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脳低温療法・・・それは、10年前では想像できなかった画期的な医療です。 救えなかった命が救えるようになり、多くの未来を生み出してきました。 けれども、残念ながら どんなに手を尽くしても救えないケースもあります。 でも、たとえICUで戦いの末 命が尽きても、その間に、新しい「何か」を生み出していくのだと 私は、多くの患者さんのご家族に教わりました。 人に影響を与える限り、人は生き続けていくのです。 重度障害であろうと 植物状態であろうと そして 脳死であろうと。 生きていることはその存在だけですばらしいのです。 そして、ICUであろうと 意識がなかろうと たとえ 延命がほんの3日であろうと 共に生きている時間を与えてくれる脳低温療法は とても 意義のある治療だと思うのです。 今現在、ICUで戦っているすべての患者さんにエールを送ります。 生きて下さい あなたを想う 大切な人のために・・・ |
| 脳低温療法ってなんでしょうか? 一言で言えば、脳死を防ぐ医療です。 脳は、その一部にダメージを負うと、脳内の温度が上がっていき、傷を負った部分から無事だった脳細胞まで攻撃する物質が放出され、全体にダメージが回ってしまい、脳死から死へと移行していきます。 脳の温度を下げることによって、その現象を押さえることができるのだそうです。 脳低温療法をしたからといって、ダメージを負ってしまった部分まで良くなる訳ではありませんが、これまで脳死になっていたはずの患者さんの多くの命を、脳低温療法が救ってくれています。 でも、この医療はどこでも、誰でも受けられるわけではありません。限られた病院で、ドクターが判断したときのみ行われるのが現状です。最近では、脳死臓器移植のドナーになったあの患者さんは、なぜ脳低温療法を試みることが無かったのかという疑問まで上がったり。 今、日本の医療界は不透明すぎると言われます。こと、脳死判定については。本当に脳低温療法の適応例ではなかったのか? ドナーカードを持っていたために、そちらを重視されたのではないか? 信じたくはありませんが、医療関係者の多くはドナーカードを所持していないということを聞くと、そうなのかなぁと思ってしまったりもします。 (参考HP 「脳死」・臓器移植に反対する関西市民の会 ) だからこそ、脳低温療法について、もっと多くの人に関心をもって欲しいです。 「もしも」の時に、「脳低温療法ができる病院に運んで下さい!」と言えるように・・・ |
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