私のゲストブックです

M Kato - 03/07/26 19:16:01

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血液濃度が高濃度になることはありません。肝臓に入ってきた濃度以上にはならないのです。代謝があれば濃度は低くなります。肝臓の非結合型濃度と比較すれば高い濃度です。たとえば、代謝物がトランスポーターで血液側に排泄されれば代謝物は高濃度になります。

you - 03/07/26 13:18:31

コメント:
ありがとうございます。では、細胞内濃度が高濃度に達した場合、血液側に向けてトランスポーターが発現しているとすると血液の濃度が胆汁のように高濃度になるようなことが起こるのでしょうか?

M Kato - 03/07/26 06:06:41

コメント:
細胞内濃度は血液からの取り込み速度、細胞内での代謝速度、血液側への排泄速度、胆汁への排泄速度と細胞内での蛋白結合により決まります。トランスポーターで輸送されず、代謝されなければ、非結合型の濃度は血液の非結合型の濃度と等しくなります。胆汁に濃縮されるのはトランスポーターにより排泄されているためです。血液側でも同じことが起きているものもありますが、血液に濃縮という表現は適切でないと思います。

you - 03/07/25 16:24:32
電子メールアドレス:rvr48@hotmail.com

コメント:
ここで聞くべき事ではないかもしれないんですけど、肝細胞は血液、胆汁とオーダー違いの濃度を持つ二種の液体と接しているわけですが、この場合細胞内濃度はどのようなものになるのでしょうか?あと、なぜ胆汁には薬物が濃縮されるのに血液にはされないのでしょうか?申し訳ないですが教えていただければ幸いです。

マトリックス - 03/07/09 12:13:52

コメント:
すいません。ちょっと勘違いしてました。希釈法では代謝的に不安定なものやミクロソームへの吸着が高いものは厄介になるかもしれませんね。いずれにしてもおっしゃられたようにPros and consを各方法でまとめておくといいですね。MBIに関するトピックは私のほうからこれにて最終にします。また、違うトピックで色々ご意見を下さい。ありがとうございました。

M Kato - 03/07/08 18:45:08

コメント:
話を単純にするためKm>>Sの条件で考えますとv=Vmax/(Km(1+I/Ki))です。IをKiとすると50%inhibitionしていることになります。阻害剤が10%代謝されて、そのKiが未変化体の1/10の場合、v=Vmax/(Km(1+0.9Ki/Ki+0.1Ki/0.1Ki))=0.34で阻害が強くなったことになります。20倍希釈すると、v=Vmax/(Km(1+0.045Ki/Ki+0.05Ki/0.1Ki))=0.91となります。(VmaxとKmはコントロールとの比較で消えるとして計算してます。)。希釈の影響を考慮すればproduct inhibitionとMBIは区別できるはずです。

マトリックス - 03/07/08 09:38:42

コメント:
Katoさん、ありがとうございます。くどいようで大変申し訳ありませんが、希釈法で未変化体のリバーシブルな阻害の影響は除けることは理解できますが、なぜProduct inhibitionが除けるかを教えて下さい。いま、0.1 mg protein/mlの非希釈法と2 mg protein/mlで阻害剤とインキュベーションした後、20倍希釈してCYPの活性を測ったとします。理論的には線形の条件下、2 mg/mlの系では0.1 mg/mlと比べ20倍量の代謝物が生成してきます。それを20倍希釈したとしても、やはり0.1 mg/mlの非希釈法で行ったのと同量の代謝物が存在している中でCYPの活性を測定しなければならないと思うのですが。

M Kato - 03/07/07 22:51:34

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Merkの報告では、透析ではずれるものもあります。こういう現象もあるので、product inhibitionと見誤ることはあると思います。はずれるのに時間がかかる場合はたとえはずれても不可逆と考えるべきでしょう。希釈する方法は条件をきちんと把握してやれば、product inhibitionの影響を除けるのでいい方法だと思います。十分な希釈が必要でミクロソームは沢山いりますが。K3Fe(CN)6もいい方法と思います。問題は何を知りたいか、この操作のどこに問題があるかを理解してやれば、有用なデータはとれると思います。文献を読んでただ単にその通りにしかやらなければ、得たい結果が十分な結果でないことはあるでしょう。

マトリックス - 03/07/04 16:22:47

コメント:
お久しぶりです。今回もMBI関連についてお伺いします。先日、時間依存性を検討した後、非可逆的な阻害と結論するには透析法などで、プロダクトインヒビションの有無を検討する必要があるという議論をしました。多くの薬物はP450とmetabolite complexを形成し、quasi-irreversibleな阻害を示すと思います。そこで質問です。 1.このような場合、薬物によってはcomplex能が弱く、透析実験中にこれが外れてしまい、プロダクトインヒビションと見誤るということは、実際上考えなくてよいのもでしょうか? 2.Dilution 法(p450活性を見る前にマイクロソームを希釈する方法)で実験をするとプロダクトインヒビションは無視できると言う人がいますが、私はそう思いません。Katoさん、いかがでしょう? 3.K3Fe(CN)6等を添加してcomplexをきることが行われると言うことですが、K3Fe(CN)6を添加後、CYP substrateでCYP活性を測定して、非添加と比較するという実験は意味のない実験なのでしょうか?やはりP450のコンテンツを比較しなければならないのでしょうか? 以上、基本的なことで誠にすいません。

マトリックス - 03/06/18 08:50:53

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Katoさん、私の探索部署でもMechanism-based inhibitionを示す化合物は基本的に開発候補品に上げることは難しいと考えています。しかし、そこはリスク/ベネフィットで例えば抗がん剤で非常に新しい作用メカニズムで化合物が弱いmechanism-based inhibitionを示すけれども他のプロファイルがすごくいい場合、多分採択すると思います。また、化合物をランキングし、そこから得られるSARに基づきよりよい化合物を見出していく意味でも、しっかりとしたスクリーニングカスケードを組み、ケミストを説得できるクライテリアを設けることは重要だと考えています。前臨床の立場から違う考え方がありましたら、また教えていただきたく思います。ありがとうございました。

M Kato - 03/06/17 08:32:13

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マトリックスさん、Maythewの方法は簡単でいい方法と思います。この方法は7月に出版されます「ファーマコキネティクス」の薬物相互作用のところにも書いてあります。この論文でもやはり、turn over rateの値をラットのものを使っており、ヒトの値がどの程度か論文上は良くわかっていません。私も他の論文から見積もっていますが、オーダー的には同じなので、まあ、いいかなと思ってます。アッセイのストラテジーはマトリックスさんの考えでいいと思いますが、やはり、MBIがあっても開発しなければならないということでしょうか。

M Kato - 03/06/17 08:22:44

コメント:
ばふさん、おそらくBasic とAdvanced1で解く問題は同じになると思います。基礎をしっかりやりたければBasic、応用的なことを聞きたければAdvanced1でどうでしょうか。講師先生もそう考えて教えようとされてると思います。どの先生も質問すれば親切に教えてくれると思います。先生も相手がどこまで知っているかわからないので難しいことを言うかもしれませんが、そのときはわからないと言えばちゃんと説明してくれると思います。

マトリックス - 03/06/16 18:12:34

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Katoさん、確かにProduct inhibitionの有無を検討することはmechanism-based inhibition(MBI)と結論するのに大変重要ですね(少し面倒ですが)。さて以下に、今回のトピックから派生するコメントをいただきたい点があと2つあります。1. Kanamitsuさんの文献は現在考えうるMBIのin vivoにおける予想の仕事のうちで最も定量的に評価されたものの一つだと思います。また、同時に前臨床の段階で検討するにはふさわしいと考えます。探索の段階では情報が少ないので、Maythewら(Drug Metabol Dispos, 28, 1031, 2000)の考え方でラフにインパクトを予測するというのでよいと思っていますがいかがでしょうか?実際Kanamitsuさんの使用されていたTriazolamとerythromycinの相互作用の予測AUC比とほぼ同じ値が彼らの式に基づいても算出されます。採用するCYPのturnoverの文献値によって予測値が変わるという欠点は否定できませんが。2. Mechanism-based inhibitionを測定する際に阻害剤処理をした後、マイクロソームを希釈してCYP活性を測定する希釈法が文献を見る限り一般的なようです。これは阻害剤がリバーシブルな阻害効果をも示す際、それをネグるために有効ですが、逆に、比較的高濃度のマイクロソームを用いなければならないため、マイクロソームへの吸着や代謝クリアランスの大きい阻害剤の線形消失を追っかけにくい等の欠点があるのではないかと推察します。そこで、探索の初期の段階では色々な化合物を扱う必要があるため、まず、非希釈法(マイクロソームの希釈なしにCYP活性を測定する)でスクリーニングしておいて、リバーシブルな阻害効果を示し、mechanism based inhibitionが見にくいものにだけ希釈法を用い、Kinact、Kiを求めるといったスクリーニングカスケードがいいかなと思っていますが、いかがなものでしょうか?それともアッセイ法として希釈法を採用しなければならない他の理由があるのでしょうか?

ばふ - 03/06/16 18:00:53

コメント:
7/30-8/2の薬物動態解析ワークショップに参加しようと思うのですが、Basic とAdvanced1コースで迷っています。動態の仕事を始めて、3年目なのですが、基礎から学んだことがありません。ただ、概略だけではなく実践的なこと、日頃疑問に思っていることを学びたいと思います。どちらがよいでしょうか?

ばろー - 03/06/16 00:29:30

コメント:
有機溶媒の除タンパクで外れるんですか。酸を添加しないと切れないのは、共有結合の場合ということでしょうか? 通常は、酸の添加は考えなくてよいということですね。

M Kato - 03/06/14 22:15:42

コメント:
ばろさん、通常はアセトニトリル等の有機溶媒で外れてくると思います。共有結合のことを言っているのでしょうか。不安があれば、添加回収率を求めてはどうでしょう。

M Kato - 03/06/14 22:10:04

コメント:
マトリックスさん、評価の指標としてはkinactとKiが重要と思います。rも全く意味ないとはいいませんが、こちらの方が仮定を多くしなければなりません。Kanamitsuさんの論文を参考にして、シミュレーションすることをお勧めします。このシミュレーションも、何点か問題があり、まだ完璧とは思いませんが、現時点ではこれが一番いい方法と思います。また、preincubationでIC50が動いたからといってmechanism-based inhibitionとはかぎりません。product inhibitionの可能性もあるので、透析で確認する必要があるでしょう。MBIのあるものは、臨床で相互作用の確認が必須になるので、余程有用性が高いものでなければ、開発は難しくなるでしょう。

ばろー - 03/06/13 19:12:02

コメント:
タンパク結合をする薬物の血中濃度を測定するにあたり、タンパクとの結合を切りたいのですが。例えば、アセトニトリルを添加して除タンパクする程度では結合は切れないと思うのですが。結合を切るには、何か酸を添加するといいと聞いたことがあるのですが、どのような酸を、どのくらい添加すればいいでしょうか?ご存知でしたら教えてください。

マトリックス - 03/06/12 18:38:44

コメント:
Katoさん、引き続きMechanism-based inhibition のトピックについてご意見を伺わせていただきたく思います。近年、探索段階においてもCYP阻害が時間依存的、すなわちMechanism-based inhibitionを疑われる事例の報告が増加しています。しかし、通常の酵素阻害と異なり、深刻さの指標(強い阻害か取るに足らない阻害かの指標)として何を使用するのかということが十分に議論されていないため、意思決定があいまいとなりうることが考えられます。文献情報や自分で考えうる半定量的指標として以下の3つを挙げました。1.時間依存的なIC50の低下を指標とする(例えば30分プレインキュベーションで10倍等)、2.治療濃度における見かけのCYP不活化速度定数とCYPのターンオーバーを比較する、3.Partition ratio(r)と予測されるヒトにおける一日用量を掛け合わせて得られるCYPを一日に不活化する量と肝臓のCYP量を比べる。大まかに私の考えうるそれぞれの欠点は、方法1. 用いる初期濃度により結論が変わってくる可能性、方法2.ヒトにおけるCYPのターンオ−バーは報告されておらず、ラットのデータを使用しなければいけないこと、方法3.CYPのターンオーバーを考慮していないこと、また、たくさんの仮定を置く必要があること。もちろん一般化するのは非常に無理があるとは思うのですが、特に私のお聞きしたいのは、2.と3.のどちらが指標としてより適当か、すなわちKinact, Ki(方法2)とr(方法3)とどちらが臨床での相互作用を論じる上で重要かということです。個人的にはKinact, Kiのほうが重要ではないかと考えていますが…。それともこれ以外の考え方で、意思決定ができる指標をご存知でしたら教えていただきたく思います。

M Kato - 03/06/03 18:02:20

コメント:
私の認識としてはマトリックスさんの考えでいいと思います。論文にも速度定数の比から評価したとなっており、厳密には比とは書いてありません。薬物相互作用関係の話が最近多いので、来年辺りにまとめて発表したいとも考えています。

マトリックス - 03/06/02 12:02:52

コメント:
Katoさん、お忙しいにも関わらず、mechanism-based inhibitionに関して、丁寧に説明していただきましてありがとうございます。同じ式が2回出てきているのはなぜかなとは思いましたが、エッセンスはクリアに書いていただいていると思います。同様に私も計算しましたが、同じ解が得られました。この式の展開で私の質問にすべて答えていただいてるかと思いますが、確認のみさせて下さい。 1. Chibaらの報告の速度定数の比はpartition ratio(r)とイコールではない。しかし、著者は暗黙の了解として、Katoさんが示した式から導かれる下記の式を用いたと考えられる。r=k3/k4=k*[I]/(kobs*E0)-1 2.rはどの阻害剤濃度で実験しても初期速度をモニターする限り、理論的には同じ値を示す。これでよろしいでしょうか?mechanism-based 阻害は近年創薬においてもkilling factorになりうるため、重要視されてきていますが、報告されている情報やデータが少ないのが現状です。Katoさんとは今後も、このトピックについて、引き続きご意見を伺いたく思います。よろしくお願いします。 PS 今週は東大でセミナーをされますね。Katoさんを始め、KさんやHさんなど企業を代表する解析のエキスパートが集われ、とても有意義なセミナーになろうかと思います。私は残念ながら行けませんが、ご成功をお祈りいたします。

M Kato - 03/05/31 11:49:55

コメント:
マトリックスさん、ご質問の件につき、相互作用に説明を加えました。計算間違いしていたら、お知らせください。

M Kato - 03/05/28 21:09:21

コメント:
マトリックスさん、褒めすぎです。恐縮してしまいます。ご質問の話は以前I先生とも話したことがあります。式を示して説明しなければわかりずらいと思います。今時間がないので、週末に薬物相互作用のページに説明を加えますので、しばらくお待ちください。

マトリックス - 03/05/28 13:09:28

コメント:
Katoさん、回答ありがとうございます。partition ratio (r)の定義としてはおっしゃられる通り、k3/k4 (Kcat/Kinact)です。また、最近の文献とはご推察された通り、Chibaさんの論文と、その方法を適応した数々の論文のことです。そこでお聞きしたいのは、1.おっしゃられるように速度の比で速度定数の比ではないとすると、論文の記述は誤りなんでしょうか(種々の論文にrate constantの比と書いてありますが。 Chibaさんの論文JPET,275, 1527 (1995)やBr J Clin Pharmacol, 51, 461(2001)等)? 実際、これが私の混乱している原因のひとつです。 2.これらの論文のrの算出は具体的にどのようにしているのでしょうか。以下の式が成り立つのでしょうか? k3*EI'/(k4*EI')=阻害剤の消失速度定数*阻害剤濃度/(同じ阻害濃度における酵素の失活速度定数*初期酵素濃度)酵素速度論を深く勉強していませんのでよくわかりません。 3.rは濃度非依存性のパラメータのはずですが、この方法ですと特に高い阻害剤濃度では濃度依存的になってしまう気がするのですが? 何か、とんちんかんなことをお聞きしているかもしれませんがお許し下さい。 p.s. 覚えてらっしゃらないと思いますが、Katoさんとは学会等で数回お会いして,お話いただいたことがあります。その際に、Katoさんの薬物動態に対する考え方、深い知識、センスに感動し、現在もKatoさんを目標に頑張ろうと思っています(年齢はそれほど離れていないのですが、実力が...)。

M Kato - 03/05/28 00:12:31

コメント:
すみません。書き間違えています。k3/k4は阻害剤の消失速度(k3 EI')を酵素の失活速度(k4 EI')で割ったものです。

M Kato - 03/05/27 23:48:44

コメント:
最近の論文というのはChibaさんの論文のことと思います。kcat/KinactというのはIto先生の総説の式で表すとk3/k4ではないでしょうか。もしそうなら酵素は失活速度定数でなく、失活速度を阻害剤の消失速度定数で割った値でしょう。記号をどう定義しているのかわかりませんので誤解しているかもしれません。マトリックスさんは私が知っている方?

マトリックス - 03/05/27 13:06:13

コメント:
Katoさんや他の方でもご存知でしたら教えて下さい。現在CYP酵素のmechanism-based inhibitionについて、勉強しています。特に現在クリアでないのは標識体や代謝物がなく、未変化体を追っかける際のpartition ratio(r)の算出法です。古典的な文献ではr=kcat/Kinactとなっています。kcatの算出にはVmaxを求める必要がありますので、非常にたくさんの実験をしなければなりません。一方、最近の文献には、阻害剤ある一定濃度の消失速度定数とその濃度におけるCYP阻害速度定数の比と定義して使用している文献がみられます。酵素速度論的にもこれはなんだかしっくりと理解できません。どなたか教えていただけませんでしょうか?

yae - 03/05/26 17:37:27

コメント:
マトリックスさん。どうもありがとうございました。出張後の残務整理で返信が遅れましたことをお詫びします。先日、某国家資格の試験問題に、遊離型薬剤濃度上昇による作用増強を問う問題がありましたので、ワーファリンでなければ具体的にどの薬剤が臨床的に問題なのか、考えていました。また、ちょっと疑問がありますが、考えがまとまりましたら書き込みさせて頂きます。

M Kato - 03/05/22 22:23:24

コメント:
薬物相互作用については最近調べたりしていますが、代表的な阻害剤しかサーベイしてませんのでこの分野の情報はもっていません。どなたかご存知でしたら書き込んでください。マトリックスさんのように色々情報交換してもらって構いません。臨床の話は私はあまり情報をもっていませんので。

ばろー - 03/05/21 16:04:31

コメント:
ヨーロッパでは医薬品となっているイチョウ葉について教えて下さい。以前、学会等でイチョウ葉(エキス)にはCYP3A4阻害活性があるとの報告を見ました。一方、最近いろいろなP450分子種を誘導し、ラットでトルブタミドとの相互作用しているとの報告を見ました。イチョウ葉について、医薬品との相互作用に関しては一般的にどのような認識なんでしょうか?ヨーロッパでは、イチョウ葉の使用について注意書きのようなものはあるのでしょうか?

マトリックス - 03/05/21 10:49:27

コメント:
某製薬会社で探索動態を行っているものです。臨床の経験はありませんが、私の少ないながらの知識から、ワルファリンの蛋白結合における相互作用について補足させていただきます。Yaeさんのおっしゃる通り、この臨床上の意義はないようですが、ワルファリンの分布容積は約 0.1 l/kgと低く、Katoさんの解説された相互作用の起こりうる薬物に分類されると考えられます。実際文献を見るとワルファリンの遊離薬物濃度がエノキサシン等の併用により投与初期で上昇するというものもみられます。ではなぜ臨床上の意義はないのでしょうか? 理由はワルファリンの薬理作用であるプロトロンビン時間の延長が発現するまでかなり時間を要するため、一過性の遊離薬物濃度の上昇が薬理効果に大きく影響を与えないためだとされています。その他、分布容積が低く、臨床上問題となる例はKatoさんと同じく、ほとんどないと私も思っています。Katoさん、でしゃばって書いてしまってすいません。とてもいいサイトなので、また何か議論していただければありがたく思います。

yae - 03/05/19 11:27:17

コメント:
早速の回答ありがとうございました。もう1点、疑問がありますが、出張でしばらくおりませんので、また投稿させて頂きたいと思います。

M Kato - 03/05/18 20:00:51

コメント:
yaeさん、お久しぶりです。A1.基本的には肝血流量でクリアランスも全血濃度で求めたクリアランスと比較します。血球に全く分布しなければ、血漿流量と血漿クリアランスを比較することができます。A2.脂溶性が高くなると血球への分布も増加し、蛋白結合率も高くなります。脂溶性の高い薬物のRb値はかなりばらつきます。平均としては1位です。0.5から2の間に90%位計算としてはきますが、cyclosporinのように30と大きいものもあります。脂溶性がかなり低ければ0.55位でしょう。A3.蛋白結合の阻害があり、非結合型が増えても、非結合型の薬物は組織に分布するので、非結合型濃度は上昇しません。しかし、分布容積が小さい薬物は上昇しますが、その例は私は知りません。A4.これも私は知りません。グッドマン&ギルマンの薬理書に結構書かれているので参考になると思います。

yae - 03/05/18 11:02:10
電子メールアドレス:t-yae@umin.ac.jp

コメント:
以前、お世話になりました病院薬剤師です。素人質問で恐縮ですが、よろしくお願い致します。 Q1.肝代謝型薬剤の肝抽出率計算には、教科書によって肝血漿流量を用いたり、肝血流量を用いたりしています。脂溶性薬剤で肝クリアランスが大きな薬剤では、肝抽出率計算には肝血流量を用いたほうがいいような気がします。どうでしょうか? Q2.薬剤のB/P比は、極端な脂溶性薬剤で無い限り一般的には1でいいのでしょうか?。また、脂溶性薬剤の場合は大きな数値を示すとされていますが、具体的にはどのくらいの値になるのでしょうか? Q3.ある教科書で、ワーファリンの蛋白結合率低下に伴う相互作用は無い(遊離形濃度は上昇しない)と記載されていました。蛋白結合率低下によって、遊離形濃度が上昇する薬剤をご存知であれば、教えて下さい。 Q4.薬剤の体内動態パラメータをまとめた海外のサイトをご存知でしたら、教えて下さい。 以上4点、よろしくお願い致します。

ばふ - 03/05/16 13:40:18

コメント:
ありがとうございます。レベル別なら、安心ですね。検討してみます。

M Kato - 03/05/15 23:21:56

コメント:
追伸、参加者は創薬のADMEの方から、臨床ADME、薬事Drの方まで多様で、レベルに応じてクラスわけをします。内容は色々な教科書を読めば自分でも勉強できるでしょう。私はそうして勉強しました。でも、理解するまで時間がかかります。勉強するいいチャンスと思います。

M Kato - 03/05/15 23:09:29

コメント:
これだけしっかりやっているセミナーは国内ではないと思います。ダイレクトメールでくるセミナーは1日5万円なので、宿泊も込みを考慮すると決して高くは無いでしょう。杉山先生、山下先生、佐藤先生と講師も第一人者ばかりです。皆親切な先生方なので、わからないことをくどいくらい聞いて理解できるチャンスでもあると思います。D3研究所はリンクしてますので、内容はそこをみればある程度わかると思います。

ぱふ - 03/05/15 21:29:20

コメント:
薬物動態初心者なので、7/30-8/2にディ・スリー研究所主幹で開かれる薬物動態解析コースに参加したいと思っていますが、費用がとても高いですよね。課長にも、「これだけ払う価値があるのか?」と言われました。 参加しても、内容についていけなければ意味がありません。また、自分で勉強できる内容なのでしょうか? どのような人たちが参加してますか?課長と相談したいので、どのようなセミナーなのか、内容はどうか?などご存知でしたら教えてください。

金魚 - 03/05/14 12:35:07

コメント:
http://www.pampa2002.com/ にPAMPAに関する文献リストがあります。 昨年分ぐらいまでです。

ばお - 03/05/12 12:00:06

コメント:
PAMPAという方法について、詳しく読んでみたいのですが。何かよい文献や書籍をご存知ですか?

M Kato - 03/05/12 07:23:07

コメント:
金魚さん、書き込みありがとうございます。みなさんに色々書き込んでもらって意見交換できればと思います。

金魚 - 03/05/11 22:16:58

コメント:
ゲストブックに勝手に口出ししちゃって、ごめんなさい。 チャット気分で、ついつい書いてしまいました。 f(^_^; とってもよいHPですね。

金魚 - 03/05/11 21:33:12

コメント:
Yoshiさんのご質問について。。。。。 はじめまして。某製薬企業で化合物物性と動態の関係とかを思索しています。 Fa%と物性&構造パラメータとの相関ですが、Fa%を完全に記述する単一のパラメータはないのではないかなと思います。Polar surface areaが、単一パラメータとして一時期もてはやされましたが、その後、十分な相関が得られないことが、いくつかのグループから発表されています。 PAMPAという方法は、リン脂質を溶かした有機溶媒をフィルタにしみこませて膜を作り、膜透過性を測定する方法です。リン脂質や有機溶媒の選択に工夫を凝らすことで、消化管やBBBのpassive transcellular transportをある程度予測することが出来ます。ベネフィット/コストの良い方法だと思っています。欠点は、paracellular pathwayとtransporterがないことですが、前者はある程度in silico modelで解消できます。Transporterに関しては、pgpはそんなに気にしなくてもいいのでは?と思います。PEPなどを積極的に狙わないのであれば、PAMPAを先ず試して見るのが簡単だと思います。 以上、お役に立てれば幸いです。

yoshi - 03/05/11 12:42:17
電子メールアドレス:saku1204jp@yahoo.co.jp

コメント:
薬物の吸収率(Fa)をvitroで測定する手法について、いろいろと勉強している身ですが、transcellular routeにおいてFa値を左右する要因とは、酸解離定数pkaや疎水係数LogP(=油水分配率も同じ?)など、様々なパラメーターの複合要因によってきまるものなのでしょうか?それともFaと相関性のある固有のパラメーターというのがあるのでしょうか? また、CaCo2細胞という方法で得られる値は、Fa値なのでしょうか?CaCo2に代わる手法としてPAMPAというシステムについも聞いたことがあります。 全くの素人なので申し訳ございませんが、情報をお持ちでしたら、どんなことでもお教えいただければ幸いです。 宜しくお願いします。

M Kato - 03/05/06 21:14:12

コメント:
これは今検討されている段階でもう直ぐ明らかになるのではないでしょうか。P-gpについては遺伝多形によりジゴキシンの吸収率が異なるようです。

さーー - 03/05/06 15:05:25

コメント:
トランスポーターの存在は薬物の体内動態に影響を及ぼすであろう事が推察されますが、実際、トランスポーターの発現量の個体差は動態の差に影響を及ぼすのでしょうか?

M Kato - 03/05/01 12:42:30

コメント:
薬物がトランスポーターにより能動輸送され、細胞外の濃度よりも細胞内濃度が高くなることを言ってます。

さー - 03/05/01 10:51:03

コメント:
初心者なんですがトランスポーターによる濃縮とはどういった事を指すのでしょうか?

M Kato - 03/04/26 00:21:49

コメント:
私のコメントの抽出率は0.9の間違いです。「分布容積の定義の一つにすべての臓器のKp値の和というものがありますよね。」定義ではなく、対応だと思います。この定義が書いてある本は私が持っている本の中にありますか?確認してみます。血中濃度基準の分布容積に対応させるのであれば、ジェシカさんの内容は正しいと思います。

ジェシカ - 03/04/25 10:18:04

コメント:
Katoさん。いつも本当に丁寧に説明していただいてありがとうございます。分布容積関連であと最後に一つだけ確認をさせて下さい。Katoさんによると、分布容積は循環血基準で考えるので、クリアランスの高い化合物ですと理論的には見かけ小さくなるということでした。一方、分布容積の定義の一つにすべての臓器のKp値の和というものがありますよね。このKpというのは循環血基準のみかけのKpをいっているのであり、真のKp値ではないということですね。私のもっている教科書では混同して書いてあったので混乱しました。そうしますと、すっきりクリアです。

M Kato - 03/04/24 23:38:10

コメント:
Kp値はトランスポーターによる濃縮がなければin vitroで測定した値で構いません。分布容積についていうと、これは循環血基準で考えています。肝臓1gのKp値が10とします。分布容積としては10mLです。肝抽出率が0.1として定常状態で考えると、血中濃度が1ng/mLとすると肝静脈血濃度は0.1ng/mLです。そうすると肝臓中濃度は1ng/g liverです。循環血からみればKp値1で分布容積1mLとなるわけです。代謝がなければ肝静脈側の濃度は1ng/mL肝臓中濃度は10ng/g liverすなわち分布容積10mLとなります。理解いただけたでしょうか。

ジェシカ - 03/04/24 16:05:54

コメント:
K.Katoさん。ご指摘の通り、この前いただいた回答も照らし合わせて考えました。そうするとさらに疑問点がでてきました。”消失臓器においてKpは単なる組織中濃度と血中濃度の比ではない”という血中濃度とは循環血中濃度ですよね。Kpの定義は組織出口の付近の静脈中濃度を基準とするので理解できます。Katoさんの説明では、クリアランスが大きくなると、分布容積は小さくなるということですが、Kpの定義から考えると、消失臓器におけるKpはその臓器のクリアランスに依存し大きくなるのだから、クリアランスが大きくなると分布容積は大きくなるのではないですか?いずれにしてもクリアランスによって分布容積が変動してしまうとin vitroから求めた組織の結合性から分布容積を見積もるのは不可能な感じがします。参考本をいくつか読みましたが、うまく答えにたどりつけませんでした。若輩ものうえお許し下さい。

M Kato - 03/04/23 12:52:32

コメント:
ジェシカさんへの最初の答えに説明してあります。これをヒントに自分で考えて、教科書も参考にして、勉強してみてください。その方が力がつきます。それでもわからなければもう一度質問してください。

ジェシカ - 03/04/23 11:32:30

コメント:
組織結合について引き続き教えていただきたく思います。消失臓器のKpは非常に高いクリアランスの化合物の場合、クリアランスの影響を受け、ひいては分布容積自体にも影響を及ぼすことがあるということでした。それでは、例えば、そのような化合物に対して、生理学的モデルを構築する場合、消失臓器のin vitro得られたKp値を使用することはできないのでしょうか?もしできないとするとどのようにすればよいのでしょうか?また基本的なことで申し訳ありません。

柴爵柴爵 - 03/04/23 09:08:36

コメント:
ありがとうございます。参考にさせて頂きます。

M Kato - 03/04/23 08:00:57

コメント:
すみません。粟津先生の本というのは、粟津先生と渡辺先生の共著の「薬物速度論の基礎」(広川書店)のことです。

トントン - 03/04/22 09:10:37

コメント:
どうもありがとうございます。P450阻害と考えてよいのか自信が持てなかったものですから。ところで、話はかわりますが、下記で書かれている‘粟津先生の本’とは具体的に何という本ですか?

M Kato - 03/04/21 20:27:00

コメント:
私の勉強不足があるかもしれませんが、NADPH-cypP-450 reductase、NAD-cyt.b5 reductaseの阻害剤というのを知りません。MFOの阻害剤はP450の阻害剤を意味していると思います。かなり古い文献では?

トントン - 03/04/21 09:41:11

コメント:
すみません。MFOです。MFOとは、電子伝達系も含めたP450系のことですね。そうしますと、ある文献でMFOを阻害するという化合物があったのですが、単にMFO阻害というと、その電子伝達系を阻害するのか、P450を不活性化するのかなど、阻害ヶ所にはいろいろな可能性があるということでしょうか?

M Kato - 03/04/18 01:02:02

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トントンさん、FMO?MFOでは。Mixed functional monooxygenaseでしょう。これはP450系のことです。P-450だけでは代謝できません。NADPH, NADHから電子が伝達される系全体を呼びます。FMOはflavin containing monooxygenaseのことで違う酵素です。酸化酵素はoxidase, dehydrogenase, monooxygenaseの3種類あり、分子状酸素が化合物に入るのをoxygenase、水の酸素が入るのがoxidase、H2が取られるのがdehydrogenaseというのが私の認識です。

M Kato - 03/04/18 00:51:56

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ジェシカさん、腸肝循環があれば、分布容積は大きくなります。腸に行って、戻ってくるというプロセスを1つのコンパートメントと考えればわかりやすいでしょう。組織で代謝される割合が大きくなければ分布容積の変化を引き起こしません。代謝臓器のKp値が単なる臓器中濃度と血中濃度の比でないことと同じです。 粟津先生の本を読むといいと思います。

トントン - 03/04/15 18:56:41

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FMO(mixed functional oxidase)について教えて下さい。 教科書を見ると、分子状酸素を活性化し、その1原子は薬物分子に取り込まれ、他の原子は水分子に還元されると書かれています。別の本では、P450依存性と書かれていました。FMOはすなわちP450のことと考えてよいのでしょうか?FMO阻害を見るには、CYP各分子種に対する阻害作用を見ればいいのでしょうか? それとも、FMO(フラビン含有モノオキシゲナーゼ)のような1原子酸素を添加するミクロソーム酵素系も含まれるのでしょうか?

ジェシカ - 03/04/15 12:41:08

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すいません。EHCは腸管循環のことだったのですが、ご説明されたことは腸管循環にもあてはまると考えてよいですか? ご説明いただいたことから派生して、更なる質問ですが、組織結合が同じで全身クリアランスが100倍違う化合物A、Bがある場合、これらの化合物を静脈内投与して得られたVssも実際には必ずしも同じになるというわけではないということでよろしいですか?今までVssは組織結合のみに依存するパラメータでクリアランスとは関係ないと思っていました。

M Kato - 03/04/15 08:02:42

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EHCとはextrahepatic clearanceと理解していいでしょうか。肝臓で代謝される場合でも分布容積に基本的には影響がでています。小さいので無視できるということです。簡単に言えば、筋肉に薬物が10行ったとして、代謝されない場合100mlの分布容積があったとします。代謝で5減り、10の内5だけ循環血に戻った場合は50mlとなる訳です。イメージできたでしょうか。

ジェシカ - 03/04/14 14:35:29

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Katoさん、一つ基本的なことを教えて下さい。文献では一般的にEHCが存在すると定常状態のVdが影響を受けるとあります。クリアランス、MRT、t1/2がEHCにより大きく影響を受けるのは、モデルを立てても明らかですが、定常状態のVdが影響を及ぼされるというのはもう一つ明確には理解できません。これは理論的に証明できるでしょうか?

M Kato - 03/04/05 09:15:40

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行きやすい行き難いとよく言いますが、移行性と滞留性を勘違いされている印象を持ちます。ある組織の濃度が高いことは滞留性が高いことで移行性でないことが多いです。直感を信じてもいいのですが、先ずモデルを組んで、直感どおりか検証して、どういう場合に標的臓器の濃度をもっていけるか考えることをお勧めします。速度論的に考えると不可能に近いことが多々あります。

モリモリ - 03/04/03 13:09:11

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回答ありがとうございました。それに関して、Clin. Pharmacokinet. 41, 691-703 (2002)のElizabethらの総説を一読したところ、一般にCSF移行のほうが脳移行に比べてまだいきやすいという印象を持ちました。直感で化合物のPolar Surface Areaを100-120A程度にするとCSFデリバリーが可能ではないかとまだ信じています。さらに何か情報がありましたら教えて下さい。

M Kato - 03/04/02 18:16:49

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BBBとBCSFの膜透過性について情報をもっていないのでなんとも言えないのですが、難しい話だと思います。BCSFの面積はかなり小さいと思いますし、CSFの容積により濃度が上がるのに時間がかかるのではないでしょうか。脂溶性が高ければleakyとか関係なくなると思いますから、BBBで吐き出されて、BCSFでトランスポーターで運ばれるような薬物でないと難しいのでは。脳とCSFのdiffusionは遅いと言われてますが、CSF濃度が常時高ければ脳中濃度も高くなるでしょう。BBBの吐き出しポンプが働いていれば別ですが。

モリモリ - 03/04/02 12:49:31

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探索段階で、ある化合物のターゲットが脊髄にあり、副作用に関連するとされる脳へ移行させたくない場合についてお尋ねします。 1.この場合PK的にはCSF中濃度を上げて、脳のフリー濃度を下げる戦略をとればよいですか? 2.一般にCSF濃度と脳のフリー濃度は関連しないといわれますが、受動輸送のみを考慮した場合、PSA等を調整することによって、達成できる可能性があると思いますか?というのはBCSFBはBBBより、かなりleakyだと思っているのですが...

M Kato - 03/03/16 08:22:26

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いくつかの論文をみると酵素活性とmRNAの間に相関があるようです。どちらでもいいと思いますが、酵素活性を測る際、初速度をちゃんと評価しているかが問題です。コントロールで基質が10%減少する条件で酵素活性が10倍になったら、基質は何%減少しているでしょう。これがわかっていれば、酵素活性で評価しても問題ありません。

あき - 03/03/16 01:39:32

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未熟モノの質問で失礼いたします。CYP誘導の評価系をつくろうとしております。やはりヒト肝細胞でmRNAを測るのがもっとも正確なのでしょうか?最も標準的な方法を選びたいと思うのですが。ご意見よろしくお願い致します。

M Kato - 03/03/15 08:45:06

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化合物Aが内因性物質Bになるのでしょうか。そう仮定して書きます。内因性物質も個体内変動があるでしょうから、上昇分を外因性と考えAUCを算出してクリアランスやBAを算出することになるのでしょう。この場合個体内変動の2SD以上を外因性と考えるとか、時間0の値を差し引かず、すべての値を使ってAUCを求め、Aを投与していないときのBのAUCを差し引く。いずれにしても個体内変動以上に増えているかどうかが重要でしょう。

写釈爵 - 03/03/14 10:36:58

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ある化合物Aというものを投与した際の、内因性化合物Bの血中濃度を測定したところ、投与数時間後に投与0時間より血中濃度が低くなってしまいました。その後、再び上昇したのですが。こういう場合、AUCはどう計算するべきでしょうか?投与0時間より上の部分だけを足すのでいいのでしょうか?何か経験がありましたら、教えて下さい。

M Kato - 03/01/29 08:15:04

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この辺りの知識については薄いのではっきり言えませんが、起き難いのではないでしょうか。代謝は脂溶性が高いものほど起きやすく、極性が高い薬物程、未変化体として尿中に多く排泄されます。極性の高い薬物は膜透過性が低く、吸収されず、吸収されても分布もしにくいので代謝される確率も低くなると思います。結果として抱合体はあまり見えないということになっているのかもしれません。この辺りのことに詳しい方書き込みお願いします。

ばろー - 03/01/28 15:36:01

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抱合について教えて頂きたいのですが。一般に、抱合は物質の極性を高め、体外へ排泄するために起こると理解しているのですが。もともと極性の高い化合物には、起こらないのでしょうか?

M Kato - 03/01/09 17:58:25

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ランランさんはメーカーの方ですか?厚生労働省の通知に相互作用の判定基準として80-125%を示しています。この差を6OH-cortisol/cortisolで検出するのは先ず不可能でしょう。教えていただいた文献みましたが、methodoneは半減期27hであり、4-8, 8-12h間隔で採尿しています。短半減期の薬物ではあまり利用できないと思います。長半減期のものやmechansm based inhibitionの薬剤では利用できると思いますが、これで阻害がわかる薬物は使用にかなり注意が必要でしょう。

ランラン - 03/01/09 10:18:14

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確かに、酵素誘導の評価によく使用されていますね。おっしゃるように、明らかにCYP3A活性を阻害するようなものでなければ変動は見にくいと思われますが、グレープフツーツでは比に変動が見られると聞きました。的確な文献ではないかもしれませんが、Clin Exp Pharmacol Physiol. 1998 May;25(5):379-81.やBr J Clin Pharmacol 2001 Apr;51(4):350-4は参考になるでしょうか?薬を投与しなくても評価できるのが利点だと思いますが、CYP3A阻害を見るには適していないでしょうか?

M Kato - 03/01/09 00:05:21

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私は非臨床の人間なので勉強不足の部分もありますが、「CYP3A阻害作用のあるものをin vivoで簡単に評価する方法に、尿中コルチゾール/6β−ヒドロキシコルチゾール比の測定があります」というのは本当でしょうか。文献ありましたら教えてください。酵素誘導では利用される方法と思いますが、これはリファンピシン投与時で3−4倍変化しますが、これも文献を見る限り、かなりばらつきます。酵素阻害をこれで検出するためにはかなり阻害されなければ、検出できない方法というのが私の認識です。酵素誘導を検出するには24時間尿よりも朝一の尿の方がばらつきが小さいようです。

ランラン - 03/01/08 13:01:21

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CYP3A阻害作用のあるものをin vivoで簡単に評価する方法に、尿中コルチゾール/6β−ヒドロキシコルチゾール比の測定がありますが、相関の有無が言われています。腎クリアランスを考慮しなければ、評価できないでしょうか?また、コルチゾールには日内リズムがありますが、0-24時間の尿であれば日内リズムを考えずに評価できるでしょうか?

M Kato - 03/01/06 21:53:42

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理工系さん、私は申請概要書を色々見るのがいいと思います。仕事はこういったデータをとることです。それから、そのデータの意味を勉強してはどうでしょうか。意味を知らずにデータだけとっていると思われるものもあります。加藤隆一先生の臨床薬物動態学改訂第2版がいいのではないでしょうか。

M Kato - 03/01/06 21:44:30

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キャシティさん、超遠心法は私は経験がないので詳細はわかりません。教科書的にも書いていないと思います。文献検索するか実際に条件検討するしかないと思います。超遠心すると蛋白は沈降し、上部にカイロミクロンやVLDLがくるので中間層に蛋白がほとんど存在しない層ができます。ここの濃度が遊離型の濃度です。

M Kato - 03/01/06 21:32:19

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ばろさん、山岡先生の論文はPubMedで検索すると見つかります。pharmacokinetics and yamaoka k and bileで見つかるでしょう。 http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/query.fcgi 胆汁カニュレーションする際、注意すべきことはクリアランスは増加するので、血中濃度は低下します。遅い半減期がなくなるかどうかで判断すべきです。

理工系 - 03/01/06 18:02:58

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すみません。これから薬物動態の部署に配属になるのですが、まず最初に何から勉強していけば良いでしょうか。 出身大学が理工系でしたので、薬学の知識がございません。教えて頂いたら幸いです。宜しくお願い申し上げます。

TT - 03/01/06 12:16:32

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平衡透析用の器具として平衡型透析セルEC-1(サンプラテック)があります。ご参考まで。

キャシティ - 03/01/05 01:33:04

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薬物の血漿タンパク結合率の測定法について教えてください。通常、限外ろ過膜を使用することが多いと思いますが、膜に吸着される化合物の場合、平行透析法などが用いられると思います。平行透析装置は、どのメーカーから出ているかご存知でしたら教えてください。また、超遠心法というのもあると思いますが、この方法についてご存知でしたら、できるだけ詳細に教えて頂けないでしょうか?よろしくお願いします。

ばろ - 03/01/05 00:12:54

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お答えありがとうございます。早速、胆管カニューレを検討したいと思います。ちなみに、山岡先生がご報告されている解析法ですが、どこを見ればわかりますか?何かの学会で報告されているのでしょうか?

M Kato - 02/12/28 06:04:49

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腸肝循環の可能性もありますが、それが原因かは解析をしてみないとわかりません。一番確認しやすいのは胆管カニューレをして腸肝循環を阻止したときの結果をみればわかると思います。京大の山岡先生が腸肝循環の解析法を報告されていたと思います。参考にされてはいかがでしょう。

ばろ - 02/12/27 15:24:56

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胆汁排泄される化合物の血中濃度をラットで見ています。 血中濃度が、投与2時間目あたりから再上昇し、4時間目に 2回目の小さなピークが見られます。その後、血中濃度は徐々に減少していますが、投与20時間後でもまだ血中に検出されています。腸肝循環によるものと考えていますが、消失時間が長すぎるように思うのですが、このようなことは胆汁排泄される化合物ではよく見られるのでしょうか?

ばr - 02/12/27 15:17:06

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M Kato - 02/12/26 19:57:05

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masaさんへ。私の書き方が悪かったのかもしれませんが、遺伝子診断の意味がないとは思っていません。遺伝子を調べることにより、ある欠損がある人では副作用が起きる危険率が高いといか、わかるので、重要と思います。でも、これだけでは、その人にどれだけ投与すればよいか、精度良く予測するのは困難でしょう。やはり、活性の測定が必要でしょうが、これは、チップを使う測定法は未だないと思います。In vivoでカフェインやトルブタミドといったプローブ薬の動態をみて、対応する分子種の活性を評価するしか今はないと思います。その人に適正量を投与するにはポピュレーションPKが今は一番有用でしょう。今後は遺伝子情報がどこまで使えるか、重要かにより、方向性が決まるでしょう。

masa - 02/12/26 16:28:05
電子メールアドレス:opus4711@yahoo.co.jp

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 素人なりに勉強してみました。 遺伝子とその産物について 薬の効果について 1.代謝関連遺伝子の発現→代謝関連蛋白の発現→実際の薬物代謝→薬の効果発現、または副作用の発現 世の中の流れ(多分) 2.テーラーメイド医療→薬物代謝→遺伝子検査  現状では薬物の代謝に関わる遺伝子群の検査がやられている(?)ものと思われますが、やはりKatoさんのおっしゃるとおり代謝酵素は活性を見ないと意味がないと思います。  しかしながら、世の中、HTSが流行っており、またチップによる一斉分析の方向に向かっているみたいで、今後はチップを用いた薬物酵素活性の測定、或いはあまり意味がないかも知れませんが酵素量の測定に向かっていくのでしょうか?  どう思われますか?

yae - 02/12/17 11:45:05

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出張中でコメントが遅くなりまして、スミマセンでした。素人にも判りやすい説明をありがとうございました。また、疑問点がでましたら、カキコさせて頂きます。

M Kato - 02/12/13 18:28:47

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この現象が起こる原因は2つあります。1つは分布容積は変化していないが、計算上増える。これは定量限界の問題で、高用量になると後ろの時間まで測定できるので、半減期の遅い相が見えてくると分布容積は変わって見えてきます。血漿中濃度を投与量で割って重ねて見て重なるようでしたらこれが原因です。もう1つは実際に分布容積が増大している。この原因はタンパク結合の飽和です。非結合型の薬物が組織に分布しますので、タンパク結合の飽和により非結合型薬物が増えますので、分布容積が増大します。

yae - 02/12/13 14:58:09

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通常の用法用量の範囲内の投与量で、投与量が増加するに伴って分布容積が増大する薬剤がありますが、その機序について教えて下さい。

M Kato - 02/12/13 08:10:01

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難溶性脂溶性物質が胆汁により溶解性が増し、吸収されるため、食事により吸収が増加するのだと思います。通常の薬剤は空腹時の方が吸収は早く、AUCはあまり変わらないというのが一般的だと思います。食事の影響が大きくでる薬剤が少ないので、食後に飲むのが多いのではないでしょうか。私は非臨床担当者ですので、このあたりは私にはわかりません。

yae - 02/12/12 15:07:27

コメント:
ありがとうございます。一般に脂溶性物質は、その吸収に胆汁分泌が必要であると言われていますが、脂溶性物質でありながら、空腹時服用の方が吸収が良い薬剤が存在します。これには、どのような理由が考えられるのでしょうか?

M Kato - 02/12/12 08:19:39

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一般論として、脂溶性が高いものは、吸収が良く、代謝が速く、タンパク結合が強く、尿中排泄率が小さいという性質があります。しかし、同じ脂溶性であってもパラメータ(非結合型)が100-1000倍ちがう化合物が存在しますので、一概に言えません。脂溶性は目安にはなりますが、各化合物の動態を調べなければ、実際のパラメータはわかりません。油水分配率は対数をとりlogPとして表されます。0.02と20は約-2と2で、-2では吸収率はそんなに高くはないでしょうが、化合物によっては100%近く吸収されるものもあると思います。logPが5以上ではまた吸収されにくくなるようです。水に溶けなくなったり、生体膜を通らなく(膜から出れない?)なったりします。一般論として、△最も吸収されず、い最も吸収されることになります。,鉢は溶解度等によりなんともいえません。どれも吸収率100%ということも有り得ます。

yae - 02/12/11 10:56:25

コメント:
通常、薬剤の水溶性と脂溶性の目安には、 オクタノール/水分配係数(PH7.4) を参考にしますが、以下のようの性質の 薬剤の消化管吸収、体内分布、排泄経路 の違いについて、一般的な考え方を教えて 下さい。 (配係数が0.02の水溶性薬剤で、 物性は水に溶けやすい薬剤 ∧配係数が0.02の水溶性薬剤で、 物性は水に溶け難い薬剤 J配係数が20の脂溶性薬剤で、 物性は水に溶け難い薬剤 な配係数が20の脂溶性薬剤で、 物性は水に溶けやすい薬剤 よろしくお願い致します。

M Kato - 02/12/11 00:56:18

コメント:
yaeさんの言われる通りの分布容積、クリアランスと考えていいと思います。

yae - 02/12/10 17:09:55

コメント:
ありがとうございます。くどいようで恐縮ですが、ある薬剤の経口投与時のデータから得られた数値が、CL/F=5L/hr、Vd/F=25Lであった場合、仮にF値が80%であればこの薬剤を静注して得られる数値は、計算上はCL=4L/hr、Vd=20Lとなるのでしょうか?

M.kato - 02/12/08 16:47:29

コメント:
分布容積は線形であれば、静脈内、経口投与に関係なく薬物固有の値です。Vd/Fが1L/kgでFが0.5であれば、Vdは0.5L/kgです。インタビューフォームの分布容積の項にVd/Fとなっている値は経口投与で求めた値で、静脈内投与で求めていないので、Fが掛かっていることになります。海外では経口投与の薬でも静脈内投与を行い、VdとFを求めているものもありますが、日本では経口投与しかやっていないため、Vd/Fでしか評価できていません。

yae - 02/12/08 13:42:51
電子メールアドレス:t-yae@umin.ac.jp

コメント:
素朴な素人質問で恐縮です。静注時のVdが1L/kgである場合、経口投与(F値50%)のVdは0.5L/kgとなるのでしょうか?。分布容積とは薬剤固有の数値であり、経口時でも静注時でも同じ分布容積であると認識しておりましたが、間違いなのでしょうか?

ikoji - 02/10/05 22:36:05
ホームページアドレス:http://homepage2.nifty.com/ikoji/index.html
電子メールアドレス:YRQ01133@nifty.ne.jp

コメント:
リンクありがとうございました。 私は、製薬企業開発部門のITで、多くのシステム(ハード・ソフト)を管理しています。少しでも現場の状況を理解したサポートができればとHPを作成し、多くのリンクを掲載しています。 今後ともよろしくお願いいたします。

平野まり子 - 02/10/04 04:04:11
電子メールアドレス:mariko.hirano@att.net

コメント:
米国カリフォルニア州シリコンバレーに拠点を置きますまだ若いハイテク企業で日本やアジア進出の事業開発を担当しております。薬物動態について調べている際、このサイトを拝見いたしました。 ご感想欄とても参考になりました。これからのご活躍期待しております。 平野まり子

Makoto Niwa - 02/09/16 23:15:59
ホームページアドレス:http://mamber.nifty.ne.jp/mniwa/
電子メールアドレス:qyv03573@nifty.com

コメント:
遅くなりましたがリンクはらせていただきました。着々更新されているようで期待して居ります。よろしくお願いします。

Phosphorus - 02/09/09 21:17:10
ホームページアドレス:http://www.geocities.co.jp/Technopolis-Mars/9948/

コメント:
私のHPにリンク張らせて頂きました。お暇な時にでも、確認しにいらしてください。

Phosphorus - 02/09/04 23:22:11
ホームページアドレス:http://www.geocities.co.jp/Technopolis-Mars/9948/

コメント:
リンク貼っていただき、ありがとうございます。私も後日リンク張らせていただきます。もうしばらくお待ちを・・・

Phosphorus - 02/09/01 23:29:48
ホームページアドレス:http://www.geocities.co.jp/Technopolis-Mars/9948/

コメント:
質問です。ヒト予測のところの式のP,A,B,Wは、それぞれ何を表しているのですか?出来れば、HP上で解説をつけていただきたいのですが・・・

Phosphorus - 02/09/01 23:24:57

コメント:


Makoto Niwa - 02/08/31 08:32:03
ホームページアドレス:http://member.nifty.ne.jp/mniwa/
電子メールアドレス:qyv03573@nifty.com

コメント:
私は製薬企業勤務の研究者(薬物動態)です。HP期待してます。

Phosphorus - 02/08/24 10:56:32
ホームページアドレス:http://www.geocities.co.jp/Technopolis-Mars/9948/

コメント:
私は薬局勤務の薬剤師です。HP期待しております。

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