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  2005年5月26日 (木) 12時44分53秒
 [名前] :  薬苦学生
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 [コメント] :  それから、Vssというのはどうやって計算すれば出てくるのですか?
僕は2コンパートメントでアルファ相からのV1とベータ相からのVβしか計算したことがありません。
  2005年5月28日 (土) 19時02分28秒
 [名前] :  M Kato
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 [コメント] :  薬物をIという速度でインフュージョンすると、体内に薬物はMRT時間滞留します。ですから定常状態では体内に薬物はI・MRTだけ存在します。定常状態の血漿中濃度Cssでこの量を割ったものが定常状態分布容積Vssです。Vss=I・MRT/Css=CL・MRTとなります。理解できましたか。コンパートメントモデルでも考え方は同じですので、Vssは同じものです。Vdβはβ相での分布容積です。違うものです。2-コンパートメントモデルではVss=(1+k12/k21)V1だったと思います。大体の教科書に書いています。A,B, α, βからAUC, MRTを求めて計算してもいいでしょう。
  2005年5月26日 (木) 12時42分43秒
 [名前] :  薬苦学生
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 [コメント] :  はじめまして。
薬物動態の本を読んでいて分布容積がややこしくて困っています。

ノンコンパートメントの分布容積の定義がいまいちよくわからないので質問させてください。
本には「ノンコンパートメントの分布容積は定常状態の分布容積Vssで与えられる」というのは反復投与のときだけではなく単回投与のときもあてはまるのでしょうか?
2コンパートメントになると中心コンパートメントの分布容積V1,定常状態分布容積Vss(=V1+V2)、ベータ相からの分布容積Vβの3しゅるいありますよね。ノンコンパートメントの分布容積は実は2コンパートメントの定常状態分布容積Vssと同じものだと理解すればいいのでしょうか?

僕は、今まで1コンパートメントモデルとノンコンパートメントの時は、分布容積はVと何も考えずに思ってきたので戸惑いを覚えます。
  2005年5月6日 (金) 14時46分04秒
 [名前] :  わうわう
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 [コメント] :  簡単に説明して頂いてありがとうございます。なんとなく理解できましたが、検量線自身のばらつきを重みに使うとはどういう意味でしょうか?すみませんが、もう一度教えて下さい。
  2005年5月7日 (土) 18時59分14秒
 [名前] :  M Kato
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 [コメント] :  n=2以上データを取っていれば、検量線の濃度毎のばらつき(分散)を計算することができます。ですのでその分散を重みにすればいいのです。これは私の蔵書にある「データのとり方とまとめ方」に記載されています。「バイオサイエンスの統計学」にもあったような気がします。参考にしてください。
  2005年4月28日 (木) 23時29分23秒
 [名前] :  FN
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 [コメント] :   血漿中濃度の増加ではなく、消失の遅れがあるのかをお聞きすればよかったのです。私の説明が悪くて申し訳ありませんでした。先生がご回答されましたように、可能性はあるかもしれないということと、筋肉内代謝がBAに影響することはないので、問題は少ないのではないか、という認識でよいのですね。
  2005年4月27日 (水) 16時03分50秒
 [名前] :  わうわう
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 [コメント] :  初めまして。基本的な質問で恐縮ですが、動態研究を行う際化合物の定量は必須だと思います。定量には検量線を用いると思いますが、その際の重み付けについて教えてください。1/x,1/x2等ありますが、どういう意味でどのように使い分ければいいのでしょうか?
  2005年4月29日 (金) 17時53分42秒
 [名前] :  M Kato
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 [コメント] :  この質問は、説明するとかなり長くなります。簡単に書くと、最小2乗法では通常、絶対誤差一定で計算します。絶対誤差とは100のレスポンスに対し誤差100、10000のレスポンスに対して、100の誤差ということで誤差が一定ということです。これは通常ありえないので、重み付けで補正してやろうというものです。誤差が相対的に一定の場合は相対誤差といい通常は相対誤差が多いと思います。相対誤差であれば濃度に対して比例してますから1/x^2が良いことになります。1/xは絶対誤差と相対誤差の中間の重みです。検量線をn=2以上で測定していれば、検量線自身のばらつきを重みに使うこともできます。
  2005年4月25日 (月) 23時45分52秒
 [名前] :  FN
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 [コメント] :   ご回答ありがとうございました。さらにもう少しつっこみますと、相手も筋肉内に同時投与した場合、その局所部位での相互作用はどうなると考えられますでしょうか?CYPがあるとすれば、代謝阻害で相手の局所組織内濃度が上がるなどはないでしょうか。
  2005年4月26日 (火) 07時42分09秒
 [名前] :  M Kato
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 [コメント] :  なぜ、局所濃度が上がると思われるのでしょうか?一般的に相互作用で血漿中濃度が上昇しているからでしょうか?今回の話はまったく別の話です。投与局所の代謝阻害があっても、投与した濃度以上になることはありません。投与部位からなくなる方向の反応しかないため、投与部位での消失が遅くなることはあるかもしれませんが、筋肉での代謝によりBAが悪いという化合物があるとは思えませんので、それほど気にしなくてもいいのではないでしょうか。それとは別に投与した薬物が血流を低下するような作用を持つものは、筋肉中のAUCを大きくする可能性があると思います。
  2005年4月23日 (土) 00時59分57秒
 [名前] :  FN
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 [コメント] :   初めて書き込みさせていただきます。私は某中小製薬企業の薬物動態担当者です。が、それほど経験豊富ではありません。ピント外れた質問になるかも分かりませんが、お許しください。
 生体の中で、CYP(例えば3A4)は、筋肉内にどの程度存在するのでしょうか?また、薬物相互作用は筋肉内投与のような局所部位で起こりうるでしょうか?相互作用が起こるときは体内に循環された時だと思いますが、確信のもてる回答をご存知でしたら、お教えいただければ幸いです。
  2005年4月24日 (日) 08時40分58秒
 [名前] :  M Kato
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 [コメント] :  私は、筋肉にどの程度CYPがあるか知りませんので、確信もてるお答えをできるかどうかわかりませんが、コメントさせていただきます。筋肉にもCYPはあるでしょうから、筋肉内で代謝されて、BAが100%でない可能性はあります。イトラコナゾールやケトコナゾールは血漿中の薬物濃度で阻害しますので、BAを上げる可能性はあります。肝臓が主代謝部位ですので、筋注された薬物が肝臓で阻害濃度にならなければ、併用薬の血漿中濃度を増加させませんので、循環血に移行しなければ、相互作用は起こさないと考えられます。
  2005年3月17日 (木) 12時05分58秒
 [名前] :  KI
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 [コメント] :  現在,全社的に薬物動態パラメータの表記を再統一しようという話があり,それに伴って非臨床と臨床部門の薬物動態パラメータの表記をまとめています。
これをやっていて思うのですが,意外と色々な表記を使っているなと・・・。
 たとえば,論文・報告書によってはAUC∞と書いていたりAUCINFだったり,あるいは単にAUCだったり。
 現在,薬理学会統一表記を参照に思い当たるパラメータをことごとく一覧にしていますが,統一表記の中でも滅多に使わないパラメータがあったり,よく使うのに統一表記の中に掲載されていなかったりで・・・
 やっていて意外と曖昧だな(特に細かい部分)という印象を持っていてこういう経験(あるいは感想)って私以外の人も感じているのでしょうか?
 あるいは薬理学会統一表記以外にも何か参考になる見本のようなものが存在するのでしょうか?
  2005年3月22日 (火) 08時07分58秒
 [名前] :  M Kato
 [URL] : 
 [コメント] :  私は、直接、統一に参考になりそうなものは知りませんが、厚生労働省からの通知に記載されている表現は参考になるのではないでしょうか。パラメータの意味自身は厳密です。あいまいに思うのは、使う人がしっかり理解せずに使っているためではないでしょうか。専門家が定義すると細かく成りすぎるかもしれないので、それも困りものですが。非臨床とPhaseIはモーメント解析で得られるパラメータと実測のTmax, Cmax程度でいいのではないでしょうか。
  2005年3月24日 (木) 22時03分08秒
 [名前] :  KI
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 [コメント] :  ありがとうございます。
確かに,100近くに及ぶパラメータのうち殆ど使ったことのないパラメータについては気をつける必要が
あると感じました。
  2005年3月6日 (日) 21時37分43秒
 [名前] :  M Kato
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 [コメント] :  K.Hさん、購入ありがとうございます。一様に分布するときの分布容積は0.6L/kgです。これは水分量にあたります。0.2L/kgは細胞外液の量ですので、細胞の中にほとんど入っていないことを意味しています。塩基性薬物は分布容積が大きく30L/kg位のものもあります。平均は1L/kg程度です。
  2005年3月5日 (土) 11時15分26秒
 [名前] :  K.H
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 [コメント] :  はじめまして、このたび初めてこちらのHPを拝見させて戴きました。私は某国内製薬企業にて探索合成を担当しており、薬物動態に関しては素人です。
 かなり初歩的な質問をさせてください。一般に脂溶性の高い薬物は脂肪組織に移行しやすく、貯留されることがあるとされていますが、具体的に血漿中濃度との比はどれくらいのものがあるのでしょうか?また、そのような薬物の場合、PKのどのようなパラメーターに注目するべきなのでしょうか?つまらない質問ですが、教えていただければ幸いです。
  2005年3月6日 (日) 00時48分40秒
 [名前] :  M Kato
 [URL] : 
 [コメント] :  脂溶性の高い薬物は組織に分布しやすいのは確かです。血漿中のタンパク結合も影響しますので、濃度比は一律にどれ位というのはわかりません。100倍位の濃度比もみることがあります。分布の情報ですので分布容積が指標になります。パラメータの意味を知って合成に反映させるにはかなり勉強する必要があると思います。合成の方がそこまで勉強する必要もないように思いますので、動態部門の方と議論した方がいいと思います。私が最近書いた本は合成の方も含めて初心者用として記載しています。動態をやっている人でも、結構、誤解して理解しているところがあり、それも書いています。もし、よろしければ参考にしてください。
  2005年3月6日 (日) 17時14分00秒
 [名前] :  K.H
 [URL] : 
 [コメント] :  早々のご回答ありがとうございました。
分布容積を参考にすべきとのことですが、1L/kg以上であれば、脂肪組織だけでなく、組織全体に移行していると判断していいのでしょうか?

追伸:貴殿が書かれた本は早速購入させていただきました。
  2005年3月8日 (火) 08時25分23秒
 [名前] :  製剤屋
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 [コメント] :  K.H.さんはじめまして。分布容積は、実際に測定されている薬物濃度と、測定した時点における体内薬物量を結びつけるための単なる係数です。この値が体内で薬物がどの臓器に分布しているかを詳細に表現しているわけではありません。それでも、M. Katoさんが仰られているような解釈は可能で、0.2L/kg程度の場合は”細胞外液+血液中”にしか薬物が到達していないことは示唆できます(分布していないから示唆できる)。ただし、これ以上の値になると、ある臓器だけに存在しているのか、均一に全身に存在しているのかはこの値からは判断できないので、K.H.さんの質問のような一般的な事例に対する回答は難しいです。

  
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