ラジオ展示室「未整備ジャンク品4」

 

未整備品、その4ページ目。未整備品がたまるばかり・・・たまには自分のラジオも整備しないとまずいと思う今日この頃・・・。
 


【J31】タイガー電機(CONCERTONE・存続会社無し) 放送局第百二十三號受信機 1941年(昭和16年)

 
使用真空管:12YV1,12YR1,12ZP1,24ZK2,B37
 
受信周波数:550-1500KC
 
定価:不明

 



 

タイガー電機の放送局第百二十三號受信機。昭和16年製造で、この機種としては初期の製品です。後に廃止されたコイルケースも付いており、割と豪華な作りになっている。裏蓋には最初の持ち主の名が書かれていました。最初の持ち主は「四ケ村大字庄 白川*信 様」状態も良く欠品なし。
 


【J32】日本電気(NEC) RA-300型 1949年頃(昭和24年頃)

 
使用真空管:6WC5,6D6,6D6,6ZDH3A,42,80
 
受信周波数:525-1605KC(MW)/6-18MC(SW)

定価:不明

 


 

日本電気が終戦直後に作ったラジオ。逓信省形式試験合格第124号。これも残存数が少なく珍しい。RA-111Aと共に数機種のみ作られ、その後、日本電気はラジオを製造しませんでした。回路はかなり標準的になりましたが、高周波増幅なし、中間周波数2段増幅のやや変則的な構成です。状態は非常に良く、多少の手入れもされてアンテナ線も準備されていましたが、やはりこのままでは動作は無理でした。欠品なし。この機種に関する資料はラジオ温故知新にあります。

 

 
【J33】松下電器製作所(National ・現:松下電器産業) R-42型 1932年(昭和7年)
 
使用真空管:227,226B,112A,112B
 
受信周波数:550-1500KC
 
定価:不明

 



 

松下電器製作所のR-42型。ナショナルの数少ない美しい丸屋根のラジオ。やや屋根が尖りすぎている気がしますが、好みが分かれるところです。真空管はオール三極管構成ですが、全てST管56,26B,12A,12Fに交換されていました。この頃のラジオでナス管がそのまま付いている事はほとんど無いようです。回路は1:3の段間トランスが使われ、断線したらしく、なんとシャーシに外付けでトランスが転がっています。たた、外されて外観が変わるよりは修理しやすくて良いと思われます。残念なことに裏蓋は欠品です。


 

 
【J34】日本ビクター蓄音機(Victor ・現:日本ビクター) 6R-75型 1940年頃(昭和15年)
 
使用真空管:58,2A7,57,2A6,2A5,80
 
受信周波数:550-1500KC
 
定価:207円00銭(発売当時)

 



 

日本ビクター蓄音機のスーパーヘテロダイン受信機。高周波増幅付きの最高級品。売る気があるのでしょうか・・・価格が高すぎます。キャビネット、シャーシ共にオリジナルで状態は非常によいが、残念つまみが1個欠品。IFは175KHzと推定され、修理しても良い音は出ないと思われます。

 


 
【J35】東京芝浦電気(TOSHIBA・現:東芝) 515A型 1953年頃(昭和28年頃)
 
使用真空管:6WC5,6D6,6ZDH3A,6ZP1,12F
 
受信周波数:525-1605KC
 
定価:不明

 





東芝の何の変哲もない5球スーパー。マジックアイすら無い。このラジオ、デザインも回路も修理済みの612A型にそっくりだったので購入してみました。スピーカーもパーマネントで切れる心配なし、高い6E5も暗くなる心配なし。修理して普段使うには良いラジオかも知れません。欠品無く、状態は良好。
 
 


 
【J36】松下電器産業(National) 8A-2型 1949年(昭和24年)
 
使用真空管:6D6,6WC5,6D6,6D6,6C6,6ZDH3A,42,80
 
受信周波数:550-1500KC(MW)/3-8,8-22MC(SW)
 
定価:不明

 



 

松下電器の超高級スーパーヘテロダイン受信機。終戦直後8A-1から3年たった昭和24年の製品で、逓信省形式試験合格第174号。非常に大きなシャーシに高周波1段、中間周波数増幅2段という贅を尽くした回路が組まれています。さらにAVC用と称して6C6を投入、通常の6ZDH3Aから6D6へのAVCに何か工夫がされている模様。状態は良く欠品なし。


 

 
【J37】松下電器産業(National) AS-400型 1953年頃(昭和28年頃)
 
使用真空管:6WC5,6D6,6ZDH3A,42,80BK
 
受信周波数:535-1605KC(MW)/2.5-7.8,7.5-22MC(SW)
 
定価:不明

 


 

松下電器のAS-400型。3バンドのオールウェーブであるが、回路としては標準的な物。木を曲げて作ったキャビネットが珍しい。製造からほぼ60年経過し、剥がれ始めているが今なら簡単に補修出来ます。つまみが欠品でしたが長野の鈴木様からお譲り頂きました。


 

 
【J38】松下電器産業(National) PS-53型 1953年頃(昭和28年頃)
 
使用真空管:12SA7GT/M,12SK7GT/M,12SQ7GT/M,35L6GT,35Z5GT
 
受信周波数:535-1605KC
 
定価:不明

 


 

珍しい松下電器のGT管ラジオ。すでに修理済みのPS-54からバーアンテナを外し、デザインを若干変更した程度で大きな違いはありません。残念ながらつまみが2個とも欠品。オークションで落札した際は大丈夫だったのだが、発送の際に裏蓋を綺麗にするためと、クリアラッカーをかけられてしまいました。時にはこんな予想されない事態が発生する事もあります。(その後、本機は売却しました。)


 
 

 
【J39】沖電氣(OKI・現:沖電気) 5S-3型 1949年(昭和24年)
 
使用真空管:6WC5.6C6.6ZDH3A.6ZP1,12F
 
受信周波数:550-1500KC
 
定価:不明

 
 
 



 

めずらしい沖電気のラジオ。終戦直後はこんなものも作っていたようです。変わっているのは6C6でIF増幅をしている事です。一般にシャープカットオフ管でIF増幅を行うと強電界地域で歪みを生じますが、回路図もシャーシの刻印も6C6になっているので、改造されたわけではなさそうです。スピーカーは帝国通信工業(NOBLE)製。これも3台とも同じですから、当時は沖電気がスピーカーを買い入れていたと見ました。このラジオはつまみが1個欠品、白いつまみはオリジナルではありません。同型を3台確保しているため、2台はオリジナルに修復可能。できれば早めにチャレンジしたい。
 
 


 
【J40】松下電器産業(National) AS-500型 1951年頃(昭和26年頃)
 
使用真空管:6SK7GT,6SA7GT,6SK7GT,6SK7GT,6SQ7GT,6V6GT,5Y3GT,6G5
 
受信周波数:535-1605KC(MW)/1.5-4.0,4.0-10,10-22MC(SW)
 
定価:不明
 
 


松下電器の超高級オールウェーブスーパー。高周波増幅1段、IF増幅2段、高周波特性を重視したオールGT管使用、IFT3本で選択度も抜群、大きな電解コンデンサも4本投入しています。かなり贅沢な設計になっていますが、売れたのでしょうか。私が持っているラジオの中ではおそらく最も重くて大きい1台。残念ながら前面の木が剥がれている。これは貼って補修するしかありません。つまみは白い方の3個が不正規で1個がオリジナルと見られます。他に欠品なし。回路部分は程度良好。
 
 




 

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