ラジオ展示室「未整備ジャンク品2」

未整備品、その2ページ目。
 


【J11】松下無線(National ・現:松下電器産業) 國民3號型 1940年(昭和15年)

 
使用真空管:57,57,56,12A,12F
 
受信周波数:550-1500KC
 
定価:不明






松下無線の國民3號型。高周波1段、低周波2段の中級品。欠品なし。残っていた真空管は何故か57,57A,56,12B,12F、製流管が2本有り、出力管が紛失しています。さすがに12Bでは音が出ません。12Aと差し間違えたのでしょうか。
 


 
【J12】松下無線(National ・現:松下電器産業) 國民4號型 1940年(昭和15年)
 
使用真空管:57,58,47B,12F
 
受信周波数:550-1500KC
 
定価:不明






松下無線の國民4號型。高周波増幅付4球式ですが、マグネチックスピーカー付きのため廉価品です。欠品は無く、残っていた真空管はオリジナル。47Bも生きていました。
 


【J13】松下無線(National ・現:松下電器産業) 國民5號型 1940年(昭和15年)

 
使用真空管:57,58,47B,12F
 
受信周波数:550-1500KC
 
定価:不明






松下無線の國民5號型。國民4號型のスピーカーをダイナミック型に変更した物。つまみ3個欠品、スピーカー欠品(オリジナルで無い物が付いている)。つまみと松下無線のフィールドスピーカーD-50型が必要ですが、いずれも確保できました。
 


【J14】松下無線(National ・現:松下電器産業) 國民6號型 1940年(昭和15年)

 
使用真空管:58,58,57,2A5,80
 
受信周波数:550-1500KC
 
定価:不明






松下無線の國民6號型。高周波2段増幅の遠距離用でダイナミックスピーカー付きの高級機種です。目盛板には当時のコールサインが印刷されており、JODK(朝鮮)、MTBY(満州)、JFAK(台湾)等外地のコールサインが見えますが、この性能で実際に受信できたかは不明です。欠品なし。
 
 

 
【J15】松下無線(National ・現:松下電器産業) 國民12號型 1941年(昭和16年)
 
使用真空管:57,56,12A,12F
 
受信周波数:550-1500KC
 
定価:不明






松下無線の國民12號型。4球式ですが高周波増幅付きではなく、再生検波低周波2段増幅。太平洋戦争開戦に伴い、一段と省資源化。昭和15年までのラジオに比べると大変貧弱です。状態は良く、欠品無し。
 


【J16】松下無線(National ・現:松下電器産業) 6S-10型 1938年(昭和13年)

 
使用真空管:58,2A7,58,2A6,2A5,80
 
受信周波数:550-1500KC
 
定価:165円00銭(発売当時)






松下無線の高周波増幅付きスーパーヘテロダイン受信機、松下のスーパーとしては2号機に当たる。当時の最高級品で一般の人に買える価格ではありません。普通のラジオの5倍の値段です。実は写真は2台写っており、外観写真は外観が良く中身が良くない物。内部写真は外観の状態が悪いが、回路が保存されている物です。他に程度が外観、中身ともに中程度の物が1台有り、それら3台から2台を作る予定。このラジオは松下電器歴史館に展示されています。
 
 

 
【J17】日本ビクター蓄音機(RCA/Victor ・現:日本ビクター) R-122型 1938年(昭和13年)
 
使用真空管:58,2A7,58,2A6,2A5,80
 
受信周波数:550-1500KC
 
定価:不明




 

日本ビクターの高周波増幅付きスーパーヘテロダイン受信機、最高級品。製造は日本だが、当時RCAから技術供与を受けていたのか、目盛板にはRCA/victor、日本ビクター蓄音機と書いて有り、連名になっています。つまみ1個欠品ですが、当時のビクターのつまみはほとんど同じ物が使われているため、同一のつまみは手持ちがあります。状態は良くないが修復可能、ただし時間はかかりそうです。


 

 
【J18】大洋無線(ELMAN ・存続会社無し) スーパーELMAN R-88型 1939年(昭和14年)
 
使用真空管:2A7,58,57,47B,12F
 
受信周波数:550-1500KC
 
卸価:68円50銭(発売当時)




 

大洋無線のスーパーヘテロダイン、前の2台に比べると多少安価だが、それでも相当の高級品でしょう。補修痕があり最近まで動作していたようですが、上手く修理できていないのか今は動作しません。つまみ1個欠品、スピーカーは最近の物に交換されています。フィールドスピーカーと入れ替えて組み立て直す必要がありそうです。IFTはアルミで四角型ですが当時の物です。IF=235KHz、高周波増幅なし、IF増幅付きの標準構成です。


 

 
【J19】日本ラジオ工業(PEARL/JRC・現:日本無線) R-106 1949年(昭和24年)
 
使用真空管:76,6WC5,6D6,6D6,6ZDH3A,42,80
 
受信周波数:550-1500KC(MW)/3-8,8-22MC(SW)


定価:不明




 

日本無線のラジオ、戦後の物ですが標準的な5球スーパーの回路が確立する前の物で、回路がかなり変則的です。76で発振、6WC5で混合、6D6でIF2段増幅。発振管を別に持つのは6A7を使った短波ラジオの名残です。IF=463KHz、状態は並、欠品なし。


 

 
【J20】東京芝浦電気(TOSHIBA/マツダ・現:東芝) 623A型 1953年(昭和28年)
 
使用真空管:6SA7GT,6SK7GT,6SQ7GT,6F6GT,5Y3GT,6E5
 
受信周波数:550-1500KC(MW)/6-18MC(SW)
 
定価:32000円






東芝のラジオ、珍しいオールGT管使用、トランス付き。短波帯はバンドスプレッドで使いやすそうですが、高周波増幅が無いのが残念です。欠品無し、年代の割に状態は悪く、つまみ部分は木の張り替えが必要です。

 

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