妊娠・出産にかかるお金
妊娠・出産で必ずかかる費用といえば、まずは病院代です。
出産までにどれくらい必要か、目安を知っておきましょう。

出産・育児用品にかかるお金
工夫しだいで節約できる出産・育児用品の費用。
無駄なく買う・借りる・もらうを賢く使い分けようましょう。
産後から毎月の家計に加わる育児費用のことも忘れずに!

出産後にもらえるお金・戻るお金
出産後にもらえるお金は、しっかり確実にもらいましょう。
我が家の場合はいくらもらえるか?申請方法も事前にチェック!





健診費用
●妊娠は病気じゃないから、健診費用は全額自己負担
 病気にかかったときは、夫か自分の国民健康保険証、あるいは社会保険証を病院に示すことによって、
治療でかかった費用の何割かは自己負担、残りは保険組合からまかなってもらえます。

ところが妊娠・出産は病気ではないので、健診費用に関しては保険組合からの保険金の支払いはありません
(出産育児一時金や出産手当金は出る)。したがって、健診費用は全額、自己負担です。
1回の健診費用がいくらかかるかは産院によってままちですが、健診1回当たり約4320円で総額約5万6160円。
自治体によっては定期健診費用を一部負担してくれたり、各種検査が無料という場合もあるので役所へ問い合わせを。



分娩・入院費用
●自然分娩なら全額自己負担。支払い方法のチェックをして
 正常分娩の場合、費用は健康保険の対象にはならず、全額自己負担です。
病院によって毎週清算、退院時一括など支払方法はまちまちですが、どちらかにしろ、まとまったお金が出ていきます。
夫や親など自分の代わりにお財布を預けられる人と支払いに関する段取りを相談しておきましょう。

帝王切開や合併症などで手術をした場合は、その医療費は夫や自分の健康保険の対象になりますが、入院が長引いた場合は、自己負担が増えます。この場合、加入している生命保険、簡易保険(郵便局)、共済などの医療特約から給付金が支払われることがあります。



分娩・入院費用は病院でどのくらい違うの!?
病院の種類 費 用
大学病院 国立大学病院で約25〜30万円くらい。
私立大学病院で約30〜40万円くらい。
総合病院 約30〜35万円くらい。
産婦人科専門病院 約30万〜40万円くらいが平均価格
個人産院 30〜40万円くらい。
助産院 約30万円前後。




出産・育児用品費用
●まず最低限、必要なものをそろえてみよう
 デパートの赤ちゃん用品売り場に行くとブランドネームのついた大人並みの価格の商品もあれば、手ごろなものもあります。どれぐらい費用をかけて用品をそろえるかはパパ&ママの考え方や好みしだいですね。
育児用品をそろえるのに100万円以上もかかったという人がいますが、平均値は10万未満というのが相場みたいです。
買い物をする前に何が本当に必要な用品か先輩ママ達から情報を集めましょう。買ったけど、2〜3回使っただけで後はごみになってしまったというものもあるようです。買うほどのものでもないかしら?と迷う場合は役所、生協やその地域に根ざしているミニコミ誌などで行っている告知板などに「いります」「譲って」の告知を出すとか、友人、知り合いネットワークで不用品を譲ってもらう方法もあります。
身内や気が置けない友人には欲しいものの一覧表を作ってみせて、「お祝いにくださるんだったらこういうものがいいんだけど・・・」と伝えるのも一つの方法です。かわいくおねだりしましょうね!!

ベットやベビーバスなどの大物はリースという手も。産院の受け付けなどにカタログ類が置いてある場合が多いので参考にします。


育児費用
●どれくらいかかるの?赤ちゃんの育児費用
 布おむつにして洗濯機、乾燥機を使えば当然、光熱費は夫婦2人のときよりかかります。
紙おむつの場合も紙おむつ代がかかります。母乳か、ミルクかでも育児費用は違ってきます。
近くに母親、親類などがいてなにかと駆け付けてくれるような環境だといいのですが、ベビーシッターや緊急保育所にお世話になりそうな人は、そのための費用も頭に入れておく必要があるでしょう。
また、たびたび、留守番や子供をあずけるお願いをする場合、たとえ親子でも交通費くらいは渡したいものです。
こうした経費以外に、写真やビデオを撮ったりと、けっこう子供の成長記録費がかかることも考慮してくださいね。
目安として妊娠前の家計よりも月1〜2万円は出費が多くなると見込んでおくといいでしょう。


内祝い費用も忘れずに!!
 現在では、出産祝いのお返しを意味する内祝い。出産祝いをたくさんいただくのはとてもうれしいものですが、その後のお返しを考えると、喜んでばかりいられませんよね。
妊娠中に内祝いの品を下見しておくと同時に予算も見積もっておけば、産後あわてることもありません。
内祝いを贈る時期は、産後1ヶ月から2ヶ月以内が一般的。一品にかける費用は、出産祝いでいただいた品の半額相当に当たる”半返し”が主流。一品当たり2〜5千円で見積っておくといいでしょう。

妊娠中のトラブルで入院した場合、
保険はどうなる?
貯金が全然なくて、分娩費の
支払いが心配・・・・・・
 切迫流産、切迫早産、妊娠中毒症などは治療の対象ですから、これらのトラブルが原因で入院した場合は、治療費・入院費とも健康保険が適用されます。出産でも、帝王切開や異常分娩の処置は健康保険の対象です。とはいうもののトラブルでの入院は長引くことも多く、健康保険がきいても費用がかさむもの。生命保険などで医療保証を確保していれば給付金が下がりますから、確認しておきましょう。  出産すると健康保険から「出産育児一時金」が出ます。普通の分娩・入院費ならこのお金でほぼ足りるので、費用が足りなければ一時的にお金を借りて、出産育児一時金で返済するという方法もあります。親に借りられれば一番いいのですが、無理なら会社や銀行などなるべく低金利で借りられるように検討して。


  

出産するともらえるお金はけっこうあるものです。
申請しないともらえないものもあるので忘れずにチェックして!



いろんな制度を利用して賢くお金を取り戻そう! 
 妊娠・出産には何かとお金がかかり、家計への負担は大。これに対して、国や自治体などでは出産・育児のための
さまざまな援助や手当ての制度を設けています。これらを利用して、取り戻せるお金はしっかり手に入れましょう。
名所が紛らわしいものも多いので、それぞれ申請方法をきちんと知って、忘れずに手続きをすることがポイントです。
出産前後にもらえるお金の主なのは下図のとおり。いつ、どんな手続きが必要なのか、自分なりにスケジュール表を
つくっておくといいですね!
出産

●出産
生後14日 ●出生届 ◎出産育児一時金
○医療費助成
○児童手当金
出生の翌年1月〜●サラリーマン家庭の還付申告
        
2〜3月 △自営業者の
  確定申告
〜医療費控除に
  よる還付申告含む



● 出産育児一時金 → 加入している健康保険から出ます ●

分娩・入院費用はこれでほぼカバーできる!
●どんな制度?
 妊娠・出産は「病気ではない」ため、妊娠中の健康診断費用や正常分娩での分娩費用には、基本的に保険はききません。
その代わりに、出産したら健康保険から出される手当金のようなものが、この出産育児一時金。健康保険の種類にかかわらず一律30万円もらえるので、分娩・入院にかかった費用はこれでかなりの部分が取り戻せます。

●もらえる条件は?
 健康保険(国民健康保険)に加入している人なら、誰でももらえます。共働き夫婦の場合は、出産した妻本人が加入している健康保険からもらってください。
専業主婦の人は自動的に夫の健康保険に入ってますから、夫の加入している健康保険からもらえます。

●いくらもらえるの?
 出生児1人につき30万円(平成9年現在)もらえます。健康保険組合のある会社に勤めていると、場合によってはさらに付加金(祝い金)がプラスされる可能性があります。

●いつもらえるの?
 申請後1〜2ヵ月後に振り込まれます。国民健康保険の加入者の場合、自治体によっては役場で申請したときに直接もらえるところもあるようです。
早く欲しい人は早く命名して、出生届を出しに役所に直行しましょう。

●手続きのしかた
 基本的には、出生届と同時に申請書をもらい、記入して所定の窓口に提出すればOKです。健康保険の種類によって手続きに必要なものや提出先が多少違います。
※下の説明を参考にしてください。
サラリーマンの場合は、会社で必要な手続きをしてくれます。申請は出産から2年以内なら有効ですが、忘れないように早めに手続きをして、
サッサともらってしまいましょう!



※ 手続きについての説明
●国民健康保険の場合
@ 赤ちゃん誕生!
A 住んでいる市町村役場や区役所に出生届を提出する時に用紙をもらって手続きをする。
B 30万円 ・振込など・・・(出生届は出生後14日以内。30万円が早く欲しい人は早く命名して役所へ行こう)。

●社会保険の場合
@ 赤ちゃん誕生!
A 会社で申請用紙をもらい、必要事項を記入。なければ社会保険事務所でもらって。
B 産院で必要な事項を書いてもらう。
C 会社に提出。社会保険事務所から用紙をもらった人は社会保険事務所へ
D 30万円 ・1ヶ月から2ヶ月後に振込(会社によっては30万円よりも多くもらえるところもあります)。


帝王切開の場合ももらえるの? 双子ちゃんの場合の金額は?
 トラブルによる帝王切開や異常分娩など、分娩に健康保険が適用された場合でも、同じように出産育児一時金が30万円もらえます。また、死産や流・早産の場合も、妊娠85日(妊娠13週)以降であれば出産と見なされて同じように30万円もらえます。  多胎妊娠(一度に2人以上妊娠すること)の場合、生れた人数分もらえます。1人につき30万円ですから、双子なら60万円。1人の妊娠よりも検診の回数が多く、入院にも人一倍お金がかかりますが、2人分もらえれば、ほぼ入院費はまかなえます。




● 児童手当金 → 国(年金制度)から出ます ●

産まれたらすぐ申請するのがポイント
●どんな制度?
 子供が3才の誕生日を迎える月まで、子供を扶養する人に対して、国から出される養育費の援助です。

●もらえる条件は?
 国から出るお金なので、住んでる地域に関係無くだれでももらえます。ただし「所得制限」があり、所得が一定の限度額以内の人しかもらえません。限度額は、扶養家族の数で決まります。

●いくらもらえるの?
 第1子と第2子は、1人につき月額5000円、第3子以降は1人につき月額1万円。実際には毎月ではなく、年3回に分けて支給されます。

●いつもらえるの?
 申請は3才の1ヶ月前までですが、遅れるとそれ以前の分をさかのぼってもらうことはできません。1日も早く申請を。

●手続きのしかた
 下の図を参考にしてください。
 

表2 特別給付 表1 児童手当金
(厚生年金・共済年金加入の場合) (国民年金加入年金未加入の人)
扶養
家族数
限度額 扶養
家族数
限度額
0人 335万8000円 0人 157万6000円
1人 365万8000円 1人 187万6000円
2人 395万8000円 2人 217万6000円
3人 425万8000円 3人 247万6000円
4人 455万8000円 4人 277万6000円
5人 485万 5人 307万6000円
*所得は、サラリーマンなら
給与所得控除後の額で源泉
徴収票に書いてあります。
*限度額は変更になる場合があります。

サラリーマン 自営・フリー
   ↓   ↓
所得が 確定申告が
395万8000円未満 395万8000円以上 217万6000円未満 217万6000円以上



厚生年金(共済年金)の年金加入証明書を会社からもらう。 OUT! OUT!
年金加入証明書、印鑑(朱肉で押すもの)、保護者(申請者)の預金通帳、所得証明書を持って役所へ。 印鑑(朱肉で押すもの)保護者(申請者)の預金通帳を持って役所へ。
年に3回(2月、6月、10月)にその前月までの分が口座に振り込まれる。
上の図は扶養家族が2人の場合です

収入の条件が変わったときは?
 収入は毎年変わります。また所得限度額も年によって変わる場合があります。つまり児童手当金がもらえるかどうかは毎年変わってくるのです。出産した年はもらえなくても2年目、3年目でももらえるケースもあるので、あきらめず毎年条件を確認しましょう。一度もらえると認定された人も、確認のため毎年収入を報告しなければなりません。




● 医療費助成 → 自治体(市町村など)から出ます ●

赤ちゃんの医療費が援助してもらえる
●どんな制度?
 小さい子供は、頻繁に病気になったり思わぬけがをしたりして、医療費がかさみがち。そこで、必要なときは気軽に病院にかかれるようにと、各地の自治体で医療費の一部を負担してくれます。これが医療費助成です。

●もらえる条件は?
 自治体によって、無条件に助成を受けられたり、一定の所得制限があったり、条件はさまざまです。

●いくら戻ってくるの?
 何をどのくらい助成するかは自治体によって違います。3才になる月までの医療費が無料になる自治体が多いのですが、なかには小学校に入るまで(6才)助成される自治体もあります。

●手続きのしかた
 ・申請の場所/住んでいる場所の役所
 ・申請の時期/出生後。ただし、出生後すぐ助成が受けられるように、用紙だけは事前にもらっておくのがポイントです。
 ・必要なもの/自治体によって違うので確認を。一般的に、申請書のほか健康保険証や所得証明書が必要になります。

●いつもらえるの?
 申請は3才の1ヶ月前までですが、遅れるとそれ以前の分をさかのぼってもらうことはできません。1日も早く申請を。

●手続きのしかた
 普通は交付申請をした月の1日(ついたち)から助成が開始されます。病院の窓口で○乳医療証を見せると無料になる場合や、いったん診療代を払ってあとで役所に請求するとお金が戻ってくる場合など、助成の方法も自治体によってさまざまです。


里帰り出産する場合はどうする?
 市町村外で医療費を使った場合の助成のしかたは自治体によって違うので確認を。里帰り出産でなくても、出産後すぐに赤ちゃんが病気になった場合のことを考えて、妊娠中に申請用紙をもらって産後すぐに利用できるように手続き方法を確認するのがポイント。



● 確定申告【医療費控除の還付申告】 → 税務署に申告します ●

医療費が多くかかった年は、還付金の申告を!
●どんな制度?
 1年間(1月〜12月)の医療費が多くかかった年は、その翌年に「医療費控除による還付申告」をすると、あらかじめ納めた税金の中から還付金が戻ってきます。妊娠中の検診費用や分娩費用には健康保険がききませんが、税金の「医療費」の枠としては認められます。これを家族の医療費と合わせれば、出産をした年にはいつもの年より医療費が多くかかっているはず。ですから出産した翌年は、医療費控除を利用して還付申告をするチャンスなのです。
●もらえる条件は?
 税金を払っている人で、医療費が所定の額より多かった人がもらえます。

●いくらもらえるの?
 まず医療費控除額を計算。その額に所得税率をかけた額が戻ってきます。

●手続きのしかた
 ・申請する場所/税務署に申告します。申告用紙も税務署にあります。家から不便な場合は返信用の切手を同封して請求すれば郵送で用紙を送ってくれます。提出も、郵送でOK。
 ・申請する時期/確定申告の受付期間(例年2月16日〜3月15日前後まで)
*還付金申告だけなら翌年の1月から受け付けているので早めに申告を。遅れても5年間はさかのぼって申告可能。
 ・必要なもの/申告用紙、医療費の領収書、印鑑など。サラリーマンは源泉徴収票も。

●いつもらえるの?
 申告後1ヶ月程度で振り込まれますが、税務署の込み具合によっても異なります。還付申告はすいている1月中に済ませましょう。早めに申告しておくと、所得税で医療費控除を受けた分が反映されて、翌年の住民税が安くなるというメリットもあります。
 



どこまで認められる?
OK!
◎ 出産入院のためのタクシー代!
◎ 入院・退院にかかった交通費
◎ 検診費
◎ 薬代(病院から出た治療薬)
◎ 薬代(薬局で買った市販薬)
◎ 治療のための鍼代

NG
◎ 妊娠検査薬の代金
◎ 定期検診のタクシー代
◎ 紙オムツ代
◎ 粉ミルク代
◎ 妊婦用下着代
◎ 里帰り出産の帰省費用

*基本的に、領収書があっても金額がはっきりしているものが対象。領収書や医療費の計算書は税務署に提出しなければならないので、家計簿とは別のノートにまとめるとそのまま出せて便利です。
*電車・バスなどの公共の交通費の金額はメモ書きでOKです。



我が家の家族成長記録おもちゃ箱離乳食大百科 |
| ちょこっと休憩
リンクお友達の写真館 | 掲示板