Yahoo!ジオシティーズ ゲストブック

  2005年3月6日 (日) 21時37分43秒
 [名前] :  M Kato
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 [コメント] :  K.Hさん、購入ありがとうございます。一様に分布するときの分布容積は0.6L/kgです。これは水分量にあたります。0.2L/kgは細胞外液の量ですので、細胞の中にほとんど入っていないことを意味しています。塩基性薬物は分布容積が大きく30L/kg位のものもあります。平均は1L/kg程度です。
  2005年3月5日 (土) 11時15分26秒
 [名前] :  K.H
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 [コメント] :  はじめまして、このたび初めてこちらのHPを拝見させて戴きました。私は某国内製薬企業にて探索合成を担当しており、薬物動態に関しては素人です。
 かなり初歩的な質問をさせてください。一般に脂溶性の高い薬物は脂肪組織に移行しやすく、貯留されることがあるとされていますが、具体的に血漿中濃度との比はどれくらいのものがあるのでしょうか?また、そのような薬物の場合、PKのどのようなパラメーターに注目するべきなのでしょうか?つまらない質問ですが、教えていただければ幸いです。
  2005年3月6日 (日) 00時48分40秒
 [名前] :  M Kato
 [URL] : 
 [コメント] :  脂溶性の高い薬物は組織に分布しやすいのは確かです。血漿中のタンパク結合も影響しますので、濃度比は一律にどれ位というのはわかりません。100倍位の濃度比もみることがあります。分布の情報ですので分布容積が指標になります。パラメータの意味を知って合成に反映させるにはかなり勉強する必要があると思います。合成の方がそこまで勉強する必要もないように思いますので、動態部門の方と議論した方がいいと思います。私が最近書いた本は合成の方も含めて初心者用として記載しています。動態をやっている人でも、結構、誤解して理解しているところがあり、それも書いています。もし、よろしければ参考にしてください。
  2005年3月6日 (日) 17時14分00秒
 [名前] :  K.H
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 [コメント] :  早々のご回答ありがとうございました。
分布容積を参考にすべきとのことですが、1L/kg以上であれば、脂肪組織だけでなく、組織全体に移行していると判断していいのでしょうか?

追伸:貴殿が書かれた本は早速購入させていただきました。
  2005年2月18日 (金) 10時08分29秒
 [名前] :  水瀬
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 [コメント] :  はじめまして。しばしばこちらのHPを拝見しています。ソフトのダウンロードなどもできて検索からたどり着いた当初は個人のHPとは思いませんでした。
突然の質問で申し訳ないのですが、近々、蛋白結合の阻害を見る仕事をします。そこでよく使用される物質ワルファリンやジアゼパム、プロプラノロール他の定量法(HPLC−UVもしくは蛍光)を調べています。英文献ではかなり見つかったのですが、できれば蔵書として得たいと思っています。かなり有名な試験ですので日本語でもまとまっているのではないかと思ったのですが、ご存知ないでしょうか?
  2005年2月20日 (日) 13時04分06秒
 [名前] :  M Kato
 [URL] : 
 [コメント] :  全体的に薬物動態の実験法の本はあまりありません。絶版になっているものも多いです。多分載っていないと思います。私の記憶では載っていなかったように思うのですが、「化学と生物 実験ライン18 薬物のタンパク結合実験法」にあるかもしれません。誰かに貸して戻ってきていないので確認できていません。
  2005年2月7日 (月) 22時16分36秒
 [名前] :  KI
 [URL] : 
 [コメント] :  初歩的な質問ですが,よろしくお願いします。
現在,某感染症薬剤に取り組んでいます。
血漿中薬物動態のみならず,唾液中,喀痰中での
薬剤濃度も測定しております。
唾液中,喀痰中での薬剤濃度からAUCやCmax
といったPKパラメータを算出してほしいという話が
あり,どうしたものかと思っています。
自分は唾液や喀痰は血液と同様に扱えない,特に患者で気道に貯留する喀痰は時間ごとの正確な薬剤濃度が得られないと考えて,この案に反対しています。
 私は唾液や喀痰でPKパラメータを算出する意味はあるんでしょうか?あるいは唾液や喀痰でPKパラメータを算出した例があったら知りたいです。 
  2005年2月7日 (月) 22時19分06秒
 [名前] :  KI
 [URL] : 
 [コメント] :  失礼しました。
「某感染症薬剤に取り組んでいます」は正しくは「某感染症薬剤の臨床開発に取り組んでいます」でした。
  2005年2月8日 (火) 07時52分14秒
 [名前] :  M Kato
 [URL] : 
 [コメント] :  唾液中濃度の動態に関しては確か名市大の湯浅先生の部屋でやられていたと思います。体液は血液との平衡を示すでしょうから全く意味がないとは思いませんが、どの程度有効かは勉強不足のため、わかりません。テリスロマイシンの申請データをみると喀痰中の濃度も測って移行性のようなものも計算しているようです。AUCを計算しているのはないでしょうか。抗菌剤の臨床試験の申請概要書や論文を調べてみることをお勧めします。
  2005年2月9日 (水) 12時00分02秒
 [名前] :  KI
 [URL] : 
 [コメント] :  M.Kato様

大変ありがとうございます。
テリスロマイシン(ケテック)の
文献早速目を通し,喀痰を分泌する
粘膜層を採取して動態を調べている
こと確認しました。
 思ったのですが,やはり喀痰は
尿と同様,ある一定時間,一定箇所
に貯留(尿は膀胱,喀痰は気管など)
するので,濃度推移やパラメータ算出には
喀痰そのものよりは粘膜層を使った
のかな,と感じました。
  2005年2月2日 (水) 21時07分45秒
 [名前] :  初学者
 [URL] : 
 [コメント] :  一般にsubstrate inhibition modelに当てはまるようなatypicalなミカエリスメンテン型CYP3A4の酸化代謝推移を示した場合、その化合物は他の3A4の典型基質を用いた阻害試験で必ず阻害を示すものでしょうか?それともそうは言えないでしょうか?アロステリックな代謝はややこしいです。
  2005年2月3日 (木) 21時29分06秒
 [名前] :  M Kato
 [URL] : 
 [コメント] :  基質になるのであれば必ず活性中心と競合するでしょうから、阻害されるはずです。非競合だと阻害されない基質もあるかもしれません。以前にもあったのですが、阻害剤添加で活性化されるものも見たりしますので、アロステリックは難しいと思います。どれだけ重要化は経験していないのでピンときません。問題になるのは、非線形と、相互作用でしょうが、臨床上はそれ程では問題はないのかなという印象です。
  2005年2月1日 (火) 09時43分04秒
 [名前] :  アホ
 [URL] : 
 [コメント] :  KATOさん ありがとうございました。実は調製濃度と理解してましたが,報告書の作成でQCの指摘を受け悩んでしまいました。調製濃度に対する真度,精度をTableにしていましたが,調製濃度は,まさに10.02とか,9.99とかになります(重量がぴったり測定という訳には,なかなかいかないので)。しかし,Tableの調製濃度には10という表示をしていましたので,指摘されました。しかし,あえてvalidationの論文を読むと濃度の表示は10というぴったりの表示でnominalとなっているので,世の中のみなさんは重量測定を慎重にやっているのか疑問になり,アホな質問をした
訳です。
ゆてつさん。11111おめでとう
  2005年2月1日 (火) 00時01分57秒
 [名前] :  ゆてつ
 [URL] : 
 [コメント] :  まじめな議論をなさっているところ,大変恐縮ですが,私先ほど,このHPの'11111'番目の訪問者となりました!いつも,このゲストブックを熱心に読ませていただいております.このHPの益々のご発展をお祈りいたしております.以上,おじゃましました.
  2005年1月26日 (水) 15時14分29秒
 [名前] :  あほ
 [URL] : 
 [コメント] :  アホな質問ですが,誰にきいてもいまいち明確にならないので,ご質問いたします。

validationの論文などで,nominal concentration という表現がありますが,これは自分の調製濃度の理論濃度のことでしょうか?(測定重量とvalumeからの算出) あるいは,自分が目標とする濃度(重量測定の端数は無視した,目標値)?

アホな質問で,せっかくのゲストブックを荒らして申し訳ありませんが,なんとかお教えいただきたいと思います。
  2005年1月30日 (日) 01時15分58秒
 [名前] :  M Kato
 [URL] : 
 [コメント] :  私の認識は調製濃度です。目標値というのが良くわからないのですが、10ng/mLになるように調製したけど、調製ミスで8ng/mLになったときの10ng/mLが目標値ということでしょうか。普通こんなことはないです。10.02ng/mLということはあるでしょうが、8ng/mLに調製してしまったなら、やり直します。プロトコールあるいはSOP違反になります。
  2005年1月25日 (火) 22時40分54秒
 [名前] :  井上
 [URL] : 
 [コメント] :  書籍紹介のところで紹介されていた、「バイオサイエンスの統計学」という本が大変役にたちました。知識が100倍以上になりました(もとが0に近いですが)。うれしかったので、書き込みさせていただきました。
  2005年1月13日 (木) 04時59分40秒
 [名前] :  OAT
 [URL] : 
 [コメント] :  なるほど。よくわかりました。
血流律速の化合物のときに、糸球体ろ過速度を引いてしまうと、分けわかんないことになるわけです。
どの本にも当たり前のように、あの式が書いてあるのは問題ですね。
  2005年1月13日 (木) 17時16分05秒
 [名前] :  マトリックス
 [URL] : 
 [コメント] :  議論されている内容は花野先生のファールマコキネティックス入門編 P106の問30に詳しく書かれています.参考になると思いますので是非ご一読下さい.何故収支が合わない式が使われているかについては,私が推察するにはGFRは腎血流速の高々10%くらいであり,肝臓における血流律速のようなことがあまり起こらないために簡易的に使われているのではないかと思います.Katoさん,いかがでしょうか?
  2005年1月13日 (木) 18時16分14秒
 [名前] :  M Kato
 [URL] : 
 [コメント] :  マトリックスさんの言われるように、腎に関してはあまり問題にされていないのは、事実上問題にならないからだと思います。腎クリアランスをGFRと分泌クリアランスの寄与と分けて考えるととてもわかりやすいのでそういった式にしているのだと思います。最近の薬物は脂溶性が高く、蛋白結合も高く、再吸収率もおそらく高いため、たとえ分泌があっても、分泌クリアランスをin vivoで評価するのはむずかしいように思います。血管側と管腔側のトランスポーターも考えなければなりませんし、well-stirredでよいかどうかもわかりません。腎臓はそれだけ難しいのです。ですので現段階ではわかりやすいモデルで記述しているのだと思います。
  2005年1月25日 (火) 08時43分56秒
 [名前] :  製剤屋
 [URL] : 
 [コメント] :   興味深く読ませていただきました。花野先生の本は入手が難しく、マトリックスさんの補足がこの掲示板をみている他の人にもわかるように、少し、おせっかいです(自分も気がついてはいなかったので、反省もこめて)。
 腎では、糸球体濾過を受けてから分泌(再吸収)を受けることになりますので、速度が並列で表記されることは生理的にも理にかなっています。ただ、分泌を受ける際には血液中濃度が、腎流入血液中濃度よりも低い状態になっています。この点を補正していないのが、OATさんが問題にされた式で、この点を補正したのが、花野先生の本に説明されている式です。この式の要点を述べると、分泌クリアランス(well-stirredを仮定)を計算する時に用いられる腎血液流速で、well-stirredの式の"分子"の血液流速に使われるものが(腎血液流速- fb * GFR)となります。(誘導してみてください)
 直列に並んだ消失過程ということで(かえって混乱してしまいそうですが)、生理学的速度論で小腸と肝臓の関係をイメージしてもらえるとわかりやすいかもしれません。
  2005年1月25日 (火) 08時46分16秒
 [名前] :  製剤屋
 [URL] : 
 [コメント] :  (文字制限ではねられてしまったので、つづきです)

 腎排泄速度=(糸球体濾過速度+分泌速度)*(再吸収率)は厳然と成立しているのですが、クリアランスを求めるときに、濃度変化の注意書きがいつのまにか落ちてしまい、クリアランスの式だけが一人歩きしているなんてことではない、と信じたいですね。(ローランドのclinical pharmacokineticsでは、分泌速度と再吸収速度を流入血液中濃度で割ってはいますが、それぞれをクリアランスとは表記してはいませんし)
  2005年1月11日 (火) 22時19分51秒
 [名前] :  OAT
 [URL] : 
 [コメント] :  素朴な疑問ですいません。腎クリアランスで、糸球体ろ過と分泌クリアランスの関係についてです。
腎の構造を見ると、糸球体を通って、近位尿細管を通っています。ですから、腎クリアランスは血流を超えないと思うのですが、教科書によると分泌クリアランスには血流の項が入っているのですが、それとは別個に糸球体ろ過速度の項があります。fB=1で、血流律速の化合物の場合、腎クリアランスは腎血流速度を超えてしまいます。これって、いいんでしょうか。マスバランスが合わないような気がします。
遺伝子発現系だけではなくて、動物実験でin vivoとの対応もと考えているのですが、速度論って難しいですね。よろしくご指導願います。
  2005年1月12日 (水) 22時40分49秒
 [名前] :  M Kato
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 [コメント] :  おっしゃるとおり腎クリアランスの式はGFRと分泌それぞれの和として記載されています。厳密にはその通りですが肝のように腎が一般化されていないためと思われます。腎臓をwell-stirred modelで考えた場合を記載します。臓器クリアランスの考えでは
CLr=Q(Ca-Cv)/Ca
です。
腎からの消失は
fb・GFR・Ca+fb・CLs・Cv=CLr・Ca/(1-R)
これを連立させて解くと
CLr=Q・fb・(CLs+GFR)/(fb・CLs+(1-R)Q)
となります。CLsが分泌クリアランス、Rが再吸収率です。
私が今解いたので多分本には記載されていない式でしょう。この式ならマスバランスが合うはずです。
腎の場合はRがわからないので難しいでしょうがチャレンジしてみてください。
  2004年12月29日 (水) 11時37分24秒
 [名前] :  初学者
 [URL] : 
 [コメント] :  以前,このホームページで議論されていたことですが,確認したく思います.分布容積はKpと組織容積の積の総和であるという対応関係を示した式がありますが,このKpは循環血基準の見かけのKpのことでしょうか?それとも静脈血基準の真のKpのことでしょうか?定義から言うと見かけのKpだと思うのですが,Katoさんの教科書をみても見かけと書いていないもので,どうなのでしょう?
また,生理学的モデルを構築してシミュレーションをした場合に得られる分布容積は真のKpと組織容積の総和と対応していると考えるのでしょうか?基本的なことですいません.
  2004年12月29日 (水) 17時06分47秒
 [名前] :  M Kato
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 [コメント] :  初学者さんの言われるように、分布容積に対応させるKpはみかけのKpです。真のKpは静脈血で考えるので、消失臓器では代謝等により動脈血よりも静脈血は低い濃度になるのでみかけと真の値が異なってきます。初学者さんは理解されていると思いますが。
  2004年12月29日 (水) 08時10分33秒
 [名前] :  製剤屋
 [URL] : 
 [コメント] :  M1さん、それでは、まず、この薬物の体内動態解析モデルとして2−コンパートメントモデルにこだわる理由を説明していただけませんでしょうか。ここに、どれだけの意味付けがあるかで、答え方が大きく異なってきますので。
  2004年12月29日 (水) 19時46分01秒
 [名前] :  M Kato
 [URL] : 
 [コメント] :  M1さん、何を知りたいか、どんな結果を得ればそれを言えるのかが実験を行う上で問題になります。1度指導教官の先生に相談されてはどうでしょうか。
  2005年1月10日 (月) 18時49分04秒
 [名前] :  M1
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 [コメント] :  返信遅くなり申し訳ありません。1コンパートメントモデルではピーク付近の濃度を低く算出してしまうため、2コンパートメントモデルにこだわりました。M.Katoさんのおっしゃるとおり、指導教官に相談しようと思います。ありがとうございました。

  
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