
2000年12月10日(日)
生徒に原爆ドームを見せたいという思いで、修学旅行はちょっと無理をして広島まで足を伸ばした。毎年テレビに映る風景ではあるけれど、直接みることは全然違うことである。記念館に展示してあるいくつかのものは、政治経済の資料集にも載っていて授業でもみてきたもの。それでも、その場で見ることは違うようだ。
爆心地に近いから、衝撃波が真上から襲ったために、ある程度原型をとどめているのだろうか。衝撃波が来る前の熱線だけで、ドームの天井が溶けてしまって、次に来る衝撃波が素通りしたためにドームの骨組みは残っている・・・と、何かに書いてあった。
平和記念公園の中を見学する。旅行前に学校でみんなで折った千羽鶴をささげたりしながら。ばかにはしゃぐ生徒がでないかとちょっと心配していたが、みんな真剣に見てくれていた。
展示を見学する時間は十分にとってあるのだが、生徒たちが走るように通りすぎてしまうと悲しいなと、心配していたが、はじめの展示から、ひとつひとつきちんと説明を読んでくれていて感動した。ボランティアの説明に聞き入る生徒たちの表情をみていると、涙が込み上げてきた。私の授業もこんなにまじめに聞いてくれるとうれしいな。
100年は草木も生えないといわれながら、こうやって、緑が茂り、広島の街も大きく繁栄している。
この日は天気も良く、公園の中で日向ぼっこしながら弁当を食べて、午後からの被爆者の体験談を聞くことになる。
それでも人類は破滅への道を歩いているのかもしれない。