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海藻押し葉の作り方

平成12年10月25日、海藻押し葉の第一人者横浜康継先生(現在志津川町自然活用センター所長、前筑波大学教授)を招いて講習会を実施しました。ついでに私までしおりとはがきを作ってしまいました。右側がそれです(出来が悪いですが)。簡単だよお。

1 採集

干潮時の磯で生えている海藻を採集するほか、海が少し荒れた後に砂浜へ出かけると、美しい赤いものなど、深所に生えていたたくさんの種類の海藻を拾うことができる。採集した海藻は水を切ってポリ袋やバケツに入れ、なるべき太陽光にあてないようにして運ぶ。

2 保存

1〜2日後におしばにする場合は、水道水で洗わずにポリ袋に入れて、冷蔵庫内に保存する。長期間保存する場合は、海水か水道水でゴミや砂を落とし、小さなポリ袋に小分けして入れ、水や空気を追い出すようにしながら口を輪ゴムで閉じて、冷凍する。

3 塩抜き

水道水で洗いながら、ゴミや砂を落とした後、水道水に漬けておく。薄いものなら数分、厚いものでも10分ほどでよいが、ほとんどのものはもっと長く漬けておいてもよい。冷凍品は、水道水で解凍している間に塩分が抜ける。

4 海藻を台紙にのせる

水道水を深めに張ったバットか洗面器に、塩抜きが済んだ海藻を入れ、その下に海藻よりひとまわり大きめの台紙を入れる。海藻と台紙を水面に浮かべるように手のひらで支えながら、ピンセットか楊枝で海藻の形を整え、そのまま押し上げるようにして、水から上げる。

5 水きり

斜めに置いたすのこ板などに、海藻がのった台紙を張りつけて、海藻や台紙の表面の水が垂れるのを待つ。台紙は斜めにしたほうがしずくが落ちやすい。長く置くと、海藻が縮んだり、台紙が曲がったりするので、5分間くらいをめやすにする。

6 水取り紙にはさむ

ダンボールの上に水取り紙をのせ、その上に海藻がのった台紙を隙間なく並べ、さらにその上に布、水取り紙、ダンボールを順に重ねる。これを繰り返して、最後に厚い板をのせ、その上に重石をのせる。布は、海藻が自身の糊分で水取り紙に張りつくのを防ぐ役目をする。

7 乾燥

ダンボールの目に向かって、扇風機などで風を送ると、薄いものは一晩、かなり厚いものでも2〜3日で乾く。ダンボールを使わない場合は、水取り紙を朝夕ごとに替えて、2〜4日かかる。この方法のための海藻おしば乾燥機も市販されている。

8 完成

乾いたらダンボールや水取り紙を取り除き、布をていねいにはがす。ほとんどの海藻は台紙に張りついているが、はがれていたら、合成糊で張り、布をかぶせ半日ほど押しておく。海藻が縮んだり台紙にしわができていたりしたら、もう一度水に漬けて押し直す。

9 加工と保存

完成品は、身分証明書などのようにラミネートすると、痛みにくくなり、しおりにすることもできる。はがきの一部に海藻を張った場合は、ブックカバーなどのフィルムを張り付けると、郵送中の傷みを防げる。額に入れて飾る場合は、強い光を避けると色を長く保てる。