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アレルゲン除去関連の文献中心に、雑多適当主観的に紹介してます。

●抗アレルギー剤を含む飲食物(特許)

特開2005−198664

ストリクチニン(やぶきた茶などの茶抽出物)及びそのメチル化誘導体の中から選ばれた少なくとも1種のポリフェノールを有効成分として含有することを特徴とするIgEクラススイッチを抑制する経口抗アレルギー剤を含む飲食物、並びに、アレルギー症状の予防、抑制、軽減のために、同経口抗アレルギー成分を飲食物へ添加する方法。

●鶏卵アレルギーの寛解誘導に関する検討

旗影会H14助成研究

低アレルゲン化した加熱脱オボムコイド卵白の経口摂取により、22例中13例が副作用なく陰性化し寛解した。この陰性化群でのみ卵白特異的IgG4が有意に上昇した。

●卵アレルゲン腸管透過抑制活性食品成分の単離・同定

旗影会H14助成研究

オールスパイス、タイム、コリアンダーおよびタラゴンの抽出液からアレルゲン腸管透過抑制活性成分を単離した。活性にはカテコールまたはそのエーテル構造が必要であった。活性ペプチドの場合は、活性に重要な構造はTrpであった。

●アレルギー反応に関与するスパイス成分について

食品衛生学雑誌,41.5.307-311(2000)

ローズマリー、キャラウェイ、スイートバジル、ガーリック、エストラゴン、メースにT型アレルギーの誘発があることが示唆された。また、ローズマリーのアレルゲンの1つが26〜27kDaのタンパクであることが示唆された。

●食肉加工品に対する食物アレルギー患者IgE抗体の特異性解析

日本畜産学会誌,75.5.494-500(2000)

牛乳や卵抜きのソーセージに対する食物アレルギー患者のIgE抗体の反応は極めて低かった。またウサギや七面鳥のソーセージも肉アレルギー患者のIgEに対して低かった。牛血清アルブミン、鶏血清アルブミン、牛由来ゼラチンは肉アレルギー患者のIgE抗体の反応を高めることが示唆された。

●調理可能な低アレルゲン化全卵の調理法とそのアレルゲン活性の評価

食糧学会誌,53.2.59-64(2000)

アレルゲン活性の高い卵白オボムコイドを除いた凝固卵白と卵黄を組み合わせた低アレルゲン化全卵を作成したが、卵黄由来と見られる卵白オボムコイドの阻害活性が残存した。また、卵黄タンパクに対するアレルゲン性は示さなかったが、カゼインと抗カゼイン特異IgEの反応をわずかに阻害した。

●コウタケ子実体の抗アレルギー活性

日本食品化学工学会誌,47.281-285(2000)

食用キノコであるコウタケの抗アレルギー活性は、糖とタンパクを含む分子量130万の高分子化合物である。糖はアラビノース。、キシロース、グルコース、ガラクトース、マンノースの糖残基であり、タンパクの構成アミノ酸はアスパラギン酸、グルタミン酸、グリシンなどの酸性アミノ酸が多く含まれていた。

●魚肉練り製品及びスケトウダラすり身のアレルゲン性

食衛誌,41(2000)

魚肉練り製品では、その工程である水晒しによって水溶性のアレルゲンである筋形質タンパクであるパルプアルブミンが除去されるが、コラーゲンと推測される未同定アレルゲンが残存した。

●コナヒョウヒダニDerTアレルゲンの飼育培地中における蓄積とその安定性の評価

Bulletin.of.JESC,28,56-62(2001)

DerTアレルゲン量は生ダニ密度よりもやや遅れてピークに達し、その後減少しない。つまりダニアレルゲンは除去されない限り蓄積し続け、生ダニ密度が同じでもDerT量は大きく異なり、変性しない。タンニン酸水溶液で抗原変性し、アレルゲン性を低減させるが、80℃の湿熱処理では低減しない。

●排気のない掃除機の特許

特許31632387と3160239

東芝エアサイクルクリーナーは、モーター部の空気温度上昇を防ぐ他、排気ゼロにするための100件以上の特許により開発されている。これは40年前から検討されていた技術である。他社製品は排気ゼロにできていない。

●小麦グルテンのIgE結合性の脱アミド化による低減化

Biosci.Biotechnol.Biochem,63,567-569(1999)

小麦のアレルゲンは多くのグルタミン残基を含んでおり、グルテンを酸で脱アミド化した結果、50%以上の脱アミド化でほとんどの小麦アレルギー患者の血清が反応性を示さなくなった。

●選択的プロテアーゼ処理による加工機能性を保持した低アレルゲン大豆タンパク質の調整

Food Sci.Technol.Res.,5,171-175(1999)

大豆タンパク質をBacillus属の菌のアルカリプロテアーゼを用いて加水分解したところ、適当な酵素と条件下において、主要貯蔵タンパク質である7S-,11S-グロブリンに固有の加工特性を失うことなく、主要アレルゲンであるGly m Bd 30K,βーコングリシニンのαサブユニットを特異的に分解した。

●甲殻類及び貝類の交差反応性アレルゲンに対するIgE反応性:共通アレルゲンとしてのトロポミオシンの証明

J.Allergy Clin.Immunol,vol98,954-961(1996)

エビカニアナフィラキシー患者血清は38kdのトロポミオシンと特異的に反応した。これらは吸着試験により共通の立体構造を持つことが明らかになった。血清はすべてエビカニ・貝はもちろん、バッタ、ゴキブリ、シュジョウバエの筋肉に対して反応性を示すが、ニワトリ、マウスの筋肉に陰性であった。

●小麦を用いないパンの作成方法(特許)

特開平05−130827

餅米をアルファー化し、水飴のような高分子粘性食品を混和した糊状物と水に分散させた酵母菌とを均質に混合する。この混合物にパン生地の主体となるべき蒸煮、焙煎された米粉の一部を混和したものを適湿適温下で予備発酵させた後、上記米粉の残部と混和し、米粉パン生地の製造を完了する。なお、高分子粘性食品としては、水飴の他にマルトトリオース、イサゴール(サイリウム)、キサンタン、グアー、納豆菌粘質物など、安価に供給されしかも澱粉のアミロペクチンと相溶性のよい粘性高分子が好適である。