訓練会に参加して

 平成11年5月1日土曜日午後2時より、附属養護学校にて動作法の訓練会が行われました。
 障害をもつ多くの子どもたち、そのお母さん方、そして安好先生をはじめとする先生方(スーパーバイザー、トレーナー、サブトレーナー)が多く集っていました。
 4月に一度大学の安好先生の研究室へ親子共々挨拶に伺ったおり、多聞の足首の固さに触れ、「これでは歩けん」との明快な話に納得するものがありました。関節の可動域を広げることが歩行獲得の第一歩であると知ったのです。とともに、多聞に対し、「歩けるように、訓練をがんばろうね」と話されたことが、強く印象に残りました。
 訓練会では.まず安好先生に予診をして頂きました。傍目には、力任せかとも思われた足くびの弛めや息子の体を固定して行う「背反らせ」等の様子に、正直驚きを感じました。もちろん力任せではないのですが、はじめて見るダイナミックな訓練の様子に、強い衝撃を受けたのです。
 また他の重度の障害をもつトレーニーに対しても各トレーナーが自身の体を丸ごと用いて、平然と上体を立てたり立たせたりしての訓練の様子にただただ驚くばかりでした。
 予診後安好先生から、足首や股関節が固いため立てない旨の話しがあり、足首弛め、腰弛め、肩弛め、背反らし等リラクセイションの方法を教えて頂きました。
 その後、私が多聞のトレーナーとなり、教えて頂いたばかりのリラクセイション課題の訓練をすることになりました。訓練はトレーニーとトレーナーのペアで行うもので、その様子をスーパーバイザーがみて必要に応じ手をさしのべてくれるのです。初心者の私は大きなプレッシャーを感じましたが、スーパーバイザーの川田先生のおかげで、何とか訓練を続けることができました。
 後半、安好先生の指導により息子が初めて(わずか数秒ですが)立つことができました。この訓練会の様子に衝撃を受けたこととも相まって、この動作法により息子が歩けるようになるかもしれないとの手応えを強く感じました。

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