1833年獅子座流星群の話



1833年11月3日、真夜中もすぎて明け方が近い頃でした。
空に一大異変が起こりました。
北アメリカ大陸での話です。
東の地平線から登ったばかりの獅子座から、
流れ星が次から次へと湧き出るように流れて、四方に飛び散り始めたのです。
吹雪のときの空のように、見える限りの空は流れ星でいっぱいになり、
白い大きな傘をひろげたように見えました。
しかし、これはひかえめな言い方であり、多くの人の目には、
あまりにもすさまじい流れ星の勢いに、
いつも見えている空の星は一つ残らずもぎとられて、地平線にたたきつけられ、
空はくだけ、地は流れ星の火のために焼きほろぼされるかと思えました。
正確な数はもちろんわかりませんが、
どう少なく見積もっても1時間に20万個はあったでしょう。
これが5時間から6時間続いたのでした。

南カロライナ州(アメリカ合衆国)の人が次のような手記を書き残してます。
この人は広い農場を持ち、たくさんの土人を使って農業をしていた人です。

『まだ聞いた事もないほどの深い悲しみの叫びに、ふと目をさました。
 それは、3部落に住む多くのニグロ達が、恐れてかなきり声をあげ、
 救いを求めて泣き叫ぶ声であった。全部で600人から800人はいたのではなかろうか。
 どうしてあんな声をあげるのかと、じっと聞き耳を立てているときに、ドアの外から
 弱々しい声が私を呼んでいるのに気が付いた。起きてナイフをとり、戸口に行ったとき、
 その声は私に起きてくれるように哀願し、「おお、世界が火事になった」といってるのが聞こえた。

 私はドアを開けた。私をアッといわせたのは、目の前に繰り広げられていた景色のものすごさか、
 それともニグロ達の悲しみきわまる叫び声か、そのどちらであったろうか。
 100人超えるニグロ達は、地面に身を投げ出していた。あるものは泣き声もあげず、
 あるものは骨を切られるような叫び声をあげつつーー。
 彼は両手を上に上げ、「この世と我らをすくいたまえ」と神に祈っていた。
 目の前の景色はまたとなく恐ろしいものであった。
 どんな土砂降りでも、このときの星の流れにはかなわないであろう。
 流れ星は東に西に、南に北に、どちらを向いても同じようにすさまじく流れていたのである。』


1833年以降はこんなすばらしい流星群は見られてません。


1833年に、タイムスリップできたらこのすばらしい体験をできるのに・・・
そんなことを考えながら、言葉を打ち込んでました。
そして、そんなすばらしい流星群に出会いたいとも思いました。
獅子座流星群は、それほど魅力のあるものだと思いませんか?
2年間獅子座流星群を楽しみに過ごしてきて、見に行って、
今年もまた見に行こうと心に誓いながら・・・
1833年のような流星群に出会えることを夢みよう・・・・・