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学童保育原論(遊邑舎私家版)
(更新2003.03.05)

はじめて、学童保育に関わる方には、このページはやや取っつきにくいかと思いますので、「学童保育の実際」のページからご覧になることをおすすめします。

 当サイトの、目的の一つに学童保育の理論化を考えています。そこで、「学童保育原論」の構築をその柱に位置づけ、当ページでその全過程を公開していきたく思っております。身の程知らずの極めて大それた試みではありますが、できますればおつきあいのほどよろしく願いいたします。なお、1年以内をめどとして初稿を完成させたく思っておりますが、遊邑舎本館のページ維持・管理のため、その限りで無くなる恐れもありますが努力いたしてまいります。(記、2003.01.31)

 現在、素案の全面見直しを行っておりますので、連載が長らく中断しております。ご理解のほど宜しくお願いいたします。(記、2003.10.03)




CUT−木々 序の一 学童保育原論への道程

 劣悪な学童保育指導員の保育・労働条件
 学童保育が、日本に生まれ50年あまり経ち、学童保育所やそれに準ずる施設が1万カ所をゆうに超した今なお、その現状はじゅうぶんだとは言えません。なかでも、現場で子ども達と直接関わり学童保育の実際の成果を形作る担い手、学童保育指導員(遊邑舎は学童保育士を提唱)の方々の保育・労働条件が依然、保育士や教師の方々に比べ、多くのところで極めて劣悪な水準にあります。これをよく見ると、学童保育運動の前進と指導員の組織化とあいまって、一時的に大きく改善が進みましたが、この間非常勤化、ローテーション勤務化などの逆流が見られ、その先行きは混沌としています。

 学童保育の理論化の遅れ
 この様な状況を、もたらせている要因の一つに、学童保育そのものの理論化が置き去りにされていることにあります。過去や現在にも、幾つかこの点での取り組みがありますが、未だ体系立てた理論ができていないのではないかと思います。その取り組みは、実践・経験・活動報告の域を超えていないか、それを個々に理論化したものにとどまっているように思われます。少なくとも、まだ「保育原論」や「教育原論」に類した書籍が、街の図書館や書店に見かけません。もし見落としなら申し訳ありませんが、見落とすほどに少ないことは間違いがないようです。

(連載第1回、2003.01.31)

 理論化の夢再び
 この学童保育の理論化について、10数年前に個人的に取り組んだことがありました。しかし、(共同保育)自主運営に勤めていたことでもあり、厳しい条件下での保育の実践と運動でなかなかまとめる機会を得ませんでした。その指導員職を辞した現在、連れ合い(妻)に引き続き物心両面で支えられながらも、学童保育での経験(主に「あそび」)のまとめをする機会に恵まれたことで、再び学童保育の理論化に挑戦してみようという気になり、この度の「原論」(遊邑舎私家版)構築のはこびとなりました。


序の二 学童保育原論の構成案

 原論の構成を、以下の三章に大きく分けて考えていきますが、推敲の成り行きで各論の順序が行き来することがあります。その点を考慮しつつおつきあいをお願いいたします、

 第一章 学童期とその前後の「育ち」と「育て」
 学童保育を行う上で欠かせないのが、いわゆる子ども達の成長と発達に対する見方です。この成長・発達を、本原論では「育ち」という言葉ですすめていきます。また、子どもの「育ち」には、いわゆる育児が必須です。この育児を、同様に「育て」という言葉ですすめていきます。

 第二章 学童保育の定義と目的
 次に押さえなければならないのが、学童保育の定義と目的です。学童保育の制度を確立し発展させるために欠かせず、学童保育の制度確立が不十分な現在においてとりわけ大きな意味を持っています。

 第二章 学童保育の方法論
 現場で実際に学童保育をすすめる上での基礎理論となるのが、保育内容(指導内容)及び保育条件(環境・施設・設備など)を中心とした方法論です。

(連載第2回、2003.03.05)

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