私達の田舎暮し



完成(?)


1995年5月.。 5年半の工事の後、私達は無事、引っ越しを終えました。親子4人と愛犬2匹。 もともと家具をあまり持っていなかったので友人から借りた2トン車、2回分の引っ越しでした。 
 引っ越しの当日、私は、アメリカ流に妻を抱え上げ、家の中に入りました。 玄関に入ったとたん、私達の全身を檜の匂いが包みました。 私も妻も、その匂いの中で、しばらくジっと佇んでいました。

東南方向から。


西南方向から



 私達、渡辺家のログハウス建設体験記は此処で終わりです。 引っ越しをしてから約6年が経ちますが、私達の家はまだまだ完成していません。 何処かしら気になる所をなおしたりしています。
 引っ越し当時はなかったウッドデッキを作りました。 子供達の部屋の床には、コルクを敷き詰めました。 資金と暇ができたら、待望の地下室を、オーディオルームに変貌させねばなりません。
 家作りは、一生続く事でしょう。
 私は、家作りの中から多くのことを学び、多くのものをいただきました。
 それは、家族の絆の深まりであったり、家を作ると言う仕事(今は、大工をしています。)であったりします。 しかし何よりも、私の背中を押し、私と一緒に丸太を持ち上げてくれた力、それをなんて呼ぶのかいまだに回答は見つかりませんが、不思議なパワーをいただいたような気がしています。
 感慨深いのは、常に私の周りに流れていた音楽=アメリカのロックバンド、The Grateful Deadのリーダーだった、私の心の支え、【Jerry Garcia】ジェリー.ガルシアが、私達の引っ越しを見届けるかのように、その年の8月、逝ってしまいました。 彼の歌声なくして、私達の家の完成はなかった、といまでも信じています。

次の章は、その後の私達の暮しの報告です。