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乙妻map
 久しぶりにステップソールのスキーを持ち出して、乙妻山を長躯日帰りしてみました。

 「乙妻山日帰り」は長丁場となるため、戸隠神社そばで前夜泊し早出する予定。しかし私の急用で大幅に予定変更することになり、仲間に大変迷惑をかけてしまいました。人が遊びに出かけようとすると決まって急に仕事や用事ができてしまいます。
 さて、「大橋6時出発」にも間に合わず、仲間には予定どおり出発してもらい、私はその後を追う事になりました。

AM.7:00 大橋出発
 仲間は「ゆっくり行ってるから。」と言ってくれたものの、やはり気は焦ります。おまけに久しぶりに持ち出したステップソールは、バィンディングの取り付けビスがちょっとグラゝしています。山深いところだけに途中でビスが抜けてしまわないか・・・。黙々と林道を進み(五地蔵ー佐渡山のコル)手前の尾根で先行していたハッチャン達に追いつきました。少しホッとします。コルまでもう少しの辛抱。

AM.9:00 五地蔵ー佐渡山のコル着
 コルからは氷沢川に沿って乙妻山からの沢との出会い(1350m付近)までちょっとした滑りがあります。

 「それっ!」とばかりに滑り出したのですが、スキーが全く云う事をききません。このところ「太板・プラブーツ」に頼りきっていて、テレマーク本来の「細板」の滑りをすっかり忘れています。バィンディングが不完全なだけにここで無理はできません。残念ですが素直にキックターンを繰り返しました。
 沢源頭に降りしばらく行くと、見るゝ川の流れが大きくなってきました。この時期ドンドン雪解けが進んでいるようです。柔らかな日差しの中を大きく蛇行する春の流れ。こんな光景を目にすると、冬眠していた「釣りの虫」がモゾゝッと起きてきます。
氷沢川ゆきどけ
氷沢川源流
AM.9:45 乙妻山からの沢出会い(1350m)着
 春のザラメ雪とステップソールスキーはとても相性が良く、チョットした登りなら
「御茶の子さいさい」です。ここまで実に快適でステップソールの楽しさを見直しました。
沢出会いより
 この「沢出会い」から本格的な登りになりますが、しばらくは緩い登りで、シールを使わずにかなりの所まで行くことが出来ました。時々足下が滑ったりしますが、この軽快感こそテレマーク・スタイルの本質なのでしょう。正面に乙妻山の広々としたゲレンデが広がります。
乙妻山(正面)の広々としたゲレンデ
ダケカンバ・黒姫山
 やがて1800mを越えさすがに急登になりますが、無風快晴の絶好のコンディション。振り返ると黒姫が黙ってこちらを見ていました。大橋をスタートした頃の焦りはすっかり無くなり、坦々と先行するオスバチのトレースをたどります。
(それにしてもオスバチは速い。見るゝ離されてしまいます。どうにもなりません。ほっときます。)
東方に黒姫山を望む
乙妻ー高妻のコルにて(正面乙妻ピーク方向)
乙妻ピーク手前
 いよゝ乙妻山ピークを目指しますが、今回はピーク直下正面に取り付くのではなく、正面左手の(乙妻ー高妻のコル)に向かいました。初めてこの山にトライした時は正面の壁にまともに取り付きましたが、いったん左手のコルを目指す方がひどく消耗することがありません。
PM.1:15 乙妻山ピーク着
 コルからピークへはひと登りです。頂上には(五地蔵ー佐渡山のコル)で追い抜かれた二人組が先着していました。諏訪方面から来たそうで、その一人は諏訪神社の祭りハンテンを取り出し、それを着て滑るのだといいます。春はチョットした「遊び心」をゆるしてくれるのでしょうか。このままゆっくりしていたいところですが、もう1時を過ぎてしまいました。春とはいえやはり雪質は変化してきます。最悪のモナカ雪にはなりませんが休憩も程々のところでピークを後にしました。

待望のダウンヒル開始ー

ヒゲの紳士登場
ヒゲの紳士登場 (skier. Osu-Bati)
 滑り出しは乙妻ピークからではなく、頂上直下の急斜面を避け先ほどのコルから滑り出しました。大して悪くないと思っていましたが予想以上に重く、コル直下の急斜面では、ちょっと滑るとすぐザザッと崩れてしまいます。氷沢川源頭へ朝一番に滑り降りた時ほどではありませんが、やはり思うように滑れません。やがて斜面が緩くなり、やっと滑れそうです。それでもつい調子に乗って気を抜くと、重い雪にスキーが引っ掛かってしまいます。細板の滑りを思い出そうとしますが、なかゝ上手くいきません。・・・しばらくして気が付きました。私はもともと細いテレマークスキーでは上手く滑ることが出来なかったのです。このところ幅広のスキーを使っていて、それを忘れていただけでした。
PM.3:00 氷沢川出会い着
 なんとか乙妻の滑りを楽しみ、カラカラになって「氷沢川出会い」にたどり着きました。ここでビールをグッといきたいところですが、これから(
五地蔵ー佐渡山のコル)へ登り返さなければなりません。誘惑をグッとこらえ、お楽しみはコルまでお預けにしました。
Love Beer?
PM.5:00 大橋着
 行動時間10時間。久しぶりにクタゝです。もう何年前のことになるのか、幕営装備で米俵ほどに膨らんだ大きなザックを背にして、この雪深い静かな乙妻に遊んだことを懐かしく思い出します。
・・・あれからスキーなど道具はめざましく進歩しましたが、私の情熱は変わらず燃え続けているのでしょうか。まだゝこの「山」に遊びたいと思います。
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Love Beer ? イエ〜ス !! (Mesu-Bati said)