確定申告、医療費控除の裏技(?)

不妊治療を受けている私たちには医療費控除は切って離せないものですよね。
「めんどくさい」「どうせそんなに戻ってこないんでしょ?」と思ってしていない方も居るかも
しれませんが、医療費控除は申告する事によって住民税も安くなる事があります。
5年前にさかのぼって申告し還付金を受け取る事も出来ます。
頑張って申告して税金を取り戻しましょう、オー!!
 
裏技1 : 医療費控除のトリビア(?)
 
*確定申告は毎年2月15日から行われているが、医療費控除などの還付申告は1月15日から受け付けている。

*還付申告(税金が返ってくる確定申告)は5年前までさかのぼる事が出来る。

*税務署に医療費控除を申請する事によって住民税も安くなる。

*医療費が10万円を越えなくても申請出来る事がある。

*扶養関係が無くても家族の医療費を一まとめにして申告する事が出来る。
 
 
裏技2 : 「医療費」を増やせ!!
 
医療費とは病院にかかった時の診察代や薬代だけだと思っていませんか?
他にも医療費として認められる物がたくさんあります。
お正月から大晦日まで、医療費に使えそうな領収書やレシートは集めまくりましょう。
 
医療費として認められるもの
病気、怪我の病院での診察代、入院費、薬代
不妊治療の検査、治療、薬代
妊娠、出産に掛かる検査や入院費
病気治療の為の保険が効かない鍼、灸、マッサージの費用
病院に行く往復の交通費(タクシーなどは歩行困難な場合のみ認められるそうです、使用した日と交通手段と駅名などの明細をメモして申告書に添えます)
家で使う常備薬、目薬、マスク、絆創膏、湿布、水枕などの購入費
 
医療費として認められないもの
健康診断費用
美容の為の外科手術や歯列矯正
妊娠検査薬、排卵検査薬
健康増進の為の健康食品やビタミン剤
入院時の個室使用の差額ベッド代
眼鏡やコンタクトレンズ
遠隔地通院の宿泊費
診断書作成
 
場合によっては認められるもの
病気回復の為のカイロプラクティクの代金(医師、マッサージ師、柔道整復師の資格を持たない人が行った場合は認められません)
 
遠隔地通院の交通費(遠隔地の病院でなければその治療が受けられないというような場合は認められるそうです)
 
注意
*健康保険の高額療養費、生命保険の保険金、不妊治療助成金などの補填金は医療費から差し引きましょう。

*病気や怪我の治療の為の費用、というのが認められるポイントです。

*認められるかどうか曖昧な場合は税務署の方に相談してみましょう。場合によっては認められたりする事もありますし、逆の場合もあります。
 
こんな風に一覧表にしていきましょう。
医療を受けた人 病院・薬局などの名称 治療内容・医薬品など 支払った医療費 左のうち保険金などで補填される金額
○○夫 ○○病院 肺炎で入院 200,000 ○○生命より120,000
○○子 ○○クリニック 不妊治療 500,000 ○○県不妊治療助成金
100,000
○○夫 ○○ドラッグ 風邪薬購入 1,000
○○子 ○○治療院 腰痛の為の鍼治療 50,000
合計751,000 合計220,000
医療費751,000円 − 補填金220,000 = 531,000(医療費控除に使える金額)
 
 
裏技3 : 還付額が多い方法を模索しよう!!
 
一般的に1年間の医療費の金額が10万円を超えていたら医療費控除が使えますがもし10万円超えてなかった方もあきらめないで下さい。
所得(年収から経費を差し引いた額)の5%が10万円未満の人はその額を超えていれば良い事になっています。下記の表を見てみてください。
下記の表に当てはまる場合は、医療費が10万円超えていなくても医療費控除が使えます。
「源泉徴収票」を見て見ましょう。(年末頃、会社から渡されてるはずです)
「給料、賞与」の欄の金額を確認してください。

「給料、賞与」の金額 医療費がこの金額を超えていれば
医療費控除が使えます。
290万円台 約94,000円
250万円台 約80,000円
200万円位 約62,000円
150万円台 約45,000円


そして医療費控除を申請する場合は色んなパターンがあります。
@家族の医療費をひとまとめにして旦那様の名前で申告する。(奥さんが専業主婦の場合はこちら)
A家族の医療費をひとまとめにして奥様の名前で申告する。(奥さんにも収入があり医療費があまり高くない場合)
B家族それぞれに医療費を計算してそれぞれ申告する。(奥さんにも収入があり、旦那様奥様それぞれ医療費が高い場合)
 
全部計算してみて、一番還付額が高い方法で申告する事をお勧めします。
こちらで自動計算が出来ます 「国税庁 確定申告書等作成コーナー」
 
いくら返ってくるの??
算出した医療費控除額から10万円を差し引いた金額の約10%が戻って来ます。※
(※通常は10%ですが、年収が700万円超えるようなリッチな人は20%だったり、30%だったりします。年収700万越えてる人でも、扶養状態により10%の人もいますので一概には言えませんが・・・・・)
 
例えば医療費が100万円だった場合
医療費100万円−10万円×10% = 9万円 が還付額の目安になります。
 
しかしその家庭の扶養者数や納税状況によって金額が全く変わってくる事があると言う事を理解してください。
 
いざ税務署へ!!
 
具体的な申告書の書き方のページも作ろうかと思いましたが
多少複雑で、家庭環境などにもよって色んなパターンがあるので作りませんでした。
近所の税務署の「源泉税担当」の所に行って「○年分の確定申告がしたい」といえば、書き方を教えてくれるか、代行して書いてくれます。

その際持って行く物
★印鑑
★源泉徴収票
★還付される税金を受け取る銀行か郵便口座の番号などが分かるもの(通帳など)
★医療費のレシートと明細


毎年2.3月頃には前年度の確定申告書の提出を求めるポスターなどがで貼られますが税金を取り戻す還付申告はその年の1月15日から受け付けています。
また還付申告は5年間さかのぼって申告できることになっています。
数年前に大きな医療費を払った事がある方はやってみて下さい。
頑張って少しでも税金を取り戻しましょう♪



おまけのQ&A
Q:体外受精や顕微授精の医療費を使ってもいいの??
A:もちろんどの治療でも認められます、ただし医師が診断し行った場合というのがポイントです。
不妊治療の為の鍼治療やマッサージも認められます。

Q:ダンナ様のマカと栄養ドリンクも入れていい??
A:マカと栄養ドリンクは健康を増進する目的の物とみなされ、認められません。
病気治療の為の漢方薬ならOK。


Q:入院のあと退院する時しんどくてタクシーを使ったんだけどこれも入れてもいい?
A:足を怪我したとか、本当に歩けないほど辛かったなどの場合はOKです。
でもそんな状態で退院というのもあまりないので難しいかも。。。。
その場合はメモをつけま
しょう。

Q:排卵検査薬と妊娠検査薬は認められる?
A:認められません。残念!!

Q:血液検査などの検査費用は医療費控除に入れられないって聞いたんだけど不妊検査、血液検査は入れても大丈夫ですか?普通の治療の領収書の中に「検査費用」という項目が入ってるのも大丈夫ですか?
A:エイズ検査、健康診断などの検査、血液検査は医療費控除の対象にならない事になっていますが、不妊検査、普通の治療の検査は医師が必要と判断し行ったものは医療費控除の対象にしても良い事になっています
なので不妊検査、血液検査はもちろんOKです。


Q:海外旅行に行くので予防接種いっぱい受けました。医療費控除に入れていい?
A:予防接種は医療費控除の対象になりません。身近なものだとインフルエンザの予防接種もダメです。

Q;不妊治療助成金をもらったのは治療代から差し引かないとダメですか?
A;差し引きます。助成金を支払った側も税務署に「この人に助成金払ったよ」と申告しているので絶対にバレます。

Q;平成17年の年末に入院して、その代金の請求が平成18年1月に来て支払いました。
17年、18年どちらの確定申告にするのですか?

A;あくまで「いつ支払ったのか」というのがポイントです、なのでこの場合は18年の確定申告になります。