
そしてこの園長も数年後には再び園長に返り咲き、幼い子供たちに体罰を加えつづけるのでしょうか。

良識のある親たちがこのようなデイケアをボイコットして閉園にさせるしか手はありません。

記事はこちら:

ABCニュース

The Associated Press

Star Ledger 1/14

Star Ledger 1/15

DYFS (ダイファス)について:
Division of Youth and Family Services −少年家族サービス。子供を虐待から守る政府機関。州によって名前は違いますが、ソーシャルワーカーが虐待のケースを調査し、虐待と認められる場合は子供を保護、警察に通報といった処置がとられます。
子供本人にインタビューしなかったり、調査に何ヶ月もかかったりして、機能していないというケースを良く聞きます。
数ヶ月前にも、子供が怪我をして病院に連れてこられた際、虐待の疑いがある場合はDYFSの医師の許可がない限り、家に帰ることが出来ないと言うきまりがあり、たまたまDYFSの医師が休暇中だったため、その親子は3日間も病院に閉じ込められた、というニュースが報道されていました。
前述の餓死に至らせたケースもDYFSの調査済み(問題なしとしてファイルされた)だったため世論が高まり、機関の大掛かりな改善が期待されています。
このデイケアは、親の通報を受けた警察がDYFSに調査をリクエストしてありますが、調査には45日もかかってしまうらしい。デイケアのオーナーは何も隠すことはない、是非調査してくれという姿勢だそうですが、どうなるか興味があるところです。

 

Bottom Line: いまだに信じられない地獄のデイケアの実存…
         人や広告を信じず、自分の目で確かめ、自分の直感をたよりに後悔しないデイケア選びをしよう。

 

 

11.子供の話すこと February, 2003

クラスメート用にバレンタインのカードを作っていた時、子供全員の名前を知っているだけど、割と入れ替わりがあるので、ムスメに○○ちゃんまだきてるの?なんて聞けたら便利だなーなんて思っていました。

夫も毎日デイリーレポートを見ながら「今日は××したの?」なんて一生懸命聞いていますが、まだうなずいたり「Yeah」というのが精一杯。早くお話できるようになればいいのにね、と言い合っています。

でも実際子供が話し出したら、親は子供の前で話したりしたりすることに注意しないと。子供はちゃんと観察しているからコワイ。夫のことを影でなんて言ってるかが姑にばれちゃった、なんてのはありがちな話。ころんでできたあざをプリスクールで「ママがぶった」といったためにダイファス(10参照)が調査に来た、という笑えない話もあります。

それよりも怖いのは、どこまで子供の言うことを信用するか。例えば前述の話では、ママはおしりをぺんぺんしただけで、あざとは関係なしなのに、学校の先生が誤解をしてしまったケース。子供の言葉は誤解を招きやすい上、子供も判断があやふやで、話しているうちに現実と空想がごちゃごちゃになったりします。

友人(アメリカ人)の息子さん、4歳は、プリスクールにいきだしてすぐ、クラスの男の子が彼をいじめる、と毎回言うようになりました。物を投げたり、ぶったり、押したりするというのです。クラスの全員写真でみるとたしかに悪そーうな面構え。これはひとこと言わなければ、と気負ってConferenceにのぞんだところ、彼女が言い出す前に、先生のほうから切り出された。しかしそれは「お宅の息子さんが、クラスの男の子をひどくいじめるのです」というまったく逆の言い分。それも、彼女の息子さんが、クラスの女の子を引き連れ、砂場で砂の一斉攻撃、とか、教室の隅に追いやって出られなくする、とかの集団いじめ(4歳で!)の首謀者らしい。

子供とよく話し合ってみます、と引き下がった彼女は、笑いながら「危うく大恥をかくところだった」と私に言っていましたが、そこで軽率(あるいは超オヤバカ)な親だったら、先生につっかかっていたでしょう。

子供が「○○ちゃん嫌い、ぶつから」と言われればぶたれた原因を考えずに○○は悪ガキ!と思ってしまうのが親心。そこでいったん引いて、正確なことを聞き出すことが大切です。子供のいうことを疑ってかかれ、と言っているわけではありません。子供が親に信用されていない、と悟られたらそれこそ一大事。ただ、まるまる信じ込まずに子供の思い込みや言葉足らずを常に考慮して、というわけです。

Bottom Line: 子供の言うこと、鵜呑みにせずに公正な裁きを

 

 

12.不慮の事故 March, 2003

暗い話題が続きますが…

先日、3歳の男の子が、10歳の少年に野球バットで殴られ、性的虐待を受けて溝に置き去りにされ死亡、という事件があり、このショッキングなニュースは全世界で報道されました。

もともと暴力で問題があったため、学校を退学になっていたこの少年は、図書館にいた被害者の男の子を連れ出し、犯行に及んだ、と言うことですが、この少年の動機その他はともかく、なぜ、この男の子は図書館にひとりでいたのでしょうか。

記事によると、17歳の義理のお姉さんが 図書館で面倒を見ているはずになっていて、お葬式では、そのお姉さんのせいだ、と怒鳴り出す人、お姉さんは「私はちゃんと見ていたのに!目を開けて!!」と遺骸に取りすがるなどの騒動があったそうです。

彼女に向って、お前の子守りのしかたのせいだ、と責任転嫁するのは間違っているでしょう。ハッと気がつくと子供が見当たらない、5秒前までここにいたのに、と言う経験はどんな親にもある と思います。私がここで考えさせられたのは、公共の場で監視が行き届いていなかった自分の姿を省みるよりも、一日のほとんどを他人に預けている現状で、似たような事件がムスメにいつ、ふりかかるかわからない、その覚悟が今、できているか、ということです。

殺人、という究極にいたらなくとも、一生残る傷や、失明とか、もっと言えば精神的なトラウマ、など、自分で監視している時よりも、様々なリスクにさらされています。 今まで何事もなかったのはただ単にラッキーだけだったのかもしれない。それともやっぱり、注意してデイケア、プリスクールを選び、先生ともいつもコミュニケーションをとり、よろしく頼むと念を押していたのが効いていたのかもしれない。

無事な姿で帰ってくるたびに、胸をなでおろす毎日です。

Bottom Line: 怖いニュース、明日はわが身。親として出来ることは何でしょうか。

 

 

13.月謝のはなし May, 2003

日本では、公立の託児所、保育園では、保護者の収入に応じて保育料が決まります。先日、これがアメリカでも行われていることを初めて知りました(sliding income scale)。その記事が手元にないので詳しいことは不確かですが、郡で唯一の州立デイケアセンターがこの制度のために採算がとれず、民間譲渡になる、というニュースでした。

Sliding income scaleによる保育料は、大学付属のChildcareなどで適用されていることは知ってい ましたのですが、州立のデイケアセンターの存在にびっくりしました。そのセンターは、著名な建築家が古い粉引き小屋を改造してデザインし、美しく、かつ中身は近代的で使いやすい素晴らしい環境らしい。しかし、この制度のために、低所得家庭の子供、そしてDyfusの保護下にある子供、つまり、披虐待や、自身に問題のある子供たちばかりだ そうです。

もし、私が近所に素晴らしい環境&ケアを見つけたとしても、クラスメートがこういう子供ばかり(しかも継続して通ってこないことが多いらしい)だったら、間違いなくそこは候補からはずすと思うし、他の親もおなじことでしょう。それで結局採算がとれず→州の負担が大→民営化というのは容易に想像がつきます。州立デイケアに著名デザイナーを使うなんて税金の無駄遣いだっと腹が立つは、私の僻み(そのデイケアを使えないことの)やおごり(私立の高い月謝を払えることの)だけでしょうか?

貧富の差が激しいアメリカでは、安かろう悪かろうというのはある程度本当だと思います。家を買うときは、その近所で一番貧乏な家族になるような場所を選べ、というアドバイスもあります。こういったことからも、Sliding Income Scaleを使った公立のデイケアは、避けたほうが無難ではないでしょうか。

アメリカのほかの地域や、貧富の差が表に現れない日本では、どうなのでしょうね。

Bottom Line: 貧富の差が顕著なアメリカでは、親の所得にあったデイケアを。

 

 

14. デイケア通い=問題児? July, 2003

ローカル新聞スポーツ面の1ページ目に「プロ野球オールスター戦に3人の日本選手!!」という記事。アメリカンリーグのスタメンに堂々選ばれた松井の写真が 「日本を代表、さらにリーグを代表」とデカデカと。それに見ほれていい気になっていたのが7/15(いやぁ紙面半分以上のほんとにいい写真だったんだわ)。
翌7/16のトップ記事で、デイケアに関する研究発表のいやーなニュースを読むハメになりました。

「子供のストレスがデイケアにかかわっている」と題されたニュースで、最初のパラグラフには、デイケアに長く預けられる子供は、学齢(Kindergarten)後、問題のある行動をおこすという、2つの研究が発表された、とあります。私が子供をデイケアにあずけていない親だったら、ここで読むのを止めて、「やっぱりね」とうなずくような記事。

デイケアにあずけている親である私は、何か救いをもとめようと、その長い記事を一気に読みました。

ミネソタ大学の発表は、フルタイムでデイケアに通っている1歳〜3歳児を対象に、デイケアの時間と家にいる時間の唾中のストレスホルモン(コルチゾル)の分泌の違いを研究したもの。結果は4分の3近くの子供たちが、デイケアでは家での時間と比べて最高200%の上昇が見られたという。臆病な(と大人にいわれる)子供や、他の子と遊ばない子供に、特に顕著な傾向が見られるという。

もうひとつはNational Institute of Child Health and Human Developmentによって進行中のプロジェクトの部分発表で、4歳半までにデイケアに週45時間以上通っていた子供の12〜16%が、学齢後、攻撃的な行動をみせる、というもの。

なかなかショッキング、センセーショナルな研究発表ですが、読み進むにしたがって「問題があったのは900人の対象児のなかで50人だけであり、残りのほとんどは問題がみられない」「コルチゾルの上昇は留意すべき問題だが、脳の発達に影響がでるほどではない(500〜600%上昇だと問題)」など、記事としては中立の立場をとっているような印象を受けました。

又、色々な専門家の意見が羅列してあり、

-現実的には、デイケアに預ける時間の長さよりも、デイケアの質が問題である(ミネソタ大学Megan Gunnar教授)

-この研究発表は、早期教育のポジティブな効果(知識、言語力や社交性がつく、など)を全く無視している(ラトガース大Steven Barnett教授)

-充実したカリキュラムで充分な先生対生徒の比重をキープしていれば、子供のストレスのレベルを下げることは可能(Deborah Ostrowski、州立教育諮問評議会員

さて、みなさんどう思われますか?

(予断ですが、こうした、限定された科学者の推測や仮説を、断定された事実のように報道する、新聞のヘッドラインには毎度辟易します。日本のスポーツ新聞の「○○離婚…か?」とか、「謎にせまる!」と言っておきながら「謎は深まるばかりです」と締めくくるテレビ番組などよりも、ずっと悪質だと思います。)

Bottom Line:  やむなくデイケアに預けている親としては、こうした記事には目をつぶるしか?いやいや抗弁の用意をしておくべき!!

 

 

15.スリングのすすめ July , 2004

次女が生まれたら、赤ん坊連れてどうやって2階まで送り迎えしよう、と長い事悩んでいましたが、それが一挙に解決したのが,「便利よー」と複数の友人にかねて言われていたスリングという抱っこ紐でした。

それまでは誰かが使っているのを目にするたびに「小さい赤ちゃんだからできることだよなー」「背中が痛そうだな」などとしか思ってなかった。長女の時に使った「Baby Bjorn」がわりと気に入ってたせいもあります。

それが今や!育児用品で一番便利なものはなんですか、と聞かれたら間違いなくコレ。赤ん坊はもはや9ヶ月ですが、いまだにコレなしでは生きていけません。

私が買ったのはスーパーモデルのシンディクロフォードも使ったといわれる(そんなことはどうでもいいのだが)「New Native」(http://www.newnativebaby.com/)です。パッドが付いているものや、リングで長さが調節できるもの、などいろいろありますが、これはただの布をわっかになっているだけ。洗濯機&乾燥機がOKなのと、たためばジーンズのポケットに入るくらい小さくなることなどがとても気に入っています。ちなみに私は身長160センチ、夫は180センチですが、Mサイズで二人とも問題なく使えっています。パッドが入っているのは夏は暑くてよくないようです。

お勧めの理由をまとめると:

1.着脱が楽チン。軽くて、ボタンもないので、子供が入ったまま、夫と交代することも簡単。

2.生後2週間の時から、9ヶ月半の現在も余裕で使っています。なんと、35ポンド(16キロ弱)まで使えるとのことで、一度30ポンドのMで使ってみましたがさすがに腰が痛かった。でも手だけの抱っこよりは断然楽でした。

3.赤ん坊はHappy、私は両手が使えて超便利。前抱っこだけでなく、横や後ろでも使えるので、料理などの家事の時も使えます。赤ちゃんがすっぽり隠れるので授乳にも最適です。(ショッピングで歩きながら授乳したこともあります)。赤ちゃんのポジションも簡単に変えられて、寝てしまった時も居心地よく抱っこしてあげることができます。

4.どこでも注目の的!道行く人は赤ん坊をみて「あらいいわね〜」とにこにこ。私は得意げです。日本でもアメリカでも外出先で1週間に1回くらいは、「それ、なんていうの?」「どこで買ったの?」と聞かれます。

赤ちゃんの性格もあるかもしれませんが、この9ヶ月間、スリングのおかげでとても楽な育児をさせてもらったような気がします。小さい時はコレに入っていればすぐに寝てしまったし、ハイハイするようになってからも、入っていればおとなしくキョロキョロしていてくれるので、むずがるときや出先で本当に救われました。6ヶ月の時の日本行きの飛行機の中でも大活躍でした。

ミニM、初登場!生後1ヶ月

買い物スタイル(6ヶ月)

ダディが抱っこされてねんね(10ヶ月)

Bottom Line:  産後のたるんだおなかも隠せて最高!