トリノの聖骸布





 イタリアのトリノにあるヨハネ大聖堂には、キリストの遺体を包んだとされる布がある。
縦4.3m×横1.1mぐらいの布で、不思議な事にその表面には前向きと後ろ向きの男性像が写真のネガのように浮かび上がっている。 像の頭にはイバラの跡、手首には釘を打たれた跡、右の肩には十字架を背負ったかのような傷跡、横腹には槍で刺された傷跡、背中には鞭で打たれた跡があり、これらは、ゴルゴダの丘で処刑されたキリストの特徴と完全に一致している。 そのため、「キリスト像が浮かび上がった奇跡の布」とされているわけだが、さて、その真相は‥?



<トリノのヨハネ大聖堂にある聖骸布> 

           右はその前面写真

     

     
    聖骸布の像は写真のネガ像と同様に「明」 
   と「暗」が逆転している。
   したがって、写真に撮るとそのネガ像の方に 
   「実像」が現れるのである。
   1898年、セコンド・ピアという弁護士が初の 
   写真撮影に成功した。
  


 科学雑誌「ネイチャー」に発表された論文に、『トリノの聖骸布』の製造年代を測定した結果が出ている。 1988年に世界3ヶ所の独立した機関で、炭素14による年代測定が同時に行われた。
その結果、聖骸布が製造されたのは1260年から1390年の間だという事が判明!
ちなみに歴史上、聖骸布に関する記録が現れてくるのもこの年代で、結局の所、聖骸布は
中世の産物であって、キリストの像ではありえない事がハッキリしたわけだ。
誰がどんな方法を使って像を作ったのかは、いろいろな説があってハッキリしていないが、最近ではレオナルド・ダ・ビンチ作製説というのがあった。(像もダ・ビンチ自身の像だとか‥)(笑)
ついでに言えば、世界には『トリノの聖骸布』だけでなく、残っているはずのない荒唐無稽な聖遺物が山ほどあるらしい。 イエスが幼児の時の「乳歯」だとか、イエスを身ごもった時に着ていた「マリアの肌着」だとか、 処刑されたキリストを見て、悲しみのあまりかきむしった頭から抜け落ちた「マリアの毛髪」だとか‥。(爆)
キリストの十字架の断片とされる物に至っては、全部合わせると
ビル一杯の量になるらしい!
<End>