「ハンダの煙り」
*** 自作真空管ラジオの紹介 ***
 このページでは「自作の真空管ラジオ」を順次ご紹介したいと思います。
不定期ですが、出来るだけシンプルで作りやすい、自作の参考になるような
回路を製作して行きたいと思っています。
自作ラジオの楽しさはいろいろありますが、わたしは「受信の瞬間」が一番
です。登山で言えばピークに立った時の気分でしょうか。

パーツ1個では何もしてくれませんが、組上げると見事に「ラジオ」として
末永く働いてくれます。
さあ、オリジナルの真空管ラジオを作って受信してみましょう。
★★★★ 1号・・・「並三ラジオ(mT管)」の紹介 ★★★★
ラジオ名 並三ラジオ(mT管)
受信範囲 AM (600〜1600kHz)
使用真空管 6BD6、6AR5、5MK9
使用コイル トリオ並四コイル
外箱 オリジナル
〜〜 真空管ラジオ自作の楽しみ 〜〜

1.オリジナルな真空管ラジオを作ることができる。
2.パーツを集め、自分で選択・選定できる。
3.自分の目標・目的に合った設計ができる。
4.ラジオからオーディオまで自作の幅を広げることができる。
5.電気の基礎知識が習得できる。

他にもそれぞれの楽しみ方があると思います。いろんな楽しみを見つけましょう。

私の場合の「自作ラジオの目標」は、
1.外箱に剛性があり、実用上簡単に壊れないこと。
2.修理、パーツの交換が楽に行える構造であること。
3.出来るだけシンプルな回路設計であること。
4.オリジナルのデザインであること。
などです。これらの理想と現実(パーツ、材料費用)の狭間であれこれ考えている時も
楽しいと思います。
[構想]
出来るだけお金をかけないで作る。つまり、家にあるジャンクパーツを可能な限り使用する。
クラシックなイメージの外箱で作りやすい回路と思い、「並三真空管ラジオ」としました。
ST管でなくmT管を使用したのはST管をオシャカにすると勿体ないので、何台か作って
慣れてからにしようと思ったからです。
[パーツ選定]
外箱は壊れたカラーボックスの棚板を使用した。
新品パーツは並四コイル(1957年製)、出力トランス、コンデンサ、配線コードとシャーシくらいで
ほとんどは中古(ジャンク)品です。
[回路図]
標準的な並三ラジオ(mT管)を参考に製作回路図が実際の回路となっています。
** パーツの収集 **
単バリコンはツマミが短かったので、ボルトを切って溶接した。
** シャーシ穴あけ **
シャーシが小さめで出力トランスがパワートランスのとなりになってしまい、シールド板を立てた。
写真はパーツの仮組込したもの。
** 配線 **
アースライン、ヒータ、AC、+Bよりはじめ、最後にアンテナコイル周りを配線。ラグ板を使用しパーツ交換を簡単にしました。
ただし、CRパーツの向き、並びを決めるのは要検討です。(配線コードを最短にするため)
** 各部電圧、波形テスト **
配線チェックを念入りに行って、いよいよテストです。
右のオシロ写真は初段プレートの受信波形です。
(オシロスコープ:菊水・真空管式 model539)
** 外枠への組付け **
フロントパネル取付パーツ配線の長さ調整とシャーシの底板へのネジ留め。
右のオシロ写真は整流波形のチェックです。
** 天板の取付け **
左端面で開くように蝶番で止めた
最後に、ペイントして少しつやを出した。
** 単線アンテナ調整 **
30cm、1m、3mで受信感度がどのように変わるか確認した。
30cm・・・音量が弱くてダメでした。
1m ・・・聞きやすい音量でした。
3m ・・・音量が大き過ぎでした。
(NHK1、2、民放ラジオ福島での受信音量)