思い出しただけで ドキドキして呼吸法をしてしまいそうになる程
やっぱり 辛い・・・でも とっても素敵な思い出です。
だって 想像していた以上の 本当に小さい赤ちゃんが誕生したのですから


妊娠や出産の本を読むと 初産の人で分娩所要時間が10時間前後なら安産!!
とあったので 陣痛が始まってから家事をひと通り済ませる余裕はあるだろうと
その時を 楽しみに*待ち遠しく*ドキドキしながら待っていた。

そして当日 早朝4時頃 陣痛の痛みで目が覚めた
3・4日雨が降り続いていたのでまずは洗濯物を済ませようと
いつもの様にお風呂の残り湯を洗面器で一杯ずつ洗濯機にくみ入れていた。
初産の場合 だいたい陣痛が始まった時は次の陣痛までの間隔は15分前後
それが5分間隔!! しかも かなり辛い
これはどうしたものだ?!
とりあえず寝ていた主人を起こし病院へ電話
助産婦さんが出て自分の状況を伝えたいのだが 痛くて言葉が出ない
そんな私の様子を電話口から感じ
「では 来院して下さい」  もう洗濯物なんて頭には無く
急いで服に着替え病院へ
エレベーターに乗る時に子宮収縮の痛みが・・・
そして降りた時に 又 という間隔
車に乗り ==車で出産??== と思うぐらい切羽詰った状態
何とか病院に着き 助産婦さんに内診してもらう
「ウーーン まだ3cmぐらいかな?」 ==この痛みで3cm!!==
「今日中には産まれると思うよ 何かあったらナースコールで呼んで」
と 一言残し助産婦さんは消えて行った
==今日中って?! まだ今日始まったばっかりーーー ==
旦那も背中をさすってくれるが なんの屁のツッパリにもならない
==二人の子供だ 触ったらうつればいいのに 変わってくれーー==
「今日中には・・・今日中には」という助産婦さんの言葉が頭の中をグルグル回る
励ましの言葉だったかも知れないが その時の私には絶望を告げる言葉
しばらくすると今度はウーーンと いきみたくなってきた
==これってやっぱり イキミ?!==
主人にナースコールを押してもらい 「今日中には」の助産婦さん登場
内診すると今日中にはさんが慌てだした
「イキンだらあかんで!! 私につかまって! 
            次ラクになったら分娩台へ行くからね」

私はいつが痛みか?ラクなのか? 引きずられる様にして分娩台に乗せられた
今日中さんは分娩台を用意していなかったのでかなり慌てていた
準備出来 主人も呼ばれ いざ出産! (俳句みたい)
産まれてから今までで一番頑張った15分程 私は5・6回のイキミで出産を終えた
日頃の行い(出産の日まで毎日 腕立て伏せ*スクワット*腹筋 etc)が良かったのか?
赤ちゃんを見るとウソの様に痛みも治まり 
 時計を見ると7時過ぎ 私は超安産!3時間で赤ちゃんを産んだ。
ホッ とした時 「今日中には」 という言葉がよみがえり
助産婦さんに対しての==ざまー見ろ へっへっへっ== という
変な感情と達成感の中で放心状態だった。



次女の出産は病院が違いました.
予定日の2ヶ月程前から序々に子宮が開き出し
最後の検診の時には「6cm開いている」と言われた
==6cm!! 3cmであんなに痛かったのに6cmも開いているのにのに
 どうして? よっぽど居心地が良いのね・・・==

自転車で病院まで来ていた私は急に怖くなり 歩いて帰った
それが良かったのか その日の夕方痛みだし病院へ
陣痛室で横になり 少し痛みが強まってきたので
進行状況を見てもらおうと分娩室へ
内診し 「じゃ 始めようか」 と先生
 ==え!! でもまだイキミたくないのに==
「さあ イキンで」 ==でも主人が呼ばれていない==
助産婦さんに「すみません 主人呼んできて下さい」と
全然大丈夫な私は 全然大丈夫な声で言った
主人が来て いざ出産 
でも進行が早く 痛みも軽いので オシモの感覚が残っている
1人目の時は切開された事すら分らなかったのに ==本当に大丈夫??==
でも一回イキンだら 又イキミたくなって  ‘メキメキ’ と言う感じで
出て来たのがよく分かった
3回目のイキミで体が全部出た 主人の「出て来た!出て来た!!」の声
今回は切られずひと安心==もし切られてたら痛かっただろうなーー==
3回のイキミ やっぱり3時間 ==日頃の行い??==
‘産んだ’と言うより‘産まされた’と言った感じ
主人に立会いの感想を聞くと「今回もアッケナイ」と 私の超安産に不満気だった
私のすぐ後にもう一人分娩台へ
助産婦さんの掛け声が回復室の私の耳にも聞こえてくる
たった今 大役を果たした私には分娩台の状況が痛いほど分る
==ガンバレー がんばれ!!== と泣きながら影で応援していた
30分程して回復室にその人が現れた
二人っきりの夜 少しお話しして眠りについた。 



3人目は長女を出産した時と同じ病院
夕方に入院 戦闘開始前に腹ごしらえと主人にサンドイッチを
買って来てもらい大部屋のベットで横になって食べていると
「今日中には」の あの助産婦さんが登場!!
「やっぱり! カルテを見て絶対この人知ってると思って見に来てん
あの時の出産は‘私の心に残る出産ベスト3’の中に入ってるからね」
「なんでさっきまで3cmだったのに 全開してんの!!って」

そんな思い出話しを他の患者さん達と笑っているうちに
少し痛みが強くなったので歩いて陣痛室に移動
病院から渡された服に着替え
==こんな服に着替えるんだ 前回は着替える暇もなかったなー==なんて思い出し
ベットに横になると激しい痛みとイキミが!! ==また引きずられるの?!==
内診してもらうと またも全開!
今度は私も3回目 落ち着いて呼吸法を始める
分娩台も用意されていたのですぐに出産
(後で聞いた話しによると 前日の晩から陣痛室で頑張っていた人が2人いたとか 
その人達の為にセッティングされていたらしい・・・ お先でした すみません)
なんと今回は1回のイキミで無事出産 
先生も「傷1つ無く100点満点や!」と褒めてくれた。
=やっぱり日頃の行い?=

回復室に移され「今日中には」の助産婦さんが夕食を運んで来てくれた
同じ部屋の人達に既に私の出産の報告をしたらしく
「さっきまでサンドイッチを食べてスタスタ歩いて行ったばっかりなのにー」と
話題の的になっているらしい
達成感と優越感と男のコを出産したとで ==にこにこ ほーーっ==
そして いつものごとく主人の「アッケナイ」の一言
でも3人目にして待望の男のコだったので嬉しそうだった。



「今日中には」の助産婦さんとは今でも年賀状のやり取りをしたり
時々子供を病院に連れて行って少しお話ししたりもしている

この話しに続きを作るつもりは今のところ無い
けれど 予定外に!! 欲しくて??  4人目ができたら
その時は・・・・。



目次ページへ